文字を食べる世界に生まれた私は
文字を食べない世界を知らない
赤ちゃんが最初に食べるのは
お母さんが丁寧に書いた愛の言葉
結婚式の引き出物の定番は
お偉い書道家が書いた半 ...
僕らは川のほとりに住んでいて
いつも水の匂いをかいでいた
時に異臭もはなつ水たちは
うす汚れたコンクリートの壁の下
木陰にくらい公園の横をくぐりぬけ
存在感なき音をたてながら
流れつづけた ...
翼をもぐ手は青緑
マフラー代わりの黒い髪
虚無への階段を昇天
しもやけた足の小指
「消え失せろ」の言葉にこみ上げる
笑顔は砂漠に否認され
欠陥者の烙印プレゼント
was sent
wh ...
狂うのです
わたしは狂うのです
わかりません
あなたのいっていることがわかりません
つめたいのはコンクリートも土も同じです
さむさにしんでいく小鳥も
わたしとおなじなのです
こおりつ ...
(
)そいつは音もなく現れたと思ったら
いつのまにか消えていた
まあるく誰も認識などしない存在
今日もまた
限定数を破るトイレットペーパーを僕は使い込んだ
すると目の前に ...
喜びの朝よ
光の朝よ
冬の朝の沈黙する瞬間
あなたがとても冷たくなって
その肌はますます透明に近づいて
服を着ていなければあなたの
肌を通して屈折する光が
投げかける光が
踊り、光が
...
街を照らすネオンの灯
怠惰と虚飾の象徴
聖なるものは灰と化し
全ての人に降り注ぐ
掌に残されたのは崩れた希望だけ
街のネオンが浮かび上がらせる
俺という存在を
誰が助けてくれ ...
「僕等は詩についてどこまでも語りうる。それは生と形式の問題であって、
どのようにも論ずることが可能である。」
「詩について考えることは、とりも直さず僕達の精神とを結びつけ ...
それはアンタさ
立ち上がる女
右手に剣を
左手にペンを
攻めるが勝ちとジイジに教わった
岸辺に男
盾を背負い
インクを持って
女を守れとバアバに教わった
...
君の外周をぬける
君という
確信が欲しくて
虎がバターに
ブログがツイッターに
急げば急ぐほど
混然として
君の外周をぬける
なんて遠回り
うなじから耳元
腸骨から正中線
...
冷蔵庫には空腹しか入っていないから
腹いせに近所の自転車をみんなかっぱらって頭の中身をみんな乗せて走っているのに
誰からも電話が掛かって来ない
道は歪んでいるしチェーンは外れかけ
雹が降っ ...
広大なシーツの海にひとつの身 あたらしい日に寝返りをうつ
体温のいきどころ無くそれでいて冷えるばかりの指とつま先
たとえば
犬とか猫でもよかったけれど
いまわたしたちは
人間どうしだね
ちょうどおなじ加減で
人間どうしだね
日曜日の午後だというのに冬の山下公園は閑散としていた
もちろん、どこにでもいるようなカップルの姿は、楕円の芝生に沿って据えられている木製のベンチにチラホラと、見え隠れはしているのだが
...
今日も殺されなった
誰も殺しに来なかった
そう思っているということは
まだ殺されてないということで
今日も殺されなかった
コンセント差さっていない扇風機
ほこりの浮いた麦茶
...
今日も何も落ちていない 遠い日に
また 私自身がそこから落ちていく時
この暗い眠りの中で
この身を風に任せた
私は ひとり
何となく そこに 横たわっている
私の 一人の
暗い この ...
ばかものよ
きみのせかいにだれもいない
ばかものよ
にしのそらにしずみかけている
ばかものよ
そこにいたのはだれなのか
ばかものよ
せかいはもっとひろかった
...
歴史を変える力などない
わたしたちは
ただ愛し合うしかないのです
隣で眠るあなたが
普通ではないうなされ方をしたので
わたしは思わず手を取り
脈をみました
診療の時間は終わりです ...
真っ白な道
どんな足跡も消した
今日と明日の間の道もまた
消されてゆくだろう
生と死の間にはなにがある
失われてゆくだけの時間に
足されてゆく記憶
身は常に 縮まることしかせず
...
おもたいのぅは、案山子のあしだった
うるさい鴉が見守る案山子は穂に囮
「両手一足」誰でもよしなに
たまらんのぅ、と
雀たち吐き出す、米米(まいまい)
(ああ案山子よ 案山子 ...
