長めのタバコに
黒ずんだジッポー
傷だらけの革財布
着信のないケータイ
愛想の化粧を施し
常識の服を着て
社会の砂漠を渡る
それが私
記憶の中の地図を広げて
迷いの嵐に巻 ...
その顔で笑って
(あの表情で笑って)
その口で呼んで
(あの声で呼んで)
その体で抱きしめて
(あの心で抱きしめて)
あなたのいない
あなたへ
誰かの中 ...
甲高い空の
青を透かして
下弦の月とすれ違う
夢の満ち潮
風の凪に
追いついていく
クラウディ・クオリア
たなびくかぎろい
こころゆれない
レイニー・クオリア
果てしな ...
僕らはどこでも眠れる
可能性の、結果として
拘りを隠しましょうか、誇りを仕舞いましょうか
まっすぐな道をまっすぐ歩くためだけの
呼吸、でしょうか
道は裏返りながら繰り返されて
それ ...
【星に願いを】
私は愛を知らない
どうやら生まれたときからそんな感情がなかったらしい
だから私は人を愛することを知らない
他人にとやかく言われても冷たい瞳 ...
あなたには教えてあげないわ
そう言って海がからかうので
べつにきみから教えて貰わなくてもいいんです
そんなだいそれたことでもないし
いそいで答えをだす必要もないことですから
と、いくぶん拗ね ...
悲しいほど 絶対に許容しない
化石みたいだけどきれいだよ
ながくかかったよ ながながと しっとり
じっーとしてるよな
ひとむかしまえの誠意なら ロックで
ごまかした手前 ...
くにゅくにゅ列車が
小さなバス停にやってきて
ダチョウを三羽乗せて行った
ダチョウたちが仲良く
キャラメルを分け合っているのが
窓の外からも
なんとなくわかった
何も無い妹の ...
ここ一週間の生活は
まさに堕落という他ないくらいな有様で
でも気持ちは確実に回復しており
やっと脳に私の世界が生まれ
あと少しで筆を握れるだろう
愛しくて不器用
正面向き合ったら ...
ある夕方
妻が台所でエリンギを持って立っていた
しげしげとエリンギを眺めている
じっくりと観察しているようにも見える
よりによってエリンギだったので
エリンギを握っている妻 ...
居場所を求めた僕に、それは貰えなかった。
心地好かったはずの、あの場所には僕からのサヨナラ。
君は、僕に微笑んでくれた。とてもとても、ゆっくり休めた。
アリガト。
けれど、そん ...
一器官の不定期な激痛と鮮血のしたたるお月様の期間
太古からの生命の流れと、生きるもの達への意思の残酷さに思いをはせる
生まれる前から揺らぐ淡いお月様、、、伝えたい事がたくさんある
大好きなあなたと
笑顔をともに重ねたい
陽の見えない換気窓から
影とほんのり外界の時を伝える
*
枝豆をパチン・パチン
鋏でとってゆく
土のにおいが
なぜか懐かしく
ゆらめい ...
あなたが地上から旅立って間も無い今
こうして語るのは月並みだが
友達でもないのに僕は言う
マイケル、
あなたが音楽の神様に選ばれた
天使のように
あふれる歓びを踊りながら歌 ...
向う岸めがけて石を投げる
不様なフォームで
何度も 何度も
自分の何処かにへばりついた
決して懐かしくない想いを
危うげな放物線に託して
思いっきり放り出す
届いたことはない ...
明後日の今頃には
きっとわたし、泣いてる
ハナキンなんて言葉が流行ったっけ
週末の空気はほこりっぽくて
ろ過された部分だけを吸い込もうと
口を無意識にぱくぱくとさせる
大嫌いなもの ...
下を向いた少女の
影のような髪の毛が
風にたなびく
後ろに流れていった影たちは
空の淵、聳える山の向こうへと行く
山の向こうには
海がある
誰も知ることの出来ない、触れてはいけない黒 ...
わたしの、隙だらけの皮膚を突き抜けて
メタセコイアが生えている
臓器はいつしか記憶を失くし
葉脈を血液だけがめぐりつづけいる
あまりにむごい手つきで
世界が わたしを愛してや ...
我が肉の南方回帰さめやらず
高天原もリーフの先に
創世の靄る熱の中浮遊する
人間の種五体固まりつつ
昏い寝間朝日射す夢まどろんで
...
ため息が指に絡んで取れない午後
自由のきかない爪先が憎くって
歯の根を鳴らす不気味な横顔
この足は誰の意志に従って
懐かしいと思わせるこの道を歩いているんだろう
夕暮れが落下してくる
夜が ...
毎日毎日、私は生きてる。
何かを食べ、何かを排出し、何かをして、生きている。
毎日毎日、私はこなしている。
終わりなく続くように見える、隙間の開いたつり橋の板の上を、
無言で一枚ずつ渡るように ...
