女のからだはうつくしかった
うすあかりに溶けだしたのは?
クリムトよ、あれはいったい?
女はおとこにつらぬかれていた
あえかな声やうすく閉じため
くみ敷かれたまま俯瞰 ...
真っ白な顔に
赤い唇
派手な衣装を身に纏い
彼は誰かに楽しんで欲しかった
彼は誰かに笑って欲しかった
彼はあの子の笑顔が見たかった
でもピエロは少しずつ
透明に
誰にも ...
潮の香り
なつかしさを覚える
海よ
俺たちは互いに
人の手によって汚れちまっているけれど
いつか俺がお前と同じ濃度に
なれたなら
汚れたなかに美しさを見つけられたら
俺 ...
君は僕よりも3歳年上で
僕がどんなキザなセリフのたまってみても
喜んでみせるけど心は動かない
ガードが堅いわけじゃないけど見透かされてるようだ
おどけたジョークでペースとろうとして ...
何もかもを壊してしまいたいこんな夜は
お前の胸の中でただ眠りたい
生きていることだけで傷つけ合ってしまうなら
互いに傷をえぐり合って満足しようか
Why not? It's cri ...
トイレから出ると
首の長い女性が
宙に浮かんでいた
待ちきれなくて
こうなったのか
トントンって
ノックしてくれたら
途中で出てあげたよ
可哀想に僕のせいだ
フローリングに
...
みんなの詩ポツリポツリと
読み始めたよ
詩って輝くものだと思った
みんなの詩を読むことが
もっと楽しくなるだろうなと思ったよ
これからも読ませてくださいね
でもね まだね
勇気が足り ...
雪が融けてあらわれた
白菜たちのポニーテール
やっぱり白いんだね
薄くなった景色の中に
にぎやかに並んでる
真ん中 大輪のように開いた
白菜/紐ほどけて
神々しいという言葉が似合 ...
今日
小さな
小さな命が
天に昇っていった
小さな
小さな命は
それはもう
みんなの人気者で
甘えん坊で
じゃれるのが大好きで
冒険家になるのが夢らしい
お母さんが朝 ...
{引用=
天井の水紋に沈む
銀河の瞬きに
誘い出され
冬の花を探す
証なき白は
虚空に舞い上り
透明な肖像が
愛を囁く
山茶花の紅い花びら
...
欠けたナイフの行き先
輝く草原に花はない
標高四千メートル
ファンヒーターが止まる
薄っぺらな空気
ギリシャ彫刻
三毛猫の性別
出現しないDNA情報
原子のエネルギー
螺旋状 ...
溢れた感情は
単純に零れる涙・・・
どこかの
アーティストが
そう歌ってた。
今、僕の感情が溢れて
涙が溢れる・・・
大好きな江の島の景色
大好きな君の笑顔が
目の前にあ ...
人生とは
ある一面から見れば
苦しみとの戦いかも知れない
じり
じり
と
大きな岩を動かしていくように
人生も
重い荷物を背負って
登り坂を登っていくことかも知れない
私は焦らない ...
*
(香る
話しは途中で腰を折らなければならない
あの川に行き着くとまだ薄い肌着を脱いだばかりだから
忘れてた
寒さに震えて地上を曝け出すなんて
微汗にもならない
匂いは幹 ...
いつのことだっただろう
大好きだった人の結婚式に行ったのだが
私と私の親族を除いた出席者には
私の知り合いが一人もいないのだ
かつて私の世界はあなただけだったが
あなたにとっての私は ...
小さい姉妹が
くるくる回っている
一人が回ると
もう一人も回り出した
くるくるくるくる
あなたたちのみているもの
光りは私のそれとは違うの?
問えないまま
そこにはまばゆい ...
比喩ってよくわかりませんけどだいだい次の二つに大別できると教えられています。
1.直喩 ・きみの脚は鹿のようにほそい
2.暗喩 ・きみの脚は鹿だ
この二つはよく目にする表現法です。
そ ...
シーツの中に潜り込んで 君の肌と… 何度も触れあう
きらびやかな 誠実さが 何度も心の中で ぶつかりあっては… 弾ける
二つの素足にとりとめのない 何かが見えた気がした… 19才の私の中で
きら ...
あるとき どこかの竹藪を歩いていた私は 何かの拍子につまづいた 。
すると 隠れていた猫が一匹飛び出してきて
竹藪のなかの一番大きな青竹の中から一冊の本が開いた 。
灯りが点ってい ...
がんきょうの
はながさいた
めにねづいて
とうめいなはながさいた
つるがみみにまきついて
やがてくちていった
みがなった
わたしはなみだを
ひとつぶこぼしていた
がんきょ ...
