とても広かった
世界がこんなにも
小さくなって
わたしは人の形をしている

魚になることも
鳥になることもできた
自由なこの世界で

いくつかのわたしが
はみ出してしま ...
つかまえることの出来ない
角の取れた風が丸く波打つ

花ごと落ちてしまったつつじが
こつ、こつと小石にぶつかり
涼しい上流から泳いできた

花街にいる女性の唇のような
程よく熟した艶の ...
詩の生まれ方にもいろいろある
卵生
胎生
卵胎生

生きている詩ならば
生まれて生きる詩であるならば
金太郎飴をちょんちょん切って
毎日数だけ増やしてくってわけにはいかないだろう

...
小さな生き物たちの視線の先は万華鏡
枯れ草から靡く種子や
色付き始めた新緑のそよぎ
漂う太陽の匂いと
囀りまばたく木々
風に回転する水車のような
緩やかな光の屈折は
土台に息づく生き物たちの
宿りを喜 ...
ネオン輝くこの街は、悲しい男が集う場所。

ニコニコ笑う客引きの口車に乗せられ発射台。

業務的で機械的、愛の無い快楽は、悲しい男を寂しくさせる。

地獄から這い出てきた、女は男を見つめて ...
孤独が暴走する
今なら独りでに「大丈夫大丈夫」と
2回早口で独言できるほど
私は放射状の原子力より あ ば ず れ で
ひたすら1(いち)で出来た羅列を好み
行けるところまで、
それを使い ...
春が来て
世の中が明るくなり
手をたたこう
声を呼ぼう

鼻歌歌って
口笛吹いて
首を振って
リズムに乗ろう

夕陽に向って
両手を広げよう
うたた寝したら
夕飯だー!

...
pointを下さい
下さい下さい下さい
1pointじゃ足りません

もっとpointがほしいんです
ランキングに載る位、

もう誰も
僕の文字を読んで呉れない

pointがpo ...
会場が大田区産業プラザPio
に移り、床面積が前回の3倍、
出店ブース数も160→300に増えた文学フリマが開催されます。
実際これまでも、日本最大規模の活字系同人誌展示即売会でしたが
文学フ ...
■天使がわたしを幻視しているのが見えた。
(ボルヘス『夢の本』非所収)

|
|(縦軸を下るほど目覚めに近くなる)
|

■天使が口を開くとき唇の奥で歯車が動いているのがちろりと ...
月が濃い黄色でいるので
思わず私は
月を増やしました

周りで無数の羽音が
存在を表しますが
それはあくまで
音でしかない
とはわかっているのに
刺されるのではないか、と
震えます ...
そんなこといまさら言うの?どうしろと言うの?
一緒に居られないのに…。


いまさらと思うのだけど今だからキミに手紙が書けると思う



いまさらと笑わないでね1回は諦めた夢「花 ...
「寒いと涙が出るのよ」

視界はこんなにもやわらかいのに

肌を突き刺すような気温、風



散歩に出かけても

猫に出会えなかった



濃い珈琲を舌にしながら

見 ...
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ...
私たちは自由で

行こうと思えば

どこまでも

どこまでも

行けるんだ

雑踏の中

現在地を見失いそうになるけれど

やりたいことは

全てできる

だって
...
{引用=角川の「俳句」5月号の金子兜太氏の揮ごう「土」を見て。}

一歩二歩耕す土に歩み寄る


苗木植え土に会話の汗 清く


長靴を履いて水まく耕作地
もしもあの時こうしていれば
そう思うことは数えきれないほどある
一度だけ過去に戻れるとしたら何をやり直す?
って君に聞いたら貴方と付き合うのを思い止まる
なんて笑えない冗談だと思っていたけれど ...
窓に映る窓 沈む窓
手首から土
幾度もひらく
白く小さな花火のはじまり


光なく光ある
言葉の淵の舞をすぎ
針を静かにつつむ手のひら


大きな銀の鳥
唱と踊 ...
筆先に
少しついた水を
ふりはらえば
雨もあがった

かならずそこに
たどりつける

ゆびがいたくても
ほほがしくしくしても

なんて濁った川
を体は流れている
発信しつづけ ...
あのロックシンガーが死んだと聞いた日
街は泣いた

たかが1人のロックシンガーの死で
時代は終わる
終わっちゃう

街ゆく人はきょうもみな
エラそうだ、幸せそうだ
代わってもらいたい ...
事故により遅延

そのひと通りの連絡を終えると

遅延証明をしおり代わりに

読みかけのコクトォを閉じた

いつもなら

行き着く時間

行き着く場所にいるはずの私達は

...
 幼い頃、私は炭火に憧れていた。

 休日、父に連れられて入った山野。街灯一本無い川辺で、良く炭火を囲んだ。
 米軍のハライサゲだと父が言う。大人でも一抱えほどある、鉄製の缶の中に紙袋の口をあけ ...
俺はどこへ行った

