娘の忘れたクマのぬいぐるみが
タンスに寄りかかって座っている。
窓から夕日が差して、カーテンがゆれていた。
私はオムライスの残りを温める。
あんなに大きいのをよく一人で食べたな。
丈夫なら何 ...
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた
はっ
一瞬息をのんだ
心臓がバクバクする
今まで見たことのない
ヒカリを放っていた
話していた
その人とは違う
別人を見 ...
霧に霞む煉瓦敷の道の街灯の明り
湿った空気の中
ボーッとした街灯の光の奥に
ゆったりとした時間が流れる。
得たいの知れない影と
先の見えない道の先に
あの古びたホテル
アイビーの這う ...
子宮のなかをゆく精子のようだ
ちいさな粒子数千まん
どこへか一点へとむかってゆく
この風はいつも唐突に吹いてくる
心にでも命でも魂にでもなく
この風はいつも精神に吹いてく ...
いつか死ぬのに、手放せないこと
勇気が出せないこと
その人生と、その偶然性を
かつてこの世には十二の闇がうまれた
十二の闇は無をまわりつづけ無は闇たちをとりこんだ
そのなかのひとつの闇が今人をみている
人はそれにきづかず、光と影をみている
やがて言葉を発さぬ紅の闇は歌っ ...
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられる音
一番恐ろしいものはなんだ 心が床に叩きつけられ潰れること
一番おそろしいものはなんだ あかく染まること
あなたは御前は なんのためにいきている
さあ 刈り取ろう
過ぎ去った事を
伸びすぎた不安を
絡まった感情を
さあ 刈り取ろう
遅すぎた告白を
早すぎた諦めを
ためらった一歩を
さあ 刈り取ろ ...
向こうから歩いてくる
見知らぬ子どもに
大きく大きく手を振られた
後ろには誰もいないようだから
どうやら自分にらしい
何故なのだろう
これまで何も波立てず
そ ...
ちょっと変な感じなんだ
この股間の疼きがね
僕は性欲が露骨に
股間に出るタイプなんだ
僕は大きさに
そんなに自信はないけれど
もし大きかったら
今すぐ君に声を掛けてみるのにな
二人 ...
木陰に潜む憂鬱な聖書
呼吸をはらい視界をせばめた
歓楽の桎梏が
砂埃と水泡の共時性が
弾ける空面
*
April 14thへのオマージュ
{引用=
誰かが朝を呼ぶたびに
ひっそりと佇む夜は震えて
おびえる仔猫の背骨は軋む
もう少しだけ闇を含んだ唇で
触れられていたら
いたんで汚れた指先も
傷付けることはなかっただろう
...
横断歩道が続いている 長い前髪と 左眼を覆う眼帯が 踏切 ビル 標識 バス停 薄青い街の線を靡かせている 白いワンピースを纏った少女が呼吸器を外して歌い始めた 信号が変わった 包帯の端をくわえたカラス ...
・・・
AM1:50
自分としては長い詩をパチパチとサイトに投稿しようと入力する
・・・
AM3:00
いよいよ送信すれば投稿完了という自分としては力作の詩が
パソコンがフリー ...
人が好き 寂しがり
お日様 ポカポカ
みんな ポカポカ
何処にも行かないよね
みんな ぽかぽかと
柔らかい風が 貴方の手の温もりを
忘れかけていた あの日々の温もりを
私の心を裸にして 撫でてゆく
互いに愛していた日々 輝きをました二人
貴方の愛に応えられない私は 深い ...
アパートの階段を下りながら
今日のノルマのことを考えていた。
月末の旅行のために
あと数件はまわっておきたい。
駅前のパン屋でおかずパンを買って
歩きながら食べる。
店や食べる ...
部屋は誰もいない
落とされていくこの思いの中で
ああ 誰なのだろう 私は
この流れる 街の中で
ああ 何を そこで 思うべきなのだ
全ては確かなのではなかった
確かなものこそ ...
深まる謎は
数奇な事柄を呼び寄せて
時に君を憂い
僕を育てた。
常に探して来た言葉は
過去へ行く途中に潜む
扉の鍵に成り
其の過程に僕を嫌う者達が居た
排除し、更に心からも排除 ...
ミシシッピーの船着き場よりも
遠くへ
出せなかった手紙の宛先よりも
遠くへ
イチローの安打よりも
遠くへ
国境線の結び目よりも
遠くへ
...
