寂しかった日のように
ひと晩で降り積もった雪が
きれいな景色だけを水銀灯に貼り付ける
夜明けすら凍らせようと
港では恐ろしいものが渦巻いている
(賀露の蟹漁船は眠りにつくころ)
わたしを捕 ...
音の無い雷光を視て指ひらくひとでなしの手にけだものの鈴
とどめさす瞳の色を忘れたか常にそこに居る常にそばに居る
うつろにはうつろなる色おまえには向こう側の色 ...
照らしても見えぬまま在る虚ろかな
降る桃と鈴のはざまを染める息
吹きだまる吹きだまる棘吹きだまる
あたふたと耳に目薬ひかり喰み
...
あの子が
シャボン玉を抱えて
わたしがみちみちと
はえている歩道に
立っている
唇の薄皮を摘み取って
よいことばを
鈴に詰めてしまった
火曜日の光景です
あの子は
三週間おきの ...
東京はいつまで京で居るのやら
半分に切ったら神が増えていた
朝知らぬ脳が尻尾を撫でている
叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく
...
珈琲とアルトサキソフォンの豊穣に液晶の海漕ぎ出でる人
珈琲とピアノの滴海となり夜の彼方に跳ねたトビウオ
女生徒の「わたしバカです」渦まいて沈積してゆく初雪の夜
この宇宙は蜘蛛の巣状の ...
いつからだろうか
どんなに感動する作品を
読んでも
見ても
体験しても
「涙」を流さない
流せない
もう
あれ以上の悲しみなどないから?
あれ以上の苦しみなど ...
おそろしさに
せなかが
まがったばあいでも
まがりを
なおせば
なおるかというと
なおらないし
8888
汚染された
キャラメルが
汚染キャラメル
フッ素
化合物で
黒く ...
誰かと楽しむことを忘れ
誰かと感動することを忘れ
誰かに嫌われることを恐れた
僕は誰にも僕を見せず
誰かを見せていた
人は世界に一つしかないモノを笑い
人は世界に溢れている ...
青果コーナーのおじさんは
どれに蜜が入っているかわからないという
りんごの山
どれも赤いりんご
りんごはこっそり打ち明ける
私をつくってくれた
おじさんは知っているのに
伝えておいて ...
もういちどだけあやまらせてね
{引用=
両の手で耳を塞いで
押し寄せる血潮の波の
遥か遠くの音を聴いている
真夜中に
わたしはわたしの体が
排除しようとするものを
いつまできつく
抱き締めているのだろう
...
冬の風景に転がった空き缶は
なんて似合うのだろう
だからってポイ捨てするなよな
風が揺らすブランコ
詩的においしいシーン
ただ空腹の私には
ただ寒い寒いだけ
コンビニがオアシスに ...
息もなく脈もない君に水みたしコンロひねる夜会いたくて
週末の浮かれ者たちが往来を闊歩するせいで緩やかな眠りを逃した日曜の朝、ストーンズは肉体のビートに乗ってネグリータと叫び続け、ディスプレイに日光が当たるのを防ぐために午前中は開けられないカーテンのせ ...
肌色の闇をゆっくりと
黒から藍へと
藍から茜へと
溶かしていく明けの陽光
暗闇が
艶やかにヴェールを脱ぎ
露になる裸の街
底冷えする蒼さと
柔らかな白さが
街のシルエ ...
あなたの好きな人と
してらしていいわ
優しい前戯
そのかたにおやりなさい
けれども
最後のナニだけは
私にとっておいて
あなたは夢中なの
いつか二人で
其の手のパーティーに出るっ ...
冷たい夕日が笑ってる
チョコレート湯煎で溶かすの幸せのかたちに
あなたの二の腕まぶしくて
イチゴパイみたいなお家に住みたい
火がないとこから煙はたたない?so what?
...
泥臭い希望よ涙せよ
それは停滞したのかもしれない
それは退化だったのかもしれない
だが俺には俺自身がいた
絶望にくれる心にも一筋の光が射すことがあり
ふてぶてしいまでの俺自 ...
まるめて
くっつけて
それだけで何故
こんなにかわいいのだろう
真っ白な世界に
立ち並ぶ雪だるまたち
きっと
何かを宿してるね
{引用=
私はもう目覚めていた
※
そこにはないもので
構成されているので
言葉を通り過ぎることが
できた
得体の知れない勲章を
与えられて
...
駅前ビルの本屋さんで
デート
洋画の「恋に落ちて」みたい
夢にみていた
本屋で落ち合うこと
でも
あたしたちは
この時間を最後に
しばしの
さよならだ
頭がクラクラ ...