都会に塗りつぶされたか

常識が通じない

言葉がおかしい

話が噛み合わない

ついて行くのが

最近ツラいよ

俺が俺で無くなる瞬間を

この心 ...
(◆◆◆◆◆)←聞き取れなかったとされる箇所

1996
5/7
14:25
病室に落ちていたメモから(スヌーピーの絵柄)
発言者…闇医師B・J
抗ウィルス剤服用後のメモ実験



‥あなたの病気につ ...
虹が降ったら
思い出して下さい
かわいい三角帽の歌う
光のうたを。
東京のN区に引っ越してきた
田舎から出てきて初めての一人暮らし三日目の夜の二十二時くらいに、到着してもらうようにデリヘル呼んだ

拙者は寝所の床の↑にて風呂を浴びた後の。

生まれたままのマ ...
ふいに春風が吹き

桜ふかれそして舞い

その花びらに巻かれ

いつしか春は過ぎてゆく

大人になったら分かると思っていた

自分の存在は今もわからないまま

残酷なように秒針 ...
不思議だなあ
ぼくらには
どうして、こんなに
次から次へと
おおきな地震が
降りかかってくるのだろう。

な〜んにも
悪いことの出来ない
きみにまで。

不思議だなあ〜。

...
夜汽車に揺られているということだ
どこかから離れて
どこかへ近づいていく
珈琲を飲み干しただけの私は
すでにさっきまでの場所にも居ない
どこにも居ないのに、ここにいる
誰かの居なくなったそ ...
緑色の風が薫る農道から
また少し小さくなった背中に
懐かしさと見馴れなさがやって来て
目頭を抑えることも忘れ
あてがわれた離れ屋に駆け込んだ

何で報いる事ができるのか
口に出そうとする ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
明日の予定小川 葉自由詩2*09/5/7 21:57
ながれ、ばなあ。自由詩4*09/5/7 21:53
恐竜のタマゴ小池房枝自由詩6*09/5/7 21:51
みなもと見崎 光携帯写真+...1*09/5/7 21:48
地獄の四丁目アカギ自由詩209/5/7 21:31
地獄の國のナチス(これは正式なタイトルではありません、仮名で ...不条理の由加...自由詩009/5/7 21:22
ランランランペポパンプ自由詩8*09/5/7 20:39
pointを下さいAKiHiC...自由詩3+09/5/7 20:38
会場が大きくなった第八回文学フリマ木棚環樹おすすめリ...109/5/7 20:19
脊椎10010自由詩109/5/7 20:05
そうして繋がる高橋魚自由詩2*09/5/7 19:26
思うところイロイロ。ユメサキハル短歌1*09/5/7 19:21
春に産まれた女の子の話蝶澤自由詩2*09/5/7 19:18
ソレイユ夏嶋 真子自由詩22*09/5/7 18:29
未来からの手紙空色自由詩609/5/7 17:26
揮筆「土」アハウ俳句209/5/7 16:04
オルタネイトワールド1486 1...自由詩0*09/5/7 13:50
銀羽木立 悟自由詩409/5/7 13:44
ゆっくり歩こう唐草フウ自由詩8*09/5/7 12:38
優しさロックうめバア自由詩409/5/7 12:25
人身事故による遅延ひとなつ自由詩5*09/5/7 9:36
求道者影山影司散文(批評...109/5/7 6:07
孤独海 猫自由詩309/5/7 5:25
(◆◆◆◆◆)カルテ不条理の由加...自由詩109/5/7 4:54
虹が降ったら草野大悟自由詩409/5/7 2:22
引っ越してから三日目の夜の二十二時くらいに太郎本人自由詩109/5/7 1:42
日常より非日常をこめ自由詩609/5/7 1:12
ぼくらには草野大悟自由詩109/5/7 0:55
夜汽車たりぽん(大...自由詩409/5/7 0:54
初夏、故郷にて松本 卓也自由詩309/5/7 0:48

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