いつもそこにいる
あたしのこころとおんなじだ
あたしのこころはいつも
あたしのそばにいてくれている
東郷公園よこの坂道
そこをすっとくだってしまうのは
いつも惜 ...
道路を丸めて食べる
どうしたら草の音みたいに
生きることができるのだろう
曲った色鉛筆
間違えないように覚えた言葉
値札の無い指の軌跡
並べることばかり
いつの間にか上 ...
あの絵画
王と王妃になる
複雑な視線の交差が生み出す
捕らえきれない空間に身を置く
ひとつの快楽
あの絵画
カメラを覗いたように思える
何気ない日常のはずが
静謐な空気を帯び ...
ほめられることが少ない子どもでした
目立たない子どもでした
選べない子どもでした
得られないとあきらめていました
うらやむこともたくさんありました
少し
たくさん
泣いたこともありました ...
{取消=
目を開けたら何かがそこに立っている気がして
強く目を瞑る
突然シンクが音を鳴らす
暗い部屋に低い音が反響して足元から冷たくなっていく
そろり、と薄目を開けると
...
同級生に出会えません
同じ教科書を広げ
同じ食パンを食べ
同じ制服を着ましたが
違う仕事に就きました
そういう決まりなんですね
知らずに席を立ちました
子供しかいなかったんですから
...
前略
うちのお犬様は気が向かないとご飯をたべないでござる
だがうちのお犬様はとてもご愛嬌があり、我々が飯を食べてるとねだりにくるのでござる
とても愛嬌があり、とても可愛く思うのでござ ...
自転車は遠くには運んでくれない、近くにしか行けないものだ
自分の脚力と精神力が限界になればそこで終わる
好きな女にもそうだ、自分の限界を超えた女は自分の手に落ちない
自分が持ちたい物 ...
虐待は白血球のようにアザやかにみちていた
青白いわたしの細すぎる指にきろくする
愛とか欲とか血管とか
月をみつめすぎて焦げた両目のおくは、宇宙が夢中に現実をみている
――アザやかな、青 ...
農業をする蟻ハキリアリをみていた
福山雅治が
素っ頓狂な声をあげた
列をなして葉っぱを運んでいる
きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる
蟻の道が ...
すがりつく わずかな鎖に
おちたくないおちたくない
がんばってるでしょって
きいたら うんっていうしかないよね
人の優しさを利用して立ち上がりたくなる
みんなだれでもずるいよね?
...
「なんでくやしかろ」
早朝の庭で蛙が聞く
「お前はのんきだ」
私が答える
ひとのもんじゃ
もともとじゃ
愛しただけでいいじゃあないか
蛙が言う
夢をみたのだ
ひさしぶりに
その ...
何度も悩んだ
何度も諦めようとした
あなたをこの世に誕生させること
私はあなたを生むべき体ではないと
薬を治療のためとはいえ
飲み続けなければいけない体で
...
お肉は脂多めの
ロースがいい
揚げ油は
ラードがいい
玉ねぎは
やわらかめのほうがいい
タマゴはとろ〜り
半熟がいい
(そうそう、三つ葉も忘れずにね!)
女房には無口でいて欲しい
...
ああああああああ!俺は変態なんだ!
知らなかったちーとも知らなかった!
空想の中で俺はずっとしゃべってた!
そしたら声が現実世界に出てたんだ!
俺ってば即日変態の烙印をおされた!
裁判をおこ ...
ダム好きが高じて
ダムとセックスした
ダム山ダム十郎さん
ダム十郎さんて名前
突発的に考えたわりに
結構うまいねなんて
思ってる僕は
これから痔の薬を
肛門に塗布するんだぜ
鏡にアヌ ...
饅頭を焼いて俺は売る
巨大市場でビジネスだ
億万長者に俺がなったら
お前らに2万円を進呈する
お前らは2万円握りしめて
俺の饅頭を買いまくる
これが永久機関である
たまに自分の一生を考えてみたりする
もう人生の何割を終えたんだろうか
この先になにか良いことはあるのかってね
でも未来なんて考えても仕方ない
今何をするかで変わっていくからね
それなりに楽し ...
そう、俺の首筋に鉛の様に染みついた痛み、叫び声を半分殺すような鈍重な…俺は真夜中の暗闇に隠匿された性質を探し出そうとしている、いまひととき心を納得させるような理由が多分その中にある…水溜り ...
女すらいない盛り場で
意味もなく 黙りこくる
君は 誰だろう
何をしているのだろう
こんな 枯れ果てたような 街で
誰かに 何かを 言うわけでもなく
時だけが 流れていくようだった
...
