小学校の卒業式
きっと通じていたであろう君とわたしの恋心
最後のチャンスは別れの寂しさに流されて
想いはそのまま過去の海へ流れていった
中学校の卒業式
月日にさらわれ私の片恋だけが残さ ...
太陽のまばたきのたび
土の上の世界は
うすべにからわかくさいろに
わかくさいろから確かなみどりへ
塗り替えられて
月のためいきのたび
つゆはふくれ
つゆを舐め
くさばなは伸びをして
...
逢いたくて切ない夜を過ごす僕街のネオンが孤独に揺れる
長き影短き影が連なって忘れられない恋を演じる
どうでもいいことばかりに躓きたくなる
そういう趣味ではないのだ
「そんなもんだろう」と飲み込んでみせる
あなたを見ている人が、どれ程いるだろう
疲れ果てて掘った穴よりも空は深いというのに
...
何も残せないと分かっていたとしても
踏み出すべき一歩はあるはずと
遠い雲に問いかけてみる
僕が目指すべき地はまだあるのか
戸惑いながら歩いていく
朝に夕に
呼び掛ける人の声の暖かさ ...
絵の本を使う。
本が勉強になる。
いろいろな人がその街を壊す。
映画館を作る。
いろいろな音楽を作っていく。
映画館にいろいろな人が映画を観に来る。
映画のある道路を歩いて勉強をする。
...
海の匂いがする
わたしが産まれてきた
昔の日のように
テレビの画面には
男のものとも女のものともわからない
軟らかな性器が映し出され
母は台所の方で
ピチャピチャと
夕 ...
実家の外に片付けられていた
三十年近く前 他界した祖母の鉢植えの鉢達
捨てようと思っているが
欲しいか と母に聞かれ
年々 花作りに目覚めていく夫へ
古いものだが 洗って綺麗にすれば
買わ ...
その掌は
緩慢に
闇を
押し拡げる
最後の
夜明けのための
祈り
を捧げる
祭壇には
いつのまにか
わたしがいて
わたしを見ている
疲れた体に
すすむ一杯の酒
もうダメもうダメと言い
漕ぎつけた週末
漏れるのは溜息ばかり
すすむのは医療費のみ
体はもう空中分解寸前
ギシギシ悲鳴を上げる。
来たのは救命技能認 ...
龍のみち
風のかたち
青より高く
のぼってく
うろこ きらり
こころ ひらり
わたしも翔んで
空をつか ...
母へと語られる
おもいは
いつもことば少なで
ずいぶんと幼い頃
学校へ行きたがらなかったわたしを
ぴしゃりとしかりつけた
あなたの手のひら
たった一度
手を上げたのはその一度
...
真ッ暗な夜道を車で遣り過ごしていると、夜空に白い物体が。
何だあはれと車を止め、フロントガラス越しに目を凝らすと、スーツ姿の男が宙に浮いていた。
白く見えたのはワイシャツ、靴下。其れよりも白い男の ...
やがて雨がふり
話はつき
花のひとひら
散るだろう
ひとつの手の中にある
ひとつの手のいとしさは
距離と時間を忘れさせる
どこまでを忘れ
いつまでかを知らずに
ひとつの心の内にある
あの日の記憶に見えるのは… ...
ニューワールド建築中。
ニューワールド建築中。
ふざけたオールドワールド、リタイア。
嗚呼、今なら入水自殺も、お前となら可能さ。
ふざけたオールドワールド、リタイア。
嗚呼、深く潜るなら ...
予報どおりに
夜半から雨
街灯に照らされた水滴の連なりは、
白く
夜の一部をかたちにしてみせる
舗道の片隅ムスカリは
秘密を蓄え
雨に味方する
さわ、わ
さわさわ風に
雨糸揺れて
...
では ここで分岐
右 or 左?
わたしは分厚いコートを着ていて
それは寒いからじゃない
かすり傷だって負いたくないから
物事は余裕を持って
でしょ
勿論!
その質問には
...
告げれば赦されない
雨がまだ止まない
わたしは
わたしのために生まれてきたのだと
抜かせばづうづうしい
ならば
人のために尽せているのかと
問う
答えはいつも二通り
...
風に触れて自分を感じて
肌に吸いつく肌寒い春
そっと抱き寄せた小さな花は
君が見るまで潰さないよ
呟いた言葉は君に届かずに
ただひと時の夢となる
僕と君とは共有結合
気持 ...
灰色の空 雨の日は憂鬱
窓辺で雨粒がご挨拶
ご機嫌いかがと親しげにいわれても
あいむふぁいんと返す気分じゃない
めくり忘れたカレンダーに並ぶのは
反芻した日々
雨の匂いが染み込んで ...
