地球上で
毎日 誰かが
それぞれの
日記を書いている
誰の目にも触れず
(私の)大切な日々の
記憶の断片に封印して
さっきまでいた人の
後を追うように
消え去る
確かに(私)は
...
僕は親を尊敬する
ある日
親の背中越しに系譜と呼ばれる
歴史的な城が建っているのを見た
気がつけば
親も僕もその城の門番だった
僕は親よりすこし若かった
そ ...
朽ち木 陽射し 糸 眼鏡 花 枯草 それらに纏いし風
やおら朽ち木を陽射しが蠱惑し、遍く滾る圧に諭され窄む様子を哀しげに謳う蒼氓の俯瞰に秘めたる慈しみと蔑みと戸惑いを想う
...
その可愛い顔を
曇らせないで
その奇麗な心を
輝かせて
辛い時は
いつでも一緒
悲しい時は
いつでも一緒
分らない事があったら
私に聞いて
泣いてもいいから、
そしてゆっ ...
逃げ出した黒猫を追うな
桃色肉球の柔らかな足跡、その跡を辿って捜しあてるのはやめてくれ
悲鳴だ助けだなんだと、指さして決めつけて
鉄筋のガレキのすきまに手を器具を首を突っ込んで
あたりかまわず ...
夢に溺れた人がいた
夢に溺れた人は口を閉じなかった
本棚にはおとぎ話と空想の国の絵本しかなく
晴れた日には空を眺め花と歌い
雨の日は水滴に合わせて踊っていた
夢を捨てた人がいた
...
貴方と私
キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ
貴方の腕の中、ありえないって心の棘がじくじく刺さっていても
温かい腕から抜け出せなくてしがみつくのは滑稽かな
貴方と ...
ソウルに出張すると飯は明洞でとることが多い
基本晴れおとこだけど
明洞はいつも雨が降っている
屋台でチゲ鍋、最初は辛くて食えなかった
野菜でも豆腐でも赤いスープがついてしまうとダメ
水を飲ん ...
幾ら
目の前の海が
素晴らしくても
窓を開けられないのなら
ただの特大ポストカード
うすい水の膜を通して
いちにちの過ぎるのを待つ
泳ぐに泳げない、
不器用な蜥蜴の成れの果ては
にんげんに良く似ているらしい
わたしは髪を切る
意地の悪い快感をもって
不運の絡 ...
#incは速読の訓練を受けた。
一日に何冊も本を読むことができるのが、
嬉しかった。
何冊かミステリー小説を買ってきた。
#incは一冊取り出し、表紙を眺めてみた。
「何 ...
なべて蜂花に恋すれど恐ろしき
神の手か口語自由詩の悲惨なり
ヒラヒラと蝶空に吊られ止め処なし
並んで座っている父が
僕にもたれてくる
落っこっちゃう、と言って
体を預けてくる
床から目まで
わずか数十センチの高さが
怖くて仕方ないのだ
ねえ、お父さん
お母さんや僕の ...
季節を急ぐように咲く
あのブーゲンビリアの花のように
突然泣き出した
あなたは
底なしの悲しみの底に向かって
うつむいている
ブーゲンビリアもうつむくように咲く
けれどそれはうつ ...
紅茶をのこしてきみは消えた
兄妹のふりをして空の下を歩いた
きみの話に同情して
フロントガラスを殴った
そのあとはじめてホテルに行った
もう何年もそうしている兄妹のように ...
おい
イタル
たかこぎするべ
といったら
うん
というので
チヨオ
しんぱんしろ
といったら
うん
おすなよ、うしろから
ぜったいに
うん
陽に ...
黒い瞳で上目遣いにに見つめる。
ちょっとはにかんでみせる。
無意識に。
ドル札を受け取ったとたん。
無意識が意識になる。
ちょっと民族衣装のすそを直す振りをして上目遣いで見てみる。
私は本 ...
大気止み鳥矢のように木かすめて
寝息して地球は自転風もなく
雨の地に木の葉の雫重くあり
ある原始人は
暦に逆らい
若作りをした
ある原始人は
暦に逆らい
絵を書いた
ある原始人は
暦に逆らい
ダイヤモンドを作った
ある原始人は
暦に逆らい
電気を作った
...
