原風景を1つ答えよ、と問われたならば
 小生にとってのそれは牛舎である。

 小生が幼少を過ごした田舎は、そりゃもう絵に描いたような香川のド田舎で。
 ため池があり、畑があり、どぶ川が ...
(ボソボソ悪態つくな。産毛みたいなヒゲ生やしやがって。自力で殻も破れない雛鳥が。お前らに売るヤニはねえ。消費税しか払えない、ふやけた身分証掲げろよ。売る売らないの、選択権と決定権は俺にある。せいぜい俺 ...     「お詫び」   作  えんぴつくん


  いつも「鉛筆くん」をご愛読下さり
  誠にありがとうございます ただ今、
  作者テガ―ム・ヨルノ氏はえんぴつくんと共 ...
stock and kapital とはケネーのフィジオクラシーとマルクスの資本論から私が得たアイデアを象徴するキーワードで、私が個人的に重宝している私的な慣用句に過ぎない。いつかこのアイデアを展開し ...  
 
はるか
彼方から
名前がやってくる

形を持たない
記憶になって

あの空の
波のむこうから

はるか
おまえの名前が
やってくる
 
 
           090501


回転木馬を回す

裏側では
大変なことが起きているのも知らずに
木馬から落馬して
笑われたりしている子らの歓声
ねじが外れた
早く停止しない ...
はるかはさめざめ泣いていた、どうして泣いているのか尋ねても何も答えてはくれない、黙って首を横に振るだけだ、それは違うという意思表示ではなく、話し掛けるなという拒絶だった、誰でも一人になりたい時はあるだ ... セミの脱け殻
練り消し詰めて
「自由研究」
西日刺す教室
先生と君と僕
レイコ先生泣いてた
あの頃の君のまま
いつだって僕は
ムカンケーとばっちり
大草原に寝転んで空を見ていた

頭の後ろで組んだ手のうち
右手をそっと外し
空へと伸ばすと
一枚のトランプが掌に現れた

      飛ばしてみる  
一度にぎって
    
   ...
あなたは不誠実な人ですねと
言うかわりに
庭先の牡丹は
見る見るうちにしおれるのです

其れを見ながら
あなたは今日も
手の内の地球儀を
つまらなそうに
弄繰り回している

あな ...
卵白がどろりと流れていく 本当の砂漠ではないけれど
ここに来て安らかだった

ひとはとうに滅び終わっていて
そのことを嘆いたり
悲しんだりしなくて良かった

さらさらと砂時計
言の葉の砂こぼれる

掬い上げ ...
砂糖菓子のような架空の死が27個そろって阪神サヨナラ



付属品のじんせいさえも愛しくて 帰りの市バスで揺れるワンセグ



金本の弾丸ライナー(少年の夢精のはやさで ...
             090430





ギョッとして振り返ると
魚の目をした人たちが
疲れた顔をして
ロムを焼いたり
ICを差し込んだり
コネクターを差したり
抜 ...
「永遠じゃないものを好きになったらどうするのだろう」と
まばたきが言った

まばたきとは
とてつもなく長い時間で
いつか
乾いてしまう
泣いたりする

結局は
わらったりする
い ...
落ちた数を数えるよりも
水滴の生まれた場所が知りたかった

ささやき声も空気を振動させるような
ぎりぎり均衡を保っているこの小さな空間で
破裂する寸前の風船みたいな緊張感の中
今、きみが生 ...
卵の独特な食べ心地は、あまり好きじゃない。

だって、あれに似てるから。

飲んだことなんてないよ?

飲みたくなんかないし。出来れば触りたくもない。

だから、その卵には火を通してく ...
眩しいと思って見上げると
それぞれの吐き出す息が
ただよっているのだった。
たまったものを
ためられたものを
いっせいに解き放ちながら歩いている、と
どれが誰の息であったのか
わからなく ...
 