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の1個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な記憶の書庫が燃え尽きる時
小さな存在の事実が消失する時
肉体はそれでも生きようとする
瀕死の臓 ...
先月の今日 涙をこぼしながら 一人で仕事してた
先々月の今日 涙を我慢しながら 一人で仕事してた
今日も 一人ぼっちで泣いている
一昨年の6月の今日 長い入院から ...
樹木希林を名のる前の
悠木千帆が
身悶えながら叫ぶ
「ジュリイイイイ!」
私はすっかり衰えてしまい
何を見ても
反応しないと泣いた
壊れかけたVHSビデオデッキで
思い出のAV
...
夢しか持たないままで
こんなに遠くまできてしまった
振り返っても昨日は見えなくなっていた
影しか知らない過去を
並べてみたとて
だれもうなずかないなら捨てるしかないだろう
冬のさな ...
施設の中庭のベンチで
ゆっくり日向ぼっこする
老人達の独りが
突然立ち上がって何かを叫ぶ
こんな筈ではなかったと
こんな方向でなかったと
こんな場所に来るはずではなかった
こんな終わ ...
音楽も文学も絵画も幻想
社会も国家も世界も幻想
身の丈を知れ
お前だけを語れ
嘘も誠も曖昧模糊も
すべて
すべて
ひとからげにして
見えたものだけを語れ
感じたものだけを語れ ...
空が高い
ここは関東平野だ
風のない晴れ
ここは関東平野なのだ
この町をぼくは歩いている
つくばエクスプレスで東京から埼玉へはあっという間・・・・でもなく
駅からタ ...
とんぼ
誰にも見せない涙を 僕だけに見せてくれた
君を励ます言葉が 浮かばなくて僕も泣いた
不謹慎だけどその涙を 僕は美しいと思ったんだ
その泣き声が心地よくて とても温かかったんだ
...
暖房もなく、寒いよるには、
ちいさくなって毛布にくるまるのです
毛布はやさしいです
朝の梵鐘の音が聞こえると
お腹も空いてくるのです
やさしい毛布から脱け出して
ずうずうしいエアコンのセカ ...
排気ガスに舞い上げられた
小さな春を吸い込んで
私はこの街に生きている
裁判所前の桜
足繁く通った病院
水面に揺れる手漕ぎ舟
私はこの場所に居る
アスファルトにポ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つまみぐい
Seia
自由詩
2
11/1/27 18:08
川の街
シホ.N
自由詩
2
11/1/27 17:52
アオミドロ
ゆず
自由詩
3*
11/1/27 17:03
光たちよ
within
自由詩
4*
11/1/27 16:32
われわれから切り放た(る)る球体
アラガイs
自由詩
3*
11/1/27 14:54
おはよう
rabbit...
自由詩
3
11/1/27 13:02
what's waiting for
平沢ちはる
自由詩
1
11/1/27 11:05
「荒地」を読むための諸前提 2
るか
散文(批評...
5
11/1/27 10:47
それはアンタさ
田園
自由詩
0
11/1/27 9:48
そとまわり
uminek...
自由詩
6*
11/1/27 7:58
雹の日
はるな
自由詩
0
11/1/27 5:12
一人
〃
短歌
0
11/1/27 5:01
枕
〃
自由詩
2
11/1/27 4:51
課長さんは二度尻をふる
アラガイs
自由詩
1*
11/1/27 4:51
今日も殺されなかった
かなりや
自由詩
4
11/1/27 2:43
リバー
番田
自由詩
2
11/1/27 1:18
ばかものよ
小川 葉
自由詩
2
11/1/27 0:23
ドクターストップ
三条麗菜
自由詩
1*
11/1/26 23:57
新雪
朧月
自由詩
1
11/1/26 23:33
案山子のうた
アラガイs
自由詩
2*
11/1/26 21:57
知るということ
salco
自由詩
5*
11/1/26 21:56
優しさと甘さと
ポー
自由詩
1*
11/1/26 21:42
性欲のおもむくままに
花形新次
自由詩
1*
11/1/26 20:34
雪桜
朧月
自由詩
5
11/1/26 18:11
ベンチで
……とある蛙
自由詩
9*
11/1/26 16:48
ツバ吐いて死ね!
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
11/1/26 16:18
関東平野にて
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/1/26 15:58
とんぼ
itukam...
自由詩
0
11/1/26 15:33
新月
within
自由詩
7*
11/1/26 15:20
この街
Seia
自由詩
4+
11/1/26 13:54
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
4.75sec.