わたしは布団の中で
息を飲んだ
なすすべもなく
血が流れるであろう
人が生まれるであろう
そこから
わたしはやって来た
なにひとつ持たず
生まれたままの姿で
わたしは布団 ...
詩は
誰にでも届かないところで
誰にでも触れられない距離で
詩は やわらかい
詩は 傷ついている
詩は
誰にでもからだをゆだねて
詩は おとなしく それでも ...
ありがとう
そして
ごめんなさい
だけど
あいしてる
でも
わからない
なのに
とまらない
じゃなくて
とまれない
だから
ごめ ...
人生の軽さを言いながら人生の重みを感じさ
せる。
そんな境地に僕もいつか辿り着けるの
だろうか。
ノイズとスクラッチとギターとピ
アノと正弦波とドラムとベースとライムのよ
...
すごいすごい楽しい時には
この楽しさを君に報告しよう。
すごいすごい嬉しい時にも
この嬉しさを君に報告しよう。
君の昔を超えたいと、くだらん男ながら僕は生きています。
君の笑顔それだ ...
六月の招待状にマルをつけ刈られて強く匂いたつ緑
噛みついた腕から甘い草いきれ雨も恵みにちがいなかった
二人だけの秘密だよってからまった翌朝 夏草ぐんぐん伸びる
...
切り取り 貼り付け 繫がれと
千切れた夢 崩れた家 祈る
記憶は過去の籠へ
追いやられ
鎖と為って 枷と為って 糧と為る
願うだけの昨日 私だってと
屈折した感情 ...
君の声眠りに落ちる瞬間の最後の時まで聞いていたくて
聞こえない・・・こんなに静かな春の夜アナタはどこにいるのでしょうか??
手で耳を覆って波に抱かれてるゆらゆらゆれて眠りに ...
いつだって窓は
逆光に黒いコンクリートを四角くくり抜いて
冷たさと
まだ見ぬ町と
まだ起こらない出来事と
未だ語られない言葉と
遠い町の中を走り抜ける音で彩色された
真っ青な空を映してい ...
考えないようにして暮らしてる
考えても仕方がないこと
たとえばあなたのこと
もう
考えてもしかたない
あの頃には
二度と戻れないから
そんなこと
もちろんわかってるよ
い ...
ある日、意表をつくように
(体の透けた人)は
微かな足音も立てずに
この胸の扉の鍵を開けて
足を踏み入れて来るだろう
私は三十三年の間
世に産声を上げた
あの日から ...
一人の人間の内の
最も奥深い処に
遥かな昔
全ての大事な人が流された
あの大洪水の悲劇がある
全てが流れ去った
広い空の下の荒地に
たった一人取り遺された
遠いあの ...
ここから遠い世界の果てまでゆけば
太陽に触れることができる
子供の頃、そう信じていた
でも、何故か僕は
朝陽が昇る東ではなく
夕陽の沈む西ばかり見ていた
この世の果てに想いを馳せて ...
蠱毒の蠢きを
舌の先で舐めながら
に、いち、にの
拍子で噛みちぎる
春の息吹
散らかした喰いかすは
この世の
死体めいている
目を開けぬ ...
云うに事欠いて
波動と粒子の二重性についてとか
矛盾許容論理についてとか
それぞれの箱庭に追想を重ね
非現実との狭間に浮遊する彷徨ひ人を羨む
磨り硝子に映り込むこともなく ...
アスファルトは不意に
思いつめたように体を丸めた
巻かれてゆく坂道
自ら傾斜に耐えられず
すまなかったね、と仕事を終える
かつて裏切った砂利道が
傍から後ろから現れ
雑草を添えて ...
彩を振る
ソメイヨシノに
母なる地
早咲き早散り
気付く儚さ
朧雲
袂見つめる
我を越え
軌跡霞みて
空に暮れ染む ...
ひざ小僧
どこの小僧か知らないけれど
みんなが知ってるひざ小僧
スカートの下でかくれんぼしてる
いやらしいなぁ
だけどね
転んだときに一番傷つく
ひざ小僧
私を助けてくれるから
...
見分けのつかない昨日と今日の間に
安物の叫びをはさんで
思いっきり口に押し込むのが
朝の儀式
律義なレタスと陽気なマスタードの間に
上品に叫びをはさんで
耳まで残さずに食べるのが
...
苦しみに浮かぶ廃油のように滲むなないろ
浄化槽には沈殿した感情が泥濁の坩堝となり
清心の河川には支流があり
浄化されたなら
生まれた海へと還って往く
それが熾烈を極めた後の成り行きな ...
ぐるぐる回る寿司たちを眺めて思う
こいつらは俺たちと一緒だ
見た目はさまざまだが ネタを取ってみればみんな同じだ
シャリにわさびが乗っかっている みんな同じだ
ぐるぐる回る黄緑のライン つまり ...