あの7日間は
もう 治ったかと
思っていた
また
瘡蓋が増殖している
無意識に
引っかき 傷つけ
流血し
瘡蓋となり
また 傷つける
瘡蓋の数は
ココロの傷と ...
スカートをはかない令嬢が
枕元で世界を終わらせる
それは青い睫毛をなびかせて
酸化銅の道に種をまくだろう
波打った道にかかとをこすりつけ
悴んだ肺を嘆きながら
まばゆい光が部屋の中に
六角形の刃を ...
「元気そうだね」と云う貴方に
「貴方からの電話を取る0.1秒前まではそうでもなかったよ」と思った
たったいま はるかな星が 消滅したの。 あたしたちもきっと 何かなくした。
小鳥にも 性器はあるの?と きくきみに きらきらまぶしい 木漏れ日の花びら
ポケットに 愛を握り ...
真実らしさを裏表縫い合わせながら
花のこだまする落下音
見渡す限り白と灰色とクリーム色
名状しがたいこの光景は夢がない
小さく震えながら露を受けて輝く
幻が咲いて木の幹を下る午前に
手 ...
{引用=
真夜中に犬の声がかけてゆく
やっと帰宅した息子と
息子の帰宅を待っていた家内が
ダイニング・テーブルではなしをしている
声が
ボソボソきこえる
テレビの ...
冬なのにあたたかいオレンジのせとか
まあるい君をどう食べよう?
やわらかくすいつく肌に爪をいれるのが
僕にはなんだか無精におもえて
青白い包丁で6つにわける
半月形のせとかたち
皮はや ...
猫の目借りて夜をみる
(今日の僕の瞳は信用ならなくて)
鬼が門前で声掛ける
(もう一人の鬼は角で待っている)
私に豆など投げられるはずもない
猫の手では豆は握れない
(そもそも猫は鬼な ...
夜は流れてゆく時に
昨日の温度を連れてゆくから
君は目を閉じて
手足をいっぱいに伸ばしているといい
送り忘れたメールと
入れ忘れた予定のことは
もう、とりあえず
気 ...
仕事をとられたといっても
それはポジションをとられたって事で
経験をとられたわけじゃない
継続が終わっても持続する力
相手はあなたであってあなたではない
与えられたポジションはいつかは消 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クリムトよ、あれはいったい?
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/2/4 20:57
透明ピエロ
影法師
自由詩
2
11/2/4 19:19
還元
洋輔
自由詩
0*
11/2/4 19:17
You are sophisticated
〃
自由詩
0*
11/2/4 19:14
self-slaughter
〃
自由詩
0*
11/2/4 19:05
フローティング
ハイドパーク
自由詩
4
11/2/4 18:20
詩を読むということ
小川麻由美
自由詩
4*
11/2/4 18:11
冬囲い
朧月
自由詩
1
11/2/4 16:05
小さな命
モコ
自由詩
3
11/2/4 15:37
冬の花 と 白い月
まどろむ海月
自由詩
5*
11/2/4 15:05
欠如の美
小川麻由美
自由詩
3*
11/2/4 14:56
溢れた感情
顎長三日月
自由詩
0
11/2/4 14:50
たとえば
渡辺亘
自由詩
2
11/2/4 14:05
揚げ物には金木犀を包む
アラガイs
自由詩
4*
11/2/4 13:50
悲しみの結婚式
一 二
自由詩
0
11/2/4 13:48
影遊び
朧月
自由詩
2
11/2/4 10:15
「虚喩」ってなんだろ
紙飛行機
散文(批評...
16*
11/2/4 10:04
ホライゾン
番田
自由詩
0
11/2/4 9:33
新月は竹藪のなかに潜む猫
アラガイs
自由詩
3*
11/2/4 6:21
目が根と眼鏡
小川 葉
自由詩
0*
11/2/4 3:45
瘡蓋(かさぶた)
森の猫
自由詩
4*
11/2/4 1:48
_
竜門勇気
携帯写真+...
0
11/2/4 1:20
call me.
れもん
自由詩
2
11/2/4 1:05
貝殻の時間。
青色銀河団
短歌
6
11/2/4 0:28
Listen
瀬崎 虎彦
自由詩
2
11/2/4 0:05
浮遊するレジ袋と真夜中に棲むものの声
石川敬大
自由詩
14*
11/2/3 23:36
せとか
kawaus...
自由詩
4
11/2/3 23:19
猫と鬼
朧月
自由詩
3
11/2/3 23:13
君は引鉄を引きたい
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
11/2/3 22:40
現場にて
砂木
自由詩
7*
11/2/3 22:13
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
3630
加筆訂正:
「虚喩」ってなんだろ
/
紙飛行機
[11/2/4 17:56]
ラスト一行削除 その他、微更正
8.74sec.