頼りなげな黒い煙は
空に還ることもなく
密閉された風景の中へ
呆気なく取り込まれていった
昨日の端から一刀両断に
切り離された時空に
冬物の黒い服を着せ
ひたすら透明な汗をかいて ...
ハリーポッターを用意して
あなたはぼくとお話しした
つかれているから
ハリーポッターを用意して
つかれで応対できなくなるまで
あなたはぼくとお話しした
(崩落する車輪
から滲み出た
暗い空 が二つに
わかれ
水星の前輪と金星の後輪で
疾駆する 子盗りの
群れ)
お ...
{引用= ――Raymond Carverに}
男の頭を
少し傾けるとレイに
もう少し傾けるとアル中患者になる
注意深く
あなたは頭を傾ける
朝
...
ぼくたちは知らないうちに だれかの心をふんずけている
ふんずけられた人は たくさんの血がでて怒ってる
これだけ流れたら どれだけ辛いかわかっているのかと
そうだ あんなやつ殺してしまおうと
...
つめたい指で そっとすくって
両手の隙間から バイバイ
おばあちゃんのエプロン洗って
ごめんなさいって返しにいくの
でておいで 今日の太陽
あなただけが正しいのかもね
ここでの全てが終 ...
愛しているよ。
何度でも君に伝えたい。
有り触れたラブソングに
思いを馳せた。
初めて。
愛していると実感した。
愛していると伝えた。
愛されているのが判った。
愛なんて、空想 ...
カフェテラスの入口で
傘をパタパタしている
それは羽を休める鳥のよう
パタパタするのは
翼にあこがれているから?
風を感じてみたいから?
みんな
雨が降ると
パタパタしてい ...
10秒・・・・
20秒・・
25秒・
6、7、8・・
真行寺三級、9回目の考慮時間です
残り1分です
さあ、真行寺三級、持ち時間が
残すところあと1分になりました
終盤のかなり ...
夏はとつぜん、空から襲ってくる。
風がきらきらと光って、薄いガラス片の、トンボの羽が降ってくる。
少年のこころが奮いたった夏。
トンボを逐うことが、なぜあんなに歓喜だったのか。
細い竹の鞭 ...
僕らの時代は再び春の陽射しに芽吹いた大きな花びら
(ひらひら)と蝶々は飛びかい
星空をあの輝く太陽のように見つめていたんだね 。
それでも(根性)とか(努力)とか、涙を汗のように拭いな ...
私の場合 全ての軸は
楽しめるかどうかに有るんだけど、
こと朗読に於いては
本気で楽しめるようになってから
関東を離れるまでが早かったな、
と言う気がしているよ。
テンションに ...
自分を切り売りする年でもないと
4年前に言って
それから
ほんとうにそうなったら
いったい
どうすれば
ちきこに ひとかべ そそうのことせ
のにかむ つきはむ そこゆにこごせ
ちりきに ましらお にながし とねすに
つつるに なめよお さしとせ わにうな
ちきりん ちきりん なそひに お ...
...
ちきりん ちきりん 角踏み立つ身に
ちきりん ちきりん 指混む夜更けの
ツル草 仕留めた 雷様を
腕も 巻き持ち まだ眠る
残る 一房 渇かぬうちに
暇をとらせた 赤闇 小屋 身に
...
ささくれの知れた痛み。
今、あなたに構っている場合じゃないの。
もうすぐ石積みのポストマンが来るのだから。
(知れた痛みなのに、疼き始めるささくれ)
ちょっとばかり待ちなさいな。
事が済 ...
夜空をみると
ごめんねって言いたくなる
それは黒が諭すから
夜の空気に触れるとぜんぶ
さらけだしたくなる
それは月がみつめているから
自分は正しいと信じながら
間違ってると感じて ...
その日いつもなら
それぞれが
それぞれの場所で
夕飯を摂っている時間
私はおとこと向かい合って
注文したパスタとピザを待っていた
いつもより私はよくしゃべった
髪をきれいに固めた店員が
...
ぼくはいびきをかくらしい。
知らなかった。
なぜ、知らなかったかといえば、
ずっと、
ひとりで眠っていたから。
ふたりで眠ってみたら、
ぼくが、夜中に、
なんどもおしっこにいくの ...
蜘蛛の子のように飛び散った字で書いてあった
あなたという人のために書いてあった
ぼくの水色のバンのワイパーにはさまっていた、かみきれに、
ぴらろーん、んぴらろーんと、揺れていた、その ...