ベランダにでて月をケイタイで撮るひとがいる
月のしたで勉強を誓うひとがいる
試験は春ごろだろうか
どこにゆけば
安定した幸福を感じつづけられるのか
天体はまちに住んでいる
オリオンがから ...
{引用=
存在しないがゆえに
存在する
いくつもの
点滅する
沸点がないがゆえに
沸騰する
常夜灯のような
壁の
傷跡のような
おもむろに、
見つけてしまった ...
空を飛べたらいいのに
鳥のように器用じゃなくても
どんなに不器用でもいいから
空を飛べたらいいのに
小さな悩み事一つ越えるくらい
そんな僅かな浮力でもいいから
空を飛べたら ...
空を飛んでる夢を見たの
あれは今から何億年も前
今じゃ重くなった翼で飛べる事は出来ないけど
とても軽くて大きく上下に振っていたわ
それは今も同じね
ここと同じでやっぱり青い
どうしてこ ...
鉄塔に、カラスが幾羽か停まっていた。カラスは青く、空を背景にして透明のようで、目を離すと見失ってしまいそうだった。
私は、はたと、何かを思い出さなければ、という気持ちになって、
「青いカラ ...
お葬式よりも
静かな洗濯機を買いました。
しめやかに洗濯工程が行われ
私はにぎやかだった母を
懐かしむ。
言葉もない一日を過ごした
私の思いが時の中を流れ
別れた恋人のことを思い
その人のことを忘れ
ため息をつきながら歩いていた
すれ違う人に関係を求め
求めていない人はいないと
そんな思いを ...
箸置きに次元をかえて架ける橋 転がる二本の非常階段
きみの手のあやとりの糸たぐり寄せ真水に飛び込む指を絡めて
爪先もまなこも縦に尖らせて剥がす鍵盤しろいとこから
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬の眷属
たりぽん(大...
自由詩
7
11/1/23 21:48
虹盲
木立 悟
短歌
2
11/1/23 21:42
焦土月齢
〃
俳句
1
11/1/23 21:40
あの子
ズー
自由詩
8*
11/1/23 21:40
ノート(雑冬)
木立 悟
川柳
3
11/1/23 21:38
回転木馬
都志雄
短歌
5
11/1/23 21:37
涙
影法師
自由詩
2*
11/1/23 21:34
おせん キャラメル
6
自由詩
1
11/1/23 21:28
変えられないモノ
影法師
自由詩
2+*
11/1/23 21:14
りんご
朧月
自由詩
2
11/1/23 19:45
謝罪と懇願
吉岡孝次
自由詩
0
11/1/23 18:12
泡の花
高梁サトル
自由詩
8*
11/1/23 14:10
オアシス
朧月
自由詩
2
11/1/23 11:56
ケトル
小川 葉
短歌
1
11/1/23 11:24
Black and Blue
ホロウ・シカ...
自由詩
0
11/1/23 10:26
冬の朝
寒雪
自由詩
1
11/1/23 9:30
ラストのナニは私と
花形新次
自由詩
2*
11/1/23 8:29
宇宙飛行士みたいにキスしあった
shena0...
自由詩
0
11/1/23 7:49
泥臭い希望よ涙せよ(2008)
田園
自由詩
1
11/1/23 5:05
白い世界に
次元☆★
携帯写真+...
4
11/1/23 3:41
国境で
真島正人
自由詩
4*
11/1/23 2:25
フレンチ キス
森の猫
自由詩
5*
11/1/23 2:21
天体の住むまちに
吉岡ペペロ
携帯写真+...
11
11/1/23 2:21
夢が虫食いにされていた
真島正人
自由詩
2*
11/1/23 2:01
おだやかに浮いている
ベンジャミン
自由詩
4*
11/1/23 1:57
空と海とペンギンな私
酸素の枷
自由詩
1
11/1/23 1:44
青いカラス
kawa
散文(批評...
2
11/1/23 1:12
式日
かいぶつ
自由詩
4
11/1/23 1:04
レガリテート
番田
自由詩
3
11/1/23 0:54
非常事態
佐藤真夏
短歌
6*
11/1/23 0:19
3589
3590
3591
3592
3593
3594
3595
3596
3597
3598
3599
3600
3601
3602
3603
3604
3605
3606
3607
3608
3609
3610
3611
3612
3613
3614
3615
3616
3617
3618
3619
3620
3621
3622
3623
3624
3625
3626
3627
3628
3629
4.81sec.