枕の下から ひらりひらり
貴方の写真がベッドの下へ落ちる

忘れなさい 貴女のため
諦めかけた天使の声がする

あの日 私たちは幼くて愛を知った
今日 私たちはその一文字も描けない
...
澄み渡る日、

やわらかい音

ひかり

いつも、いつも

待ってる
こいつの人生ぜんぶを

過去もいまも未来も

ぜんぶそばにいなければならないと思った


となりで女が泣いていた

手をあたためてやりたかった

肩をあたためてやりたかった

...
あなたを抱きたい

あなたの名を呼んで

せつなさを爆発させたい

きのうも

おとといも

精神が恐慌に陥ってゆく

肉が飢餓にひりついている

ぼくはまだ

この世 ...
買い物袋を下げて
君が坂道を登ってくるのが見えたら

僕は窓をあけて
そろそろ君のこころを狙撃する準備をはじめるのだ

値引のシールのついたおかずばっかりでごめんね

君はそういって笑 ...
祈りとは

自然やこころや

ひとや脳を

コントロールするためのものではない

祈りとは

それら森羅万象がものまねしている ? に

同化してゆくことなのだ

そこに粛々と向かってゆくためのものな ...
「長崎の被爆者、被災地にエール」

一時、コカコーラ社のCMで流れていたフレーズが頭をよぎる

「ものを奪う人より、献血をする人の方が多い」

「未来の可能性を信じる理由はたくさんある ...
東南アジアの音楽がこころの闇を奏でている

こころの闇なんか信じない

そううそぶいていたシンゴのこころにねっとりと熱い音楽が流れていた

こころの光を信じていたかった

鏡にうつった ...
{引用=スパゲティー讃仰フェスティバル参加謹呈}
 1

長いスパゲティーを食べた
まっすぐ、まっつぐ、どこまでも
スパゲティーというより、
スパゲティ―――――――――――――――――― ...
いろいろなことがあって、一度死んだような気持ちになったりしていたのだけれど、ようやく墜落するような気持ちの落ちも一段落ついてきた昨今。ずいぶんいろんな意味で空っぽになってしまった。空っぽには、何か詰め ... あらゆる存在は

たましいのものまねをしていたのだ

たましいは永遠だ

目に見えるものに

永遠のものまねをさせて

たましいの存在を教えるだなんて

まわりくどすぎやしないか


あなたをうしない ...
見上げた曇天(そら)から
幾つもの雫が舞い落ちる
ぽつり ぽつり 雨音が地を黒く染めるように
僕もあなたを想う涙で濡れている

雨は汚れた町を洗い流し
明けた空は希望を運んでくるという
...
鯨は賢いから
殺してはいけないのだと
海の向こうでは騒ぎが続いている

賢くないわたしは
きっと殺されてしまうから
その前に沈んでしまおう
深く、深く
肺が潰れてしまうところまで
...
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ...
いつの間にか
背中の子どもは静かな寝息をたてていた
スーパーのレジ袋を下におろし
あたしは 一体どのくらいそうしていただろう

電柱には 黒い紙に 金色のマジックで
『キリストは必ず来る』 ...
LUCi
cicada
なつのせみたち
なんでそんなないてんだ
おれはかなしくもなんともない
セミはさ、
あれ、
したくてないてんでしょ
でさ、
あいつの声さ、ちょっとイイよね
と ...
... 背中が痛いよ
見上げればお月様
おなかが重いよ
だから
筋肉を伸ばしたり縮めたりするよ
今夜も
夜を着て

招けば水が湧きいずる
鏡に立木や鷲をうつしながら
わず ...
中学二年生のころ、
友達が、
雑誌の広告に載っていた、
身長がぐんぐん伸びる秘宝を、
1万円で、買った。
ドキドキしながら、待っていた。
虎の巻には、
毎朝、ジャンプしよう。
と書いて ...
あの人から知らせが届いた。
何度か二人で逢った事もある人。

