人々は 互いの浅瀬に足を浸して

塩の水を汲み取っている

此処では誰もが 孤高で

ありながら共存している

互いの森で 迷いながら



不意に君は森を抜けて 一面の草地に ...
愛ってなんですか
それでおなかは満たされますか
今月の家賃が払えますか

愛ってなんですか
それはあたたかいものですか
疲れた体を癒してくれますか
この連日連夜の不眠が治りま ...
ふもとに自転車を止める
自転車ももはや山の木のように生えている
僕は山の記憶の泡に洗われ始める
かつてこの場所も辺境だったのだろう
山は人とは無関係な体系を
今も変わらず維持している

...
テキストに己遊ばせ長い夏


雨垂れが葉擦れの音を誘い出す


見渡せる地点に真紅の旗を立つ
掻きむしった腕

朱色に染まれ
醜き四肢を焼きつくせ

痛みは甘美
朱は素敵

きみがいう






そうさ

朱は素敵だ





きみのその ...
みんな頭の上に
金魚鉢を持っていて
歩けば中の水が

ちゃぷんちゃぷん
揺れている

ときどき
金魚が入っている人がいると
みんなが振り返る

水が濁って
少ない人がいた時は
...
A sugarcane is a whip, full of tears and anger
Swallowed and sucked by nobody's sins
Send me a l ...
非常階段は
ぜんぶ空に途切れているから
僕の指先はどこへも辿り着けない

そうして
夕暮れは何度も流れて
僕の肩甲骨を
ないがしろにするのです

(お母さんに来てもらいますからね
...
貴方の 声を私は知らない
貴方の 趣味や好きな食べ物は周りの人が言うから知ってる

でも見たことないから実感が湧かなくて
物語を聞いているみたい


貴方がいないのは当たり前
歳を ...
わたしを殺してください。どんな方法でもいいから。今のわたしは飛ぶどころか、歩
くことも出来ない鳥?
苦しい、辛いの。永遠に春は来ない気がする。
轢いて、刺して、病魔を使わして、沈めて、凍らせてく ...
ほらここにもあそこにも

今日も明日も人は歩いているよ

この星にはたくさんの人が流れ

日々たくさんの想いが溢れてる

あなたが今抱える苦しみや悲しみを

おんなじ気持ちで感じる ...
 すっかりぬるくなった湯に体を沈めながら、浴槽の堅さに身を寄せる。眠るのは嫌いだ。夢を見るだとか、人生の無駄だとか、そんなくだらない理由じゃない。そもそも感情に理由を求めるヤツは総じてクソだ。まるで脳 ... これは2年くらい前に何気に書いた散文です。
ただ、これが自由詩なのか散文なのかわかりません。物語の主人公は僕ではありませんが、物語は僕が想像の中で体験した事実です。そういう意味ではエッセイなのかもし ...
「まだ生きているのか?」と声を聞いたのが高校生の時分。
誰の声でもなく、
夜の床ではっきりと、
背骨の辺りで声がした。

残念ながら、
あれからしばらく経ち、
御生憎様、
まだ生き ...
なんにもするきになんない。
いましたいことといえば、
きみのめのまえで
おもいっきりないてやりたい。
いみもなく
(いやきみはそのいみをしっ
ているだろうが)
ごうきゅうするあたしを ...
砂漠の砂の来歴を誰も知らない
かつて花だったかもしれない砂
かつて森だったかもしれない砂
あなたは知らない
何も知らない
あなたの舞に
砂漠が潜んでいることを
そうしてあなたは激しく舞い ...
再会と別れが出会う街で

すれちがう人は他人ではなかった

魂が抜けたように

それでも旗をふり続ける

工事現場の機械人形

それもたまにはいいけれど

縮んだ雪だるまになど ...
 
 
お冷をいただくと
無数の気泡がうずまいて
星々は銀河となる
宇宙である

隣の客が
飲み干している
その隣の客も
今日はとても暑いから

死んでしまった
命の行き場が ...
今日が何曜日か
今日が何日か
という暮らしは
とっくに忘れ去った
いまは潮の満ち干だけで生きている

空に満月が輝くとき
ぼくの心に大潮が満ちる

笑う満月がいる
誰もがやり直せることを

その情熱の持続を

誰もがひとりではないことを

奇跡を引き寄せるからくりを

その情熱の持続を

ぼくは証明したいのかも知れない


雨が降る青い ...
ぬるく湿った風が
渇いた僕の心を撫でる時

蘇る17の記憶

どこまでも尖る
突き破る膜

水の音
夏の匂い
甘いストロベリー


待ちわびた8ヶ月
すぐにはじけた丸い惑星 ...
もうやめて

わたしの前に居ないで

抱きしめるのも手を繋ぐのも君への誤魔化し

ごめんね。

見放して

でもきっと、今頃は私のことなんて忘れているでしょ?