 
風のはじまりは
海の青を透明にしてのぼってゆく
高く 高く 舞い上がった小さなものたちの
無邪気にかけおりてくる足音と
弄ばれる髪の乱れ

平らな大地に住む僕も
できることな ...
夕陽を吸い込んでいく山々
その強く儚い赤に魅かれ、憬れていく

滲んでゆく世界が愛しい


白く光る肌
この国へ誇り
両手でじゃのめ傘
わくわく
くすぐったい

...
悲しさとか寂しさとかで
小指を折り曲げてみても
いまの僕には
なにも痛いところがない

窓から出て行ったこの目は
遠くで迷える羊のよう

「でかけてくる」と言って
あなたに連れられた ...
キリストの 影も見えない 聖夜かな
もみじ葉で ツルリと転ぶ 散歩道
はれ予報 敗れて悲し 雨男
バシャバシャと 水遊びかな 溺れ人
篤姫に 水戸はここだと 地震かな
ピーポーと 明日は我が ...
マクドナルド規格食品給食の
        パクつきながら霊性は来る


すっきりと管理のカタチ オフィスビル
           飲食エリアでてきぱき作句


肉体は規則に則り精神 ...
どこから始めようかと
腰に手を当てて考える

片付かない過去と
まだ空っぽの未来

どうにでもなる
なんとでもなる

自分のことは自分で決める
汚れた顔を拭いながらでも
君が
笑ってごめんなさいという

僕は
笑っていいよといった

君が
いつもごめんなさいというから

僕は
いつもあやまらないでといった

君に
誰を見ているのと聞いてしまい ...
図書館に
人を探しに行った

服屋さんに
人を探しに行った

ほんとうは
本なんていらない
服なんていらない


みているのに
みえてないもの

みてないのに
みえている ...
わたしの大好きな人の得意料理

潰れた玉子焼き

ホワイトデーのプレゼントだった

可愛い紙コップに
玉子焼きを
渦巻状に押し込んで
小さい子が好きそうな
ウサギの旗をぷつりと刺し ...
例えば犬や猫みたいに
せめて小さい頃の姿が
あいくるしいものだったら
愛することを知れたのに
愛されることを知れたのに

子供のころから
ずうっと考えていたこと
あたし本当は
毒なん ...
(わたしは 生まれたかったのだろうか)
(笑ってしまいたくなるほど高慢な嘘を)
(吐くことであなたは生きているけれど)


半分だけ満たされた胎内で目が覚めた
夢か現実か の判断は つかな ...
画布よりウィンクをマルガリータに。ヴェラスケス、ラスメニーナス。


教えてよ。あなたの愛した人は誰?女官よんめいだれにもないしょ。


ちちははは鏡の中なるひとにてや。ほの明るさに朧なる ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
原風景影山影司散文(批評...209/5/1 7:07
聖夜佐々木妖精自由詩1*09/5/1 3:50
鉛筆くん、、。ヨルノテガム自由詩3*09/5/1 3:23
stock and kapital および oil and ...A-29散文(批評...009/5/1 3:10
はるか小川 葉自由詩1*09/5/1 2:51
木馬に乗った少年あおば自由詩6*09/5/1 2:11
はるか木屋 亞万自由詩1*09/5/1 1:50
少女の来し方行く末サトタロ自由詩109/5/1 1:31
大草原でトランプを木葉 揺自由詩4*09/5/1 1:23
あなたは不誠実な人ですね亜樹自由詩109/5/1 0:54
虹村 凌自由詩1*09/5/1 0:47
砂漠の中の砂時計/残響の廃墟海里自由詩309/5/1 0:37
阪神サヨナラしろいろ短歌7*09/5/1 0:11
はるかあおば自由詩6*09/4/30 23:56
もしも直線的で1つならば昼寝ヒルズ自由詩209/4/30 23:46
水滴の生まれる場所あ。自由詩17*09/4/30 23:43
創書日和「生卵。」狠志自由詩109/4/30 23:19
眩しいため息岡部淳太郎自由詩8*09/4/30 23:18
「はるか」ベンジャミン自由詩5*09/4/30 23:17
あたたか蝶澤自由詩1*09/4/30 22:08
この空だれかのうつろな羊ひとなつ自由詩409/4/30 21:53
いろいろguchi_...川柳209/4/30 20:36
オフィスビルにてアハウ短歌109/4/30 20:19
ひとり立ち未完自由詩7*09/4/30 19:18
片恋慕自由詩1*09/4/30 19:17
ひなたぼっこ昼寝ヒルズ自由詩409/4/30 19:09
玉子様愛心自由詩5*09/4/30 18:51
はちはちよん自由詩8*09/4/30 17:59
揺さぶる生命笹子ゆら自由詩1*09/4/30 17:07
バロック絵画館  五首非在の虹短歌2*09/4/30 16:13

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