ゆふづくよ
ひとりしづかに
もひよせど
あてなきおもひ
ちぢにみだれり

あかつきに
ふたりしづかに
むつびあふ
はてなきおもひ
ももにもゆはえり

letter or let ...
青い水の中
赤い鯉が泳ぎ
緑の藻が浮いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色を決めかねている

青い空の下
赤い蝶が飛び
緑の蛙が鳴いている

 その脇で紫陽花は
 自分の色 ...
見に来たわけではないのです
小エビを掬いに来たのです
けれども夜の二級河川に
いくつか光が見え隠れ

常夜灯が水に映るかと
とぎれとぎれは風のせいかと
思えばふうわり飛び立って
すうっ ...
「時間が欲しい。」
そこまで言うのなら、試みてやってもいい。
我等がしばらく感じ入ることのなかった領域へと
いざなえ。
僕の住む街に国内二次感染が確認された
なんで神戸なんだろう
僕は悲しみに襲われている
地震や感染症がこの街で起こったことに
僕らはどういう意味を見出だしたらよいのだろう
雨が降っている
ニ ...
プロムナードのパノラマには雑木林があり
    雑木林のうえにはもつれ雲があり
  もつれ雲のかなたには空の果てがあり
     空の果てにはなにも見えないが
       なにかがあるにちが ...
何かにすがり付きたくて、何かにつかまってなくちゃ深くて暗い海に吸い込まれてしまいそうな気がして。
そんな不確かな物なんかにしがみついて。

私の友達が違う子と話してるだけなのについなんだか嫉妬し ...
貴方は久し振りに会った私を
変わったと言った
だけど私には心当たり何てない
一体私の何処が変わったの?
何が前と違うの?
私は何も変わってないよ

変わったのは貴方じゃないの?
その問 ...
優しさなんてものは
いとも簡単に覆される

甲斐甲斐し過保護と
揶揄した数式によって

頼もしさなんてものは
いとも簡単に透かされる

曖昧な齟齬と
ちょっとした拘泥によって
...
1)
アスファルトの裂け目から
木漏れ日浴びたいが為
懸命に掬おうとした


どこにいたって
どこにいたいんだって


所詮 澆季なんだし
渡世 猟奇なんだし


...
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ...
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
...
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ...
汗ばむほどの陽光の
照り返しに遮られて
わたしはまた
前が見えない
夜のうちに拾った
指たちをつなげても
それは手にならないのだ

誰かの声の届く範囲に
いるはずなのだが
それ ...
「ぁあ。今日は急いで準備しなくてもいいんだ・・・」どこへも行かない朝に。





1日中ベッドで寝てた。明日には朝になったら変わる気がして。





変わらない現実だけを携 ...
散る春惜しみつつ緑の露に映(ハ)ゆ初夏の風の色青き 今生も来世も賭ける我が進化
        忘却の河の水上を歩け


脳髄に深く浸みこみ本能の
       爬虫類の群れ我が右肩に


晴れた日に書物と会話見開きの
        ...
生活用マスクを剥ぎ取る
公開オナニー的
過去暴露

そう
酒と肴と
タバコと雑音で
誤魔化しながらの
自己演出
そんな夜だった

けど
区画整備された
舗装道路の
マンホー ...
 その頃・・・・










      「 夢 」   作 えんぴつくん



    夜、

    星になって えんぴつ座 って呼ばれたい
...
夜明け。雨が降っていて僕らは神社で雨宿りしていた。徹夜明けの僕らは相手の膝で交互に眠った。三島はここで死んだね、君が寝ている間、君の短い髪をかきあげながら、あじさいの花が揺れるのを見ていた。


...
お昼までの酔い
午後に恐竜が現れてもわたしはしらない
みみずのしっぽは空をむく
定家葛はひたすらのびる
墓にしがみついていたわたしの腕は朽ちた
あなたは植物みたいに芽を吹き出して
わたしが ...
昼間のような明かりが漏れる
こんな時間でも隣の芝生はやっぱり青い

