臍ではない
 あなたの中心
 にむかって



水平なのに
ピアノに載せた
しゃぼんが滑りおちるのは
ふぞろいな黒鍵のせい
です、

です、を手焼きせんべいのようにぱちぱち ...
うでたてのタマゴの
キミっていうのはアレに似ているね

ほら
まだ生まれたばかりの赤ん坊のウンチにさ

ほっこりと香ばしくって
きみょうに黄色くて
ところどころに青いカゲリが ...
鏡の向こうのリストランテ、流しの下の下水管、子供の服着たアダルトビデオ、虫の姿の新聞勧誘員
新しい雑誌のページで人差し指を切ったメアリーは血が止まるまでそれをちゅうちゅう吸いながらなんだか ...
私が訪ねると、

火星の蛸は海底へ旅立った後だった。


無重力の自由な不自由も、

遠く君と蛸の住む星も、

私をぽつんとさせた。


帰ろうよ、と

耳元で ...
あなたがそっと離れたのは
僕への思いやりだったのでしょうか
今日も最後までは無理そうだと
なぜ分かったのでしょうか
離れ際に見せたあなたの微笑は
いつもと同じ
とてもきれいですね
あなた ...
朝に星の欠片をみつける
きらきらそれが太陽のこであっても

緑もひかる
風もひかる

あなたにみえる風のひかりを
あなたの目を借りて私もみたい

幼児が両手を伸ばして歩くのは
風が ...
遥かの山の上空に
広漠な思念のような霞雲
体が浮いていると錯覚させられる
点在する緑の隙間に風の蛇腹が見える
季節という定位が不似合いだと言う
小さく分離した雲の無言
私は今はむし ...
踊るフラグメント
回るテスタメント
それでも止まないグリコーゲンの行進
いくら泥濘のグラウンドを藻掻いても

15歳の猫背の老兵
全ての記号を使って叫んでも
ボナパルトにはなれない
不 ...
  長く
  太い縄があるといい



  南中を見計らい
  太陽に繋いでくれ



  なるたけ
  丈夫な縄がいい
  僕を
  あの光に吊るしてくれ


...
{引用=
Und seine Zweige rauschten,
Als riefen sie mir zu:
《Komm her zu mir, Geselle,
Hier findst d ...
鏡の裏から七色の道化師がひょっこりと顔を出してこう言う、
この中に入ってみないかいとおおざっぱに誘われた、
箱の中に入ってはいかがかな?
箱の向こう側からは七色の幻がうねりながらこちらを傍観して ...
こいです
たぶん こいです
とししただし いけめんだし
たいいくかいけいだし
ぜんぜんたいぷじゃないのに

かんがえてしまいます
あたまのなか あなたになったみたいに
なにかあるた ...
窓に棒が挟まっている。

黄色いノブがついたドアの内鍵の鍵穴に棒が詰まっている。

猫が毛足の長いカーペットに吐瀉物をぶちまけ、「わたし」が観察すると無数の棒が見られた。

跳ね橋の建 ...
ひとにみとめられて
いきていけたら
とおもうものだけれど

このだいしぜんに
みとめられているうちは
だいじょうぶのようである

このかきのきも
ことしのあきには
みを ...
海岸線を見下ろす道標
明日に伸びるシルエット
月光が恋路を浮かび出す

浜辺の貝殻に未来を尋ねたら
静かな微笑みが聞こえ
入江の人魚に将来を尋ねたら
大切な涙を分け与えてくれた

波 ...
目が覚めると、とんでもなかったり
魔が差す前に、引き裂かれたり
追えない夢も、確かにあるけれど
どうやら先のことは、誰にも分からないらしい

目が覚めずに、とんでもなかったり
魔が差し ...
こおりがとけてゆく
こおりがとけてゆくから
わたしははんしんはんぎの
ありかたをそこにながす
はんしんはんぎはうみまでながれるだろう
そしてなにか
おおきなものをみつけるだろう
そし ...
夕暮れの町に水が流れている
ぱしゃぱしゃやってる老人
水色の傘をさしている
ゆっくりと流されている
くるくると回転しながら
誰かが落とした躑躅の花
睫毛のような雌しべ
雌しべの長い女
...
海の大きさを初めて知った
自分の小ささを初めて知った
今まで築いてきた世界のイメージが
音を立てて崩れた

風のない浜辺で見つめた水平線の向こう
きっと新しい世界が待ち受けている ...
ポタリと
命の落ちる
道の上
アスファルトから
立つかげろう

コンクリートのすきま
小さな草が生えている
地下にしみた
血を吸って
ポタリと落ちた
命を吸って

屋 ...
スポーツ整形でこの地区では少しは名の知れ
た診療所だから混んでいるのは覚悟していた
が診療所の自動ドアを抜け二階に上がる途中
で待合室から溢れんばかりの患者に迎え入れ
られると圧倒されながらゲ ...
 
