いっそのこと
子供みたいに泣きわめくことができたなら
どんなにか救われるだろう
だけど今の僕は
涙を流すこともできず
ただただ
心が闇に閉ざされてゆく
本当は
こんなに暗い ...
皮膚の下に
いつも消えない断絶がある
電気が切れて、30分は
花嫁の
夢に用意した砂の中で
炎症している水を「見つけて
逃げてゆく
赤いキャップ、海の貝がら
いま此処には無い
心 ...
ちらかった部屋で
宝物を探していた
いつからか欲しいものは直ぐにテノヒラはを開いたら
そこにあった
暗い独りぼっちの部屋で
僕は人形と一緒に住んでいた
いつも鉄の檻 ...
君は頭のごくわずかなすきまに
生温かいミルクを注ぎ込んで
僕を騙そうとする
不安な宇宙を満たすそれが
なんなのか分かったとき
君はもういなかった
君は誰?
過去進行に思いをめぐら ...
何時か私は朽ちるわ
何時か意思は果てるわ
何時か涙は枯れるわ
何時か貴方も気が付くわ
物語が終れば
何時か私は朽ちるわ
何時か意思は果てるわ
何 ...
病院になんか行きたくなかったわ、1週間も。
三年半もいたのよ。それに、
まわりは、おばあちゃんやおじいちゃんばかりで
話あわないもの。
でもね、こうして帰ってくるとね、兄ちゃんがニコニコして
...
いまのわたしの「しあわせ」を
機械で数値にできるなら
きっと
《計測不能》
と、出るだろう
暗い中、自分の弱さに涙を浮かべた日は
まだわたしの内にくすぶるけれど
...
母さんに褒めてほしくて。父さんに褒めてほしくて。演じるイイコ…
よく似てる。よく似てる。って言わないで。
アタシハアタシ。
あたしだけ見て…
幸せよ。あなたの胸 ...
描かれた絵画とはウラハラに
散りばめられて、濁った水が滴る
水を流し込んで、混ざりあった絵の具を溶かしてく
水に跳ねて本来の色を取り戻しながら
パレットは、平たい固いプラス ...
いつもぽかりと空いている南の空の穴が
今日は埋まっている
穴は穴だと自ら信じなければ
穴でいられないのだと気付き
隠れたのでしょう
あなたは白球
土や草、空気の抵抗がなければ
死ぬま ...
梅のすっぱいにおいに酔っ払う
華に群がるみつばちは私
どうか どうか
こんな虫ですが、甘いくちづけを致しませんか
甘い蜜で夢を見るお礼に、世界へいざないましょう
...
レトロな花柄ワンピースに
包まれたあたしが踊るのは
腹黒のワルツ
赤いハイヒール三拍子に乗っかって
追い詰められていく
逃げ場のないダンスフロア
遮るものは何もないのに
...
声にして
壊れてしまう
想いなら
胸に抱いて
ただ密やかに
野良猫を叱るために
名前をつけた
せっかく咲いた花の匂いを
ふるびたさかなの骨で
台無しにしたからね
眠れるはずの夜は
色が薄くて
もう愛想が尽きた
昨日歩いた川べりで
...
世界地図を定規で測ると
あなたとわたしを遠ざける
この距離は五センチにも満たない
この地球には海があって
広い広いそのどこかに
憧れているあなたの町が
浮かんでいる
上空に照らす ...
私は三ツ矢サイダーやカルピスウォーターがのたまう青春に惑わされずに生きてきた。
それが甘いことに腹が立つからだ。
水に砂糖を混ぜるのは
テレビで人を騙すのと同じ
アンタはそれを ...
毎日を
流していこう
昨日を残して
汚さないように
小さな傷は
気にしない
ピカピカに輝く
明日のために
あなたの言葉が
重過ぎたので
きのう貰った羊羹を
切るみたいに
二等分する
それでも
まだ 重過ぎたので
また 二等分した
羊羹だったら
小さくなるのに
あなたの心は
軽くは ...
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ...
La Roue de Fortune
[正]
運命の車輪は巡る
『見つけた』
仮想空間文字だけの世界
ビジュアルな媒体より
白と僅かの黒の世界で
葛藤や喪失が文章だけで伝 ...
La Roue de Fortune
[逆]
回転する
車輪は
あなたとわたしに
冷笑をあびせ
無駄な抵抗を続けながら押し寄せる終焉を客観的に観ていた
過去の教訓など忘れ
自 ...
