もっと空は青かった と
つぶやいた君の横顔
遠くを見つめる瞳には
何がうつるの?
君の この先の 未来に
僕がいないことは 明らかで
でも
繋いだ手は ...
中折れの麻織りのストロー・ハット
リネンのTシャツにサルエルのパンツ
エッジの効いたファッション誌たち
8ビートを刻む心地よいリズムギター
どれもぼくのお気に入り
鮮やかななピンクの ...
暗やみの響きを見つめ行くのかとエンジンに文字ターミナルのバス
浮かんでは食べる料理の店の海必死な景色の席は絶壁
ブランドの赤いフェラーリにゴミもなくピンクにマダムがモナコの ...
生きた心地よ
ドコイッタ
純真なる背徳には
阿修羅の如く
瑪瑙貫く強靭な動と
深紅の静で胚胎す
俺は背く
課せられた日々に背く
肉をちぎり
骨を断ち
辛 ...
なんて美味しそうなんだろう
透き通るように白く
柔らかな曲線
なのに
喰いたくない
しかし喉は乾き
むせかえるほど
涎は止まらない
そし ...
貴樹(あなた)は何を想って生きている
三百年の晴れ間と雨を
浴び続けて今に至るに
自らの新しい緑を見つめ
仲間の散る瞬間(とき)を泳いだんだね
ふと淋しいと思った朝は
小鳥が羽ばた ...
雛が巣から落ちた。
高い軒から、コンクリートに叩きつけられた一羽は
ぴくぴくと口を開き、その奥の赤さを私に見せ付けてから
そのまま動かなくなる。
私がただ馬鹿のように立ち尽くしていると
巣か ...
芝生の布団に寝転がって
五月晴れの空を見上げていたら
公園一帯を包み込む大きな影
くじら雲が町を横切った
頬をくすぐる風が心地よくて
いつの間にかうとうとしてら
くじら雲が近付 ...
バスタオルに湯気の立つ少女くるまれている
春には毛布もうすくなる老人
落ちてくる雨粒にときおり天にくちをひらく少年
あたしはひざを折りさらに腕をおりまげて居酒屋の出口で誰かをまってる
星が ...
愛という字を
上手に書けないまま
この年齢になってしまった
心が大きくはみ出したり
小さく遠慮して
収まってしまったり
愛という字は難しい
昨日久しぶりに電話し ...
縦でも横でもいいからさ
自分を半分に切ってみなよ
割れたところからほら
層がみえるよ
まるで切り株の年輪みたいだ
その朴訥として
幼きいたいけな青臭い中心が
...
零下100度だろうが
摂氏100度だろうが
純然と滅亡を抱き
生を繰り出す分子達
宇宙の縁を
想像の果てを
超越すべく
今にもちぎれそうな僕のシナプスは細い糸を綾なす
...
買ったばかり
ミルク色の
ぶ厚いカップをベッドにして
眠りたい
夕暮れには
もも色に染まるでしょう
鳥の羽が落ちたら
おふとんになるでしょう
静かに夜のカーテンひかれたら
星屑は
...
最初から
わかっていた
何時かはこうなると
私は 幸せになることを
赦されてなどないのだから
罪深い私に
幸せになる権利はないのだという現実を突きつける為の
神様が私に下した罰だ ...
すきとか愛してるとか
言わなくてもいいよ
ちゅうすればわかるよ
とても直接的に
きもちを表す手段
じぶんの入口をおしえあう
聖なる自己紹介
ひとりじゃできない
みんなでもで ...
今年もまたさくらが咲く
涙を吸い上げて
また地におとす
季節はただ往くだけ
巡ると見せかけて
春は残酷なくらいやさしくて
このうえないしあわせを見せ付けながら
かなしみを呼び起こす
...
太郎は桃から生まれた
<ハレールヤ>
太郎は人と思われぬ
<ハレールヤ>
太郎の心は折れぬ
<ハレールヤ>
太郎の掌を見よ
<ハレールヤ> ...
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボーダーラインの老人たちの調査をするのが姉の仕事だ
老人は環境をかえるとすぐにボケてしまうらしい
だ ...
桃太郎誕生す。
太郎桃の子ひとの子と異なりし子のいやさかに、屈強のこころたなごころ。
犬、猿、雉なる家来。
眷属三匹はつなつの花かをりたつ、桃源郷に今しねむるも。
...
風のぬくもりが
わたしの瞼を閉ざす
風のぬくもりが
髪を掬う指先を早める
風のぬくもりが
昨日の足音 響かせる
風のぬくもりが
終わらぬ唄を 呼び覚ます
風のぬくもりが ...
つまらない
空腹を抱えてとぼとぼと歩く
階段をおりて冷蔵庫を探る
腐りかけたバナナが転がっている
嗚呼、何てつまらない
日常はつまらない
僕はいつまでこうして
だらだらとつまらな ...
