出発の時間が近づいていた。私は今日、旅立つ。この日を迎える事が出来たのも、今まで後押しえてくれた人々のおかげだ。学校の先生や友達は私がこの話をした時、私がしたいことなら必ずすべきだと言ってくれた。父 ...
じんわりとバターのしみたトーストの上にあなたの奇跡が躍る
湯面には浮かんで匂う花たちの浸るおんなのやさしい胸の
公園でトランペットを吹いている野良猫を代表したひとが
...
机の上に置かれた
黒い本の中に
うっすらと、顔がある
自分の貧しさに震える私と
遥かな昔に交した約束を
今も語っている
蝋燭の火が
風にふっと、消えた
暗闇から ...
皮を剥いた野菜を刻み
大きな鍋で煮込んだ
できあがるころにはもう眠らなければね
まいにちの時間が決まっているので
わたしは、少しずつのことだけしかできない
もうおやすみ
次の日 ...
聴く、という姿勢で
石の上に腰かけ
微かに首を傾けながら
瞳を閉じる少女よ
冬の冷たい風に襟を立て
凍える私の前で
風に耳を澄ます
銅像の少女よ
閉じた瞳の裏に ...
見た目は女の子だけど、食べたらきっとおいしいからね、と知り合いから烏賊をいただいた。半ば強制的に渡された発泡スチロールの中に入っていたのは、本当に少女の烏賊だった。見た目は女の子だけど ...
沈思する冬空に訊ねる
くろぐろとした予感がけぶるぬるみの中で
厳かな一つの意志らしき影
それは確信めいて
はっきりとこちらを見つめている
分厚い霧層に
初めて私が出会うとき
快活にう ...
彼はこちらを見てずっと笑っているだけだった。私が彼に持つ印象はそれだけだった。
時々意味も無く小声で名前を呼ぶのだ、いつも彼は仲間と一緒になって。
学校の中でも外でたまたますれ違った時も、私に対し ...
行きつけのBarには俺に相応しい安酒が
所狭しと置いてあり
夜だけが
俺にすべてを忘れさせてくれる
ひとり、酒を浴びる俺に話しかけてくるのは
惰性を信条に生きるサラリーマンか
...
やわらかな光に照らされて
水平線の向こうにはどこまでも空
今見えている景色もやがては見えなくなってしまうのか
これまでずっとそうだったように
汚れてしまったものから目をそらすために ...
私があげたものはボロボロになるまで使って。
壊れて、捨てるしかなくなるまで。
それが私の願い。
イギリスがアルビオンとよばれていたころ
神に逆らうGoemotという者たちがいて
その頭目がGog と Magogの兄弟であったという
その故事にちなんで
道で見かけた一対の女子高生を
ゴグ ...
* 大雪か どうか問われて 窓開ける
* 新しい ブーツ新調 しようかな
* 靴と足 水と寒さが 染み込むの
* システムが 謎の消雪パイプなの
* 不可解ね! 何? 時間なの ...
これからこの街を出てゆく君へ
僕の歌を贈ろう
あなたは雨にうたれてずぶぬれの
僕の心にカサをさして
雨宿りさせてくれた
とても感謝してる
僕にとってはとても
大事な理解者 ...
性交の際
勢い余って
膣に飛び込んだ
もう一つの睾丸
今日死んだら
あなたは
精一杯生きたと
言えるか
僕には言えない
恥ずかしい言葉
痛い痴態のママ
板の間に居たい ...
どれだけ
あなたが近くにいようと
どれだけ
あなたが笑ってくれても
季節に取り残され
季節に忘れられ
あなたに忘れられ
私は体だけ大きくなって
あなたは大人になる
だから ...
浮いて
く
るくる
回るやつがそうだろう
いつまででも
他殺
されたいって
思ってる
こと
が
ばれたらって
ばれたら
死
んで
しまおう
って
...
売店で夕刊を買った
読むこともなく畳んで
テーブルの上に置いた
翌日から連泊の出張だった
帰ると夕刊はまだ同じ場所で
同じ格好をしていた
古新聞の上に積んだ
年を重ねるごとに ...
蒼き空に吸い込まれる
彼の国から聴こえる歌声
何処から現れしパレードは
人々の悲しみを乗せていく
禍々しい姿で
水面に映るその姿は
波紋を広げながら
幾様にも姿を変える
彼の国 ...
煌めく光が眼に沁みる
窓から入る冬の風が
孤独を一層強調するものとし、
特定の季節を拒み
疎んできた私の
頭に厭世の種を撒く
思い出す冷たい記憶は
貴方の手と心
街の視 ...
