目覚めたとき
わたしは窓に凭れていた

結露したガラス
冷えた頬に熱が伝った跡がある

手紙を送り 送られて大分経った

冷えた四肢を抱え込み
胎児のように丸く眠る

ああそうか ...
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で ...
琥珀色のサウンドトラックが、
頭蓋骨の内側を濡らしていく
すっかり皺が減り、ツルンとした私の大脳皮質


鼓膜までねじこむイヤホンや
タイムラインを流れる電子文字で
刻まれたものが薄れ、 ...
一度きりの水を飲んだ
きみにはもう実家もなく
影も知れない
諸国の民(オタクびと)は
都(秋葉原)の光の中を歩き
オタクびとの王(作り手)たちは
自らの栄光(作品)を携えて都に還りきたる

都の門は一日中決して閉ざされない
そこには夜(言論弾圧)が ...
馬鹿野郎



愛を知らない、
訳がない。
私は私の愛の形を、
発信し続けているのだが、
誰か一人くらい気づいてもいいのではないかな。

二人の愛から私は生まれた。
...
触れるまでもなく悟ったの 嘘つきが優しさなんて君らしくない


健やかな恋をしていたはずだったハイソックスは失くしたけれど


情のあるひととキスするのに慣れて同じ気持ちは二度 ...
音をはずした
指先が曲がり
おこがましい
眠気へと倒れ
込んでしまう

彼女は私に嘘を吐きました。その嘘はあまりにもたくみでありましたから、私はその嘘を見破ることなど、したくなかった。した ...
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる

奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ...
ねこ(in rain drop)

我輩は捨て猫である 段ボール箱を住み処とし
人の流れを ここから見ている
名前はもう無い 昔はあったんだけど
ミケだかタマだか もっと凝った名前だったか
...
死を想う時
生があることに気づき
死は
詩を誘う

命は
だれから授かった?
両親のその先は
また命

かんがえろ
眠っているすべての
からだの
わたしのなかを起こせ

...
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

* ちょこなんと おめでたい場に 小豆粥

小正月の朝、食卓に昇るとは
知らなかった

調べてみると 文字通り 
...
責めて
責めて
自分を責めて
カラッカラになるまで

罵倒して
罵倒して
自分を罵倒して
キリッキリとするまで

何にもならないその行為が
習慣のように 当然のごとく
繰り返さ ...
日常で化粧をしなくなったのは
心に化粧をするようになったから
泣きそうな心の形をキレイに誤魔化して
ムスっとした素顔で
あなたの言葉を待っている

もうくれなくなった言葉を待っている
黒の夜が消えて
白い朝が届いてる
私の窓辺にはいつも
だれかの贈り物がある

太陽がまぶしい
冷えた空気はだれの心も
同じよに入れ替える
悲しみさえも

希望かもしれない
星をわ ...
雪だ
雪だ
窓いっぱいに
あふれるように
こなゆきは舞う

一心不乱だ
目的もなく
それが
私の恋だったのに

誰かのことばを気にしている
失う事実に揺らいでいる

雪だ
...
首を絞めあって さきに死んだほうが勝ち というゲームをやって 恋人を殺しつづける夢をみて 窒息するなら深海がいいとおもった 部屋も 窓の外も煙も おまえの首も 真っ青だった 深海魚の眼球が退化せずに残 ... また少しの酔いで/兎多多眠をしていた 。
(深)))なのか
鼻腔から冷やかさに気が付いて、目が覚めたら静かさに時計だけが反転していて
よくよくみるとまだその日の夜で
ずいぶんと尿意を ...
最後の砦が落ちていく

あなたを森に逃がした

床から剣を拾い上げて

包帯を巻きつける
暑い夜、居酒屋で
僕たちに起こった出来事を話す
そうだ僕たちは
つねに正しくはなかった


明日からも
会おうと思えば会えるけど
もう、少しずつ離れてゆく
そんなのは、はじめから分か ...
悲しい旋律が好きなんだ。希望じゃ救われないんだ。
絶望の淵に立っているのも希望と呼べるだろうか。
流星が沼に落っこちた。後追いはしなかった。

スケートリンクの下で今日も一戦交える。
見 ...
誰一人いない
落とされた 世界で
私は私の感じさせられた自分だ
ああ きっと この 思いのどこかで


過去を見た
人の流れる渦で
それを きっと 知った
私の頭の思いのどこかで ...
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ...