京都なあ
京都はなんかなあ
久しぶりのあいつらしい台詞
なつかしくて
すぐあたりまえになった
ひまわりばたけをぬけたさきに
りんごのきがあって
きのまわりをさんかいまわると
みぎてにりんごがおちている
ひまわりというゆめ
ひだりにひまわり
みぎてにりんご ...
内輪の模様に困ったのなら
うちわに手を通してみると良いです。
不意な質問はいりませんよ。
私、不意に立ち回るの得意ではないのです。
あぁ
はみ出してしまった余分なものなんて
いっそ ...
器から食み出した料理。
(注文をつけようとするあなた)
形が決まらないものを
私は好まない。
(控えめ、少食なあなた)
こんな量は、とても頂けません。
私の場合、小皿ひとつで十分で ...
吹き荒れる灰色の風
立ち上がれなくて何度も膝をついた
拳に食い込むのは砂の痛さじゃなくて君の悔しさ
俯かないで空を見上げて
嵐がいつか止むように
君の世界も光差す日が来るから ...
自分なら今日死んだって良い。
明日が来る約束なんかしていない。
生き急いでいたって良い。
只、笑っていたい。
本当はイツモ微笑んでいたい。
繰返しは愚の骨頂と言うならば、
アンタは ...
今夜も頭の中でパーティーが始まりだした。
煙草の匂いとアルコールの匂い。
フライングVの弦が1本切れた。
頭の中のパーティーは、しっちゃかめっちゃかなままなんだ。
フライングVの弦が、 ...
あのひとが少しだけ
救われますように
あのひとが少しだけ
苦しんでいるなら
ぼくは少しだけ君を知っていたから
ぼくは少しだけ悔しく思うことができたよ
少し 少しだけ む ...
こんなところに
ひっそりと輝いていた。
においたつような朝陽をうけて
いのちの糧だけを得て
これから先も静かに輝いて
消えていく。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
モラトリアムの夏
nonya
自由詩
15*
11/7/23 13:38
ハリーポッターの用意
吉岡ペペロ
自由詩
0
11/7/23 12:07
野球の規則
DNA
自由詩
3
11/7/23 12:02
傾ける
草野春心
自由詩
6*
11/7/23 9:34
優しくありますように
麒麟
自由詩
2
11/7/23 8:55
天竜川
nick
自由詩
4*
11/7/23 8:53
あなたに。
とら
自由詩
0
11/7/23 7:48
傘
沢村 俊輔
自由詩
2
11/7/23 7:22
名人戦
花形新次
自由詩
3*
11/7/23 7:03
蜻蛉の空
yo-yo
自由詩
7*
11/7/23 6:20
通告
アラガイs
自由詩
1*
11/7/23 5:51
楽しめること
藤鈴呼
自由詩
2*
11/7/22 23:53
スカルミ リオーネ
6
自由詩
1
11/7/22 23:52
すず やみ
砂木
自由詩
5*
11/7/22 22:44
無料な訳が無い
TAT
短歌
1*
11/7/22 22:34
やみまどり
砂木
自由詩
7*
11/7/22 22:26
赤らみが引いた後で
yuugao
自由詩
0
11/7/22 22:11
夜に逃げる影
朧月
自由詩
3
11/7/22 21:24
上出来な夜
blue
自由詩
5*
11/7/22 21:05
ぼくはいびきをかくらしい
はだいろ
自由詩
8
11/7/22 20:49
さいなら
ズー
自由詩
3*
11/7/22 20:21
京都なあ
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/7/22 20:15
ひまわりというゆめ
Seia
自由詩
4
11/7/22 20:04
肉付き御免!風さらい!いざ行かん!
yuugao
自由詩
1*
11/7/22 18:41
余白の内は
〃
自由詩
1*
11/7/22 18:40
空は晴
洞野いちる
自由詩
2*
11/7/22 17:56
一人上手。
菊池ナントカ
自由詩
2*
11/7/22 16:56
フライングV・クロック。
〃
自由詩
1
11/7/22 16:40
かもめ (嘘ラブレター)
鈴木陽一レモ...
自由詩
1*
11/7/22 15:28
美しいもの
くさいきれ
自由詩
2
11/7/22 13:40
3454
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3477
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3479
3480
3481
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3493
3494
5.98sec.