始まりのながしそうめんひとすじの流れを開いた歌を覚えてる
水面へとそして空へと浮かび出たばかりのように濡れた満月
ぽっかりと伐りひらかれた森の中ヤブラン静かに工事を待ってる
なつか ...
だいどころのまどから
こもれびがおちている
どこでみつけたのか
いっぴきのはたらきありが
ひとつぶのさとうをかかえ
そのひとすじのこもれびを
いまにもわたろうとしている
...
影のない陽光を
乱反射させている
柳のような
黒い葉の茂る
背の高い木が
見えている
窓を開けても
風は感じないが
それら木の葉は
ジリジリと
動いて見える
大きなカラス ...
ニュースは声高に業者を責め
政府は声高に海外を責めていた
それは疾風荒れ狂った一夜のこと・・・
それは疾風荒れ狂った一夜のこと・・・
僕は世の中を未だ知らずに
キョトンとして道のべの ...
しりしりと親待つ雛の声微か
初夏の空木の間隠れの青さかな
麦秋や燕飛び交う二羽三羽
水田や空の広さを写し取り
雷雨と寒さにやられて
おまけにすごく読みたい漫画があったから
今日は仕事をズル休み。
アメリカ大統領が
ウサマ・ビランディンを
殺害したと発表した
そのニュースを聞いた時
違和感を感じた
殺害ってなんだ?
逮捕されて裁判にかけられて
処刑されたのならまだ分かる
...
いまさらに
君に何か伝えるものがあったような気がして
しきりに思い出そうとしているのだけれど
出てくるのはもどかしさばかり
でもほらあれあれって
思い出せない人の名前のように
それ ...
長身の竹の子で つくった竹馬
すなわち竹の子馬で
竹の子馬して遊んでいたら
しなってしなって
びよんびよん
酔いまして 吐きました
そして ...
わたしやきみたちは剥がされていく
記憶に明日は無い
プレイという名のメールが送信されて
マストアイテムたちの需要と供給のバランスがくずれる
やさしい言葉たちがまたねと飛び去 ...
壊したい壊したい
壊したいわ
とてもとても
心の底から湧くこの感情
がら空きの足元から
すくい上げるように
タックルを決めて
馬乗りからの連打
ぶざまね
くわえタバコで一 ...
花首が散らばる。二人の間を埋めるよに。
くすんだ紅を熱心に切り取る君の手は、
不気味なほど白く澄んで。
落ちた首たちにぞんざいに指を食い込ませる。
それがまた絞め殺すような手つきにも似て。 ...
沸点で淹れた紅茶に
蜂蜜と
生姜の絞り汁
握り拳よ
芯部に響け
きみたちが求める女に
雄々しさはあるのかい
絞め殺したくなるような可憐さ
汚したくなるような透明感
ほんとうは
...
黄金みたい、
晴れ空につたう
とりどりの雨、
それだって君さ。
この景色、
ひかる希望。
さそう絶望?
違うね、
ひ ...
夜中にひとり食パンをかじる
バターをつけないで
ジャムをつけないで
電気もつけない
冷蔵庫の前にしゃがんで
はみはみ
虫みたいに食べる
どこか外国から船に乗せられて
海をこ ...
手を伸ばす {ルビ片栗粉五〇〇=かたくり五〇〇} 大袋 初の感触 ぐずりもおさまる
{引用=
先日の買い物の帰り道、歩いていた息子がぐずって、立ち止まってしまった。
なにか気を引 ...
ピーナツバターを塗りたくってから、くだいたナッツをまんべんなくのせて、すこし焦げるまでトーストする。卵を溶いて、砂糖と出汁で味をつけて充分熱したフライパンで巻く。沸騰して火を止めてから三十秒経った ...
僕たちは
太陽をかついだ
高く とてつもなく
高いところまで
持ち上げて
その中に入りこんでは笑った
僕たちは
それがいまなのだと信じた
ひたすらに信じながら
じぶんじしんの
中心 ...
交差点からあてもなく走っていく
駄々をこねるクラクションや
雑踏のアスレチックをクリアしながら
器用に行きかう明日の旅行話や
聞きたくもない喧騒の緩やかな渦が
オープンカフェのテラスで
...
些細に行き倒れ
網膜は硬直を始める
騒ぎ尽くしたはずの夜
なぜ眠りはここを離れる
狂った蛇が食らいつく
後先のない牙の痛み
ぬるい温度を漂いながら
呼気に紛れた贄を ...