歯が痛い 〃 いよいよその痛みにも安定度が増してきたようだ。 少しばかりの体調不良とともに二週間おきくらいにはジクジクと確実に現れる様は、インフルエンザウィルスより質が悪い 。
ほっとい ...
耐え切れないものは 捨てればいい
諦め切れないものは 捨てればいい

そんなの嘘だ 出来ない
私には 出来ない

複雑に混ざり合う 思考

ほんとの私は今どこに…

...
私が見えないの
すぐ 傍にいるよ

蝶のように舞い踊り
鶴のように羽根広げ

華を手折りし 君

紅の唇 紅の瞳

叫んでるよ 君

届かないって 傍にいてっ ...
帰り道
若い恋人を見た
正確にはまだ
恋人ではなかった

とても美しい光景だった
青白く月に照らし出された二人が
自転車置場で明るく語りあっていた
自転車のハンドルを手にし ...
我は愚者なり
矛盾だらけの肖像
理想は理想でしかない
我に何がとける
我が何を導ける
孤独の肖像
矛が胸を刺す
盾はない
何を生き急ぐ
過ちは消えない
先の ...
あの蛸あまり出てこないね
と水族館で水槽を叩きながら君が言ったから
水の中では音が反響して
ひどいことになっているんだと思うよ
と答えた
言いたいことも言えないこともあって
そういったことをごまかして ...
あなたが微笑んでいるのを見ていたい
それはこの目で見ることは出来なくても
あなたの心を見ていたいから
それはただそこに在る
そうとしか言いようがないものだから

大地を覆う澄んだ青空は
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
連詩「あなたをまつ」 6/10愛心自由詩011/1/19 20:54
めざすもの森の猫自由詩6*11/1/19 20:05
Days of Wine and Roses渡 ひろこ自由詩20*11/1/19 19:57
一月mizuno...短歌211/1/19 18:59
我等は勝利する、何故なら我等は勝利を望むからだ一 二自由詩111/1/19 18:23
馬鹿野郎田園自由詩311/1/19 17:02
六ヶ月目苅田由枝短歌111/1/19 16:54
ず    れ    久石ソナ自由詩2611/1/19 16:49
水底にきえた乾 加津也自由詩13+*11/1/19 15:42
ねこitukam...自由詩011/1/19 15:38
朧月自由詩611/1/19 13:02
小豆粥藤鈴呼自由詩3*11/1/19 11:59
干物になった私れもん自由詩1*11/1/19 11:20
素顔相差 遠波自由詩7*11/1/19 11:18
優しさのキャンディ朧月自由詩411/1/19 10:26
ゆきしるべuminek...自由詩8*11/1/19 7:59
溺れ凍える魚屋スイソ自由詩13*11/1/19 5:30
欠)某臭アラガイs自由詩2*11/1/19 4:51
forest endmizuno...自由詩111/1/19 2:30
火を採るkawa自由詩011/1/19 1:59
Sad Chordゆうと自由詩111/1/19 1:44
ブルー番田 自由詩111/1/19 1:42
安らぎの空間森の猫自由詩6*11/1/19 1:15
その耐えられない歯痛アラガイs自由詩2*11/1/19 1:13
月に照らされてポー自由詩5*11/1/19 1:10
自由詩1*11/1/19 1:08
思い出小川 葉散文(批評...111/1/19 1:06
I amポー自由詩1*11/1/19 1:04
蛸にイヤホンクローバー自由詩8*11/1/19 0:49
あなたが微笑んでいるのを見ていたいあらら自由詩011/1/19 0:15

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加筆訂正:
ちかぢか電球きれるだろう/ゆうと[11/1/19 12:12]
タイトル変更
4.82sec.