Woman gives a life,

Man is given the lives.

女は命を与える。
男は命を与えられる。
はらはらと
時雨る皐月の
けしなるは
うきわれぞ泣く
情けにやあらむ

あやにくや
さうなき人の
情けなき
果つれば果てぬ
袖ぞ干ざらん




五月だというのに時雨 ...
一日の疲れを
肩から下ろし
タバコに火をつける
地上の空気は旨い

私は大丈夫
十字架を背負って
生きているから。
私は大丈夫

あー頭が痛い。
皆に小さい愛を
分け与える。
...
どこまでも黒い、
夜空を見上げる理由を知っている
星が瞬く、その時を想像して
たおやかな時の巡りを
歴史のつよい鼓動を感じる
その真下で、
君に告げたい



生きていく上で必要 ...
白い街に灰が積り
君の姿を見失ってしまった

壊れた棚の中にある
透明な器に君が映り

追いかけても追いかけても
君には追いつけない


息を切らせて顔をあげると

鏡に映った ...
色恋しそう

上辺の倫理

君を信じる僕は共犯者

歪んだ思想

欠けた道徳性

正しい君に合わせるよ

色濃い死相

誰かの淋漓

気が狂うほどに平穏 ...
茎魚 しみています


四角い箱から低く低くを覗いていますと
狭く苦しく青く
殺されのこどもたち
泣いています
ずらり並び 爪先 しみ しみ
口開き
目潰れ
鼻潰れ
耳潰れ

...
 猫のようなKといると
 ぼくの言葉の文脈は乱れふあんな小波が打ちよせてきて
 とても平叙文ではいられなかった

 煎じつめれば
 煎じつめなくても
 Kは妻で
 Kは猫だっ ...
焼酎の夜



お湯割でチビリチビリ。なんてことのない夜。せめてほろほろ酔いたいな。

蚊取り線香の匂いが、なんとも風流。
このまま何もしなくていいよってなればいいのに。

...
罵倒してもよかったんだよ
ボディソープの淡いにおいのぬけがら
輪郭だけ纏おうとしても
乾いた夜に、まぎれて消えた



皺の寄ったシーツと
その影の濃淡
なにかに傷つきた ...
ロマンティック イレイザー
甘い夢 壊して


吐き捨てた言葉
積もって 潰れて

ほら ゴミ溜まり

埋もれた道 足引きずって
突き当たったのは 感情の壁 ...
陽射
大きな橡の緑
葉に反る光と陰
春になる
過去に捨てた春になる
輝く線路に支配される列車の様な
敷かれた道を進む美しい塊になる

窓には冬から帰った命が開いている
線路沿いに ...
午後 4時44分

見上げると
東の高く

薄い青空に
少し欠けた

白い月が
浮かんでいた

立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた

たまっていた
所用 ...
少女の掌で胡桃が弾けた。
【791】と少女の手首に表示された。
残り回数の多いタイムマシンは安くない。
800万円ぐらいする。
「それでも、これを使うしかなかったのだから。」
少女はため息混 ...
どや顔って言うより
したり顔って言う方がすきだ

僕の犬

鳥みて わん
猿みて わん

僕の嫌いな人みて
うー
いいぞ

僕の犬

いいんだ
目が見えなくなってきたね
...
アナタはLIONだと思ってらっしゃる
百獣の王だと思ってらっしゃる
ナンバーワンだと思ってらっしゃる

けれど思ってるのは
もしかしてアナタだけかもしれない
LIONの格好した
...
白濁が白濁に午後つらぬいておまえを息に刻む刃の先




一時から一時半にてひとり縫う花の棘の指つぎはぎの指




夜が消え夜の代わりの夜が笑み早すぎる星に刺 ...
軸線が軸を捨てても軸は降る



生きたいか冬に嘘をつき生きたいか



在らざるを蒔いて咲かすは己れかや



ふらふらと夜に午後の血もりつける



...
僕が火傷をした子供の頃
母さんは泣いてばかりいて ばあちゃんにきつく接するようになった
父さんは酒を飲むようになって 母さんと喧嘩ばかりしていた
じいちゃんは無口になって そのまま死んで ...
わーがやげどしたわらすの頃
かっちゃ泣いでばりで ばっちゃさきづぐなった
とっちゃさげ飲みさなって かっちゃど喧嘩ばりしてら
じっちゃ静がさなって そのまま死んでまった
だばって
ばっち ...
コンビニの
100円スイーツを食べて
心に膜を張る
むき出しのものに
触れないように
誰のせいでもないことを
誰かのせいにするみたいに

