だから、何も無いんだってば
使い古されて毛の立った歯ブラシも
お気に入りでよく穿いてた靴下も
ドライブに流してた流行遅れの洋楽CD
二人で行った旅行の写真
だから、 ...
愛について考えると
わたしは道になっている
頭のてっぺんから
つま先まで
世界のあらゆる道になって
人々がわたしの上を歩いている
あなたが歩きだすのを
ずっと待ってい ...
まんまるな月が
笑い泣き顔して
永遠を探しているよる
太陽は
そらのベッドで
くうくう
あしたの光をはぐくんでいる。
探せば必ず
共通点は見つかるの
小さくても
誰との間にもある
合わない点の方が
遥かに多かったとしても
1つの共通点が有るなら
そこ で僕は
あなた と
...
小さな指先は躊躇いながら数日前に脈動を止めた
ペルシャ猫の死体に伸びてゆく
開いたままの猫の目はそれが
思いもよらぬ出来事であったことを告げているみたいに見える
きっと誰に別れを告 ...
見下されたくないから
努力して人並み以上
杭を打たれたくないから
1番は目指さない
なんでも中の上くらいが
上手く生きていける
青空にレリーフ
少女は命を受け継ぎ
誰かをしあわせにする
風はつばさを授け
太陽は希望を授け
僕は王冠を授けよう
昼と夜とが
逆転する頃には
自ずから輝けますように
...
きっとまだ
折り返しにすら着いていないと思う
それでも
人生の半分以上
きみがいた
裁縫の授業が苦手で
いつも居残りしていた
なかなか針が進まないわたしを
いつもこっそり手伝っ ...
さいきん身体がやわらかくなったので
じめんにも両手がつきます
ふくらはぎの辺りを覗きこむように
ダイブする寸前の
ポーズ
*
夏に向けて
競りあうように
伸びてゆく
ふぞ ...
はるか太古の時を知る粒子たちが
わたしというヒトを構成する
きまぐれな偶然の重なりが
悠久の時の流れの中にわたしが存在することを許した
ほんの100年間だけ
自分で自分を造り ...
真昼の月の窓辺に
通り過ぎゆく
硝子の世界
なにかが在って
なにも無い
誰かがいて
誰も居ない
ジオラマの影
週末の真昼の東京は
目を開けたまま
眠っている動物のように
...
ヒトは
決まった時間に瞼を開け
決まった時間に瞼を閉じる
自分で自分を縛る『時』の縄
憧憬はいつしか退廃したパラレルに
ドラマも
映画も
漫画も
きっと
ワタシの日常 ...
あたしはちっとも
いい女じゃない
見返りをきたいしている?
今どっちの立場が有利か
かんがえている?
ばかみたい
そんなのは
全部はだかんぼうで
愛し合うために
ひつよう?
...
サイケデリックな朝焼けにくるまれながら
春先賑わう潮騒と
柔らかに靡く飛沫の行方を
粒羅なその瞳で追いかける童心を忘れないでおこう
そこに巌として存在し
晒され削られ続けた岩壁のように生 ...
もびいる
カラ かさ
しにん
の
ほね
ほね ほね
われる
あきぞら
の
した
むぎほ むぎのほ
ゆれ ゆうらり
ひ ...
誰もがきっと探してる
心の穴を埋める
たった一粒の薬を
誰もがきっと求めてる
この世の果ての薬局にいる
あの不思議な薬剤師を
群衆に紛れた君が
ビル風に飛ばされそう ...
生産性をアップさせるために
無駄をとれとかいうけれど
それはたぶん素晴らしいことだと思うけれど
承服しかねるじぶんもいたんだ
無駄なんてない、って
月あかりが万物にしみていました
...
五月の夜の石畳に
月の色のような店の明かりが
ぼくはひとりで歩いている
ツツジの緑の甘い息を
幸福でも嗅ぐように聴いている
あれはどこだったか
手をつないで歩い ...
普通に分かると思っていた
この没落された国家が
何の機能もしていない
パンドラの箱だということを
沸点をこしてもまだ沸騰しない
涙のアパートは
決して崩れるといった選択 ...
水平の闇が
けものの声を響かせて
よじれるように傾(カシ)ぐ
見えない神事のために
鳥居の下を
泣きながら
往き来する巫女の袴
拝殿の奥の
不規則な
太鼓の音が
夜の鼓膜を
共振 ...
