体育館に独り取り残され
パイプイスを折り畳むよう指示された
それが私の仕事なのだと
目の前のバスローブ姿の女は言った
どうやらバスローブの下には
何も身に付けていないようだった
言われるま ...
夜は静かだろう
なんて思うのは
私の耳がどんなに外に傾いているのかということ
胸のうちでは本当は、どれだけ沢山の働き蜂が、働き蟻たちが
せわしく流れていることだろう
私の子供 ...
バーベキューハウス
アイスティーに入れるための酒を注文したよ
だけどタンは牛タンだなんて言うなよな
俺はひたすらにニンニクをおろして
海の塩と山の塩を使い分ける季節 ...
燦々と降る光で
指を切った私には
流れ出す物など
何も無いのに
縮みあがった胸に刃を当て
手遅れになる前に唾を吐いた
恐怖はいつでもそこにあるから
怯えぬことよりも逸らさぬことを勇気と呼べ
割れた碗のように過ぎ去った日
真摯と呼ぶた ...
深夜に起きる眩暈で
眼の前は白の世界です
青い弓張り月が煌々と
部屋を満たしていました
此処には僕ひとり
虚ろな眼で光の影の動きを
追ってはみますけれど
其処に僕は映っておりません
...
太陽が燃え尽きて 辺り一面闇に覆われて
手の平の中の明かりを自ら消してしまったんだ
遠い空に祈りを込めて 流れ星は砕け散って
涙が育てた優しさの花を自ら摘み取ってしまったんだ
平和な世 ...
{引用=いきなさい}
そう言われて
ここまで来たと言った
うすぼんやりとした目の奥で
覚えていた景色はたぶん
泣いていたのだと思う
赦されないと解っていたから
一度も振り返ら ...
女神のあの魅力的な尻に
石榴が居着いてしまったから
おれは
左手に、剣を持ち
右手で、女神を抱きかかえ
奴らと闘っている。
奴らは
よほど
そこが気にいったとみえ
退いては現れ
...
金色をつかもうとして
手足をばたつかせていたら
きみはぽつり
ゆきがふってるよ、
と言った
確かに頬には雫があって
ほてった身体を冷やしていく
雪が降っているのは恐らく
ずっと奥の ...
気がついたら、詩を書くようになっていた
記憶にある一番最初に書いた詩は「アドバルーン」
小学校四年生のときに先生に見せて褒められた
{引用= 一本のロープにつながれて
ビルの ...
屋上に通じる小さな箱の中
灰色のドアの冷たさで頭を冷やす
窓から差しこむ小さな光は、
座り込んで眺める私を映し出す
光は、なぜここに在るのだろう
それはきっと、
此処にいる私を上書きし ...
てのひらの痛みを
紙風船のようにかるく
空へとけこませ
誰がここまでたどりつき
誰がこの境界を踏み越え
誰がその先の景色を見るのか
吹きすぎて丘を走る
すれ違った季節たち
付加 ...
日焼けしたひざ小僧が
クスクス笑ってる
行かなくちゃ
もうじきに
太陽にお辞儀した向日葵や
キラキラ光る海煌めき
命燃やすような
蝉の歌が 聞こえる
...
誰とも話さず曇りになって
ざんざんと夕暮れが過ぎる日は
きまってしじまがおとずれて
そういう日に
ステレオは死ぬんだ
くちのわるいひとが 正しいこといってる
やさしいひ ...
シャボン玉
悲しい歌とお母さんが教えてくれた
風々吹くな壊れるな
虹色に揺れながら
くるりと回って
弾けて消えた
洗濯のりを入れると壊れないよと
お父さんが教えてくれた
だからね
...
見とれつつ 桜のアーチ くぐり抜け
天覆う 桜のアーチ 花世界
空覆う 桜のアーチ 桃の闇
薄桃に 桜アーチの 天覆い
華麗なる しだれ桜の 迎えけり
青空に しだれ桜の 桃の御簾
大し ...
海図を広げ ありえぬ海域をめざす
日没には出発せねばなるまい
もはやこの港も甘い乳色の波が立っている
錨を上げ 滑らかな鉄にしがみつく牡蠣をとる
晩餐に間に合うように
夜が帆にも甲板にも ...
あなたのひざっこぞうの
上でおどりたい
あなたのジャージの
がざがざにもぐりこみたい
わらってるなら
あたしをたべてよ
その歯のひとつひとつの
感触を覚えとこう
手をつ ...
人界に白蛇の姫の現れて
相模原白蛇の波動いと高き
うつつには白蛇ワープの名残りか
手、に
繋がれるようにして
あの丘、の存在する、現象の側面に
咲く一面の菜の花の、群衆
触れてはいけない、母の言い付けは破られて
指先は、きりりと痛む
それら、の一面の
膨れ上がる群 ...