野良犬は偉いなあ。
餌の在処を知っている。
何処でも眠れる。
愛嬌の振り方、
愛想の尽き方、
腰の振り方、
土の掘り方も知っている。
毛色は違えど群れの秩序を守り、
殺さない喧嘩も ...
シグナルを待つ間
雨の音ばかり聞いていた
せつなさが押し寄せて
あわててアクセルを踏めば
頬を伝わる涙に気付く
外はサイレントレイン
あなたの声も聞こえない
まるで逃げるように車を飛 ...
この不景気で
「ありがとう」は
あまり回ってこないから
大事に大事に抱え込んでいた
街中の
誰もがそうやっていたら
いつしか
「ありがとう」は
街から消えてしまった
...
ゆっくりと終わる話
そればかりの会話は誰が居る訳でもなくて
少し肺に残している
こぼれそうになる、胸から
腕が痺れて
それもゆっくりと離れて
なんでも無いから名前を呼び
残っている砂 ...
川が緑に映るのは
上の緑が反射しているからなのか
下から緑が反射しているからなのか
表面しか目に映らない
表面にしか映らないものに
...
私は現在。
湾刀の先で風を切る一隻の、ゴメ
一隻の ゴメだ
これは帰れないみちのりであって
忘れていることなど何もない、道
ここに道があるからあるいて行く
あそこにはたどり着けないとし ...
それでも、最後には微笑む
日曜日さんさんさ(心の臓はぴりぴりじん
一期一会の花と風
雲はさよなら云っている
白い手をふる
御母上
まだ見ぬひとみに映ってる
空はどんなに青いのか
濡れた ...
雪解け道を歩いて行く
正午を呼ぶのはかなしびか
生めない、老馬の針仕事
今日は、と今日も初めてのあいさつをする
失われた空の色はいまも青く
生み落とされた核の舞台裏
微温む静水の夢
...
今朝もまた
三十年妻と起き伏し今朝もまた出かける妻に礼をのぶ
雪の朝子を連れ妻は自転車で駅に向かいて出でゆけり
深夜勤残されし子と吾と物語読み聞かせやる夜幾夜重ねし
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛鍵
みっきゅん
自由詩
1
09/7/1 23:51
人とヒトと他人(ひと)
〃
自由詩
0
09/7/1 23:50
雨と太陽のクオリア
フミタケ
自由詩
3*
09/7/1 23:43
うつくしい世界
霜天
自由詩
3
09/7/1 23:32
星に願いを
綾瀬たかし
自由詩
1
09/7/1 23:15
かたつむり
草野大悟
自由詩
3
09/7/1 23:11
日日草_rev2
ヤオハチ
自由詩
0
09/7/1 22:24
くにゅくにゅ列車
たもつ
自由詩
10
09/7/1 22:11
飄遊
蝶澤
自由詩
1
09/7/1 22:00
「エリンギ」
ベンジャミン
自由詩
3*
09/7/1 21:02
居場所。
狠志
自由詩
1
09/7/1 20:35
紅い痛み
アサギ
自由詩
0
09/7/1 20:13
残照
唐草フウ
自由詩
5*
09/7/1 20:11
アメリカの英雄に捧ぐ
服部 剛
自由詩
3
09/7/1 19:41
距離
nonya
自由詩
4*
09/7/1 19:04
予定された金曜日
あ。
自由詩
9*
09/7/1 18:30
呼ぶ声
高橋魚
自由詩
2
09/7/1 17:01
未完の、ソネット 「隠家(あじと)」
望月 ゆき
自由詩
8*
09/7/1 16:49
南への回帰
アハウ
短歌
2
09/7/1 16:31
『歩行者優先』
東雲 李葉
自由詩
0
09/7/1 15:27
社会の中で
あきな
自由詩
2
09/7/1 15:21
野良犬は偉い。
四球
自由詩
0
09/7/1 14:35
サイレントレイン
未有花
自由詩
11*
09/7/1 12:58
雨なんて降らないから
小原あき
自由詩
7*
09/7/1 12:32
act.2
チャイ
自由詩
1
09/7/1 12:31
からふるさかみち。
LOW
自由詩
0
09/7/1 10:59
亡命者
こしごえ
自由詩
5*
09/7/1 8:30
ONEDAY
〃
自由詩
2*
09/7/1 8:29
一期一会の春先
〃
自由詩
1*
09/7/1 8:27
今朝もまた
生田 稔
短歌
2
09/7/1 8:05
4408
4409
4410
4411
4412
4413
4414
4415
4416
4417
4418
4419
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
加筆訂正:
Good-bye YesterDays
/
もこもこわたあめ
[09/7/1 21:44]
タイトル改め
5.82sec.