このよに
おばけがいるとしたら
それはにんげんだ

だから
ほうっておきなさい

ひとたび
たすけたならば
そのひとは
あそびほうけていた
だから
ほうっておきなさ ...
アイスコーヒーのグラスから
氷の揺れる音がする

そんなとき
わたしは必ず
向こうを見ていて
身近なものの立てる響きに
微笑んでみる

なるべく優しく
微笑んでみる


...
キリキアの巨人斃れて血色石死なずの心臓喫らふ兀鷹は  
 
何も無いところに
雨が降り始めている
父はもう誰とも
目を合わさなくなった

僕は今日、やっと
台所の隅でテレビになれた
独り言のように
延々と番組を流し続けた

す ...
楽曲については分かりませんが、
訳については 歌詞であれ 本であれ 
編者の主観が入ってしまうことは否めないのかな、
と思います。
同じ言葉でも感じ方は様々ですよね。

差別かどうかと悩む ...
ローション手コキって
どうしてこんなにも
気持ちがいいんだろう
ローション手コキって
どうしてこんなにも
気持ちがいいんだろう
僕には理解ができないから
また来週も出かけていって
謎を ...
じんせいは



まだまだつづく



まだ ...
その道化師

わたしだけのピエロ
だと思っていた


ピエロといると
幸せだった
しかめっ面のわたしを
いつも笑わせてくれた


まいにち
優しく
元気かい?と
顔をのぞ ...
 皆様ばんわんち。批評祭の折に投下した初出が何故か散文のライフワークになっちゃったTATだよ。
 『ダウンタウンの〜』とか『ウッチャンナンチャンの〜』とかいわゆるカンムリ番組を一足飛びで持てる訳はな ...
朝から誰かに包まれていた

つながっていた

無常ばかりを言いふらかすけど

無常ではないものを信じている

つながっていた

朝から誰かに包まれていた
図鑑で見たことのない名前が
見覚えのない恐竜についている
たかだが十数年で何が起きたのか
サウルスは何ら変わっていないはずだが
人類は何を発見したのだろう

化石になりたい
化石のように ...
じぶんの人生

じぶんが主役なのだから

ひとのせいにはしたくないから

じぶんごとにしておきたいから

いまオレはここにいる

もしきょうなにかあったとしても

命まるごと

いまオレはここにいる
...
月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を

ひとは明るいと呼ぶ


明るいひととは日を

受け止めているひと


月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を
...
真っ暗闇にひとりぼっち

真っ白けの霧にひとりぼっち

真っ赤な傷口にひとりぼっち

真っ青な空のしたにひとりぼっち


いちばん辛いのは


真っ暗闇にひとりぼっち

真 ...
やがて夜になる

夜とはなんだろう

日のひかりは

月にバトンを渡すだろう

やがて朝がくる

朝とはなんだろう

月と日が

ひかりのリレーをするだろう

夕焼けの坂

なだらかな線路沿い

少女 ...
部分を分けているのに
使いすぎた輪郭が火照りました。

(森は緑と言う人)
そうです
私は眺めていました。
緑の部分は、私にとっては森なのに
誰かが入ってきて
たまに緑が赤らむのです。 ...
窓からさぁと風が入ってきて

部屋を黄金色でいっぱいにしたと思ったら

すぐに出ていってしまって

空気が嫌に肌にまとわりついた

自分独りの空間が息苦しい



これが黄昏と ...
痛いくらいに綺麗な満月の夜に

私の心は蒼い魚になって

涙の海を泳いでいく


いつになったら 追いつけるのかしら

ゆらゆら映った満月を

手のひらですくって思う
  今朝、
  僕が目覚めたところは
  朝靄に包まれていた
  どこだろう
  鳥の声ははるか向こう



  身じろぎもせず
  大きなかいぶつが立っていた
  僕の体 ...
例えばこの手が動かせなくなった時
わたしはあなたに触れたくなる


例えばこの足が動かせなくなった時
わたしはあなたに会いたくなる


例えばこの耳が聞こえなくなった時
わたしはあな ...
足りないものは、何だったか
とおい永遠に戀して
さめないだけの長い夢が、わたしの真実だった
 二進数のボールペンを壁に突き刺して男は唸り続けていた。
 網笠を被り書こうとした想い人の名を「まままままままままままままま」で消し去る。漆喰の、ユーラシア、ベツヘレムが蜃気楼する。吐息は荒くはない ...
まっしろなひかりと
吐く血の赤の
混じりあうところに
のみこまれるようにして消えたい
16グラムの毒を
透明な真空に溶かして飲みほしたら
色褪せてしまうことばは
もう必要ないから