あさってが明日になって、
明日がきのうになってゆく
雲がごうごうと音をたてて流れる
ぱたぱたと急ぎ足に雨、が
足もとに水溜りを創っていく
あの透明感と少年、
紫陽花の色が変わり始める
...
彗星が氷塊だということを
私はわりと気に入っている
いいとか
わるいとかいう話ではないけどね
氷塊なら
何だかひょうきんそうだし
つまらぬ誤解も氷解しそうだ
彗星がもし岩塊だった ...
海鳴りが聞こえたら、それをただの空耳だとは済ませずに海のなかを覗いてみるといい。数枚のレンズが折り重なって一つの層を形成しているのがわかるだろう。波紋はそこを潜り抜けるように細密に広がって幾つもの触手 ...
aiというものは
四つ葉のクローバーのようなものなのだろうか。
お互い相手にはバレてないつもり。
ホントはそんなことないけど。
言葉の端々、何気ない仕草をチェックし合う。
勝手に深読み
膨らむ想像
この子には負けたくない。
...
せっかく森を着せてあげたのだから
木漏れ日のように微笑みなさい
せっかく草原を着せてあげたのだから
そよ風のような声で話しなさい
あなたはアミメキリンであり
トムソンガゼルであり
...
日本の小説を読み比べて
「詩羽のいる街」を読んだが、詩羽の説明が長くなり理屈学問っぽく、小説本来の味、完成度が損なわれたような気がした。
宮部みゆきの「おそろし」の最後が個人的に ...
ごっこ遊びに飽きた日
まったなしの連続を
戦うことに決めた
でたらめな今日の延長に
譲れない未来を描くまで
綺麗ごとが染みに見えてしまうのならば
綺麗なもので世界中を埋め尽くせばいい
それが当たり前になるように
両手を広げられることを
抱きしめるべきものがあることを
美しいものを認めるこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
初恋の君に
悠惠
自由詩
0
09/4/25 20:13
太陽と月と詩
たちばなまこ...
自由詩
14*
09/4/25 19:22
街のネオン
夏川ゆう
短歌
1
09/4/25 19:09
someone
霜天
自由詩
1
09/4/25 18:31
何も残せないと分かっていたとしても
kauzak
自由詩
7*
09/4/25 18:24
経済の本の歌。
寝る話。
自由詩
0+
09/4/25 17:13
誕生日
たもつ
自由詩
9
09/4/25 15:36
捨てられないもの 鉢植え
砂木
自由詩
7*
09/4/25 15:22
祭壇
フクスケ
自由詩
2
09/4/25 14:13
皆、皆、大変なんだ
ペポパンプ
自由詩
5*
09/4/25 12:03
りゅう
夏嶋 真子
携帯写真+...
10*
09/4/25 6:31
おもい出す
かんな
自由詩
15*
09/4/25 5:26
シャボン玉
id=523...
散文(批評...
1
09/4/25 5:25
水中花
佐藤伊織
自由詩
2*
09/4/25 2:22
無題
一平123
自由詩
0
09/4/25 2:05
吾が輩は猫である、筈もなく。
菊池ナントカ
自由詩
3*
09/4/25 2:03
雨の日のおるすばん
銀猫
自由詩
12*
09/4/25 1:57
分岐
藤原有絵
自由詩
3
09/4/25 0:55
花散る
蒼木りん
自由詩
3
09/4/25 0:21
春風
ark-ey...
自由詩
0
09/4/25 0:08
春玉ねぎ
ことこ
自由詩
5*
09/4/25 0:03
it was the longest vacation.
aidani...
自由詩
3
09/4/24 23:42
彗星、わだつみの聖母
小池房枝
自由詩
4
09/4/24 23:34
The first impression
aidani...
自由詩
4
09/4/24 23:19
愛についての一考察。
すぬかんなが...
自由詩
0
09/4/24 23:00
むふふな関係
つゆ
自由詩
4*
09/4/24 22:13
おしきせ
nonya
自由詩
8*
09/4/24 21:40
日本の小説を読み比べて
里欣
散文(批評...
0
09/4/24 21:13
ハードボイルド
衿野果歩
自由詩
0
09/4/24 21:06
望遠鏡の向こう側
あ。
自由詩
9*
09/4/24 21:06
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加筆訂正:
救われない命とその後遺症について
/
涙(ルイ)
[09/4/25 15:54]
4/25 大幅に改編しました
愛についての一考察。
/
すぬかんながぐつ。
[09/4/24 23:29]
麻理乃さんごめんね。少し修正中です。思いは一緒ですけれども。
4.62sec.