 
 
【あなたとわたしの物語】
 
 
 
 あなたとわたしは出逢いましたね、
 この大きな星の
 だけど小さな世界で。

 きっかけなんて、今はもう忘れてしまったほど
...
オシエテクダサイ

親が金持ちじゃないと
シアワセになれませんか

背が高くないと
シアワセになれませんか

体力がないと
シアワセになれませんか

結婚して子供をつくらないと
...
あるえらいはかせが、人間の心をもったロボットを作ろうとしました。
はかせの作ったロボットは、見かけは完成しましたが、
まだ人間の心をもっていません。
はかせは、ロボットが人間の心を手にいれられる ...
錆びた釘 カンの切れ端 木屑をめくれば虫
雪で潰れた物置小屋の腐らない破片をさらう

小さなスペースに散らばっている小石
両手で包み バケツに集める 

土台と共に 捨てられる礎
...
 名前すら知らない男の下卑た声が、気持ちいいかとしきりに尋ねるけれど、私は引き千切られていく自分をかき集めるのに必死だった。手がもげて足がもげて、私はバラバラになって落ちていくのだ。上も下も真っ白で、 ... 細胞は古くなる
からからに渇いて
白い皮膚が覆う
脱皮できないあたしは
留まる罰も知らない

誕生日ごとに新しくなる
「おめでとう」の一言に
どれだけの意味があるのか
わからないまま ...
 アパートの鍵を失くしてしまって以来、人と会うたびに誰かが部屋を施錠する音が聞こえるようになった。その音はどんな音楽よりも耳に残るものだったが、少し存在感がありすぎるようにも思えた。角部屋の窓は、少し ... {引用=南の男}
慙愧の塩漬け

塩を汲みに塩湖へ踏み込んだ男は
深みに足を取られてずぶずぶ沈む
攣るほど力を入れ右足を持ち上げたが
反動でひっくり返ると
もがくほど結晶に沈んで行った
...
揺れるカーテン
蝉の声を溶かした生温い風

ドアの向こうの足音
吹奏楽部が奏でるBGM

部屋を満たす
石鹸と消毒薬の匂い


勘違いさせたのはアナタだから


熱に浮か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
、 (ご利用は計画的に)乾 加津也自由詩6*11/5/21 18:10
うでたてのキミシャドウ ウ...自由詩0*11/5/21 16:48
サム・ガールズホロウ・シカ...自由詩011/5/21 16:41
無重力小鳥自由詩5+11/5/21 14:09
海綿体花形新次自由詩1*11/5/21 12:01
あのこの目は風をみつけた朧月自由詩211/5/21 9:32
万華鏡の風景tomoak...自由詩3*11/5/21 9:32
首吊り縄の向こうにピッピ自由詩311/5/21 9:28
南中草野春心自由詩6*11/5/21 6:32
そしてかの梢さわぐ…(Lindenbaum に寄せて)Giton自由詩4*11/5/21 3:34
七色の道化師からこんにちはうんち自由詩311/5/21 3:32
こいはるこ自由詩211/5/21 3:02
棒/スティック竜門勇気散文(批評...011/5/21 2:54
希望小川 葉自由詩211/5/21 2:44
恋路subaru...自由詩5*11/5/21 2:10
ナナナBOOKEN...自由詩311/5/21 1:15
あつくなるなつのはんしんはんぎホロウ・シカ...自由詩4*11/5/21 0:55
水の流れるだからアキヨシ自由詩311/5/21 0:33
井の中の蛙、大海を知る1486 1...自由詩111/5/21 0:23
落下シホ.N自由詩5*11/5/20 23:57
思わぬ場所で同僚と遭遇するのは新鮮な感じkauzak自由詩2*11/5/20 23:57
あなたとわたしの物語綾瀬たかし自由詩111/5/20 23:28
オシエテクダサイ御笠川マコト自由詩011/5/20 23:24
にんげんのこころオノ自由詩211/5/20 23:24
長靴のホコリと砂木自由詩15*11/5/20 23:03
魚類、落つ雨伽シオン自由詩211/5/20 22:53
When do you kNow?百瀬朝子自由詩211/5/20 22:46
鍵と人自由詩3*11/5/20 22:14
五月の童話salco自由詩11*11/5/20 22:10
夏恋涼深自由詩511/5/20 21:39

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