どうかもっと奥まで
差し込んでください
あなたの手のひらに
私を切り裂く感覚が
生々しく
そうして
あたしをすべてきれいに
飲み込んでしまってください
あなたのからだの ...
そして魚は夢を見た
パラソルをさして
弁当を食べてはまた泳いだ
浜辺に差す太陽は快晴
海を泳いでいく私
ひとつの季節に産まれる光と
ひとつの時間に死にゆく魂
脆い光の骨組みは
腕のなかで息づく命
消えゆくぬくもりへの道筋を辿る
いつかの日
煌く頬のあたたかさを守るため
いくつもの灯りを燈 ...
奇跡の起きないこの地平に白い花が咲き
涼しく潤んだ夜に君の好きな無垢は咲き
前世の記憶のはかなさで淡く闇を照らす
結ぶ露を集めては怖い悲しい夢を濯ごう
奇跡なんてない世界で君と迎え ...
毎日
ただ毎日
息を切らしながら
汗を流しながら
ひたすらに働き
心を
魂をすり減らしては
真夜中の扉の前で
いつも立ち止まろうとする
だけど
...
例によって煩う空間
屋上から堕ちる君の手を掴む
この糞熱い時に
体と体を密着させるなんて
キチガチだろうと答えを出した
喉が痛い苦しく悲鳴をあげるよ
叫び声は神にも ...
君が生きていることを嘆きながら
霞んだ視界を憂いてみる
捉えられないよ、君の嘘は
何処にいるの?
見えなくなるよ
不器用な手つきで奏でる日々
悴む指を覚えている
空を飛べる君には聞こ ...
ボクは湯船に使って 視線を下に
そして下から上へ 観察日記の対象植物ように
少しだけ下腹部の贅肉が落ちた気がする 気持ち少しだけ
気持ちが大事 念仏のように刻み込むことが
視線を移すと ...
太陽はもっと念入りに
僕らを焼き殺すべきです
段ボールの中で牧師は唱えました
雷がその箱を貫く映像は
見ていた人々に一様に平等感を与えました
確かな手応えがあったと
番組のディレク ...
駅までなら徒歩で3分だ、と
とりあえず一つ目の目的地
取っ手掴み、勢いよさげに瞬発力見せたら
コンマ2秒ですぐに気付いた
「7歳にもなると手強いな」と
仕方なし、とりあえず部屋を出ること ...
なにも感じないでいられたら
雨の匂いに
こんなにも胸を痛めなくても済んだのに
なのに降り続ける雨は
遠ざかる傘の記憶を 小さく落として
...
恋はゲームではない
真剣だ
のるかそるか
早い者勝ち。
負けた者には、
遊んでいる時間はない
慌てないでじっくり攻めて
愛は育むもの
時間をかけないと
成立しない
共に知っ ...
放任してはならない
読書にふけていようと
トマトを食らっていようと
あの人のリズミカルなノックが
私の耳をいびるから
あの人のこころは
この時のみ
私の中の
遠いどこかまで ...
シリアスな詩を書いてはいけない
空中に散種する植物の
いい加減さで哀しみを
伝播させてはいけない
難解な詩を書いてはいけない
ペダントリで行間を埋め尽くし
注釈が付くのを待つような
...
土砂降りの校庭から
駆けてきたあの人の
透けた鎖骨に
胸の筋肉に
魅せられた
あの夏の日
頬を染める
息を止める
激しく脈打つ
濡れたカラダを巡る
あの熱の正体に
気がつ ...
泣き出した空
咲き乱れる紫陽花の青と
君の広げた傘
滲んだ視界に滲まずに
揺れる
君のてのひら
灰色の街へ
遠ざかる傘の花と
君の背中に祈るよ
君に花の枯れないように
...
夜の底に深い瞑想 神の居場所
白い衣をなぞれば神に触れて
周回軌道から地球なる砂漠の星みつめ
慰めに聖書手に取るまた良し
デンジャラスをとにかく聴きまくっていた
スリラーにもバッドにもない突き詰め感に圧倒されていた
硬くてぶっ太い乾いたサウンドを休みの日にはフルボリュームでかけていた
ひとりの女はそれをいやがっ ...
その甲斐甲斐しさが慈しみへと繋がっている、その仕組み
フリダシなんて何処にも無くて、必要性と実感を得ていく
それの何が可笑しいと言うのだろう
左右されない佇まいは、只になれた証に思える
...
いつからかその身体は凍えてしまっていて
今まで僕が得意としてきたやり方ではどうにもならなくなっていたんだ
時間が奪った熱量が圧倒的だったってこと
それを思い知らされて途方に暮れていた
...