風が止んだ夜中の駐車場で
代行タクシーが何台も止まっている。
夜露で濡れたフェンスと
見知らぬハンドルを握る手と。
酔っ払いの手によって
タイムズ出口の遮断機は
幾度となく悲鳴を上げ、その ...
風に裏切られ
風に助けられ
風に煽られ
風に愛され
風に踊らされ
風に守られ
風に蹴られ
風に勇気付けられ
風に泣いて
風に抱きしめられる
...
悪辣は鋭利な雹のように
容赦なく 人に落ちますので
充分な警戒が必要です
落ち込んだ気持ちは
空高く蒸発し
所々で悔いの塊が犇めき合い
バラバラと割れた
ちぎれ雲になるでしょう
...
発せられた言葉は
新しい意味など示さなかった
そして いつまでも そこに
言葉は確かに存在した
人は どこまでも歩きまわった
何もないこの荒廃した世界の中で
一日の食べ物を 求 ...
カーテンを開かなくても分かる 今日は晴れ。
眠気を感じず きびきび 起きれた。
迷いなくベッドメイキングをする。
積んでた本に 小指をぶつけることなく洗面所に行く。
歯磨きからコンタクト装着ま ...
死んだプラネタリウムのそばの
かろうじて灯る街灯の下で
指と指をからませあった
身を切るような12月だった
旅自宅の途中で
こっそりと抜け出してきた
き ...
【ダークロード】
歩み行く道は渇いたアスファルトの上
先のないどこまでも果てしなく続く道
振り向いた昨日は全て流され
...
「子供の頃」
ねるまえに
おかしが
たべたくなるのは
まだ
こどもだから
おなかがすいて
しかたがないのだ
こどものむしや
おはななども
やっぱりそう ...
僕はおさなかったので
ミッキーマウスが
消防夫だったりした
脳膜がメンマになって
少しおかしかったりした
火星人に思いを馳せると
くしゃみが出そうだった
トタン屋根が何かを
...
あるはずのその「本当」に目を向けるのがこわかった、ちいさなわたし
あんなにも愛おしかったものたちが、並んでゴミ箱に落ちていく
言葉にしたとたんに消えた想いも、言葉にできないままの不格好なおもいも、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
卵みたいな卯月
小池房枝
短歌
4*
11/5/17 20:03
こもれび
小川 葉
自由詩
6
11/5/17 20:02
デパ地下
和田カマリ
自由詩
4*
11/5/17 19:12
全て
yamada...
自由詩
0
11/5/17 18:38
皐月
蒲生万寿
俳句
1*
11/5/17 16:17
ズル休み
れもん
自由詩
4
11/5/17 16:12
殺害ってなんだ?
ジム・プリマ...
自由詩
2*
11/5/17 14:52
伝言板
シャドウ ウ...
自由詩
3*
11/5/17 14:12
竹の子馬
八男(はちお...
自由詩
2
11/5/17 11:12
南三陸町に
モリマサ公
自由詩
2
11/5/17 11:08
私が東京タワー
酸素の枷
自由詩
0
11/5/17 11:07
『蛇と芍薬』
東雲 李葉
自由詩
1*
11/5/17 10:58
ginger
たちばなまこ...
自由詩
11
11/5/17 10:37
天気雨
草野春心
自由詩
3
11/5/17 9:26
深夜、食パン3枚
あまね
自由詩
32
11/5/17 9:00
なんだかおもしろい!
逢坂桜
短歌
1
11/5/17 8:11
キャビネ
はるな
自由詩
2
11/5/17 7:42
影絵
岡部淳太郎
自由詩
11
11/5/17 6:56
Loneliness
寒雪
自由詩
0
11/5/17 5:44
ほんとうの真夜中の在り方は知らねえ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
11/5/17 3:16
代行
プテラノドン
自由詩
1
11/5/17 3:13
風
subaru...
自由詩
3*
11/5/17 2:15
気象情報
〃
自由詩
3*
11/5/17 2:13
今や昔のこと
番田
自由詩
2
11/5/17 2:08
気分
電灯虫
自由詩
9*
11/5/17 1:21
闇の向こう
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/5/17 0:05
ダークロード
綾瀬たかし
自由詩
2
11/5/16 23:41
初恋
小川 葉
自由詩
3
11/5/16 23:33
つたない断章
シホ.N
自由詩
3
11/5/16 23:31
わすれないよジューン・ブライド
有村
自由詩
2
11/5/16 22:21
3458
3459
3460
3461
3462
3463
3464
3465
3466
3467
3468
3469
3470
3471
3472
3473
3474
3475
3476
3477
3478
3479
3480
3481
3482
3483
3484
3485
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
4.25sec.