そこは暖かく
傍に居るだけで
漂流する
大切に、大切に育てた蒼いサボテンの蕾みをも
丸く優しく
包み込む
無数の光の交叉
一滴一滴の
重さすら
浸透することなく
ほ ...
かぜさん飛びます
ヒュー ヒュー ヒュー
落ちばが散ります
くる くる くる
かわいいあの子が笑います
そっと 可笑しく 楽しげに
空いたベンチにそっと座り
あちら こちらで 目を きょ ...
僕がすう、と
酸素を吸う、と
少し薄くなった空気は
首を傾げているような
色なんて無いなんて
どなたが云ったか解らないが
ずいぶん怪しからんことを
思うものだな
はじめからドレ ...
蒼空は何処までも蒼く
見ていると吸い込まれそうなまでに蒼く
そして
手を伸ばせば届きそうに思えてくる
けれど実際は
手なんか伸ばしても
あの蒼空には届かなくて
ふと 我に返る
...
旦那がトラクターで田んぼを掘るというので
いつもは義父がおもにやっているわけで
田んぼの段差や道々のカーブなど
あぶないんじゃないかと思い 付き添い
一緒に行って 掘った後にでてきた
石を拾 ...
強くなってきた日差しの下
春の病の下
方程式を何度も繰り返し解きながら
来ぬ便りばかり気にしながら
瞼の裏の宇宙で探し物をしながら
深夜の隅っこを探して
旅をしている・。
...
「アーモンドチョコだ」
バスの中で友は言った
さっきから僕たちの後ろの席から聞こえている、ごろごろ・・
という音が何なのか
そのことを聞いたからだ
後ろを覗くと確かに
アーモンドチ ...
30、29、28、息を切らした
駆け巡るは時か我か
さらにスピード、増して
25、24、23、諦めている
絵札無きポーカーだね
有り金出しても逃げ出す
それは美談さ、我が身振り切り ...
各々に謂れのありてうつくしき澄める大和の数多なる山
新田と名ある景色の一つなる池の面のしろき小波
絵は如何に上手に描くとするにしも神のみ手にはいや及ばざる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歴史
小川 葉
自由詩
1
09/5/6 2:21
遠ざかる5月の輪郭
うめぜき
自由詩
6*
09/5/6 1:54
こいのおわりに
なづ
自由詩
1
09/5/6 1:43
越境する音楽
kauzak
自由詩
10*
09/5/6 1:36
君がいる日々、プラス4
アカギ
自由詩
0
09/5/6 1:21
セクレット
石畑由紀子
短歌
9*
09/5/6 0:44
どこまでが個性として
AKiHiC...
自由詩
0
09/5/6 0:16
子守唄
ユメサキハル
短歌
0
09/5/6 0:07
そのころ、それを聴いた僕たちは
水町綜助
自由詩
8
09/5/5 23:27
徘徊
チアーヌ
自由詩
3
09/5/5 23:22
両手ノ像
服部 剛
自由詩
3
09/5/5 23:17
「 遥かな国 」
〃
自由詩
4
09/5/5 22:51
地平線の向こうを追いかけるキリンよりも
皆月 零胤
自由詩
2
09/5/5 22:03
死の花・言説アドレサンス
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
09/5/5 21:30
『疎マシクモシラバックレル日常ノ窓枠』
Leaf
自由詩
0*
09/5/5 20:44
退陣式
木葉 揺
自由詩
3*
09/5/5 20:23
春らしさとは?爛漫らしさとは?
Leaf
短歌
0*
09/5/5 19:30
ひざ小僧の唄
ルナ
自由詩
8*
09/5/5 19:28
叫び
nonya
自由詩
11*
09/5/5 19:06
『廃油 is myself.』
Leaf
自由詩
0
09/5/5 19:01
怒りの回転寿司
新守山ダダマ
自由詩
4
09/5/5 18:59
ORANGEの交叉
Leaf
自由詩
0
09/5/5 18:52
公園
帯貝似白
自由詩
1*
09/5/5 18:21
ハイ・ストーリー
くろね
自由詩
1*
09/5/5 18:17
蒼空
夜桜華月
自由詩
1
09/5/5 17:46
反省詩
砂木
自由詩
5+*
09/5/5 17:09
あの人
蝶澤
自由詩
2*
09/5/5 16:52
疑り深かった僕が、骨だけでもって恐竜を信じた理由
ひとなつ
自由詩
4*
09/5/5 16:11
カウントダウン
邦秋
自由詩
3*
09/5/5 16:04
大和景色
生田 稔
短歌
1*
09/5/5 15:58
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
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4457
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4460
4461
9.08sec.