眠り続ける カタチあるものへ
昨日の喧騒も 明日の安らぎも
今は分からない
心がなくなって 魂を感じて
純化された気体が 目の前にあって
流れゆく生命の川が 薄れた景色となり
消え ...
やわらかい足音と聴く春の海
春の海ねことバンビの二重奏
波間から星は見えるかアカヒトデ
アカヒトデ浜で乾いて仰ぐ星
解答が分からず描いたスナフキン
ス ...
ふっと
名前を消失してしまっていた
空の真ん中に視線を
漂わせていると
風が舞い上がる一瞬の間に
重力に括り繋がれていると
名前さえ肩に重い日がある
真っさらな空への
ひとひら ...
北東の隅にある茶色いシミは
無鉄砲で幼いエネルギーが
やるせなくせり上げた僕の山脈
山肌に滲んだ汗と涙は
入り組んだ等高線に弄ばれながら
諦めに良く似た水色の帯となり
...
丘の上から遥か水平線を眺める。
ゆき過ぎる冷たい風に新しい季節の到来を知る。
あらゆる概念は偉大な自然に包み込まれ消滅する。
嘘も無く、虚勢もはらず、諍いも無い。
生きていていいんだよ。
...
あふれかえってる
私の身の回り
触れないままで今日も終わる
愛おしむなんて言葉を
飾っているくせにね
捨てることも苦手で
活かすこともできないで
まるで自身のよな
部屋 モノ すべ ...
ちゃんこ屋の暖簾をくぐりぬけ
見上げる両国の空に
誰が疑うのか
ガチンコを
わたしの大相撲
年6場所もあるから
助け合いは大切よ
見に来る人に
何故か目を伏せながら
土俵は燃えて ...
羽を広げて歌ったり
髪を下ろして眠ったり
きみを観察して飽きることがない
しなやかな人形のようだ
内側にめくれて行く海の
遠い波音を聴くころには
月が高いところまで上り
僕はいつまで ...
部屋ごねん
ごねん
まるごねんの日は金曜日
ろくねんめの朝
立春のつぎの日
ありがとう
窓辺のみどりたち
ふくらむ鳥たち
空と木々のあわい
月光や ...
むかーし、むかし
あるところに
人間はいませんでした。
どこにも
いませんでした。
めでたし、めでたし
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
東郷公園よこの坂道
吉岡ペペロ
自由詩
9
11/2/6 16:51
手渡し
たもつ
自由詩
17
11/2/6 14:22
はじまりの14才
小川麻由美
自由詩
1*
11/2/6 14:10
少女期
朧月
自由詩
5
11/2/6 13:30
プリオン
士狼(銀)
自由詩
2+*
11/2/6 13:25
そ≠ら
佐々木妖精
自由詩
8*
11/2/6 13:11
お犬様
ハトキチ
自由詩
0
11/2/6 12:11
自転車
〃
自由詩
1
11/2/6 11:18
青白いプール
usoni
自由詩
5*
11/2/6 11:03
ハキリアリにおもう
石川敬大
自由詩
24*
11/2/6 10:57
ずるい人
朧月
自由詩
1
11/2/6 10:49
つらい夢
非在の虹
自由詩
3
11/2/6 8:56
会いたかったから
桜 歩美
自由詩
3*
11/2/6 7:40
カツ丼唄
花形新次
自由詩
3*
11/2/6 6:53
控訴
セガール、ご...
自由詩
3
11/2/6 3:16
菊花賞
〃
自由詩
1
11/2/6 3:15
出世
〃
自由詩
0
11/2/6 3:15
選択肢
SEKAI ...
自由詩
1*
11/2/6 1:34
道標はなるべく愉快に
ホロウ・シカ...
自由詩
0
11/2/6 1:26
バー
番田
自由詩
3
11/2/6 1:22
家族、あの頃
甲斐シンイチ
自由詩
3
11/2/6 0:56
echoes
kawa
川柳
1
11/2/6 0:46
空
折口也
自由詩
3*
11/2/5 23:38
ボンヌ図法としての僕
nonya
自由詩
16+*
11/2/5 23:03
胎動
ヒヤシンス
自由詩
1*
11/2/5 22:27
雲間の月
朧月
自由詩
3
11/2/5 22:20
わたしの大相撲
花形新次
自由詩
2*
11/2/5 22:03
Balance
瀬崎 虎彦
自由詩
4
11/2/5 21:57
部屋ごねん
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/2/5 21:50
昔話をしてあげよう
太陽の獣
自由詩
1
11/2/5 20:40
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
5.28sec.