近すぎるよ
近すぎて、
世界ときみとの境界が曖昧だよ
私たちが細胞でできているように、
世界が私たちでできているのならば、
私たちはさっさと境界を捨ててしまおう
間違うなよ、
縁取ってい ...
失いゆく中でのグラデーション
喧騒より逃れた、感性からなる淡い理性....
アルコールの影に揺れる
溶けて消えた真夜中の針
移ろいゆく時は褪せて ...
わたしの心は凍てついて
透き通って
淋しいくらいに鋭くて
全てを見失いそうに
なる
その先の方で
あなたの心の奥に
突き立ててしまったらと
考えることすら
ひたすらに侘しいのに
...
言葉を鋭くしたくて鉛筆を削る
青空
もういいかい
まあだだよ
雲さん かくれんぼ
鬼さん こちら
とう かぞえるよ
お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん
夕がた 来たら
たき火もするよ
...
「ずっと想っていられる自信なんかない」
「永遠の愛なんてありえない」
「今は好きでも明日はどうかわからない」
***
明日 アナタが死んだとしても
私は明日もアナタを愛し続 ...
禍々しく106ミリ無反動砲を六門装備した
巨大な蟹のようなM50オントスの装軌式車両が一台、
まったく人気のない夜の街を過ぎて
ビルに潜んだ甘い夢を殺しに、兵士たちは散った
すべての忌わし ...
北半球の地上の大多数がセンチメンタルにぬかるみ泥に足をとられながら
もうなにも考えてない白目の部分に霧をあびながら歩く
誰かを殴りながら笑う子供たちや大人たちが事実的に母親をレイプしたり父親を殺し ...
僕の心の中にある引き出しは
誰に見られてもいいように
いつも綺麗に整頓してある
みんなはそれを見て綺麗だと言う
たまに散らかしたままでいると
らしくないねなんて言われる
だからみんなには話 ...
彼女がいない
友達とは電話で
話すのみ
ペットもいない
時間がない
金がない
暇がない
余力がない
飲む事
食べる事
歌う事が
唯一の楽しみだ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
何も無いんだってば
相羽 柚希
自由詩
1*
09/5/10 0:56
ひらめき
小川 葉
自由詩
5
09/5/10 0:38
春夜
草野大悟
自由詩
6
09/5/9 23:41
共通点
次元☆★
自由詩
4
09/5/9 23:32
砂
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
09/5/9 23:27
中の上
次元☆★
自由詩
0
09/5/9 23:23
未来少女
オリーヴ
携帯写真+...
9
09/5/9 23:19
友へのてがみ
あ。
自由詩
11*
09/5/9 23:08
明日の予定
ことこ
自由詩
4*
09/5/9 23:03
それを生という
イオ
自由詩
1
09/5/9 23:02
『真昼の月の窓辺』
あおい満月
自由詩
5*
09/5/9 22:30
『国民総無感情計画〜演者の晩餐会』
Leaf
自由詩
1*
09/5/9 21:51
おんな
はちはちよん
自由詩
2*
09/5/9 21:28
『摩耗カタルシス』
Leaf
自由詩
0*
09/5/9 21:22
葬式
ゆびのおと
自由詩
1
09/5/9 21:10
「 猫ノ薬 」
服部 剛
自由詩
7
09/5/9 20:57
無駄なんてない、って
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/5/9 20:54
甘い香り
〃
自由詩
1
09/5/9 20:20
パンドラの箱
こめ
自由詩
7
09/5/9 20:00
巫女
フクスケ
自由詩
1
09/5/9 19:40
距離
鈴木まみどり
自由詩
4
09/5/9 18:00
グレイグース(ウォッカ) イメージ
一平123
自由詩
1
09/5/9 17:46
氷柱
笹子ゆら
自由詩
1
09/5/9 16:42
今日もまた
光井 新
自由詩
2*
09/5/9 16:02
小詩三篇
乱太郎
自由詩
16*
09/5/9 15:56
嘘つきな愛人。
wister...
自由詩
0*
09/5/9 14:45
甘い夢 ☆
atsuch...
自由詩
15*
09/5/9 14:13
売春
モリマサ公
自由詩
4
09/5/9 13:55
引き出し
1486 1...
自由詩
1*
09/5/9 12:55
寂しい日々
ペポパンプ
自由詩
4*
09/5/9 12:38
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
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4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
7.17sec.