ねぇ例えばこの身が灰に成ったとして…
貴女は泣いてくれるだろうか?
夕暮れにはいつも私の顔を思い出してくれるだろうか?
そんな事望まない。
ねぇ例えばこの身が貴女さえも見れなくなったな ...
こうして眠っている私の
枕の下の手紙
差し出し人にも宛名にも
心当たりはない
君が唱えた夢のような言葉を
僕は未だに捉えきれないでいる
指先から滴る紅を
君は汚いと笑った
「あなたにはもう微笑まないわ」と
俯きながら君は呟いたけれど
君が一度だって微笑んでくれた ...
よく、晴れた日のこと
傘をさかさまに持ち、振り歩くひとがいた
何をなさっているのですか、と尋ねると
彼は
「ここに太陽を閉じ込めようとしているのだよ」
そう言って
ぱちり、と傘を綺 ...
俺は死んでしまったのだ
死者の言葉は生者には届かない
世界が違うから
世界は平行に広がっていて
二つの世界は交わることはない
俺が何を言っても彼らは答えない
そうここには ...
風の止まった六月の午前
そよとも動かない樹々の枝たち
四方に延びていく電線も
雨の降らないくもり空も
何も動かない風景のなかを
ラジオの歌だけを鳴らしながら
ぼくは車を走らせていく
...
ノックをしても返事は帰ってこない
薄暗い井戸に落ちていくのは
諦めた人達
安心したくていつも命綱を
硬く身に付けていた
辛うじて意識があるうちに
君に会いに行こうと ...
骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで
湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ...
欠け落ちた
びー玉の破片
転々として
とおくとおくへ行ってしまった
昔は
赤く発光していた
生と死を近付けることで、より明るく熱く発光していた
放っておくと
欠けた部分は自然再 ...
浜辺で
ざぶん という波音の方が
波より先に砂を砕いている
気がした
おしてはよせて
消える波
消えても消えても
繰り返し押し寄せる波
プチプチと砂 ...
はしゃいだ頃を思い出しながら
あなたは静かに浜辺を歩く
海と陸の境目を
なめらかな曲線にしてゆく足跡
ふと立ち止まって拾い上げた貝殻に
ひとすくいの海水を満たして
あなたはそれ ...
卒業しよう、明日、日が差して。
私は鳥みたいに こんな小さな籠じゃ いや
卒業しよう、明日、1秒。
おてんと様 私は 貴方になりたい
泣かない笑う泣かない泣かない
...
新聞の一面広告の通販に500色の色鉛筆があった
1ヶ月に25本ずつが20ヶ月送られて来るのだそうだ
500色の色鉛筆なんて必要ないとも思えるし
500色の色の違いを見てみたい気もする
20ヶ月 ...
ベランダの網戸に
小さな蜘蛛が一匹、しがみついている
風のごうごう吹く真夜中だから
足をちぎれそうにのばして
蜘蛛なんて見るのも嫌なのに
ひどいすきま風に顔をしかめながら
なぜか私は
...
ナゼ?
眠りから覚め
あ もうこんな時間
でも、用事がないと
もっと寝ていたいと思う
実際 寝てしまう
起きている時は
アレもしたい、コレもしたいと
思っていたのに
...
わたし
脳が絶え間なく
考え続けてる
こころがたゆまず
感じ続けてる
止めるすべはない
青空
雲がゆるやかに
ゆるやかに
風に流されてゆく
風
だから、
次 ...
考えてみれば終点の西高島平は
笹目橋のたもとにあるような駅で
我が家から結構近いところを走っている
はずなのだが印象が薄い
開業当時の電車はもう引退して
地方鉄道で第二の人生を送って ...
雪解け水が湧く頃に
キツネの蕎麦菜を食べに行きます
湿原は今日もしとってて
湿原は今日も青い空
キツネの蕎麦菜をからりと揚げて
天ぷら蕎麦をばいただきましょう
店の名前は玉藻亭 ...
駅蕎麦屋さんには
「出汁ロボ」という機械があって
そばつゆボタンと
うどんつゆボタンと
ラーメンスープボタン
それぞれを押せばそれぞれが出てくる
現代詩や、ポエムや、ネット詩も
そん ...
朝起きると雨が降ってたんだ。
休みの日に雨が降っていると僕はすげー落ち着いた気持ちになれるんだ。
でもその日はダメだった。なんだか頭が痛かった。
そうだ、すげー憂鬱な夢を見たんだ。きっとそのせい ...
