アイシテル コロシタイ程 調理中
信じてくれる? 毒でも盛れば
パパとママ 他人同士が向き合って
醤油のしみを 重ねるクロス
ビールでも買ってくるよと出て行って 三年帰って来な ...
尻が黄緑色の赤いりんご
地球の頬が凹んだ形
よく見ると日本列島のあたりに
小さな傷がある
皮ごとかじると
茶色のしみになっていて
セピア色の記憶がよみがえる
家族で
伊豆の修善寺に ...
簡単なことしかいえないよ
だっていちばん
簡単な気持ちだから
もう言葉
えらばなくても いいよ
あたしを傷つける
言葉なんてない
他のひとにはしないこと
あたしにはしていいよ
...
叶わなかったものを
あした、と呼ぶことにした
ガラガラで出てきた白い玉
おじさんが残念でしたとティッシュをくれた
列から離れるとラッパの音が揚々と響く
真っ赤な自転車を当てた女の子は
...
毎朝
燻る私の香りに包まれている
踏み込んだ片足が抜けないまま、明日に来てしまった
靴はいつの間にかなくなって、そんなことにも気付かない
それでも柔らかい、朝は好きだ
コップ一杯のミルクで、 ...
「信号まで送るよ」君が言ってから 赤はふたりの色となりけり
青を待つ吾もまた人に待たれ居り 三千キロの横断歩道
「それじゃあ」がいちばん恐い帰り道 留まる信号 3度目の赤
少年誌の山を崩し
初めて手にしたビニ本をめくることで
成人女性の身体には
モザイクという器官があるのを突き止めた
未知の感情に駆られ 求めた場所は
服を着ていたり
声すらかけられなかったり ...
ぼくの部屋にきみはいらない
きみの部屋にぼくはいらない
そう いくら距離を保とうとしとても
君はまだ飛び道具を使うし
君は僕の煙を避ける
週末が億劫で 眠くて眠くて仕方ないんだ
どうせ ...
もし私の子供が象だったら
鼻が長かっただろう
耳も大きかっただろう
バスにも列車にも乗れないから
歩いて港まで行き
遠くアフリカまで船で渡っただろう
サバンナに沈む夕日をいっしょに眺 ...
滋賀の温泉
五十年たちまちに過ぎ吾はいま妻と旅行を楽しみており
浅みどり黄みどりに色づける山はゆたかに目を奪う
夕暮の塩野温泉つれ三人上品なる料理食べており
遠くなく蛙のこえの ...
090502
試合最中にさぼると叱られる
罰の指導を受ける前に
注意されて
もっとがんばれと奮起を促される
勝ちたいと願わない選手はいない ...
まだ春だと言うのに
焼ける万華鏡の景色
溶けていく
まだ碧き獅子の
輪郭が弧を描いているのに
溶けていく
降り続 ...
ひらくことすら 忘れた花に
まぶたをふれ ささやく
かなしさのこと 花かざる店の花の
さみしさのこと 枯野のさむさの
ひざしはあふれかえっているのに
いつまでも こたえない
ひ ...
昔 大きな戦いがあり
そのせいで手首の骨が曲がったままついている
と祖父が言う
痛かった?
そりゃ痛いよ
(おじいちゃん人を殺したの?)
とは聞けない
昔 大きな戦いがあり
みな人を殺 ...
世界覇権の欧米からアジアへの移行をテーマとした映画と思われた。
ただし映画はこの「移行」は死を以って償われる「遺贈」によってなされるものと表現しており、しかもその贈与の実体を悪燃費のアメ車で象 ...
{引用=
目の前が滲んで
晴れた日が怖くなった
}
何でもいいと思っていたけど
やっぱりそれじゃ
上手くいかなかったよ
{引用=雨が、降るのを待ってる}
見 ...
喫茶店の窓で
貴方が来るのを待って
知り合いの店で
デザートをサービスしてくれた
大人になって
それぞれの好きな道で
ちまちまと稼ぎ
ストレスに弱い二人だった。
君は痩せ
僕 ...
その魚は女で
この骨は女で
あれを食べ残したのは女なのだという
よくわからないが
すきだとおもった
その背中は私で
このくるぶしは女で
あれを食べたのは男なのだという
...
朝から
しゃっくりする
左の指
秒針を無視して
血管の縮れる音
何かに似ている
携帯の着信ランプ
あおい点滅の吐息
あなたの奥へ
踏み出せない ...
ダンプティ・ハンプティ
そのあと どうなるのか
いつか思いだすだろう
あなたは知っているのに
教えてくれはしなかった
ハンプティ
生卵 それとも
ゆで卵 とにかく
われやすいので
あ ...
