庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている
そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ...
手をはなした風船は
青ざめた空にすいよせられた
耳鳴りに足をとられて
ずっと逆立ちしたままだったと
朝顔のつぼみが綻びて気がつく
汗をかいたグラスがそっと
海辺の風をつれて ...
舌の上でざらついたようかんの甘さは
窓辺でゆれる風鈴と似てる
初めて泣きながら目覚めた朝に
やさしい気持ちのありかを知った
あんざんではとても追いつかないくらいの
雨の染みた ...
一種の花を捧ぐなら
全ての色を揃えなさい
一粒の涙を溢すなら
全ての気持ちで染めなさい
一より全
中途半端はいらないの
一つの教えを説くならば
全ての知識を拡げなさい ...
優しさってどれ?
優しくってどう?
優しい私ってどこ?
ずっとわからないまま
目に見えないから不安で
誰かにあげる前に確かめたいのに
私には判別できないから
ちらつかせてみたり
...
無垢な便箋を目の前にすると、ドキドキとワクワクが駆け巡って、筆がとんと進まない。
いっそとそれを一頻り堪能していたら、ふと急かされている気がして、目線を少しばかり窓の外に逃がしてみた。
い ...
明るさのなか
で、きみの
目はつぶれて、無化の
朝
今日は日曜
風は吹き晴れわたりたる夏の朝二人で来てみた熊野川べに
夏はきぬさわやかな路伝道の家々を二人してゆけば
疲れては葉桜の木陰に休み友も来りて語りあいたり
昼食のビー ...
あやめ祭りが開催されるという
そんなにあらたまって見に行かなくても
家にある花で充分だというと
それは外の世界を知らないからだと夫が言う
紅葉も 山に暮らして二十年近くになり
台所の窓か ...
木立を駈け抜ける風のように ゆく
雲になった ぬうのへ
いつか また おなじ空の旅で遇いましょう
ながく伸びた端っこが消えて ゆく
大きく手をふったなら 手紙に したため ...
踏み込む勇気、ある?
あの夏
ぼくらは
無邪気だったね
森のなかで
草をかき分けて
誰も来ない場所で
ふたりで息をひそめて
もう
ボクには
登れない
思い出が
蚊のように
つきまとうから
書いてある内容よりも君の手がやさしく見えて繰り返し読む
今日もまたいつものようないちにちが暮れ 書く程の知らせはないよ
「大丈夫。相変わらずで、元気だよ。」きれいな嘘が並ぶ返信
...
誰かが再び逃げては死ぬ真似をするための黄昏だ
昇ってまた焼け落ちるばかりの陽は淫らに中心から裂け
日ごとに爆発を激しくするばかり
親愛なる友人個体群の絶滅は容赦なく海岸まで迫り来て
平穏無事を ...
とりあえずよく笑い、水を飲み、1日3回適度に食べて、たくさん嘘を
吐く。歌を口遊んだり、花を眺めたり、煙草を吸って、夜中に時々ひと
りきり泣いて、ねむる。朝までの空白を夢で埋めてみる。いつもだいた ...
晴れがましい軽快な跳躍で
超えてった
陽は青白かった
追い付けない青の弧影は解けて
夕刻に近づいて
弛く地平線に放たれた
湖畔の涼みが運んだのは
屈んだ足下から這い上がる寂寥 ...
ひとつの卵子に
星屑が飛びちって
僕は生まれた
宇宙の端っこで
ブランコを乗り回し
木星の周りを
飛行船でもうもうと
旅をし
月で出家して
僧になり
蓮の花 ...
すっかりと丸くなった母の背中を押し込んで
いく、とバネのように弾んで台所へと消えて
しまった。庭の隅で父は、苗木のままの紫陽
花を随分と長い時間見つめている。時計の針
はここ数日で速くなった、 ...
{引用=幼稚園に通っていた頃
いつもポケットに手を入れている女の子がいた
僕はそれがどうにも気になって
幼い知恵を引き出して思いついたのが
ジャンケンだった
「ジャンケンしようよ」っ ...
まわるまわる
空間に溶けだすように
しなやかな身体を投げだす
無限ステップはミニマムなリズムに隷属し
時間を引き伸ばそうと
あるいは無化しようとする
そのリズムに身体を預けた君は
...
チューハイと懐中電灯
ガス管をコタツにくくりつけて
壊れかけたデモクラシーと暗い午後に
赤ちゃんが興味しんしん
ハイハイハイハイ
茶色いヒゲの生えた色白の男がそ ...
