みぎの のうを しゅじゅつした あのひから、
さくらのつぼみが
ぽつぽつ
ほころびるころになると
わたしは いつも
ひとつだけ
かみさまに
ねがいごとをするようになりました
よこになっ ...
コブクロを焼いて食べたら
血の味がしたので
下処理が
うまくなかったとわかる
タニシをいためて食べたら
すごく硬かったので
ゆでるべきだった
あと中国産なので
毒かもしれない
...
金の光を体に帯びた
釈迦の言葉を聴きながら
緑の木々の下に坐る弟子達もすでに
金の光を帯びていた
夜の森の隅々にまで
不思議な言葉は沁み渡り
葉群の{ルビ詩=うた}も
森 ...
はたらきありが
よるになっても
すにかえらない
はなは
まよなかも
さいたまま
つきとほしは
たいこのむかしと
かわりなく
ゆうごはんを
つくっても
あな ...
つめたくなった
きみのてのひら
染まる体温
命を移すように
つつみながら
泣けてきた
さすりながら
きっとぜんぶ
きみのためだけじゃない
かなしみをおもって
すべての
世界は濡れ ...
磯辺の岩に立ち、風に吹かれていた。
僕の幻が、波上に輝く道を歩いていった。
浜辺に坐る妻はじっと、目を細めていた。
岩の上に立つ僕と
海の上を往く僕は
激しい春風に揺さぶられ ...
戦争映画ってやつは
こんなことと比べると
ずいぶんと甘ずっぱい天災のように思えた
しがみついていた
地上には
その果てまでゆかなくても
幸福がある
夜道には玉 ...
蛇口の匂いは
夏の風にながれて
僕は水をあつめて
魚になった
想像してみるんだ
闇の中の闇を抜けて行く
君の中の君に会いに行く
...
ホープ買い
やや珍しく店員に
『、、。ありがとお!』って
...
コンビニに並ぶ牛乳茨城産
買うのためらい自宅へ帰る
知っている
襟裳の春は
その先を
なにも無いって
行きたくなるよ
何故食い過ぎるのかを
あなたたちはいつも
問い詰める
何故運動しないのかを
あなたたちはいつも
問い詰める
「何を食ったの
よく生きて来られたね」
心は上の空
昼飯のことを考えている ...
空からいきなりに
恋心は舞い降りたので
ぼくの長靴は
仕事なんか放り投げて
あの子をなぞりに行きたい
たどりに行きたいとさわぐ
大人になって
自由になった気がしてたのに
言えない言葉がどんどん増えた
いつの間にか
言えなくなってたことばかり
想いがあふれて
涙をとめられなくても
いつでも笑って
...
頭が痛かった
酒を飲んだからか
ひと駅わざとゆきすぎて
寒夜の家路をえらんだからか
たいせつな存在が嗚咽していた
ほそい声で頭が痛いと伝えていた
だからだろうか
...
そっか
あなたは
こんなところに居たのねって
単純に
そう思ったのが
初めだった
理由なんて
ひとつも分からない
ただ
目の前に居る
あなたに
毎日惹かれて
...
星の見えないこの街で
少し大人になった気がしていた
車両の行き交う音、サイレン、雀の囀り
は、聞こえない
喧騒の楽しみ方を忘れてしまったのは
最深部の傷が癒えたからなのか
...
走れ。
翳りの中、狭い光が照らすアスファルトの上を。
夜明けとともに訪れる、日没の予感を。
その林、海の花びら、霧を抜けて。
いつの日も
この脳髄に
浮かんでくる
パロディ
ちょっとぐらい
つまんなくても
載せちゃうよ
早いもん勝ちだもん
お天道様に
背を向けて
生きることになっても
またどこかで
一 ...
でも僕は
どちらかが欠けたら
ここに、なかったんだ
この薄暗い世界に落とされ
光と音を身に纏って
痛みと心地よさを知るの
全ての装備が揃っているから
汚いものを無視できな ...
テーブルの上に世界をひろげても
あなたの森羅万象は私の目には写らない
それでも世界をひも解こうとお考えであれば
椅子に座って陽が沈むのを待てば宜しいかと
あなたはきっと待ちきれないでし ...
新神戸駅は
駅裏の
山のみどりが
清々しくて
淡くて
ほのぼのとして
あったかくて
泣いているのはなぜ
江坂まで送った車のなかにも
まだそれが
...
