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 ? 雪はまだ


君の哀しみから湧き起こった

激しい風のような
無数の精霊のような
叫びの群れが

僕を擦り抜けていく

手を伸ばして そのひとつ ...
勇気の貯蔵庫は心の
一番奥にある
琥珀の飲み物のような深い香り
だれにもある良心もそこに眠る

欺きたくなるよな夜に
手の先から悪事をする
謝罪は果てまで遠いので
夢を先に食す

...
3連休の過ごし方というのは、
日本人はだいたい、
どのように構成しているのだろうか。
ぼくは、なんとなく、
3連休が嫌いである。
遊ぶにも中途半端だし、
かといって寝て過ごすには長い。 ...
ぜったいそこにある

どこにいたって

ぜったいそこにある

そこで話したり

通り過ぎたり

待ち合わせしたり

ひとりでいったり

四谷の木の近く

象の足のような ...
変われるんじゃないかと思って


君はいろんなことを
小さないろんなことを
試してはうつむく

できないからだめなの
君は自分のカラダを
消そうとでもするように
小さく小さくなる ...
ひえきった背骨から、ひとつひとつ
きわめてあいまいに
呼吸の輪郭をかたちづくっていく
雪が降るかもしれなかった
駅前広場で、
ぼくは行き先を忘れたふりをしていた
夕飯に何を食べようか決めて ...
嘔吐物の中身は なんだろう

プロテアーゼ
たんぱく質
ビタミンB2
カルシウム

食前の錠剤
貴方との30分
思えば君は
薄いゴムと縮んだ性器の隙間や
欠陥商品の微細な穴からたまたま生じた子ども
でなければ
ナマ入れ中出し好きのバカ親から出来た子どもだ
総じて我々は
無計画な家族計画や避妊のヘマで ...
ひと昔もふた昔も前みたいに霜柱立ったり
ちょっとした水溜りに氷張ったりするわけじゃないけど
それでも今どきの朝って起きるの辛かったりする

とりあえずは出かける場所があって
帰ってこれる場所 ...
不注意を絵に描いて差し出しても、あなたは納得しないだろう。だから、痛みに寒さを被せてみても、温もることができないでいる。
美しさと可憐さを、視点の中で二重に巻いて、通り過ぎる風に差し出そうとして ...
一 

消し忘れた ラジオから
あなたと聴いた 歌が流れる

とおい過去から
届いた手紙のように 
なつかしいわ

今はもう
街を離れて 
海辺で暮らす
嵐(しけ)は過ぎ  ...
怖くても
震えてはいけない
月曜の朝に
震えてはいけない

胸の分厚い脂肪と頑丈な骨の向こうにある
ちっぽけなポンプが
か細い悲鳴を上げようとも
決して震えてはいけない
震えることは ...
君は笑わない。
なぜなら親を殺されたから。
もしかしたら君はそれすら分からなかったかもしれない。
まだ年が幼いから。

でも自分にキスしてくれる人が、
いきなりいなくなった事は分 ...
君は笑う…
太陽の下で…
太陽に負けないくらい
明るく笑う…

だから
君の本当の笑顔を
君の本気の笑顔を
忘れないで…

いつだって
本気で全力の
君が大好きだから♪

...
いけないことなのは
分かってるよ

でも おさえきれないんだ

この二つの気持ち

君だけが自分にとって
大切な人だなんて今は
言えないよ

私はあの人のことも
大切だ ...
冬の凍てつく青空に
大きな大きな梯子掛け
雲一つ無い寂しい青空に
大きな大きな梯子を掛けて

与太郎 騒ぐは 梯子の終わり
とおく空には届かない。
梯子のてっぺん 高いとこ
それでも真 ...
光りにむかって飛んでゆく

カラスを綺麗と思ったの

黒い背が

ひかるひかる

橋の上の

私を置いて真っ直ぐに

飛ぶ君は汚れてなんかない
遥か昔
幼い私は壮大な夢を見ていた
それを露ほどにも疑わずに

歩いていける
このまま まっすぐ
ずっとそう思っていた

いつからだろう
疑うことを覚えたのは
皮肉ばかり呟くように ...
ナンセンスな暮らしのなか
秒針には関心もなく
いっぷんの「長き時」さえ持て余しているのに
行く年来る年と云われて
おらは恐ろしくなった
   セットしたタイマーのかおが
   スタートさせ ...
憂鬱が鐘を打つ日