さといもの葉の上を
するんするんと滑ります
あ、
(あ、)
水滴、すいてき、てきてきてき、
曇り空の弱いひかりに
あなたの瞳はうるんできらめく
つかみどころのない
あいのことば
...
立てば屁が座っても屁が夏の月
過去のこと
気にしていたら
未来に進む
時間は
遅くなる
沈んでいた言葉がいま、動き出す
オート構築されてゆく
この手でつくりあげた方程式も
組み替えられていく無情
あたしは頭を抱えているだけ
記憶はつくられた意識の中
あたしらの足 ...
過去は幻想のなか
思い出せるのは夢だけ
今日の日も夢にまみれて
ふれたつもりになって通り過ぎ
明日は確かな手触りをと
中空を両手で掻き回す
夢だけが本当で
夢 ...
競馬をして
金をドブに捨てる
悪銭身につかず
快楽を求める
そして全てを失う
信用も
金も
家も
地道に生きる
幸せ
蟻さんとキリギリス
長寿の秘訣
それは
破れるものではなく
壊れるものでもない
ただ気が付けばここに在り
いつのまにか、育ってる
何者かとも、名乗らずに
名付けることをも許さずに
それは
時間と心を奪われてい ...
高層ビルディング周辺特有の吹き下ろすビル風はオープンテラスの流行るカフェテリアをもろともせず、容赦なく殺伐なる様式美を叩き付けた
無感情のリズムは鹿威しの清廉さに似たサイクルで取り巻いた静謐 ...
人の価値は人それぞれ。
女がいる人間と、お金をそこそこ持っている人間は、互いに嫉妬し合う。
ただ、声に出る嫉妬と内に秘めた嫉妬では、どちらの人間の方が業が深いのだろうか?
答えは、己の心にあ ...
あいつは家出人とはちがう
もともと家なんかないから
今でいうネットカフェ難民よろしく
ドヤからドヤを渡り歩いて
それでおかしくはなかった
いまなら、ホームレスボクサー登場 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
遺書
漣 風華
自由詩
0
09/6/15 2:19
ピロートーク
サトタロ
自由詩
2
09/6/15 2:18
カサブランカ
智鶴
自由詩
1
09/6/15 1:51
陽傘
山中 烏流
自由詩
4*
09/6/15 1:42
生者と死者の平行な世界
新崎
自由詩
4*
09/6/15 1:28
買い出し
kaeru
自由詩
1
09/6/15 1:25
変わっていく
こめ
自由詩
18
09/6/15 0:54
残照
たりぽん(大...
自由詩
13
09/6/15 0:42
麻痺
高橋魚
自由詩
1
09/6/15 0:41
命
唖草吃音
自由詩
5
09/6/15 0:13
「貝殻一枚分の海」
ベンジャミン
自由詩
4*
09/6/14 23:23
卒業しよう。
そらの とこ
自由詩
8*
09/6/14 23:23
500色の色鉛筆
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/6/14 23:04
あれあし
靜ト
自由詩
2*
09/6/14 22:54
不思議
マリエ
自由詩
9*
09/6/14 22:41
半分
風音
携帯写真+...
4
09/6/14 22:23
三田線
kauzak
自由詩
8*
09/6/14 22:01
砂漠の中の砂時計/キツネの蕎麦菜
海里
自由詩
2
09/6/14 21:08
色鉛筆のためのパレット/駄詩出しロボット
〃
自由詩
2
09/6/14 21:08
朝起きると雨が降ってたんだ
不可思議/w...
自由詩
4
09/6/14 20:54
さといもの葉の上を
ことこ
自由詩
6*
09/6/14 20:47
夏の月
A-29
俳句
1*
09/6/14 20:19
過去
夏川ゆう
自由詩
3
09/6/14 19:10
、何度でも
百瀬朝子
自由詩
5*
09/6/14 19:05
Re^ve
Piroue...
自由詩
1
09/6/14 17:14
ホルスト
ペポパンプ
自由詩
8*
09/6/14 17:06
たからもの。
megie
自由詩
1
09/6/14 16:49
「ビル風の残渣が遺していったもの」
Leaf
自由詩
2*
09/6/14 15:20
価値
Tama
自由詩
0
09/6/14 13:55
あした、という思想
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/6/14 13:07
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
4468
4469
4470
4471
4472
4473
4474
5.38sec.