訪れは始まり
うまくいく段取り
責めず憎まず
調子よく
いつかは早い方がいい
悲しまず振り返らず
紡げばいい
解決の訪れ
自分が自分であるほどに
前へ進むから
白い ...
追憶が虹を
否、追憶は虹/そのものだ
/追いかけても辿りつけない
否、それは俺/そのものだ
きのう死んだ俺は
きのう生まれた
正体はどこにある
追憶が虹を
否、追憶は虹/そ ...
鳥は
空を飛べるのに
なぜ鳴いているのか
あんなに苦しそうに
だれかを追いかけていて
だれかに追われていて
鳴いているのか 鳥よ
わたしだって同じ
こんなにも求めている
それ ...
あの華に棘があるのは
私の手を赤くするため
いっそのこと、握り締めてしまえば
淡い心地を棄てられると
私に語ってくれないか
真実を述べることで報われるのは
私でないことは確かでしょ ...
目をつぶって、崩れる
その暗い暗い そこに
不規則な時計の針の音がして
落ち着かない夜
いつまでも一定になる事の無い、秒針
カチ カチ カチカチカチ
カチ カチカチ ...
夜が落ち
夜に鳴る
風の無い 夜の明るさ
羽 葉 紙 綿
重なりと水
空へほどけ 沈む光
緑降る日
誰もいない日
青の足跡
水へつづく坂
...
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった
君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ...
皆さんは自分が生きているのは自分の意思で生きていると思っているでしょうか?
実は我々は自分の意思で生きているのではないのです。
その証拠にあなたは自分の意思で心臓を止められますか?
食物を食べた ...
そこに すっくと 立っている
ばらけた もくへん
積み上げてみたり 繋げてみたり
ふたたびの
夢を はぐしてる
泳げる海が見つからないから
青い水彩で画用紙を染めた
小さな 赤い魚
たくさん描いても
ひとりはさみしい
泣いたら 海になって泡になって
青に溶けて消えてしまうの
赤い魚も 白いクラ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アゲハチョウの夢
あ。
自由詩
11*
09/7/4 23:52
青い目覚め
ことこ
自由詩
2*
09/7/4 23:51
やさしい気持ち
〃
自由詩
2*
09/7/4 23:50
反音
みっきゅん
自由詩
2
09/7/4 23:39
優しさの姿
〃
自由詩
2
09/7/4 23:38
手我身
〃
自由詩
1
09/7/4 23:37
_
こもん
自由詩
4
09/7/4 23:33
今日は日曜
生田 稔
短歌
0*
09/7/4 22:19
ザ・ブーンンンンンあい
砂木
自由詩
7*
09/7/4 21:52
更紗雲
ひより
自由詩
4*
09/7/4 21:30
過去へと続く
風音
携帯写真+...
2
09/7/4 21:12
返信
亀井 花名
短歌
2
09/7/4 20:59
オーバーヘッド-ステアリングの最低全力逃走【純色青色Esca ...
北街かな
自由詩
2+*
09/7/4 20:18
返信
亀井 花名
自由詩
3
09/7/4 20:17
「陽は青白かった」
Leaf
自由詩
1*
09/7/4 20:02
平成アバンギャルド
みぞるる
自由詩
4
09/7/4 19:56
染色
霜天
自由詩
6
09/7/4 18:27
「たりない」
ベンジャミン
自由詩
9*
09/7/4 16:02
フラップダンス
kauzak
自由詩
4*
09/7/4 15:56
赤ちゃんブラウザ
tutty
自由詩
0
09/7/4 14:55
白い明日
木葉 揺
自由詩
1*
09/7/4 13:19
追憶
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/7/4 11:38
なき声
歌川 至誠
自由詩
4
09/7/4 11:31
残酷な華
中原 那由多
自由詩
2
09/7/4 11:26
不規則銀河
ふく
自由詩
4
09/7/4 9:56
指とまなざし
木立 悟
自由詩
3
09/7/4 9:43
心
nonya
自由詩
11*
09/7/4 9:41
生かされて生きる
ばんざわ く...
散文(批評...
3*
09/7/4 8:55
もくへん
ひより
自由詩
3*
09/7/4 8:38
海の絵
照留 セレン
自由詩
5*
09/7/4 8:17
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
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4417
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4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
5.08sec.