しなだれかかる花と枝葉
背中に影のレースを編んで
見も知らぬ世界の歌をうたっている
その影は誰よりも近しい人
私を小さくして大きくした人
振り返らないルールなので
...
きみと一緒に
これから目の前に現れてくる
たくさんの障害を
手を取り合って
乗り越えていきたい
簡単じゃないことはわかってる
時間の長さと記憶の短さに抗うのは
時にはぼくたちの距離が
...
私はそうして
考えている 何かを
私の中では自由なのだろう
見えている物は そこに あるけれど


確かなものは嘘ばかり
見ている それを
海の中で 呼吸しながら
浮上する 自分 ...
家の中で一番大きな窓に身体が映る
わたしの本当に美しい姿は
ピアニストになり損ねた青年の指にゆっくりと裂かれるとき
離れていく右半身と左半身が完全に分離する寸前に
皮膚が結露に触れて濡 ...
おじさんの葬式にいった
もう何年も無沙汰していたおじさんが死んだのだった
ぼくは棋士にはならなかった
おじさんはずっと独身だった

泣けてきた
幸せとはなんだろう
ぼくが決めることではな ...
理屈に塗れて死んだ世界は白イ街とそれに準ずる比喩的物質/雨傘が黄色と青色、私の中で勝手に交互に淀み合って座る事も忘れる程に油絵の様に恋愛する/所詮は黒イ海を冒険する命が瞼の隙間に染み入る程にそこを宇宙 ... たまにはさ
お前がおごれ
この俺に
ロープをおごれ
最期ぐらいは
最期の最期の一本道は



おかぁちゃんもカノジョもルールも道徳もワンピースの最新巻も



...
おいしい食い物とまずい食い物の差が
遺伝子が数ミクロン違う程度の
差でしかないように

豚と屑の違いは
単に遺伝子レベルの話

猿と人はだいぶ違う
霊性とか



 ものを集 ...
  .
地に灼{ルビ=いちしろ}き椿は燃える
雨に打たれても猶お灼く
雪にうずもれて猶お灼く
涸れ枯れの遼原に椿燃ゆれば
  .
吹きしきる睦月の霙{ルビ=みぞれ}に逐{ルビ=お}われ避り ...
北に向かった
鈍色の海、灰色の波
身をゆだねる勇気はないけれど
寒い海に抱かれたかった

何も告げずに飛び出したあの街
何かが変わるだろうか
気がついたらこの海辺に来ていた
冷たい風は ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬の夢景色まどろむ海月自由詩4*11/1/10 23:35
夜の悪事朧月自由詩511/1/10 23:05
セレブリティの女はだいろ自由詩011/1/10 22:01
四谷の木の近く吉岡ペペロ自由詩411/1/10 21:57
朧月自由詩111/1/10 21:24
雪を待つ歌あまね自由詩1111/1/10 21:00
嘔吐物水瀬游自由詩411/1/10 20:24
長編詩 成人の日に寄せて(抄)salco自由詩4*11/1/10 19:41
あゆむひと恋月 ぴの自由詩31*11/1/10 17:10
冬の薔薇花キリン自由詩1*11/1/10 17:05
人はなぜryou自由詩211/1/10 17:04
月曜の朝花形新次自由詩2*11/1/10 15:36
君へ田園自由詩011/1/10 14:36
青い空の下…顎長三日月自由詩011/1/10 13:40
_Rm自由詩011/1/10 13:27
与太郎の空……とある蛙自由詩10*11/1/10 12:39
黒い光朧月自由詩411/1/10 11:10
あの日の私とれもん自由詩311/1/10 10:52
光陰のバルーン(8)信天翁自由詩111/1/10 10:34
不吉な水溜り瀬崎 虎彦自由詩511/1/10 10:13
プロポーズ寒雪自由詩111/1/10 8:53
スカイ番田 自由詩311/1/10 2:55
乱視手乗川文鳥自由詩17*11/1/10 2:10
夏の思い出吉岡ペペロ自由詩611/1/10 1:50
虹色のアイウエオネハン・フラ...自由詩111/1/10 1:26
いっぺんぐらいお前が払ったってバチは当たんねぇぜ?TAT短歌1*11/1/10 0:49
カンガルーの糞タスマニアデビル自由詩1*11/1/10 0:45
月山T田a自由詩011/1/10 0:44
冬椿Giton自由詩4*11/1/10 0:21
海風橘祐介自由詩711/1/10 0:11

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