まぶたで感じるような
虹色のカーテンの中で
昨日見た夢を呪う
砂浜を歩く花嫁
男の子は背伸びができない
物欲しそうな瞳を浮かべてみても
魅力的な言葉等思い浮かび ...
嘘をたくさんついても
人の嘘は信じてしまうから
だんだん腹を立てるのが
億劫になってきた
玄関から国道まで歩いていく
輸送弾道弾トレーラーのエンジン音が
近づいては遠ざかる
自尊 ...
狂ったのは数秒、破綻した能書きを淡いグリーンのタンブラーに短く吐いて、眼の中を覗きこまれる前に正気の振りをした、恐怖が心臓を肥大させて鼓動の破裂で肉体を破壊させようと目論んでる ...
いつか高田馬場の駅前広場で
スーツを着て歌うんだ
我慢ならねぇ事が多過ぎる
スポーツカーを購入したら サイドミラーがパープル
でもでも全然大丈夫 だってぼくはもう二十一歳だもん
仕事は全然していないし 保険料も払ってないけど
でもでも全然大丈夫 だってぼくはもう二十一歳 ...
妹の旦那がフランス人でおれはとても悔しい
フランス人の旦那はとてもハンサムなマスク
一方のおれは腐ったなまはげのような顔面
フランス人の旦那はとてもスマート高身長
一方のおれは軽戦車のようなみ ...
今度の連休になったら友達同士で誘いあって
男性下着メーカーの工場見学に行こうぜ
運転手つきの観光バスをチャーターしてね
ブリーフやトランクスが出来るまでの
なまなましい過程を見学しに行こうぜ
...
看板によると高井戸の線路の脇の神田川は
源流から5.5km程下ったところだそうだ。
水面には川沿いの遊歩道から桜並木が暗い影を落とし、
時折濁った水の中で丸々と太った真鯉が
その堂々たる腹を反 ...
誰かが言った
「我慢するんだ」
僕は叫ぶ
「我慢するよ」
アルバイトの説明会場の中に充満した
お金お金お金
生活生活生活
毎日毎日毎日
その空気に軽い吐き気を覚えながら
全てを終 ...
090604
めいじんと
声に出す
お湯が沸く
水が出る
氷が融ける
腹が立つ
めざす頂き
輝く刃
煌めく星座
名人となる
此処まで来ると笑うしか ...
洗濯していると
泡がモコモコ
もりあがってくる洗剤がほしい
その泡をすくいとって
吹きとばすのが楽しみ
だったのに
二層式洗濯機
と
でっかい箱の洗剤を
わたしにプレゼントしてく ...
暗い地平の
遥か向こう
白く光る湖
空をかける
黒い群れが
夕陽を遮る
赤赤と沈む
失語の湖水
深い記憶が広がれば
良いものさしができる
浅い思い出は
普通のものさしを作る
普通のものさしがたくさんあればどんなときも
適したものさしを探す作業に没頭できる
良 ...
微かに本が吐き出していた
縁の糸に絡み取られたように
また
導かれた一冊の詩集
図書館で目にすると
迷いもなく借りてきた
けれど貸し出し期間の半分が過ぎても開けず
10日が過 ...
水の精霊にフロントチョークかまして、
扉を開けるとそこは上空。
俺は水色の空にけたたましく赤いペンキをゴボゴボ吐きながら
そうや、自分の接客態度を今一度見直そう、
と、鏡の前で気色悪い笑顔を作 ...
君(久保)は僕の場所を
いつも探してた
街の風に吹かれて
僕はちっぽけな人間だ
君だって似たようなもの
それなのに
君はいつも僕を
探していた
あたかも
僕が特別であるかのよ ...
盛況過ぎて
やんわりと羽根を下ろす刻
語り部達が静かに
酒宴に集まる刻
風の香に君想い
星の下雲に優しさ
月が紅潮する淡さ
選んだ夜道
恋人達が求め合う
過ちを飼い慣らし ...
風のバラ
とはわたしの愛した詩人
の五月
をうたう冒頭のことばだ
しかし
肉厚の花びらをかさね
内部へ密度を増す花は
きみに似合っていない
むしろもろい花弁に
あざやかな色彩で
緑 ...
あかい爪から夕焼けにじむ
嗚呼、もう満ちてしまうから
呼吸をひとつ
決して後ろをみないこと
怖いと思えば取り込まれる
気を強く持つこと
廃墟には人ならぬものが住む
見えないから ...
内に棲む獣を宥め寝かしつけ好き勝手するビール片手に
洋服を脱ぐかの如く性格をすらりと変えて男を騙す
君のことが大好きだよ
インディアンうそつかない
君は世界一きれいだよ
インディアンうそつかない
僕は世界一しあわせだよ
インディアンうそつかない
もし君がいなくなったら ...
