悲しみが止まらない夜
涙をおくる腺がどこかで
切れてしまったようで
泣こうとしても涙が出ない
悲しみだけが
ぶくぶくと腹の底から
湧いてきて
行き場をなくした涙が
身体の隙間を埋め ...
私が見ていたものは本当に夢だったのだろうか
人は面影だけをそこに残して 去っていく
私はひとりで 遠くを見ていた気がする
そして 両手を合わせているだけなのだ
丘の向こうから 強い光が差してき ...
わたしをゆるしてください
そうやって
かつてわたしのかたちをしていた
うろこをはいでゆく
ときにはたてのようにして
じぶんをまもるためにまとっていた
うろこをはいでゆく
そん ...
蘇る
ひと昔以上
眠り続けた自我が
蘇る
野生の血が
蘇る
脳の回線が
蘇る
愛が
蘇る
蘇る
蘇る
新しい
自分に
広島で一番
遠いところが見えるのはどこかときくと
君はちょっと首をかしげながら
「江波山」だねって答える
去年だったかな
それっきり忘れてたけど
遠くが見たいと考えた途端に
君の怪訝な顔 ...
いくつかの災厄のなかで
わたしは書机の下で頭をかかえておびえ
くらやみのなかで
あらゆる醜態をさらした
偽善と臆病とともに怒りを
蛙と虻のあと
彼らは過ぎ去ったように思えた
瓶につめられ ...
どうしてまだそんな所にいるの?早くこっちへおいでよ
って声をかけられるぐらい、まわりが難無くこなせてしまうことが、なかなかできないのです。
みんなが水溜まりの上を身軽にジャンプして超えていくのをそ ...
おっぱいは最後がいい
まずはくちびるからがいい
それからうなじの匂いを嗅いで
おなかの温度に埋もれるのがいい
おっぱいは最後がいい
まるでそこに興味がないよう ...
その後で
脊髄反射が起こったように思った
開いた手を握りしめた
その後で
守らねばと思った
思い及ばぬ人々の尊厳を
「語りえぬものについては人は沈黙しなければならない」
今年7月 ...
野はどこまでも、たいらかで広々
ぼくは花の数をかぞえる
やさしい
雲の群れが
やさしい
雨を
ふりまいてすぎたあと
うすく差した
ひかりが虹を
つくる前の
ほんの一瞬
よみが ...
あの世とこの世をむすぶもの
それが祈りだと
きのうそんな歌が聴こえてきたのです
鳥や豚や牛の死でさえ
悲しいのに
ひとがあんなに死んで
悲しくないわけがありませ ...
明け方には
虚無ばかり詰め込まれてはち切れんばかりに
食っても食っても満ちぬ腹
次は何を食べようかしら
と
舌なめずり
それを
照らすは仄かなひかり、庫内灯
暗闇に浮かび上がるは真っ赤 ...
あの頃
なんて根拠もなく
幸せになれるって
信じてたのだろう
また
友達が自死した夜明け
陽は射した
前触れは
あったのに
解けない知恵の輪
笑顔で育てた雨雲
陰影を這う蜥蜴
心電図と信号
心は刃
心はまわる
心は発芽
心は背骨
無いものの羽
泣き声が揺れ
振り返ると海に山に居る
空から直ぐに
降りてくる指
誰もいない街を描く
灯る ...
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました
自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ...
俺の奇声が闇に吸い寄せられ
跳ね返されると
手と手を合わせるわずかな体温を求めて
彷徨いだす声は
ぐるぐると空中を回り始める
そんな和合の希望も刹那の出来事であって
背中から忍び込む風 ...
今朝からの気温
変わらない気がする
私の今日をふとふりかえる
足跡があると
思いたいのも認めて
暮れる空みる
みな帰れよ
それぞれに帰れよ
祈りとかくのもおこがましく
指 ...
残酷なニュースを見た
僕は中国の大地に頼りなく立っていた
テレビの画面に張り付いたままだった視線
津波の濁流は圧倒的だった
僕の頭に浮かんだのは
これからどうするのか
...
あの日
はみだして
不自由だった
あの日
なにもかも与えられて
不十分だった
あの日
とかげのしっぽは
やさしかった
迷子になった路地で
迷いはなかった
あの日
太陽も月も ...
窓辺に風打つ音
アルペジオが鳴り
寂しさにブルー
なにもないけれど
足袋のすれる音
サックスの音
空しさにホワイト
おこしやす
心の支えがない
傷ついてタッカ
...
