音はさほど
たまらないのは
背中の不快
ほらチラッと
あなたから目そらし
カレンダー見れば
仏滅
目に飛び込んだ
はきそう
重苦しい
背中
手が届かない
だれか
助け ...
神の御身からは
一切が清らかに流出する
私が幾度か欲のために
欲の道へと混迷したとき
悔悟と清祓を
繰り返し行うことによって私は
最初の崇高な清澄な道へと還った
そして神へと還っ ...
彼の名は確か太郎といった
そうではないかもしれない
宏だったかもしれない
武だったかもしれない
なんにせよ
平凡でいい名前だった
そんな気がする
彼は足が速かった
かけっこをすれば ...
春、のたまう
我が名を呼べば
花は舞い
土影見れば
虫どもも起き
十の日も待ちゃ
かの子も通る
我は始まり
太古の光
その痩せた枝に忍び寄る風は音もなく
尖端に震えている明日 けれど確かな鼓動のように
その鼻筋に流れる涙はかなしみではなく
指をのばし拭い去ればただ あたたかな頬のぬくみ
僕は地に立って ...
山を登る
足を一歩踏み出すたび
落ち葉の鳴く音や枯れ枝の折れる衝撃が
全身を流れるのを感じる
それが大地だ
風を感じる
見上げれば少しずつ形を変えてゆく雲が
途切れ途切れでも ...
コーヒーカップの底のコーヒーが
透明な水をうらやんで
不意に自分を分解しようとする
夜空に浮かぶあの月が
蛍光灯をうらやんで
宇宙に電気を通そうとする
わたしは
友達をうらやむけ ...
何だかしくしくと
両手がさみしくてしかたない
ずっと手に馴染んだ鞄を
どこかに置き忘れてしまった時から
どこに置き忘れたのかも思いだせない
ゆらゆらと漂う霧のように
ぼんやりと ...
冷たく大きな手を離すと
冷たい雪は溶け始め
温かい雨が降り出した
雪が溶けるとはしゃぐ君は
クルクルと回って
「もうすぐ春だね」と
残酷な言葉を吐き
「早く来るといいね」と
嘘の言 ...
{引用=
「不倫関係を謳歌してる連中はドラッグを使ってキマってる奴らと大差無いわ。ねぇ、ジャック。そうは思わないかしら?」
「ジェニファー、それは面白い見解だね。でも、どうして不倫とドラッグな ...
不在のあなたに手紙を書こう。季節はすっかり夏になったと。
あの苦し紛れの日々は終わったと。
なだらかな背に流れる
夏の日差しは
存在の側から送る今生の別れなのだよ。
不在のあなたは私を苦しめ ...
魚になって歩く街
雨の街はうみのよう
淡くなってる 昨日の約束
信号待ちの学生の列
足元の風が強すぎるから
ひきかえしたくなるよ
元の場所に
あるはずのない居場所さがして
この ...
{引用=
「No,This is a pin.」
【命令】されることにうんざりして家を出た金曜日の夜
4丁目の角の公衆電話のガラスに映った顔は青白く
コインを握りしめた手で覆うと
違和感 ...
僕がこんなにもお願いしてるのに
君は何も聞き入れてくれない
僕がこんなにも辛い状況なのに
君は他のことで頭がいっぱい
僕が毎日君を想う時に
君は他の男を想っている
そんなの納得いかない ...
あのひとの
素とか
あんまり知らないが
好きなタイプと
思う心理
憧れと
憶えているは
ちと似てる
幻の
ひとに恋する
病です
夢のなか
ワザと目立った
サイン出す
夢で逢う
あのひと
ちっとも優しくない
...
もう これで
よしとしたなら おわりです
精進ショウジン
休んでいいから
奇数連 森川 茂:偶数連 フライハイ
部屋から見える青空を見て
もう終わりにしたい
と、つぶやく
告白を聞く穏やかな審議官の微笑みは
閉じられた迷宮への通行証
なぜ生きている? ...
ハッタリではない 風の中で どこに向かうのだろう
ああ 何をすればいいのだろう 今日も
わからない そこが 私には
現実の中のように思える
時の中で 何をすればいいのかと 人にたずねた
...
理
路
フロイト先生は「夢の中では計算ができない。もしあなたが計算をする夢をみたとしても、それはナントカのカントカだ」
というようなことを言っていたと思うけど、僕はさっきこんな ...
夜の黒魔術にはまる
かなしい空気をすう
鉄のかたまりを噛んだときみたいに
心がきーんと冷えていく
これはきっとR&Bのせい
知ってる
これはきっと詩ではない
こうなるんだ
だか ...