見えないもの
の 微かなささくれに
見てはならぬもの
を 見る
時の恩賜
穏やかな腐蝕
の 鈍い痛み
の 切っ先で
陰刻される
世界の
皮膜のささくれ
を 剥がす
あら ...
?
逃げる父
母は捨てた
兄は堕ちた
姉は隠した
子どもは愛されている?
?
高い水草の生える湿地帯で生まれた男や女は
高い水草の生える湿地帯で外を向いて車座になった
...
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る
つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ...
6月25日 0:17am
パパとママが罵りあう声が床を転がってる。
なんで朝まで帰ってこないの、からはじまって
どんどん醜くなる言葉たち。やがて高周波に達する。
悲鳴は床にたた ...
あの日の私はもういない
彼女もまた、同じなのだろうか
繰り返しているんじゃない
全ては結果論なんだ
少なくとも想いは揺らぎ
また君を見つめては視線を反らす
なぜつまらないと ...
KIが死んで大騒ぎした連中は
MJにはそれほど食いつかない
でもね
社会に殺されたんだぜ
嫉妬に殺されたんだぜ
中傷に殺されたんだぜ
差別に殺されたんだぜ
詩人とうぬぼれて
空 ...
透けたそこから見える
青い光が好きだ
くじ引きみたいな駆け引きよりも
青い光が好きだ
夕暮れとカレーのにおいよりも
青い光のが好きだ
キミはいつも青く光っている
だからボ ...
そりゃあ、ちょっとは責任感じてるわよ。
私が彼を振らなければ、彼だってこんなことにはならなかったんだし…。
でも、彼には悪いけど、私は彼について行くことができなかった。
ええ、好きだったわよ ...
灼熱のアスファルト
君の魂は燃えているか?
気持ちを奮い立たせ
突き進む
ランナーズハイは
最高だぜー!
極限への挑戦
エンドルフィンどくどく
歯食い縛って耐えろ
腹に力を入 ...
キラキラしない雫が
後頭部の歪な曲線を
未練がましく伝い落ちて
塩辛い影を作っている
無頼な陽射しと
馴れ馴れしい湿気に
言い返す言葉もなく
帰り道の上をボトボト歩く
いく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ナイフ
ジャイコ
自由詩
1
09/6/28 2:50
ゆらめき
kiriko
自由詩
8
09/6/28 2:46
光
湖月
自由詩
7*
09/6/28 1:25
地上の夜
亀井 花名
自由詩
2
09/6/28 1:14
働けど働けど
ヒロシ
自由詩
2
09/6/28 1:09
掃除ロッカーはいつも狭くそして深かった
こめ
自由詩
7
09/6/28 0:45
理想郷の余韻
智鶴
自由詩
1
09/6/27 23:16
バスト
もこもこわた...
自由詩
2*
09/6/27 22:52
無題
花山草太郎
自由詩
0
09/6/27 22:38
リサイクルライフ
邦秋
自由詩
1*
09/6/27 22:34
あめふり
いのせんと
自由詩
2
09/6/27 22:10
恋は遊びじゃないんだ!
ペポパンプ
自由詩
5*
09/6/27 22:08
音声バイオレンス
みぞるる
自由詩
4
09/6/27 22:03
シリアスな詩を書いてはいけない
瀬崎 虎彦
自由詩
8*
09/6/27 21:54
少女A
衿野果歩
自由詩
3*
09/6/27 21:19
紫陽花
〃
自由詩
0
09/6/27 21:18
夜の幻想
アハウ
俳句
1
09/6/27 21:12
さよならスーパースター
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/6/27 20:12
「完遂」
菊尾
自由詩
0
09/6/27 20:02
「季節と背中」
〃
自由詩
2
09/6/27 20:00
相(ソウ)
フクスケ
自由詩
1
09/6/27 19:56
書かれた-家族
非在の虹
自由詩
1*
09/6/27 17:59
チビけた鉛筆の唄 ★
atsuch...
自由詩
30*
09/6/27 17:36
雨中の虹
夏嶋 真子
自由詩
20+*
09/6/27 16:54
肩重いの毎日
中原 那由多
自由詩
1*
09/6/27 16:17
Deformation of the terror amon ...
瀬崎 虎彦
自由詩
0
09/6/27 14:14
だ。
BOOKEN...
自由詩
8*
09/6/27 14:14
誰が豚かを決めるのは俺だ(2)
花形新次
散文(批評...
1
09/6/27 13:37
あちちあち
ペポパンプ
自由詩
4*
09/6/27 11:36
真夏日
nonya
自由詩
10*
09/6/27 9:10
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4.45sec.