彼らは笑う
彼らは歌う
彼らは強者
そして私にゃつまんない人ら。
元来ブサイクとばかり仲良くしてきた
男の子は友達だった
けして彼氏なんかじゃない
友達だった
田中くんとは丁々 ...
足がすくんで前に出ない 声が声にならずに消えてゆく
臆病風が吹いてる
身体が微妙に震える
回避しても逃避はしちゃいけないんだ
心…
踊るような些細な不思議を見つけよう ...
私のきもちが偽物だなんて
めっそうもない
私の心を
あなたにあげたい
きえたい
きえたい
くうきになりたい
独りでいたいんじゃなくて
くうきになりたい
とうめいになりたい
だれか、
わたしを愛してくれるひとを ...
「ゆたか」の女神は
いつもそこにいて
しずかに
私たちを待っている
私たちは
本当の「ゆたか」を知らずに
にせもので嬉しがっているから
「ゆたか」の女神は ...
弾けてしまいそうな静寂の中で
ぼくに言葉を編み続けるきみの
柔らかな視線の上をぼくは踊る
心電図が奏でる脆弱な心臓の色
駅前のロータリーを何周も走る
同じ場所に留まらない ...
本当の事を言うとね、僕は、君と離れ離れになる事を悲しんでなんかいないんだよ。だから僕の事は心配しないで、安心して、君ももう泣かないで、そして、笑ってお別れしようよ。
春になったら、僕はジャンガリ ...
いいんだよ それで。
はじめて自分に
そういうことができた
ありのままでいいんだよ
自分を責める必要なんて
ないんだよ
椿は何で美しいかって?
ありのままに咲いているから
...
朝が
着替えたての空気で
おはようを言う
駆け抜ける風に
またがりながら
颯爽と
何だかうれしいね
恥ずかしがりの窓に
朝がきた
赤く染まりながら
朝に連れられ ...
枯枝は空に根を伸ばす
海辺の曇天の白の先
遠く遠くに根を伸ばす
時折太陽の欠片が見える
それはとても美しい白
何もかもを焼きつくせる
貨物列車の重たい音
耳を切る様な唸り声の風
...
日付順文書リスト
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日付
See off
ネハン・フラ...
自由詩
2
11/2/2 0:36
街
nenrik...
短歌
2
11/2/2 0:24
不思議な目
服部 剛
自由詩
7
11/2/2 0:14
消費する
______...
自由詩
4*
11/2/2 0:10
裸の木
服部 剛
自由詩
7
11/2/1 23:51
烏賊は少女じゃない
ayano
自由詩
4
11/2/1 22:38
目覚め
ゆえづ
自由詩
4
11/2/1 22:08
終点
山岸美香
自由詩
3
11/2/1 21:15
Bar
洋輔
自由詩
1*
11/2/1 21:01
思考
〃
自由詩
2*
11/2/1 20:51
ボロボロにして。
れもん
携帯写真+...
0
11/2/1 20:49
Goemot
6
自由詩
1
11/2/1 20:43
ブーツ
藤鈴呼
自由詩
2*
11/2/1 20:42
旅立つ君へ
洋輔
自由詩
0*
11/2/1 19:54
玉虫ズシ
ハイドパーク
自由詩
1
11/2/1 18:34
ロリコンに春は来ない
一 二
自由詩
0
11/2/1 18:32
スラッシュ・スラッシュ・ボート
榊 慧
自由詩
3
11/2/1 18:21
ラブソング
たもつ
自由詩
4
11/2/1 18:14
白い華を手向けし
平沢ちはる
自由詩
0
11/2/1 15:44
苦痛の世界
冥鈴
自由詩
1
11/2/1 15:27
意味深、否意味不明
田園
自由詩
1*
11/2/1 14:20
無題
ポー
自由詩
2*
11/2/1 14:01
そしたらきっと、わかるから
くろきた
自由詩
0
11/2/1 13:35
無題#
〃
自由詩
0
11/2/1 13:33
ゆたか
〃
自由詩
1
11/2/1 13:31
会話
寒雪
自由詩
1
11/2/1 11:57
春とハムスターと恥
光井 新
散文(批評...
2
11/2/1 11:34
ありのままに
渡辺亘
自由詩
3
11/2/1 11:15
UNTITLED#4
折口也
自由詩
1
11/2/1 11:00
つーかさ、あれだよ。
プル式
自由詩
6*
11/2/1 10:40
3578
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4.81sec.