...
ひょいと見ると出窓の内側で
そいつはいつものように
出窓に置いてある
真空管式の古いラジオに
じっと耳を傾ける
ビクターの犬のようだが
そいつは黒猫だ

出窓からは朝の港町の風景が広が ...
紅鶴をご存知だろうか
災厄という災厄を一気に引き受け
苦笑いをしている
あの嫌な鳥である

この鳥はしかしなかなかに美しい
羽など一枚も生えていないし
尾もない
何よりこの鳥には頭部が ...
真上には晴れ
薄い薄い屋根に薄い薄い体で
平和の雲が空に浮いていた
それをつかむことができた
こっちにある
こっちにある
熱い熱い屋根に熱い熱い体で
あからさまな光にふてくされな ...
川渡る 銀河鉄道 見上げてる 海辺の松も 涙を流す 白兎は視界から消える
羞恥にまみれ、しかも無防備に
何も見ていない兎の目
盲目の充血が痛ましく雪原に消える

去った後に残されたもの
汚された雪
汚らしい食い残し
おびただしい丸い糞
...
   素晴らしく良い物を見た時の
  今なら何にだって感動出来そうな
    道端の花にも 空の雲にも
   花に止まる虫にも 夕立にも
体が欲している 涙を 動きを 震えを
    ...
納豆を食べる
納豆を残す
納豆を生ゴミへ捨てる
納豆の容器を捨てる
怒られる
納豆の容器を洗う
納豆の容器を捨てる
怒られる
納豆を拾う
こびりついた葱を捨てられる ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生きたおばけ小川 葉自由詩411/7/19 23:16
とらわれごっこ千波 一也自由詩3*11/7/19 23:08
無題高濱短歌011/7/19 22:48
テレビの時間たもつ自由詩611/7/19 21:43
相乗効果ウェルカム藤鈴呼自由詩2*11/7/19 21:31
Bコースセガール、ご...自由詩111/7/19 21:27
West VerginiaTAT短歌1*11/7/19 21:25
よくある風景佐和自由詩311/7/19 20:53
近代漫才の変遷外伝・〜TVを観る時は〜TAT散文(批評...1*11/7/19 20:41
無常ではないもの吉岡ペペロ自由詩311/7/19 20:38
あーうー佐々木妖精自由詩10*11/7/19 20:30
ここにいる吉岡ペペロ携帯写真+...311/7/19 20:30
日と月携帯写真+...211/7/19 20:29
真っ青な空のした自由詩011/7/19 20:28
夕焼けの坂携帯写真+...111/7/19 20:28
赤らんでyuugao自由詩2*11/7/19 18:00
無題#くろきた自由詩211/7/19 17:57
ファンタジスタ自由詩211/7/19 17:54
かいぶつ草野春心自由詩3*11/7/19 16:37
たとえば小原あき自由詩6*11/7/19 16:21
白昼夢藤井浦携帯写真+...111/7/19 14:27
砂壁赤色矮星自由詩111/7/19 14:19
シロップ大覚アキラ自由詩511/7/19 12:51
野良猫その2……とある蛙自由詩1211/7/19 12:47
紅鶴非在の虹自由詩2*11/7/19 12:33
トタン屋根にねころんで美砂自由詩5*11/7/19 12:13
高田真坂木短歌3*11/7/19 11:40
白兎非在の虹自由詩1*11/7/19 11:19
Seia自由詩011/7/19 7:16
分別劇佐々木妖精自由詩5*11/7/19 6:50

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加筆訂正:
じゅもん/佐和[11/7/19 18:20]
一行加えました
【批評祭遅刻作品】自分の体臭で書かれた詩/るるりら[11/7/19 15:20]
二連目に タイプミスありました。なぐさめられること が、正しいので直しました。
6.26sec.