うねるうずまき
僕らのかたつむり管
しわくちゃになった紙くず
僕らの髪のなか
ちがうちがう
僕らの眼に血がうかび
死さえ語れば
治外法権なので僕らは
ちがうちがう!
と叫ぶのだ
...
アンネが煙草を吸う。
煙草の煙りは
天高く上がる。
アンネは
ただ煙草を吸う。
アンネは
ただ
煙草を吸う。
今日
アンネの母親が
他界した。
アンネの母親はフランス人で
...
1、どうにかこうにか先手を取る。
2、目とルールをつぶって一気に三発引き金を引く
3、相 ...
魂を
丸ごと持って
行かれたよ
返してくれよ
返せってばよ
...
ぜったい
やめたほうがいい
いきとか
あしたもいきるから
ねるとか
めがさめるから
あと
いろいろ
やめた
ほうが
いいのに
やるから
やめたら
くうかんに
ばを
...
赤い電車
扉が開いて外に出ると
冬の空気が澄んでいて
海を越えたはずなのに
向こうの香りがした
誰かの手品、まる
大切なもの
失ってから気付く現実
これも誰 ...
口を開けてテレビを見ている時に
突然のお知らせ
わたしに家族が増えました
わたしに家族が増えました
大事なことだから、2度言いました
ヨン様がこちらを見つめて微笑んで
「家族の ...
カシオペアってどれだろう
懐かしい北斗七星は何処だろう
オリオンの一角も捉え得ぬ眼球は
地面に転がって冷えている
でも、宇宙はもっと寒いんだよ
?昭和の音?という玩具がある
夕景のフィ ...
たとえば飲み会の幹事をしたとして
のぞまれないのに
やたらと
むのうさを
おしだす
下司が
あって
それは
しぬべき
かも
直言はしない
きらわれていて
きらわれている ...
土のにおいの月がいくつか
夜から朝へと転がってゆく
鏡を造る鏡
暗い水と溝の道
星と星のあいだのむらさき
へだたりと境の腕
羽と羽のあいだに起ち
剣のように
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
remainder
mizuno...
自由詩
2
11/1/20 18:34
狂人
森の猫
自由詩
6*
11/1/20 17:38
ゆらめく腕
……とある蛙
自由詩
10*
11/1/20 17:29
精神の熱狂
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/1/20 17:29
my religion
mizuno...
自由詩
0
11/1/20 15:28
ゆ
十二支蝶
自由詩
0
11/1/20 12:27
イミ
〃
自由詩
1
11/1/20 12:14
【鎌】
つむじまがり
自由詩
2*
11/1/20 11:09
No.Return
marica...
自由詩
2
11/1/20 9:39
My song
花形新次
自由詩
4*
11/1/20 7:45
Tanakantan(未完)
結城 森士
自由詩
0
11/1/20 7:06
旅路
高梁サトル
自由詩
7*
11/1/20 5:42
破瓜トランス
魚屋スイソ
自由詩
5
11/1/20 4:33
「ある詩書きのある日のAM」
ベンジャミン
自由詩
1*
11/1/20 3:50
ぽかぽかと
ポー
自由詩
1*
11/1/20 3:05
風のささやき
〃
自由詩
3*
11/1/20 3:02
night express
mizuno...
自由詩
0
11/1/20 2:32
マチ
番田
自由詩
1
11/1/20 1:23
彷徨う刻
冥鈴
自由詩
1
11/1/20 1:01
遠くへ
佐倉 潮
自由詩
3
11/1/20 0:26
切断
シホ.N
自由詩
3
11/1/20 0:04
anne
Oz
散文(批評...
0
11/1/19 23:25
【特別限定販売】ロシアン・ルーレット必勝法!!
TAT
自由詩
1*
11/1/19 22:58
本日の短歌
〃
短歌
2*
11/1/19 22:36
やめたほうがいい
6
自由詩
1
11/1/19 21:47
意識
ラムネ
自由詩
0
11/1/19 21:45
家族が増えた
池田実緒
自由詩
3
11/1/19 21:36
懐古する自動人形
salco
自由詩
30*
11/1/19 21:36
RStlt K (ランペル、スティルツ K)
6
自由詩
4
11/1/19 21:33
ひとつ 約束
木立 悟
自由詩
15
11/1/19 21:17
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
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3618
3619
3620
3621
3622
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3625
3626
3627
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3629
3630
3631
3632
3633
4.5sec.