植林林の万華鏡
土の城の匂いを嗅いで
ああ
我らは犬か猫
ジョビバラのような分裂
このざま
辺りは餌づくし
嫌に嫌い
闇夜の憂世
ああ
パラボナを撃破したい
カタチを変えても
ワタシはワタシ
根っこは変えない
コレで行く
掛け軸の後ろにあるものは
じっとしている
いらないと仕切られた上に
何がかけられたのだろう
絵は語るのだろう
字は話すのだろう
ただ外と中を区切り
支えるだけでは
満たされ ...
Cadd9ではじまるきみのアルペジオにすいこまれて
こころのみずべにほしがうかぶまるで夢のようだね
C で終わるストーリーのさき何まってるんだろう
ハッピーエンドの映画だって人生の終わり ...
人は誰だって
夢を見ている
それが明日叶えられる夢だって
遠くて遠くて100年経っても
叶えられない夢だって
きっと幼い少年少女のように
夢を描いているんだ
でもその夢が ...
ぼくには、会いたい人がいっぱいいる。
それってすごく、しあわせなことじゃないかな。
また会える人、もう会えない人、いつか会える人。
その、みんなに会いたい。
こんなことを考えている ...
開頭された馬はすごすごと退場した
新しい馬が
それは別の色の馬で
蹄を打ち鳴らして
大都会の喧騒から逃れてきました
みたいな顔していた
そんな顔で佇んでいた
監督はサングラスの下の目頭を ...
僕が本を閉じたときに
誰かが新しい頁をめくるでしょう
僕がまぶたを伏せるときに
目覚める朝もあるでしょう
僕がこぶしを握るときに
手のひらを開いて母を求める
新しい命がきっとあるの ...
この世には
憶えることが多すぎる
虹の色の数 足す
闇の色の数ほどで
いいのかもしれない
瞳を閉じて
耳を塞いで
息を止めて
そして世界を遮断して
残った唇で君にサヨナラを
カミソリの刃の上に
そおっと指を滑らせて怪我をする
バランスが危ういと学んで
いつか大人になり髭を剃るようになる
洗面台の三面鏡の戸棚の奥の
戸棚の奥の薬の箱のワセリンの瓶
そもそもこ ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
日記
フクスケ
自由詩
0
09/6/22 21:25
尊敬
唖草吃音
自由詩
0
09/6/22 21:08
『受容〜千慮の朽ち木は湿に溺れる』
Leaf
自由詩
1*
09/6/22 20:57
悲しみの歌
ペポパンプ
自由詩
6*
09/6/22 20:45
黒猫
北街かな
自由詩
5
09/6/22 20:19
夢を見る人
あ。
自由詩
6*
09/6/22 19:53
うつつ
群青
自由詩
1
09/6/22 19:02
明洞はきょうも雨だった
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/6/22 18:33
海
夏川ゆう
自由詩
2
09/6/22 18:30
とかげ
銀猫
自由詩
13*
09/6/22 18:23
ReGreeeen!
ケンディ
散文(批評...
0
09/6/22 17:48
蝶と蜂に
アハウ
俳句
0
09/6/22 16:40
恋人
たもつ
自由詩
10
09/6/22 16:25
「ブーゲンビリアの咲く頃に」
ベンジャミン
自由詩
3*
09/6/22 14:10
紅茶をのこして
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/6/22 13:25
おい イタル
オイタル
自由詩
9*
09/6/22 12:08
働く子供
村上 まり
自由詩
2
09/6/22 10:21
雨の地
アハウ
俳句
1
09/6/22 10:02
タイム無視
麻网
自由詩
2
09/6/22 9:26
ジョビバラ
〃
自由詩
1
09/6/22 9:19
宣言
未完
自由詩
1*
09/6/22 9:01
家、巣
砂木
自由詩
6*
09/6/22 5:16
アルペジオ
青の詩人
自由詩
1*
09/6/22 3:13
夢
モコ
自由詩
2
09/6/22 2:56
左胸にブローチを
ゆうと
散文(批評...
2*
09/6/22 2:16
んまオーディション
サトタロ
自由詩
1
09/6/22 1:26
僕が本を閉じたときに
たりぽん(大...
自由詩
10
09/6/22 0:44
ノート(数)
木立 悟
自由詩
2
09/6/22 0:43
そして世界を遮断して
花音
自由詩
1
09/6/22 0:35
血液の流れる音を
瀬崎 虎彦
自由詩
0+
09/6/22 0:30
4425
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4.94sec.