傘立て
なずな
格子戸
本物となにも変わりがなければ
にせものに対する嫌悪はどこから来るだろう
本当はにせものであることを憎めなくなっている
火星へ昇る体力がない
もうとっくに気づいていた、おれは
おれはおれのにせ ...
二〇二〇年四月一日 「論理詩」
①は②である。
②は③である。
③は①ではない。
二〇二〇年四月二日 「論理詩」
①は②より醜い。
②は③より醜い。
③は①より醜 ...
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
胸の奥処に蟠る
抑えがたい不安感に
鼓動激しく息を継ぎ
夕闇の道を進んでいく
西の空が
...
春だというのに雪が降る
それはあの年もそうだった
杏子はミニスカートが似合わなかった
三編みも似合わなかった
セーラー服なんて好きじゃなかった
それでも制服を来ないという選択肢は
彼女自身 ...
煙草が無いと無理だとか
ビールが美味いとか
スイーツ カ ...
かつてのうちに はなをくさらす みは
たがえたよるに、ひとしく かぞえる
どなたさまも 草る程 ありうるように
ゆらめきだす、洒落た環状を巡る。
...
{引用=眩暈と共に溶け出してゆく人生}
掌には四月の切れ端
黄金の週は鉛色の空の下
薄紅の花びらが前を横切って行く
時間は夜から型崩れを起こし
意識はカタツムリのよう
低く低く底を這ってい ...
飛び込んできた真実を避けることが出来ず
飲み込まれてしまうのです
真実ほど扱いにくいものはありません
取り扱いは最大限注意です
聞かなければよかった
見な ...
桜木の下の子猫の鳴き声を日向ぼっこをして聴く風吹く
瀬戸内に秒針みたいに沈む陽の最後に伸ばした指先の朱よ
《永遠》という言葉だけは知っている 今はおそら ...
救世主で最後のジャーパの王である
タマンキは
弟子たちを連れて
黒海沿岸を北上し
ウスグライネ国に到着された
しかし、ウスグライネは
チャイルド44の舞台になった国だという
理由で隣国の ...
濡れた火
燃える水
僕らはあまりにも
性急に夢を見すぎた
僕らとは誰なのか
僕らは今どこにいるのか
たしかめようともしないまま
だからそこに出来たのは
はじめから廃墟だった
...
憔悴しきっている、ラゴスとクールラントの兵とは違って、
アースランテの軍勢は活気に満ちていた。何より、
首都から二万の援軍が到着するというのである。
これは、ラゴスという国家を一網打尽にするチャ ...
戦いの場においては、一分一秒の判断の差が、
生死や勝敗を左右することがある。「今がその時だ」と、
アースランテの総司令官エリス・ガザンデは思った。
多重結界を目にして、あれは何かの罠ではないかと ...
「あなた。祭祀クーラス様からの伝令が参っております」
クシュリー・クリスティナは、臍を噛んでいるエイソスに言った。
「何。伝令だと? どのような内容なのだ?」
「それは分かりません。書類を託され ...
いつもの
川ぞいのみちを
いつもの
サウナスーツをきて
ふらふらはしっていると、
むこうから
春が
じてんしゃをこいで
もこもこ
やってきた。
もこもこ
も ...
キミはプレーンヨーグルトの表面を步く
昔、鏡の姉妹であった
かのように
飛來せよ、龜戶以外に
戀はドタバタなのだから
鱶が{ルビ輪=Ring}になる ...
トンネル
信心
夕暮れ
答えはない
ただ大いなる問いがある
それは私を焼き尽くすかも知れない
しかしそれがやがては
大いなる答えを
大空に響き渡らせるだろう
春先の冷たい駐車場の中で一人
僕は缶コーヒーを手に自販機から戻ってくるのだ
ドアを閉めて口にする 缶コーヒーを手に そして
聞いている 同じ ラジオからのCMを
友達は今でも大学に通ってい ...
突破していく
日々の翳りを
うねる海原をひかる峰を
広々と見渡し
凋落する時間には目もくれず
この虚ろな日々に
我ら完璧な新参もの
きらきら光る美しい音楽が聴こえて来て
気分はゆっ ...