ロックンロール最高!
バイクで歩道橋渡って
ツイスト&シャウト
エンジン全開
絶好調
君の胸にダイブ!
頭フリフリ
尻プリプリ
もえているかい?
偏見で見ていないか?
...
今だけは笑っておくれ
二人の別れは
涙を私にくれた
3日3晩泣き通した。
I love you
その言葉を聴きたくて
はしゃぎまわり
馬鹿ばっかりしていた。
ワイングラスは
...
一念発起とがんばってみるのは
容易いけれど
がんばり続けることは
なぜか難しい
*
それって三日坊主
だよね
悔いてはみるのだけど
いつだって
他のひとの視線が気 ...
雨上がりの夕闇のなか
電線で羽を休める
アンドレ・ブルトンの詩集を見た
* * * *
足の生えた魚が愛を語り
アルコールの雨が降る
今夜すべては星のように凍えている
...
窓から窓へ
夜は動く
夜に夜を重ね
またたく
冬の水の上
羽の羽やまず
午後の双つ穴
昇るはばたき
わたしはわたしに到かない
水彩のまわり道
夕べは ...
今朝 起きて
時間を確認しようと枕元を見る
そこには一つ前の携帯が
充電器に刺さっていた
いくら探しても
今の携帯が見つからない
そういえばこの前買ったごみ箱も
起きてか ...
曇り空の夕陽は
やけに朱色の粉っぽくて
窓から見える景色が
変にくすんでいます。
日がな一日床に入って
分かりもしない本を読んだり、
他人の不幸の報道を
リバイサンから御裾分けしてもらっ ...
action!
今の僕らに一体何が出来る?
非力な僕に出来る事が一つはあるはず
だから皆でaction!
その声で
その文で
伝わる事があるだろう?
届く物が、響く物があるだろう?
だからa ...
{引用=雨が降っているなかで、きみとのやりとり浮
き上がる。水色の紐であやとり、つないでい
る細い声。たしかにきこえた澄んだ心の内側
で響く、エナジー。明日には見失うなら今す
べてを捨てて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
戻り涙
木屋 亞万
自由詩
1*
11/3/22 1:58
シップス
番田
自由詩
1+*
11/3/22 1:16
「うろこ」
ベンジャミン
自由詩
5*
11/3/22 0:37
蘇る
森の猫
自由詩
5*
11/3/22 0:22
駅・江波
たりぽん(大...
自由詩
6*
11/3/21 23:47
形骸
構造
自由詩
8
11/3/21 23:22
冬から春へ
つゆ
自由詩
4
11/3/21 23:21
おっぱい
草野春心
自由詩
12*
11/3/21 23:17
その後で
N.K.
自由詩
1*
11/3/21 23:03
3月の即興2
あまね
自由詩
6
11/3/21 22:30
祈り
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/3/21 22:23
夜食小町
かめたろう
自由詩
0
11/3/21 22:00
日々
風音
携帯写真+...
2
11/3/21 21:56
イメージ
牛
自由詩
3*
11/3/21 21:54
ノート(ふるえのあとに)
木立 悟
自由詩
5
11/3/21 21:38
おもいで
朧月
自由詩
4
11/3/21 21:38
手紙
M&...
自由詩
0
11/3/21 21:20
夕暮れ
朧月
自由詩
4
11/3/21 20:52
とりもどすんだ僕たちは
ジム・プリマ...
自由詩
1*
11/3/21 20:52
憧憬
はるな
自由詩
2
11/3/21 20:46
祝日の出勤
ペポパンプ
自由詩
3*
11/3/21 20:38
迷惑
〃
自由詩
2*
11/3/21 20:23
自由という名の下に
〃
自由詩
3*
11/3/21 20:14
がんばるもんのひと
恋月 ぴの
自由詩
25*
11/3/21 18:29
スケッチ
ぎよ
自由詩
5
11/3/21 18:20
ひとつ わたし
木立 悟
自由詩
7
11/3/21 17:39
フライパン
Seia
自由詩
1
11/3/21 17:05
一日の終わりのエイリアン
……とある蛙
自由詩
17*
11/3/21 16:25
ACTION!
詩月
自由詩
0
11/3/21 16:25
あやとり
ゆうと
自由詩
5
11/3/21 16:21
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
5.19sec.