長く雨ざらしにした机のように
雨や風や光をうけとめる目
変わらないものが
変わるものをつくっていく
椅子に座って
...
たとえば納豆の一粒一粒がそれぞれ違った人の頭で
それらが納豆らしく糸を引いて絡まっていてあぁ糸は黒髪
絡まっていてそれが1つの人体の形をなして地雷を踏んだら
爆発して飛び散る納豆的な彼らが持って ...
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン
ドンドンドドーン
ドドーンコッドン
ドンドンドンタカタッ
ドドンコドンタカッタタ
ドンドンドンタカタッ
ドドンコドンタカッタタ
ンタンタンタ ...
中学は十時半消灯で
どきどきしながらラジオを聴いた
ラジオは抜き打ちでよく没収された
そのたび新しいのを買った
イヤホンからもれるのが怖くて
布団をかぶった、秋だった
090506
蜜柑箱の中に詰まった
蜜柑を食べ尽くした
60人が
つぎつぎと坐ったので
潰れてしまい
バラバラにされて
燃やされた
蜜柑箱の中に ...
片付けすら
進んでいない最後の夜
チキンラーメン
食い尽くし
財布の中身
使い果たし
片付けすら
進んでいない最後の夜
最後の孤独を思い返す
雨が降って
外にも出れず
盗まれ ...
スーパーのかたすみで
君が開発した商品が
売られている
九十八円で
売られている
定価がいくらかなんて
ここで言えやしないけれども
君はこの商品の
発売が決まっ ...
爪ばかりが淡く さめざめ道に砂を撒く太平
酔いつぶれて目が覚めた 草の無い海の中で裸で
覚束は開いてる 影の無い眼底で
連続しては 平たく均す 見栄えのある風景
崩れていけば なしのつ ...
くるくるの髪型になったの。
羊の毛みたい、そう言ってわたしの髪をもてあそんでくれたらなおうれしい。
雨の日は耳に栄養剤入れて散歩に行くの。
シャッフルして流れてくるお気に入りの音たち。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
告白の丘
李伍 翔
自由詩
1*
09/5/7 0:26
my favorite things
aidani...
自由詩
1
09/5/7 0:06
南仏回りを、動く
K.SATO
短歌
1
09/5/7 0:00
蟻ん子の心音
Leaf
自由詩
0
09/5/6 23:55
赤い目
巧
自由詩
1
09/5/6 23:17
着地なき空の旅
邦秋
自由詩
0
09/5/6 23:05
雛の赤
亜樹
自由詩
1
09/5/6 23:02
くじら雲
1486 1...
自由詩
3*
09/5/6 23:01
バスタオル
モリマサ公
自由詩
6
09/5/6 22:46
愛という字
小川 葉
自由詩
8
09/5/6 21:49
『レムとネムの層』
Leaf
自由詩
0
09/5/6 21:34
『僕のシナプスは細い糸を綾なす』
〃
自由詩
1*
09/5/6 21:31
ミルク色のカップ
ふるる
自由詩
3*
09/5/6 21:03
願
夜桜華月
自由詩
0
09/5/6 19:59
ちゅうについて
はちはちよん
自由詩
1*
09/5/6 19:59
追憶の春
八月のさかな
自由詩
3
09/5/6 19:01
短歌「桃太郎」現代語訳
非在の虹
自由詩
0*
09/5/6 18:50
老いるということ
吉岡ペペロ
自由詩
11
09/5/6 18:43
桃から生まれた桃太郎 三首
非在の虹
短歌
0*
09/5/6 18:12
『切迫』
あおい満月
自由詩
4*
09/5/6 15:07
つまらない
サトキ
自由詩
1
09/5/6 14:20
textile
昼寝ヒルズ
自由詩
2
09/5/6 14:05
たぼーん、どかーん、あゆーん
キリギリ
自由詩
1
09/5/6 13:32
夏祭り
ペポパンプ
自由詩
4*
09/5/6 13:01
ラジオ・デイズ
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/5/6 12:58
蜜柑箱
あおば
自由詩
5*
09/5/6 10:18
サヨナラ国分寺
北村 守通
自由詩
8*
09/5/6 3:23
夢
小川 葉
自由詩
2
09/5/6 3:09
ほおずきが夜を歩くとき、猫が厭世を評する
竜門勇気
自由詩
2*
09/5/6 2:29
あたまのなか
つゆ
自由詩
2*
09/5/6 2:23
4420
4421
4422
4423
4424
4425
4426
4427
4428
4429
4430
4431
4432
4433
4434
4435
4436
4437
4438
4439
4440
4441
4442
4443
4444
4445
4446
4447
4448
4449
4450
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
加筆訂正:
短歌「桃太郎」現代語訳
/
非在の虹
[09/5/6 19:28]
一行追加
5.97sec.