(足のとれたピーターパンの人形が積もった埃の下で見る夢)
途切れがちな点字ブロック跨ぐ夏 雲の向こうに打ち寄せる青
内側にはびこる針の芽を撫ぜて微かな痛みが ...
この世の者ならぬ
あの(瞳)が
私の心の暗闇を
覗き込む時
空に薄っすら浮かぶ
あの(瞳)を
私もじっと
視るだろう
目の前に立つ
あな ...
いそいそと絶望へと駆け出す
海辺にて(砂を蹴り、ジャイロを傾けて)
つま先立ちでピルエット(革靴のまま)
肩でそろえられた髪に光降る
白い砂の一粒一粒に(印象によれば)
思いを託すような ...
あたりまえって
君は言うけど
大事なことなの!
知りたいよ
あなたはなぜか
悲しい顔
いつか君の一部になりたい
それが禁じられた想いでも
たとえ君に拒絶されても
なぜ ...
白い部屋 白いベッド
時計の針だけが 静かに動いてゆく
私は此処に
囚われている それとも
護られている
開くことのない窓から
中庭を見やる あかるい芝生に 木洩れ日が
揺れている ...
陽射しは緩やか優しく
いつかのあの頃を思い出す
今となっては微笑するほどの
何ともなかったであろう事
時間の流れに身を委ね凭れ
残りの生を自然に溶かす
若者は自由の利かない私を疎み
...
{引用=
ハイビスカス
なき濡れる ハイビスカスよ 咲かないで キミに会えない 夏はいらない
「あいつって…」 噂話が 気になって ゆるゆる溶ける チョコレ ...
親愛なる午後
ふぅっとため息をついた午後のダージリン
一滴の琥珀色をした涙が落ちてさざめくように金色スプラッシュ
真夜中の電話
名前も知らない誰かの声に懐かしさを重ねて灯す ...
印度亜の土にうっ伏す雨匂う
陽の射すも鈍い一日冷茶飲む
風止まり木々の声聞こえて葉の振るえる
午後の家寝息もれ聞く開けたドア
叫び出そうよ 暗い暗い午前4時
眠れぬ夜は まだ続く見込み
お似合い黒の花広げ
懐かしく新しい傷を背負う
谷から這い上がった後に
さらに深みにこける
雪でできた砂時計は
落ち切る ...
醜い姿でも暗闇に溶け込めるなら
私はそれでもかまわない
腕にできた赤く汚れた傷が眠っていてくれるなら
終わらない夜であってほしいと願う
鎮静の歌が聞こえる
回帰の匂いが立ち込める
...
透明な
軽薄と後悔の隅に
揺れ濡れるわたし
一秒先の未来にさえ
眠れぬ夜を過ごす
指先が
痛い
ひび割れた仮面が
散らばる部屋で
やさしさも
どこにもない ...
「お花畑が見たいの」
と彼女がいったので
ぼくは一生懸命にお花畑を探した
やっと見つけたお花畑に
彼女を連れていくと
「こんなのはお花畑じゃない」
と彼女はいった
前にもこんなこ ...
魔天
Ichiba 魔天市場ニュース
差出人:mephistopheles@maten.co.hell
宛先:詩人様
詩人様限定! エンジョイ・ライフ シークレット・キャンペ ...
世の中で一番暗いときはいつですかという質問の答は
夜明け前
だそうです。
レディース&ジェントルマン
この闇の意味を問いただし
まぶたを何回も何百回も何千回もまばたきしな ...
夏は他の季節よりも、死にちかいと
たれかがおっしゃったのは天の声のようにも想え
または蝉の声のようにも想え
または緑陰をくれる梢の優しさのようにも想え
私は夏を見極 ...
フライパンの中から
魚が愛してって叫んでる
身を焦がしながら
優しい口づけを待ってる
あぁ魚よ
うるめしい魚よ
愛してるといわしておくれ。
埋もれる地中に
ひっそり語られ
語られなかった歴史も
静かに眠る
多くの命折り重なり
共に在る遺跡
いつか掘り返され
優しく風に微笑む時
空はどこまでも青く
死は生きて
...
書き割りの高層ビルに
もたれかかる十六夜月
積木の高速道路には
飲み下せなかった
錠剤のような車の列
韻律の坂を駆け下りて
暗喩の橋を渡れば
目の前に広がるのは
上目づかいで吐 ...
“You don’t understand me anyway”
つまらぬことに
つまずく 娘
“What a Fucking Japanese you are!”
...