「入籍したの。名字、変わっちゃった。」

バカヤロウ、世の中のバカヤロウ。

世の中は悪くないんだけども、そうつぶやいた。
手元を離れた前葉体。
肩に乗せたハートの風船人形。

軽めの空気を含ませて
形いっぱいに想いを馳せてみる。
白ける一歩手前の緊迫が
青褪めてしまいそうになった。

平常に合わさるための ...
日が暮れて
大勢の人が家に帰った
私たちは研究棟を出て
砂浜に下りる
波ひとつ立たない
海を眺めながら
思い思いに飲んだ
ソルティ・ライチ
軽くステップをふみながら明日への渾身のほほえみを放ちながら
わらっているのか哭いているのかなどどうでもいいとなりふりかまわずにあっけらかんと夏の雨上がりの空にそらぞらしくかけっこ

コーラを飲み ...
かわいそうね
かわいそうね
きみはもういないのね
ぼくは天才だから

かわいそうね
かわいそうね
きみをみているとかなしくなる
ぼくは天才だから

高い山にのぼってね
そこか ...
【アカマきつね】

そのお社は
今は大きなスーパーの駐車場になっていて
たくさんの乗用車が窮屈に並んでは
ふうふう息をついています

(アカマきつねです)

蝉の声が木々に焼き付く田 ...
張り巡らされた白
落ち着きのない床
僕に迫るトイレ
階段から落下

きのうみたよ
ここでみたよ
ガムでくっついた足跡を

蚊に刺されたの
それはあかいの
それはかゆいの
掻 ...
ピアノたんたかたん
ぼくはひけないしうたえない
楽譜もよめないまま
ここまできちゃったのです

のぼりつめたの?
おちぶれたの?
ここがどこだかわかってる?ふりをして
とおくをみつ ...
赤紙が家に貼られている
眇の老人が萎れた体を斜めに
ぽつねんと家を見詰めていた
少し離れた泥溜に立って
観察する事にした
男は死んだ祖父に似ていて
木から彫り起こしたかの様な
固く艶 ...
Hello
不運にもこの詩を読むことになった方々
ゆっくりしていってください

結論から言うとね
今の私は何もかも面倒になって
ただ文字を書いているわけよ

初めは うむ なんと言った ...


うちのトイレにはアインシュタインが住んでいる
排泄する度べろべろと舌を垂らしながら
私を蔑んでいる



私が眠りにつく前に
息子の顔に二、三度キスをするのだけれど
息子の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ベッドの下アヤメ自由詩111/8/10 0:23
昼間自由詩211/8/10 0:23
髪の匂い吉岡ペペロ自由詩411/8/10 0:19
抱きたい自由詩011/8/9 23:51
窓から見える明日梅昆布茶自由詩211/8/9 23:31
祈り吉岡ペペロ携帯写真+...011/8/9 23:31
僕達が未来を信じる理由はたくさんあるガマパックン散文(批評...0*11/8/9 23:27
音のない洞窟吉岡ペペロ自由詩111/8/9 23:20
スパゲティーsalco自由詩6*11/8/9 22:50
詩で遊ぶはなもとあお散文(批評...6*11/8/9 22:33
宇宙のからくり吉岡ペペロ携帯写真+...211/8/9 22:17
雨と感情(こころ)洞野いちる自由詩611/8/9 22:10
24時に自殺する鯨士狼(銀)自由詩12*11/8/9 22:04
こいびと因幡菫子自由詩32*11/8/9 21:58
キリストは必ず来るblue自由詩5*11/8/9 21:51
きれいなしょんべん水町綜助自由詩511/8/9 21:46
ベロイトTAT短歌111/8/9 21:45
夜を着るたちばなまこ...自由詩1911/8/9 21:15
小林ひとみはだいろ自由詩511/8/9 20:43
おとしごろトキハ スス...自由詩5*11/8/9 20:41
形状記憶なこころyuugao自由詩3*11/8/9 20:30
ソルティ・ライチ春日線香自由詩111/8/9 20:05
はらはらたそがれ龍生自由詩011/8/9 19:38
kiriゆうと自由詩211/8/9 19:33
きつね 二題オイタル自由詩6*11/8/9 19:33
THE CLOSETゆうと自由詩111/8/9 19:30
リハーサル自由詩411/8/9 19:26
或男の家長押 新自由詩1*11/8/9 18:57
たまにこんなことない?小川麻由美自由詩2*11/8/9 18:50
アインシュタインの罠ゆるこ自由詩311/8/9 18:35

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加筆訂正:
きれいなしょんべん/水町綜助[11/8/9 22:04]
つづりまちがっちったぁ
6.52sec.