{引用=(美しく生まれたかったと 思ったこともありました)
ある日
アゲハチョウが庭に迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なの ...
『貴方の背に咲く空を見る
目が痛いほどそれは青くて
目を瞑ったら雨が降る
塩辛くなどあるわけないでしょ
雨粒はとても甘いの
貴方に分けてあげたいの』
おまえは甘い ...
世の中の涙が空に溜まったからそろそろ梅雨入りしていいかな
古い引き出しの中
小さな箱の中には
短くなっても
捨てられない
色鉛筆が潜んでいる
もう出番は
わずかしかないのに
正真正銘の色鉛筆が
そこにある
好きな色ばかりが
懐かしい
昔 ...
テツコの部屋で発生した台風が太平洋を北上している間
僕は書き損じた地図記号をひたすら地面に埋め続けている
そのわずかな等高線の隙間を魚色の快速列車が通過し
客車の窓から覗き込んでいるのは多 ...
地表を統べてゆくあきらめの色は
熱くもなく、冷たくもなく
まもなくすべての耳に入るだろう時
人は”仕方ない”と言う
熱くもなく、冷たくもなく
ただ”仕方ない”と言う
大好きだったあの子が、
私の知らない町で今日も笑ってることを願う
いつも遊んでたあいつが、
私の知ってる町で今日も格好だけでもファイティングポーズをとっていることを願う
好きで好きでし ...
良い事あれば良い事がある。
悪い事があれば良い事がある。
苦しみを共にすると
心の輪ができる。
尊敬しあう。
好きなら苦にならない。
とはいかないけれども
耐えられる。
人が好き。 ...
もう
必要のない
恋愛運
でも
気になってしまう
「気持ち悪い」 「おまえなんて死んでしまえばいいんだ」 「お前の葬式で俺は笑うよ」
そう言ってくれたらよかったのに
いえ、そんな言葉が欲しかった
いっそのこと引き裂いてくだされば…… ...
木漏れ陽は剥ぐ息、削ぐ息を幽囚するだけの意識を緩慢にした罪に問われ
もう吸うだけでよいでしよう、と諦め加減に{ルビ帷子=かたびら}着けて防御しやせんかと泥酔の果てに漸く宵越しの杯交わせば
カタカタ ...
潤いを忘れたグラス
壊れた時計とその向こうで刻一刻と沈みゆく太陽
空白を綴る日記、封をされたままの手紙
赤錆びに自由と風を奪われた風見鶏
扉を失ったアンティックの鍵
弾き ...
バグアイドモンスターが襲ってきた!連中は七つの目と非対称な七千とんで二本の腕と一本の足を持つ大変アンバランスなモンスターだ。
その七千とんで三本の触手とも花弁ともいえないぬらぬらした触手をうごめかし ...
萌え、
の
奴らには判らない
のだ。
ホストを囲んでドンペリが最高だと信じている
煌くシャンパンタワーを前にした
派手やかに着飾った色カノ、
そして何を隠そう・・・・この俺だって
...
炎さえ
噴き出す不安定
焦がす空に
染め自らの質量を
封じ込め
人を演じ
理解を超えたものへ
答えを問い続ける
...
090610
小次郎が
きびすを返す
刀を片手に
さっさと歩く
抜刀して歩くのは
人の体力には余るのだと
今の人は言うかも知れない
今の ...
SLの汽笛の音が響く時昔の未来が見えた気がした
たたく
なぐる
うちあわせる
だ
だ
うちつける
こと
ば
激しくぶつかり合って
痛い
痛い
嫌だよ
だ
だ
うちつけて
たたきのめして
泣いて
わめ ...
今はもうだいぶ古びてしまったけど、
あなたが生まれてすぐの頃
お風呂に入れている写真がある。
頭の後ろを片手で支えて
おなかの上にはガーゼのハンカチ
ただ無心に 洗い残しのないようにと気 ...
つきあって一月たちました
クリスマスイヴの夜
二人は別れました
それから二人は
それぞれの人生を歩み
やがて死にました
二人が死んでも
世界はあり続けました
...
なきつかれて
ふとみる
窓ごしのやわらかなひかり
見上げれば 曇天
あるひわたしは
さかだちしてることにきがついた
うまれたときからずっと
あたりまえだとおもっていた
さかだちをやめると
ちちもははもいもうとも
しらんぷりしてさっていく
しか ...