ふせた長い睫毛が
まっすぐにこっちを向いて
貫かれるんじゃないかと
どきどきした
ばかみたいだけど
向き合ってね
一定の距離を
大切にしていると
もうこんなに
こんなにせつない
...
ウゥーいくぜー!
怪我なんて何のその!
オーライト、カモ〜ン!
腹にサラシ巻く
歯を食い縛って
その時間を耐え抜く
笑顔ができない。
挫けそうになる。
そうしていつも
乗り越 ...
人魚生る水中花揺れしなしなと
卵実の白き透明の胎
昼昏し女体白濁の海中に
回転上昇ラメ散りばめて
大波に巻き込まれるは絶頂の
海 ...
眠りかけた猫の横
雨も生もゆうるり過ぎる
階段にだけ残る水滴
たたずむものを映しつづける
明るさのなか
明るさを知らず
光をこぼす光を見つめ
からだの半分が泣 ...
未 知
寝不足の頭
不足感だけが
続いているように思え
動かない空を
動かない心が見つめた
動かない心を
動かない心が見つめた
...
一回死んだら生まれ変わるだけ。
面倒でつまらない代物、自動制御装置
幸せなことに何も感じない。
またいつか破壊される日が来るんだろう?
自動制御装置
...
事実を知ろうとしない者は、偽りにほろぶ。
と惑星が、述べる
言葉を
使用しているのに通じない
場合もある。
常に、とはいかないまでも
一言一句正確に発音しているのに、だ
私の内耳も
...
私は、生かされている
豆腐に
ほうれん草に
魚に
豚に
金色に輝く麦に
鳥に
卵の未来に
これらの死に
そうして、闇と光と水に。
私は、「生きている」
自分の意志で
...
原風景を1つ答えよ、と問われたならば
小生にとってのそれは牛舎である。
小生が幼少を過ごした田舎は、そりゃもう絵に描いたような香川のド田舎で。
ため池があり、畑があり、どぶ川が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いっそのこと
ヒロシ
自由詩
2*
09/5/2 1:35
夜を思い出すために立っていた
梶谷あや子
自由詩
7
09/5/2 1:28
荒野の城のてっぺんから
こめ
自由詩
4
09/5/2 1:24
レールハードプラスチック
ひとなつ
自由詩
6*
09/5/2 0:59
対象
徘徊メガネ
自由詩
1
09/5/2 0:49
michi物語3
草野大悟
自由詩
1
09/5/2 0:13
「しあわせ」に誓う
逢坂桜
自由詩
2
09/5/2 0:07
アタシヲミテ…
ユメサキハル
短歌
1*
09/5/1 23:34
パレット。
終
自由詩
1
09/5/1 22:57
浮遊
高橋魚
自由詩
1*
09/5/1 22:26
蜜蜂乱舞
蝶澤
自由詩
1*
09/5/1 22:18
Dance
百瀬朝子
自由詩
2*
09/5/1 22:01
待つ
柊 恵
短歌
3*
09/5/1 21:44
しかられて
銀猫
自由詩
17*
09/5/1 21:31
ディスタンス・インヴィジブル
アオゾラ誤爆
自由詩
9
09/5/1 20:59
ドクターペッパー
ひとなつ
自由詩
7*
09/5/1 20:49
それがいい
未完
自由詩
5*
09/5/1 20:37
切り分ける
フクスケ
自由詩
3
09/5/1 20:16
道
ふるる
自由詩
31*
09/5/1 20:02
Spread+
オリーヴ
携帯写真+...
6
09/5/1 19:48
Spread-
〃
携帯写真+...
4
09/5/1 19:46
初夏
はちはちよん
自由詩
8*
09/5/1 19:14
天までとどけ
ペポパンプ
自由詩
7*
09/5/1 17:25
人魚 実る
アハウ
短歌
4
09/5/1 16:58
降り来る言葉 XLI
木立 悟
自由詩
2
09/5/1 15:31
未知
北星三天
自由詩
1*
09/5/1 13:16
自動制御装置
猫のひたい撫...
自由詩
0
09/5/1 9:33
公転
こしごえ
自由詩
2*
09/5/1 8:52
死の上に立つ
〃
自由詩
2*
09/5/1 8:51
原風景
影山影司
散文(批評...
2
09/5/1 7:07
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
5.77sec.