夢の中で寂しさが膨らんで、目覚めたのに動けない。
動悸が。この頃登場するあの人は誰。
近所の人が凄い咳してる。
CDケースってどうしてすぐ割れるんだろう。
夢魔を外に放しに ...
きっとあなたは信じない
あたしがあなたを
切り刻みたい衝動なんて
その血の最後の
残り一滴までも余さず
飲み干してしまいたいなんて
こんなに残酷で貪欲な
あたしの内の狂気 ...
ハワイに音楽がきこえてくるのだ
長くはないのに考えるのだった
だけど 僕はしかし場所にされた
砂漠もなく 人を背負いながら
白く歩いていくこと
そこに水槽にいるべき タコにあること
砂 ...
いつも空に広げて歩いていく
僕は歩いていくということを生きていこう
この胸にあらゆる悲しみをそうすれば
胸に消えていくものたちがのどかな世界をいつも
音もなく広がっている
僕にはその ...
風の街で
もう一度
僕に会いに行こう
忘れていた笑顔を取り戻しに
叶えたかった夢を思い出しに
あの山見下ろす
風の街へ帰ろう
雲を超えて
海を越えて
あの森を ...
小さく開く掌のまだ柔らかい皺ひとつ
時の過ぎるにいつの日かまめのいくつもつき始め
年輪の如く物語る人生まだ語るに足らず
そっと包んだ我の手の汚れは二度と振り消 ...
人間であることに嫌気がさしたときに
自分の中身が本当に空っぽであることに気付く
宇宙の真空に浮かぶ、船に穴が開いたならば
空っぽの宇宙船の中身は、真空に吸われていくのさ
0が汚いと ...
溺れ溺れて目まぐるしい牡丹薔薇の行列
道中狐紛いの嘘八百ままよ道楽
乱れ乱れて真ッ赤な花弁衿ひらひら
天蓋を抜けてまだ遠い空想の中の出来事
手帳は持っているよ
ペンで印をつけるよ
...
15年前の小さな僕は、首に巻いたテーブルクロスをマントと言い張っていた。
わざとなびかす様に腕を広げ、飛行機でもないのに「きーん」と声を上げ、マンションの駐車場をよく走り回った記憶がある。自分が ...
庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている
そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サイクロプスの孤独
しろいろ
短歌
11
09/7/5 19:49
望遠ノ瞳
服部 剛
自由詩
2
09/7/5 19:47
海辺にて
瀬崎 虎彦
自由詩
2
09/7/5 19:33
man eater
マダコリ
自由詩
0
09/7/5 18:49
asylum
塔野夏子
自由詩
4*
09/7/5 17:58
還らずの時
AKiHiC...
自由詩
0
09/7/5 17:51
ハイビスカスのなみだ、梔子の恋
夏嶋 真子
携帯写真+...
24*
09/7/5 17:10
=Dear Afternoon=
終
自由詩
2
09/7/5 17:03
印度亜大陸
アハウ
俳句
0
09/7/5 16:12
雨乞い
邦秋
自由詩
4*
09/7/5 16:07
あの夜怯えたのは
中原 那由多
自由詩
6
09/7/5 15:25
『刻を游ぐ』
あおい満月
自由詩
4*
09/7/5 14:52
お花畑
チアーヌ
自由詩
6
09/7/5 14:18
Service Point
月乃助
散文(批評...
3*
09/7/5 13:25
夜明け前
モリマサ公
自由詩
9
09/7/5 12:47
永遠を見極める眼球 2009
るるりら
自由詩
10*
09/7/5 12:40
らぶ、ゆー。
プル式
携帯写真+...
4*
09/7/5 10:41
遺跡
sya
自由詩
1
09/7/5 9:55
迷宮
nonya
自由詩
9*
09/7/5 9:34
「生滅ノnatsu」
月乃助
自由詩
2
09/7/5 9:15
昔ピローケースを作ったことがある
アサギ
自由詩
1
09/7/5 9:13
ナイフⅡ
ジャイコ
自由詩
2
09/7/5 3:12
歩く
番田
自由詩
1
09/7/5 2:21
手
〃
自由詩
3
09/7/5 2:20
風の街
ヒロシ
自由詩
1
09/7/5 2:00
掌と時
遊羽
自由詩
5*
09/7/5 1:58
0か、○か
木屋 亞万
自由詩
2*
09/7/5 1:26
ワーズワースの旅
aidani...
自由詩
0
09/7/5 0:44
希望とか夢とか自分とか
蓮沼 栞
自由詩
3
09/7/5 0:09
アゲハチョウの夢
あ。
自由詩
11*
09/7/4 23:52
4403
4404
4405
4406
4407
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
6.2sec.