桜が潮風の中で散り、雪のように舞っていました。
この町にも春の終わり、そんな季節がやってきています。
「わあ、きれい」
桜の先に、海峡の光る景色があります。
「ほんとう、いいお天気。気持 ...
何で生きてるの
死ぬ意味がないからよ
マンホールをひっくりかえして重力に従いおっこちてる
今新しい話題についての知識が無く全くわらえないまま
あたたかな下水に浸っている俺の右肩からどぶねずみが斜めに
横切るのが最高にありがたくて涙が ...
騒ぎたてるのは
今世紀最大の大泥棒
月夜にのこるのは
二つの影と不気味な笑い声だけで
あとは宝がなくなっただけだった
ポーカーでの手札は
いつもロイヤルストレートフ ...
別に、泣く事を堪えていた訳じゃないと思う。感情を押し殺して生きていた訳じゃないと思う。ただ、感動する事が、少なくなっていたんだと思う。何事にも動じない、と言えば聞こえはいいが、結局は無感動と言う、あ ...
生ぬるい風が、ジャケットを抱えた脇の下を通っていく。ションベン横町と呼ばれる薄汚い通りの入り口にある喫茶店を出て、俺は人気の少ない方に歩き出した。咄嗟に良い場所が思いつかないが、とりあえず駅から離れ ...
「いえ、そういう事でも無いんですが、違わなくないような」
俺は返す言葉に詰まり、珈琲カップを持ち上げてから、さっきその珈琲を飲み干した事に気付き、汗だくになったグラスの水を、一気に飲み干した。氷 ...
「あ、から始まる季節つくりたい!辞典の最初の方に載せるの!」「もうあるよそれ」
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「アゲハチョウ」
ベンジャミン
自由詩
4*
09/6/10 22:40
rain
shu
自由詩
2
09/6/10 22:37
The rainy season
十六夜
短歌
0
09/6/10 22:26
色鉛筆
フクスケ
自由詩
1
09/6/10 21:00
テツコの部屋
たもつ
自由詩
6
09/6/10 20:39
熱くもなく、冷たくもなく
瑠王
自由詩
1*
09/6/10 20:31
せめて
戒途
自由詩
0
09/6/10 19:57
GOOD ENOUGH
ペポパンプ
自由詩
8*
09/6/10 19:05
恋愛運
夏川ゆう
自由詩
1
09/6/10 18:47
ひと押ししてよ
新崎
自由詩
2
09/6/10 18:37
「剥ぐ息、削ぐ息」
Leaf
自由詩
1*
09/6/10 18:24
Etudes Op.10 No.3
瑠王
自由詩
1*
09/6/10 14:34
サイエンスフィクション・オールライト
竜門勇気
散文(批評...
1*
09/6/10 12:50
クリュッグVSドンペリニョン ☆
atsuch...
自由詩
16*
09/6/10 12:28
路 頭
北星三天
自由詩
0*
09/6/10 11:35
古道具屋
あおば
自由詩
4*
09/6/10 8:31
Nostalgie
十六夜
短歌
1
09/6/10 8:03
Batterie
Piroue...
自由詩
0
09/6/10 4:24
あなたに
ゆびのおと
自由詩
2
09/6/10 4:07
一つの夜
小川 葉
散文(批評...
0
09/6/10 3:42
夜の居間に
ゆびのおと
自由詩
0
09/6/10 3:08
さかだち
小川 葉
自由詩
2
09/6/10 1:52
「海が見える丘」:童話
月乃助
散文(批評...
2*
09/6/10 1:41
いみ
サイコ
自由詩
0
09/6/10 0:57
マンホール
モリマサ公
自由詩
6
09/6/10 0:53
今世紀最大の大泥棒
こめ
自由詩
8
09/6/10 0:25
面接(4)
虹村 凌
散文(批評...
2*
09/6/10 0:23
面接(3)
〃
散文(批評...
2
09/6/10 0:23
面接(2)
〃
散文(批評...
2
09/6/10 0:22
プラムチャウダー
ピッピ
短歌
2
09/6/10 0:20
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
4468
4469
4470
4471
4472
4473
4474
4475
4.58sec.