『ゴドーを待ちながら』。言わずと知れたベケットの戯曲である。あらすじは端折らせてもらう。結局、ゴドーは来なかった。はぐらかされ、かき回された主題は宙に浮き、支離滅裂なやりとりに終始する。
され ...
ありったけの自分を袋につめてニンゲンのふりをする人間。
空白のぽけっとの中でありったけのぐーをつくる涙はでない、
ありったけの妄想をお皿のうえに盛りつけてお ...
雨よ 今は降らないで
あの子が 泣いているから
そんなふうに 冷たく 無残に しとしとと
愛しいあの子に 降らないで
今だけは 太陽よ
あの子に笑いかけてやって
きっと き ...
車窓のない列車は
「夜目」という名の駅に向かい
走行していた
乗客は皆、無口だった
そして窓外の景色でも見るかのように
ただ壁の方に視線を向けていた
車窓のない列車というものは実に ...
やっぱり寂しいんだようと言って最後の最後でわたしが泣くと
うわーーこいつ泣いたよきめえ
といつもの調子でみんな笑った
それからいつもみたいにじゃあねと言って
それぞれ走り出したばかりの市バスに ...
もうやめにしたい思いだった
それだけの心だった
私は 何かを 見ていた
全ては どこに 転がっている
タクシーを そして 拾うために
バス停に立たされた
どこに ...
心やさしき ひとよ
心強き ひとよ
人々の痛みがわかりすぎるから
その胸を絶えず悩ませ
希望を
明日を
指し示してくれている
勇気ある ひとよ
真のリーダーたる ひ ...
子供達のいない公園は
時折り古代遺跡になる
すべり台は物見の塔
ブランコは祭り道具
砂場は野菜の洗い所
一つ一つが遥か彼方に
置いてきた記憶の欠片
回転遊具の中に入って
見上げ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さくらのころ あのひの むこうへ
草野大悟
自由詩
3*
11/3/24 22:16
ゴギー、マゴギー
6
自由詩
0
11/3/24 22:12
釈迦の夢
服部 剛
自由詩
2
11/3/24 21:59
24時間営業
小川 葉
自由詩
3
11/3/24 21:56
冬傷
杳
自由詩
1
11/3/24 21:46
夢の核心
服部 剛
自由詩
1
11/3/24 21:36
戦争と天災
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/3/24 21:19
WATER
草野春心
自由詩
4*
11/3/24 20:59
コルツ
TAT
短歌
0
11/3/24 20:41
臆病者
只野亜峰
短歌
1
11/3/24 18:51
岬
佐和
短歌
0
11/3/24 17:14
ゴム
花形新次
自由詩
1+*
11/3/24 16:48
春雨は罪つくり
あまね
携帯写真+...
4
11/3/24 16:45
コトバ。
あらいぐま
自由詩
0*
11/3/24 15:49
割れたっていい
吉岡ペペロ
自由詩
5
11/3/24 14:53
そのまま。
あらいぐま
自由詩
0
11/3/24 14:28
鉄格子、外れた
中原 那由多
自由詩
3
11/3/24 13:55
走れ
ブライアン
自由詩
1
11/3/24 13:25
インスタントワード
花形新次
自由詩
3*
11/3/24 12:52
意図せず繋がっている。
AquAri...
自由詩
1
11/3/24 12:24
血統
瑠王
自由詩
3*
11/3/24 11:53
新神戸駅
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/3/24 11:51
「ゴドーを待ちながら」ともに。
プランタン
散文(批評...
0
11/3/24 11:07
「 フキンシンしましョ。 」
PULL.
短歌
2*
11/3/24 8:31
『愛しいあの子が泣いている…』
座一
自由詩
3*
11/3/24 5:07
夜ノ目
かいぶつ
自由詩
2
11/3/24 5:05
くそやろうたちへ
とんぼ
自由詩
3+
11/3/24 2:43
冬の雨
番田
自由詩
1
11/3/24 1:26
やさしいひと
森の猫
自由詩
5*
11/3/24 1:01
象形文字
佐倉 潮
自由詩
4
11/3/24 0:20
3585
3586
3587
3588
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
加筆訂正:
夢の核心
/
服部 剛
[11/3/24 21:43]
大幅に書き直して、再投稿しました。
5.34sec.