いくつもの光の輪が揺れている
緑の{ルビ踝=くるぶし}が踊り私を誘うだろう
風は耳うちして秘密を告げた
胸うちに痛みに似た喜びが広がり
そうして唇から歌がこぼれ
ごらん
静かな火が ...
夜明けのダイナーにはウエイトレスひとり
明るくならない大きな窓に消えきれない街灯が映り
昨日の夜の残像みたいに向かい合うカラダの
そぞろなタマシイふたつと
それぞれの眠れない夜を過ごしてきたお ...
理想は難く
現実は易しい
理想を捻じ曲げ
現実をこなす
まずいと思っていても
遂行しなければ
ならない
時もある
心が痛む
時をやり過ごし
現実をこなしてゆく
ゴメンナサ ...
大事なものが見つからない
デッサンのときも
カラーリングのときも
いつだって必要なのに
大切なものが見あたらない
モデルを決めるときも
アングルを決めるときも
いつだって必要 ...
リアルに見える鏡に立ち向かう猫
気がつけよ
鏡だよ
それを見つめる
刷り込まれた感覚半分
現実とは
...
わたしは幼い頃
祖父のことを
タキモトさんと呼んでいた
しばらく年を経て
生まれた妹も
タキモトさんと呼んでいた
時は過ぎ
わたしの息子が
わたしの父を
タキモト ...
僕ら離れている
そこにきみがいるのか見えない
歩いている人影が見える
声はまだ聞こえない
風に髪がなびくのが見える
きみか と確信する
呼ぶ声を聞く
まだきみの匂いを感じない
見つめる ...
朝の庭は
淡い彩り
甘い匂いを
ほのかな空に
夢見る花は
微風に揺れ
ふわり
ゆらり
羽ばたいて
蝶よ
...
道中出会った黒人の少年は痩せぽっちのチビだった。
手足がやけに細く、その癖黒人特有の光沢と張りのある肌。縮れた髪の毛に薄い唇。衣服は支援キャンプで配布されている、年齢に不釣合いな大人用のものをず ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
きんぴか不機嫌
マルタ
自由詩
0*
09/6/5 0:21
てっててってて
竜門勇気
自由詩
1*
09/6/5 0:14
神の詩、片端に記された聖書、ただ落下しては流れてゆく雨の行先
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
09/6/5 0:03
いち
虹村 凌
自由詩
1*
09/6/4 23:17
ミラーがパープル
セガール、ご...
自由詩
3
09/6/4 23:14
フランス人の旦那VS俺
〃
自由詩
3
09/6/4 23:13
この連休を利用して仲の良い友達と一緒に最高の思い出を作ってみ ...
〃
自由詩
6
09/6/4 23:12
視聴覚混濁
taznu
自由詩
1
09/6/4 23:00
僕と、お昼を。
虹村 凌
自由詩
2*
09/6/4 22:30
名人
あおば
自由詩
5*
09/6/4 22:09
泡がモコミチ
蒼木りん
自由詩
3
09/6/4 22:05
湖
フクスケ
自由詩
1
09/6/4 21:52
ものさし
短角牛
自由詩
1
09/6/4 21:16
闇と親和する度量
kauzak
自由詩
7*
09/6/4 21:09
アブラハム大臣の大行進
清水勇介
自由詩
1
09/6/4 20:23
久保が僕であるために
花形新次
自由詩
2
09/6/4 20:17
夕闇
漣 風華
自由詩
2
09/6/4 18:34
五月
非在の虹
自由詩
5
09/6/4 18:19
7.廃墟の住人
朽木 裕
散文(批評...
2+*
09/6/4 16:48
内に棲む
夏川ゆう
短歌
1
09/6/4 16:26
インディアンうそつかない
ミサイル・ク...
自由詩
3
09/6/4 15:53
緑の踝
石瀬琳々
自由詩
7*
09/6/4 13:50
Burn.
芳賀梨花子
自由詩
1*
09/6/4 12:25
理想と現実
ペポパンプ
自由詩
6*
09/6/4 12:03
だから私は描けない
みっきゅん
自由詩
0*
09/6/4 11:15
リアル
北星三天
自由詩
0*
09/6/4 10:42
タキモトさん
小川 葉
自由詩
1
09/6/4 8:25
ディスタンス
taznu
自由詩
1
09/6/4 8:24
少女
柊 恵
自由詩
9*
09/6/4 8:15
アメリカンマシンガン&アフリカン
影山影司
散文(批評...
1
09/6/4 4:26
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
4468
4469
4470
4471
4472
4473
4474
4475
4476
4477
4478
4479
4480
4481
4482
加筆訂正:
ホントの嘘
/
漣 風華
[09/6/4 18:31]
続きがございました。
ホントの嘘
/
漣 風華
[09/6/4 18:30]
続きがおざいまg
4.61sec.