いつか働くと思っていたあの日の少年は
絵描きや物書きに憧れたりしていた
フリーターなんて言葉は知らなかったし
世間と云うものから見下される職業がある事も知らなかった
だってどの本にもそんな事は ...
はずれなしと書かれた頑丈な箱に小さな紙片
くじを引いては一喜一憂しながら
厭きもせず繰り返す男に尋ねる。
あなたはなぜ悲しそうな顔で続けているの?
男は振り返るとにこりとして
予定調和ですか ...
機械を買った。
何の役にも立たない機械
球体を半分に切った形の
透明なガラスケースの中に
小さな羽根のついたモーターと
豆電球だけが配線され
丁寧にハンダ付けされた
小さな機械
...
それとはなしに開いた頁にさえ
俺は持ち前の気難しさでもって憤りめいた落胆を見た
枯渇の森は同時に転用の吹き溜まりでさえあって
足元を、いや脳裏の奥深くを照らすイマジネーションの灯は
既 ...
もろさ隠すような笑顔で「おはよう」を繰り返す2人の瞳は
遠くの景色を映し出したまま
いつか見た夢を叶えたと信じてる
どこか後ろめたさ抱えて信じてる
塗り重ねた甘い日々で見えなく ...
波打ち際は
まるで境界線のように横たわる
砂浜に描かれる風紋も
うねりを繰り返す波も
その姿をとどめることはない
刹那、
わたしはわたしを見るように
視界いっぱいに広がる世界を見 ...
IDとパスワードを決めて
自分だけの小さな場所を手に入れる
自分しか入れない
そこにあるもの
自分が書いた文章
...
{引用=
少年は、真夜中に目が覚めて
自分がベッドでは
眠っていないことに気がついた
ベッドではなく、
床に寝そべって
眠っていたのだ
ゆっくりと
体を起こし
まなこをこすって
...
愛の力で メシ食わせろ
愛の力で 金稼げ
愛の力で クソを出せ
愛の力で 暇つぶし
愛の力で 幸せにしろ
愛の力で 犯罪なくせ
愛の力で ○○殺せ
愛 ...
久しぶりにあったJは
北の都市に住んでいるものとばかり
思っていたが
意外
都内の桟橋に車を止めた
???
はて
この先は海だ
と フェリーのような
車一台の乗る
船が ...
空虚な1月も終わる頃夜のことだ
さびしさは白すぎて重たくもなく
吹いていない風に新しくめくられていた
SL広場でだれかを待っていた
ほんとはだれも待ってはいないのに
たしかにだれかを待って立 ...
{ルビタイグレス=雌虎}と呼ばれたのだ
その倨傲を無能の輩に膾炙され
あの高音を失い恋人に捨てられ
音楽界からも煙たがられて
「私は用済みなのよ」と
52歳のある日寂しく死んでいた
ディー ...
遥かから点された目薬のように
瞳から胸は貫かれた
切なくカラダはよじれて
過去は私を覆う
経験は動かしがたく
私を捕えてしまい
どんなに泣いても
また身動きできないでいる
許す ...
「らしくないね」「うん。」
ドラッグストアに行って今すぐサプリを物色したいんだけど、と電話をもらった。家に行った。ト―は廃材として売られていた小さな木片の詰め込まれたビニールを物色していた。「ドラッ ...
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる
ぶりんぶりん
{引用=
真夜中の森でひとり
花を散らす戸惑いのない指
(中心にある雌しべ)(囲むようにある雄しべ)
(覆う花弁)(支える萼)(茎)(光合成する葉)
すべてをばらばらに並べて
花のすべてを ...
会社の電話が鳴る
受話器を取ると
雨音だけが聞こえる
すぐに父親からだとわかる
何の前触れもなく
そして何も話さないから
電話の時は昔からそう
ずっとそう
受話器から漏 ...
毎日読書
こんなに速読ができるとは
思ってなかった。
内容の濃い本は速読ができない。
世の中が自分の周りを回っている。
皆が答えを教えてくれる。
人の心が見える。
感動を与える。
...
それはうたかたのゆめ
やがて聞く
そらをゆわゆわとおよぐ球体に
青ざめた鉄塔が突き刺さる
デジャヴに似た
すべては朝に解けてしまう
憂えたアスファルト上では
砂塵がくるくると舞い ...
タンツェンは嫌いだった。
木靴を履いて
女の子と手をつないで
同じことの繰り返し
今は女の子と繋ぎたい。
ぎゅっと握り返して
楽しく何も考えずに
踊って、回って、はしゃいで
乗 ...