僕は不器用だから。
君に近づこうとしているのに、君が離れていくのが解るから。
もう、どうしようもなくて。
自分の力ではどうにもできないと、決めつけて、諦めて。
僕は、閉 ...
「期限、切れてるよ」
で、笑う、
そのレスポンスが
現実であると
人の中で生きていると
赤いイヤホンが
耳をふさぐ
電車ではいつも
ドアの横に立つ
ひとりきりであると
人の中で ...
ヤワイ花
ふわふわ蜜をいっぱいふくませ
メシベだかオシベだか
よくわからないその
土から生まれ
葉に育まれ
守りぬく天使の羽
なくさないで
こわさないで ...
咽喉が渇いてしょうがない
余計に言葉は伝わらない
言って被害妄想するなら、それでいいか・・・
苦しい
許容範囲を超えると発生する春の病
隠し切れない残り香が
私のまぶたに影を落とす
...
あさとよる
うみとそら
砂浜は境界線
ふたつでひとつ
よせてかえして
あいまいに笑ってる
目はふたっつ
耳はふたっつ
瞬きのためいき
ふたつでひとつ
すってはいて
風が遠くを ...
からりからりと晴れた空
君は何を思うのだろう
溜まった洗濯物は風が揺らし
休日の私は君に揺らされる
いっそのこと
忘れてしまえば良いのに
忘 ...
小さい大きく感じは下がれ冷たく爪からさかく
あの山のため息はため池死んだ不利をして片手でその撮ってね
その手でくり貫いた眩しくはない空にふれて耳から時が流れる
耳から聞える時計の音
降って固く雨がなるように
つないでいた手を
静かにはずし
あなたをみつめ
終わりを悟る
ステップは完璧で
くねらせた肢体は
スタンディングオベーションの花道に
これが最後のステージと
...
{引用=さっきから
同じ音
同じ声
同じ言葉
きこえるかい、
きこえるんだ。
嫌気がさしたりしないかい
光は射したりしないかい
それはないな、
ないな。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
幸福な食卓
衿野果歩
短歌
0
09/5/2 20:32
実り
殿岡秀秋
自由詩
2
09/5/2 20:19
大切
はちはちよん
自由詩
4*
09/5/2 20:03
その名は、あした
あ。
自由詩
8*
09/5/2 19:48
ベーカリー
霜天
自由詩
4
09/5/2 19:42
みっつ、信号のうた
はちはちよん
短歌
4*
09/5/2 19:38
モザイク
佐々木妖精
自由詩
5*
09/5/2 19:08
着信拒否
〃
自由詩
5*
09/5/2 19:05
もし私の子供が象だったら
たもつ
自由詩
4
09/5/2 18:57
滋賀の温泉
生田 稔
短歌
0
09/5/2 18:54
教育的指導
あおば
自由詩
3*
09/5/2 18:06
万華鏡の景色
北星三天
自由詩
3*
09/5/2 18:01
午後のゆううつ
非在の虹
自由詩
2
09/5/2 17:12
足は大地を踏む
ふるる
自由詩
6*
09/5/2 16:51
覇権の〝遺贈〟 映画グラン・トリノ GRAN TORINO
A-29
散文(批評...
0
09/5/2 16:24
うりずん
依
自由詩
4*
09/5/2 16:00
恋そして花
ペポパンプ
自由詩
6*
09/5/2 15:54
食卓
昼寝ヒルズ
自由詩
3
09/5/2 15:53
『ユビオト』
あおい満月
自由詩
4*
09/5/2 15:50
ハンプティ
フクスケ
自由詩
1
09/5/2 15:44
距離
エルメス
自由詩
3
09/5/2 14:30
はこばれるいきもの
因子
自由詩
2
09/5/2 14:23
5月
sya
自由詩
1
09/5/2 12:30
症
蝶澤
自由詩
1
09/5/2 11:42
ふたつ
夏嶋 真子
携帯写真+...
19*
09/5/2 10:29
水色の空
伽茶
自由詩
8
09/5/2 8:23
朝と夜が楽しくなる
十二支蝶
自由詩
0
09/5/2 6:18
黒く服
〃
自由詩
0
09/5/2 5:59
ラストダンス
yoyo
自由詩
1
09/5/2 4:30
てのひら
ゆうと
自由詩
3*
09/5/2 2:38
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
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4444
4445
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4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
加筆訂正:
午後のゆううつ
/
非在の虹
[09/5/2 17:14]
語句
5.82sec.