月が満ちたらわたくしから
横たわったわたくしから
真綿のサナギをそっと剥いで
露わな背中を嘗めて頂戴
ほら、あの月が満ちたら
暗夜に独り、永年独り寝の
あの蒼ざめた女神の腹が膨らんだら
...
終わりのない回転が
少しずつでも確実に
粉を挽いてゆく
尊いもののように
終わりが見えない労働
にもかかわらず
時に光を柔らかく砕き
時に部材をきしませ歌う
愚かなもののように
...
とある喫茶店の
赤煉瓦の壁に掛けられた
モジリアニの婦人画
暗がりの四角い部屋から
面長の顔を傾げて
時を越え
こちらを視つめる、青い瞳
(私は遥か昔から知っている ...
そろそろ五時半だ
明日から三連休
書類を発注していた業者が
ぎりぎりに駆け込んでくる
私はダメ出しをした
月曜の会議にこれでは出せない
肩を落として業者は帰った
その後ろ ...
幾つも重ねた姑息な戦闘
僕らの毎日が戦争で
喉奥に仕込んだ弾道ミサイルは
今か今かと、発射の合図を待つ
いつも人は孤立の戦者
唯一仕込んだ弾道ミサイルで
朝起きた時点で、臨戦体制
ま ...
だいすきなコナラの樹とさようなら、今までありがとう
あなたは本当に素敵でした
これからは動物園アパートで赤いちっぽけな宝石を持ったなら
ぱあっとした夜空に叫ぼう!
サラリーマンさんが帰宅してる ...
僕より年上の君は、あの日
(つきあっちゃいけない・・・)
と複雑な女心を語ったけれど
一年ほど前に君は
仕事帰りに待ち合わせた
神保町の珈琲店「さぼうる」の
向かいの席に煌く ...
あたまのよさげなやつが
きらいだから
けっしてちかづくな
という
はりがみを
せなかにつけて
まいにち
せいかつすることにより
クオリティーオブライフが
あがる
金銭面での
...
四十にして惑わず
孔子だって思うように
いかないのに
うちらにできるはずがない。
四十にして物事が分る様になった
人の心も読めるし、
物事も理解できる。
自分で考えられる。
回 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
音はさほど
和田カマリ
自由詩
2*
11/2/10 19:05
迷いながらも
一 二
自由詩
1
11/2/10 18:24
追憶
マフラーマン
自由詩
5*
11/2/10 17:16
春、のたまう
田園
自由詩
3
11/2/10 15:00
二月の星
石瀬琳々
自由詩
10*
11/2/10 13:42
「リハビリ」
ベンジャミン
自由詩
2*
11/2/10 13:15
羨望
マフラーマン
自由詩
2*
11/2/10 13:08
置き忘れた鞄
折口也
自由詩
1
11/2/10 11:42
春雨
影法師
自由詩
2
11/2/10 10:49
或る男女の情景
只野亜峰
自由詩
0
11/2/10 9:53
不在のあなたに
非在の虹
自由詩
2*
11/2/10 9:03
うみ
朧月
自由詩
3
11/2/10 8:40
{This is a pen.}
高梁サトル
自由詩
7+*
11/2/10 7:22
君の幸せなんか願いたくない
SEKAI ...
自由詩
0
11/2/10 5:33
好意
結川菜青
短歌
3
11/2/10 3:51
幻とゆめ
〃
川柳
5
11/2/10 3:42
己
〃
短歌
1
11/2/10 2:31
スカイプ連詩「閉鎖病棟」森川茂/フライハイ
within
自由詩
3*
11/2/10 1:56
ビュー
番田
自由詩
1
11/2/10 1:25
理路
ああああ
自由詩
1*
11/2/10 0:29
屈した
かとうみぞれ
自由詩
1
11/2/10 0:19
月齢
salco
自由詩
8*
11/2/10 0:09
水車
三条麗菜
自由詩
5*
11/2/9 23:57
青い瞳
服部 剛
自由詩
1
11/2/9 23:51
三連休
小川 葉
自由詩
2+
11/2/9 23:47
孤独の戦車
逆鱗社長
自由詩
2
11/2/9 23:39
街に現れる5分前のカオスと髭の哀しみ
うんち
自由詩
1*
11/2/9 23:38
忠犬のように
服部 剛
自由詩
2
11/2/9 23:30
Solstice
6
自由詩
1
11/2/9 22:51
子曰く
ペポパンプ
自由詩
4*
11/2/9 22:45
3567
3568
3569
3570
3571
3572
3573
3574
3575
3576
3577
3578
3579
3580
3581
3582
3583
3584
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
加筆訂正:
好意
/
結川菜青
[11/2/10 7:19]
修正しました
4.68sec.