かみのけとかはある
人望とかみのけと
りょうほうないのより
よかった
すしやで
にせのすしを
たべたあと
えどですしやは
ファーストフード
といって
あたまをかたげ
はしを
...
エンジン全開
フルスロットル
ハイアンドロッド
ヒューウーゥ
頭フリフリ
体ズンタン
手はツツチ
足はドンタン
ツンドコシャンドコ
フールオンナスツール
エンジェルフライ
...
誰かを想うと感情にリンクして あなたがフラッシュバックする
もう2度とこんな気持ちにはならないと思っていた
不思議です
彼を好きになるごとに
あなたが恋しくなる
あれから幾星霜
大 ...
浜崎あゆみさんが耳が聞こえなくなったとニュースでみて。
似たような経験があると思った。
同じように片方の耳が聞こえなくなって、病院に行ったら、耳あかが詰まっていて、病院で取ってもらった。
...
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い
吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ
一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる
...
きらきらひかる
君の上 僕の上
星はだれの目にも同じ輝き
きらきらひかる
どんな今日でも
星はぜんぶ受け止めてくれる
真昼の涙も
夕暮れの心配も
明日の期待も不安も
静か ...
子宮にて
二人で過ごした
十月十日
ATGCが合致
希望
絶望
母の無念
父の断念
祖父母の・・・
私は
戸棚の中の
ミイラ
3 ...
お隣さん雨戸をガラガラ開ける
随分早いな
眠れないでいた私
もうそんな時間なのか
ギシギシいう身体を起こして
私は雨戸をガラガラ開ける
音の割にスルスル動く
すると一面に
...
大切に 守った灯火 吹き消して 君は輝く 星になった
はらはらと 静かに踊る 雪に乗り 君は美しく 微笑んで
一握の 雪の重さに 涙して 名を呟いた 静かな朝に
...
例えば1000年後、温暖化の影響で大陸は海に沈んでいるかもしれない。
またそれを逃れたとしても、国々の形は恐らく変わっている。
アメリカ語なんて過去の異物になっていたりなんて。
母なる大地も ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジャックオフベイビー
虹村 凌
自由詩
3*
11/1/26 9:45
はずれなし
プランタン
自由詩
2
11/1/26 7:22
機械にまつわる夜の話
かいぶつ
自由詩
5
11/1/26 3:52
羅列
山口清徳
自由詩
1
11/1/26 3:38
ふたり
〃
自由詩
0
11/1/26 3:22
「帰る場所を知らない」
ベンジャミン
自由詩
4*
11/1/26 2:46
_
くゆら
自由詩
0
11/1/26 2:21
少年は、そのベッドに他人が寝ているような気がした
真島正人
自由詩
5*
11/1/26 1:28
愛の力で
草野春心
自由詩
0
11/1/26 0:51
水中都市
森の猫
自由詩
5*
11/1/26 0:12
新橋みたい
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
11/1/25 23:31
ALAS,
salco
自由詩
1*
11/1/25 23:17
共鳴
朧月
自由詩
3
11/1/25 23:01
洗剤コーナー
榊 慧
散文(批評...
3*
11/1/25 22:30
くじら
モリー
自由詩
8*
11/1/25 22:05
明け方のクオリア
高梁サトル
自由詩
10*
11/1/25 22:05
受話器の雨
たもつ
自由詩
10
11/1/25 22:03
カラオケ恋来い
ペポパンプ
自由詩
4*
11/1/25 21:47
シグナル
ゆえづ
自由詩
2
11/1/25 21:46
寄席なんてヨセ
ペポパンプ
自由詩
2*
11/1/25 21:37
僕には人望がない
6
自由詩
2
11/1/25 21:31
ヒアヒーカムス
ペポパンプ
自由詩
2*
11/1/25 21:28
星と霜と光と陰と
月夜野螢
自由詩
0
11/1/25 21:19
耳
完全体
自由詩
0
11/1/25 21:01
御葬式
一 二
自由詩
7
11/1/25 21:00
星
朧月
自由詩
0
11/1/25 20:17
一卵性双生児
小川麻由美
自由詩
2*
11/1/25 19:59
雨戸
〃
自由詩
1*
11/1/25 18:33
雪の重さ
ミツバチ
短歌
4*
11/1/25 18:23
例えば
田園
自由詩
1
11/1/25 17:10
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
5.21sec.