のどがかわいたって
いつも用意されている
...
わたしたち
もうこんなところまで
きてしまった

はるのおがわをおよぐ
こぶなのむれをみて
ひとりつぶやいている

かつてこぶなだったという
かくしょうはないけれど
み ...
私のいない日に 眠りに落ちていく
貝殻を 拾おうとする 浜辺で 白い貝殻を
見た 白い 珊瑚礁である 何かを
そこで 眠ろうとした 私は 見た
きっと かつての帰り道として 見た


...
ひとつ
ひとつ
やっつけ
やっつけ一日終わる

わずかな笑い
流れぬ涙
熱くも飽きて
乾く悲しみ

荷を負う匂いは
海馬を駆けて
記憶の奥底
脳みその溝

ひねもす捻 ...
{引用=それを、聞きのがして、
提燈アンコウのように、ひかり、
ただ、
春を、まっている、
鋏をいれて、ほつれをひろげる、
物語がはさまれる、
この浴槽で、犯行におよんだのだ、
強い、断 ...
道路も屋根も電信柱も

みんな銀色に覆われてる

子供たちは喜び

雪合戦をしている


君と過ごした冬は

寒いけど暖かかった

今年は一人で子供たちの

歓声を聞いて ...
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある

人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街

理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ...
 

耳が遠くなった
もう手が届かないところまで
痒くても
かくことすらできない
 
耳は更に遠くなっていく
遠くなるにつれて
聞こえるようになった
知りたかったこと
知りたくな ...
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい

ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね

私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤

愛しさと憎しみの色だとでも ...
               110218




汐留、駒形、八丁掘、伝法院と
歩き回ったよ日和見感染警戒しながら
風も吹かない黄昏れ時に発熱
つんとすました日和下駄
消石灰が位階 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Man and Woman(男と女)ペポパンプ自由詩3*11/2/19 19:55
わずらひて青井とり短歌111/2/19 19:50
3遍周って...ペポパンプ自由詩2*11/2/19 19:48
断片レターかんな自由詩3+*11/2/19 17:25
再生影法師自由詩311/2/19 15:40
モラルシンパ秋助自由詩011/2/19 14:26
茎魚凛々椿自由詩711/2/19 14:01
横須賀の港でぼくは猫にうんざりしていた石川敬大自由詩17*11/2/19 12:57
焼酎の夜田園自由詩011/2/19 12:25
いくつかの影ねことら自由詩411/2/19 12:14
ロマンティックイレイザー一酸化炭素自由詩011/2/19 11:10
「太陽と言うプログラム」2009-03-03 12:03:3 ...プル式自由詩711/2/19 10:26
白い月森の猫自由詩16*11/2/19 10:25
時をかける少女オノ自由詩111/2/19 9:19
おやすみ ムク朧月自由詩311/2/19 8:25
偽りのNO17subaru...自由詩0*11/2/19 4:02
触れずに木立 悟短歌311/2/19 3:20
道なぞる道(笛)川柳211/2/19 3:16
ぼくは帰る / ****同小野 一縷自由詩6*11/2/19 2:34
わー帰る / ****年不明自由詩3*11/2/19 2:33
アイスコーヒーの日めー自由詩611/2/19 2:22
小鮒小川 葉自由詩311/2/19 1:16
ふとん番田 自由詩111/2/19 1:14
一日一日シホ.N自由詩211/2/19 0:12
蝶番についてmugi自由詩6*11/2/19 0:00
雪の街橘祐介自由詩611/2/18 23:34
進化朧月自由詩411/2/18 23:15
遠くなる耳たもつ自由詩411/2/18 23:09
カラーズ涼深自由詩5*11/2/18 21:35
紅白の雑音で聞きとれない会派離脱のイデオロギーあおば自由詩3*11/2/18 20:47

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