「先生、人間が生きるために
必要なものは二つあるのに
なぜ心臓は一つだけなのですか?」
「確かに、キミなぜそんな疑問を持ったの?」
「いや、二つあれば生存率は上がるのになと」
「確か ...
待ち遠しい時間がゆっくりと眠る
夢をみる君が物質だった頃
体温を太陽の代用とした
文字という固体が溶けて声になる
空、気持ちよく晴れ上がり
熱、程よく対流し
風、絶え間なく吹き抜けて
この黄金色の一日を
初めて出逢う照り返しを
(浮き上がるような光景を)
胸高鳴り高揚し
奇跡の取得に傾いて
...
人は
人として経験すべきことを
経験して
初めて成長する
誰かを好きになって
振られたり
誰かに好きになられて
恋人になったり
仕事に就いて
成功したり失敗したり
結婚して子ど ...
花でみちてめざめ
緑につつまれまどろむ
たくわえた水を
際までふくらませ
霧となりとじる
四月
存在の夢からめざめ
無人の学舎にかわいた老木
水尺の髪は白く
わたしが
あなたを ...
朝
洗面台の鏡が話しかけてくる
久しぶりだな
ここずっと俺を無視して来ただろ
俺
ああ
ずっとずっと無視して来たよ
鏡みなんて見たくなくなってたから
久しぶりに自分の顔に会いた ...
冷えたお水をちょうだい
胸に沁み入るような
キンキンに冷えた、痛いほどの正しいヤツを
熱いお手紙をちょうだい
読めば君を嫌いにならずにいられなくなる
レトリック無用で、心に突き刺 ...
情景は語彙を求めていたが、それはただ、うなだれて瞼をとじていた
季節は何度も密会を続け、新しい季節が生まれ、産毛を生やしている
空気の隙間を鵯の鳴き声が斬り裂いていく
列島は黄金色に包まれている ...
回転木馬
笠雲
躑躅
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
令和4年5月1日(日)
みじんこ
自由詩
1*
22/5/2 3:15
生活不全症候群
ゼッケン
自由詩
4
22/5/2 1:05
詩の日めくり 二〇二〇年四月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
15*
22/5/2 0:09
夕闇の未知
ひだかたけし
自由詩
4
22/5/2 0:00
春、出会い
坂本瞳子
自由詩
2*
22/5/1 22:56
五月はものみなあらたに
TAT
自由詩
1*
22/5/1 19:58
かつてのうちに はなをくさらす みは
あらい
自由詩
2
22/5/1 18:00
砂金採り
ただのみきや
自由詩
2*
22/5/1 15:26
真実
佐白光
自由詩
1*
22/5/1 14:05
ゴールデンウィーク
秋葉竹
短歌
2
22/5/1 13:35
アソコ伝 シーズン36
花形新次
自由詩
0
22/5/1 13:06
沈黙の神殿
塔野夏子
自由詩
5*
22/5/1 11:33
連合軍の反撃(七)
朧月夜
自由詩
1*
22/5/1 10:38
連合軍の反撃(六)
〃
自由詩
1*
22/5/1 10:37
連合軍の反撃(五)
〃
自由詩
1*
22/5/1 10:36
うららか
草野大悟2
自由詩
6
22/5/1 8:35
rehabilitation
墨晶
自由詩
1*
22/5/1 3:58
令和4年4月30日(土)
みじんこ
自由詩
1
22/5/1 3:53
問い
渡辺亘
自由詩
1
22/5/1 2:30
営業車の昼下がり
番田
自由詩
1
22/5/1 1:36
Absolute Beginners
ひだかたけし
自由詩
3*
22/4/30 21:30
心配停止
イオン
自由詩
1*
22/4/30 18:54
冬
水宮うみ
川柳
3*
22/4/30 17:39
この黄金色の一日を
ひだかたけし
自由詩
7*
22/4/30 15:47
成長するっていうこと
花形新次
自由詩
5
22/4/30 14:25
四月
soft_m...
自由詩
1
22/4/30 13:58
鏡
こたきひろし
自由詩
2
22/4/30 11:28
ねがい
秋葉竹
自由詩
0
22/4/30 10:21
四月最後の静かな朝
山人
自由詩
6*
22/4/30 6:02
令和4年4月29日(金)
みじんこ
自由詩
0
22/4/30 3:15
400
401
402
403
404
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407
408
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410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
4.48sec.