いまでも夢みた ...
僕は迷わず選んでいこう
来るはずの明日の為に

*

何をしたらよいのだろうと戸惑ったまま流れていく
海に向かって

揺れ落ちて溶け行く陽を
君とふたりで見ていたのは

**
...
「あんちゃん」とは競馬用語で見習い騎手のことで、一種の差別語である。例えば「あんちゃんみたいな競馬してんじゃねえ」というのは、腕が未熟であるという意味の罵声である。
だが、スタッフ、騎手仲間、そし ...
天性のジリ脚だったのか、それとも他馬の先頭に立つのが嫌いな「お馬好し」だったのか。
2歳の札幌でデビューして以来、3歳の秋まで、平地ではついに勝つことはできなかった。
しかし掲示板を外したのも ...
虚ろなるグラスに水を注ぐ時


洗面の鏡に映る己己己


蛍光下夜の手鏡 夢一瞬
いとなみのなかの火の合い間に
そそがれる水の熱さを見ている
波に至る前の波
拙いはじまりのはじまりを見ている


橙色が溶けてゆく
水は
話しつづける


霧 ...
どどどどいつが! どどどいつがたたた叩いた!!
叩いた!痛!ま!間借り!DKの!ドリアとマンゴー!いやDKの!!
吐く息がフー!出る声がポゥ!!彼は死んじゃった。いやになるよ
もう。黒い空がぶぅ ...
磔刑に甘んじて
それらしく展翅され
大陸から
島嶼国家へ

もとめてもいない愛を注がれに
 登り下りも

 水脈を辿るように

 清流へ向かって

 指あるき


 足指の間の4つのほら穴に
 わざと落ち込んで震え這い上がる
 さあ 足の甲へと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Agora e seu tempo.瑠王自由詩5*09/6/30 11:44
痛点涙(ルイ)自由詩1*09/6/30 11:29
故郷の山葉leaf自由詩509/6/30 11:01
旗を立てるアハウ俳句5*09/6/30 9:39
林檎園蓮沼 栞自由詩109/6/30 9:07
金魚鉢未完自由詩10*09/6/30 8:36
nha trangswallo...自由詩209/6/30 7:44
万引き少年佐野権太自由詩9*09/6/30 7:37
貴方群青自由詩109/6/30 4:59
羽根が無いアサギ自由詩0+09/6/30 4:55
あなたへ波のうたびと自由詩009/6/30 3:39
メランコリック.夜間行殺法影山影司散文(批評...109/6/30 2:49
たまごがけごはん唖草吃音散文(批評...209/6/30 2:30
「背骨」とでも題しておこうか?四球自由詩109/6/30 1:35
ひとりごと。ジャイコ自由詩309/6/30 1:34
Raqs Sharqirabbit...自由詩409/6/30 1:33
奇妙なコード進行こめ自由詩709/6/30 1:02
コップ一杯の宇宙小川 葉自由詩009/6/30 0:22
月の仕掛け草野大悟自由詩209/6/30 0:14
青い夕方吉岡ペペロ自由詩609/6/30 0:03
ストロベリー海 猫自由詩309/6/29 23:45
回想湖月自由詩109/6/29 23:07
僕は迷わず選んでいこうkauzak自由詩7*09/6/29 23:05
「名」馬列伝(2) トウショウサミット角田寿星散文(批評...3*09/6/29 21:54
「名」馬列伝(1) ライバコウハク散文(批評...4*09/6/29 21:51
一日の終わりにアハウ俳句109/6/29 21:23
砂 火 木 曇木立 悟自由詩209/6/29 21:03
なふふつキリギリ自由詩109/6/29 20:51
船旅のアゲハ吉岡孝次自由詩109/6/29 20:32
眠る女の細足の坂ヨルノテガム自由詩109/6/29 20:13

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