白いワンピースの裾を翻して少女は丘を跳ねる
〜ヒラヒラヒラ
アメリカンジャスミンの木陰まで
〜ヒラヒラヒラ
甘い香にウットリと眠る
〜サワサワサワ
...
授業中
屋上でトランジスタラジオ聴いてた誰かは
出張先で
セックスフレンドと寝てる
隠し事がでっかくなっちまう
考えることがまたひとつ増える
Re:なにかあったの
というサブジェクト ...
高名なる賞 高名なる賞 ジャスティス
泥臭いパンタロン トリッキーなレイアウト
やたら密度の高い または やたら空白の広い
まるでブックオフで買う皇室カレンダーのよう
井の中の蛙をそのままボイ ...
塗り絵のカウボーイに色を付けた
帽子は青と紫
ズボンは赤 靴はオレンジ
肌は黄色に口は黒
服は黄緑 チョッキは真緑ボタンも緑でベルトは水色
そして口の中は真っ黒
そこに隠さ ...
人の子たちは時間をうまくやり繰りして
表側を重ねるだけのヨーグルト(乳清だらけ)になってしまったね 昼間から
ほのかに腐った匂いにときめけ すぐに腹を下せ
ば
酔いから醒める 体脂肪も減る
...
湖面にさざ波が立って
透明な魚がうまれた
それは夏の風
開け放した窓に
大群となって飛び込んでくる
君は薄い身体を持つ
果物をひときれ口に入れる
今朝もあまり食べないんだね
病んで ...
シングルベールシングルベール季節はずれのやどり木の下キスをして。
舌を入れるのはまだはやすぎるのかと思っていれば入ってくるのは舌で。
はしたないと想われたく ...
岬の白い道を歩いてゆく
突端をめざして一歩一歩
五月の空は
高らかに晴れわたっている
風が吹く
記憶が吹く
波が聴こえる
記憶が聴こえる
岬は細く長く
なかなか突端にはたどり ...
朝焼けの方角に
あなたがいることを
突然
私は思い出す
世界が
太陽にしがみつき
生きているように
そして
忘れているように
あなたを
思い出さない一日が
ひらり
乾い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
体育館欲しい
サトタロ
自由詩
2*
09/5/4 1:50
フランチェスカ
瑠王
自由詩
2*
09/5/4 1:33
バーベキューハウス
ふくだわらま...
自由詩
1
09/5/4 0:42
空洞
徘徊メガネ
自由詩
3
09/5/4 0:19
放下着
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
09/5/4 0:07
深夜に蘇る幻影
AKiHiC...
自由詩
1
09/5/4 0:07
アフターダーク
1486 1...
自由詩
3*
09/5/3 23:21
いきなさい
依
自由詩
3*
09/5/3 23:11
石榴
草野大悟
自由詩
0
09/5/3 23:07
金色の蝶
あ。
自由詩
12*
09/5/3 23:06
「大後悔時代」
ベンジャミン
自由詩
2*
09/5/3 22:59
私をえがいた停滞
ひとなつ
自由詩
2
09/5/3 22:55
いま生まれた人に
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/5/3 22:53
夏めく
由貴
自由詩
1
09/5/3 22:49
prius
あすくれかお...
自由詩
8*
09/5/3 21:07
春の陽気に小春日和の日を思い出す
ルナ
自由詩
12
09/5/3 19:52
さくら&行楽 (2009.5)
guchi_...
俳句
0
09/5/3 19:25
黄昏丸航海日誌
非在の虹
自由詩
3
09/5/3 18:17
わすれちゃいけない
はちはちよん
自由詩
4*
09/5/3 18:13
相模原の白蛇
アハウ
俳句
2
09/5/3 17:21
一面、の
霜天
自由詩
3
09/5/3 15:29
ウサギ。
終
自由詩
2
09/5/3 14:59
トランジスタラジオ
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/5/3 14:59
1冊2000円の詩集なんて誰が買うか
キリギリ
自由詩
3
09/5/3 14:39
0896
1486 1...
自由詩
3*
09/5/3 13:53
根ナシ草
佐藤真夏
自由詩
6
09/5/3 13:14
湖
ふるる
自由詩
6*
09/5/3 12:33
「 舌心。 」
PULL.
短歌
1*
09/5/3 11:45
岬
塔野夏子
自由詩
5*
09/5/3 11:30
朝焼けの方角に
uminek...
自由詩
3*
09/5/3 11:29
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
5.26sec.