手を伸ばしても全然足りず
「ないものねだり」と一蹴される

世間は俺を異端と罵る
俺は世界の端を行く

もう石を投 ...
 春の光は、粒子のようにきらめいている

 冬の光のように抜けてはいかないし、
 夏の光のように伝染しない

 春の光は、春そのもので

 ときどき、光が交わって行き場を失うことがあ ...
 もうやめよう。
 小室テツヤのように、無思慮な少年少女を
 持ち上げるのは。

 もうやめよう。
 ゆとり、個性、自分らしさ。
 死に至る病を押しつけるな。

 自分との戦いは王 ...
何かすらひとつですらもそのままに

音の指弦をはじいてついてくる

この空に青い瞳が石畳
 僕は知る
 遠い空の向こうに
 僕の手ではどうしようもない出来事を

 僕は行く
 ある一人の人が辿る物語の
 小さな時の流れ

 僕は孤独
 愛するクオリアは孤独
 もっと ...
牡鹿の角の突き刺すは乙女
鱗が煌めく魚の祝福の舞いも
こちらを見詰める小鳥の円らな瞳も
世界を着飾っていくわ


血の通う白さはなんて狂おしいのでしょう

素っ気無い黒猫も
願いが叶 ...
じりじりとあがる気温に耐えかねて
とうとう藤はにげてしまった
山の中に
まだどうにか残っている
冷ややかな空気と
無口な水を引き連れて

 5月の山の青です
 より一層涼やかな青です
...
   まもる、と決めた

   それは

   つまり

   まもらないものを

   決めてしまった

   決断はこわいけど

   失ってしまったら

   も ...
僕たちの記憶は海底に眠っている
それを何百万年後
探査船の小窓から覗いている
探査船の光に照らされた音のない世界
僕たちの記憶は僕たちに気付いていない
不倫はまだ化石燃料にもならずに
探査 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
六花抄 -I wish you were here-悠祈自由詩3*09/5/16 21:41
迷う花亜樹自由詩409/5/16 21:30
草冠とレインクラウン/虫の宇宙海里自由詩109/5/16 21:18
使徒βへ吉岡孝次自由詩009/5/16 21:01
インフルエンザの夜吉岡ペペロ自由詩509/5/16 20:56
にびいろの声紋(四)信天翁自由詩109/5/16 20:37
欠けてる満月kewpie...自由詩009/5/16 20:22
変化夜桜華月自由詩109/5/16 20:14
『少年と渡り廊下』Leaf自由詩009/5/16 19:45
『グレアを聴きながら蒲公英の行方を想う夕立ち』自由詩1*09/5/16 18:59
2cmの宇宙nonya自由詩15*09/5/16 18:51
不透明な世界緋月 衣瑠香自由詩17*09/5/16 18:35
金魚あ。自由詩16*09/5/16 14:55
波紋のように広がっていくいとう自由詩9*09/5/16 13:12
いらない子。ユメサキハル短歌2*09/5/16 12:44
散る春のフクスケ短歌009/5/16 10:45
幻視の日アハウ短歌209/5/16 10:08
昨晩はよーかん自由詩009/5/16 8:41
鉛筆くん、。。。ヨルノテガム自由詩209/5/16 8:01
階段のこと渡邉建志自由詩409/5/16 3:01
即興掌詩4点佐々宝砂自由詩209/5/16 2:38
現実戒途自由詩009/5/16 2:18
Ohatu自由詩009/5/16 2:01
もうやめよう。自由詩109/5/16 1:46
晴れ色でK.SATO俳句109/5/16 1:34
運命とクオリアdoon自由詩109/5/16 1:33
自覚的少女はこの世を生きてる蝶澤自由詩209/5/16 0:57
初夏の逃げ道亜樹自由詩309/5/15 23:33
決意逢坂桜自由詩309/5/15 23:21
海底の小窓吉岡ペペロ自由詩409/5/15 23:17

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