人工湖に仕立てられた
   用水池から漏れだしている
名前だけは一人前の川がある
   堤防にそよぎはあるものの
せせらぎはない
    はぜのかげもない

それでも むかしのおらのよう ...
でんわのくにではきょうもみんながくらしています




















くろまるじいさんに
...
{画像=110806230826.jpg}



ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ...
挽き肉になって朝日にきらきら光るのは

猫の死骸か

それとも恋?

秋の日の朝風をきりながら自転車がゆく

それを見て

ときめいた!

挽き肉になって朝日にきらきら光るのは ...
しくしく
しくしく
彗星が泣きます

太陽からの風に吹かれ
白い髪をなびかせた姿に
人々は怯えました

小さな砂粒に過ぎないのに
何千倍もの姿に拡大され
魔女のように天を駆ける
...
薫風青銅
重なる月
探して
焼き付ける



ひとりでにつたう
言の葉
俺は神を殺した。何度も何度もナイフを突き立てて。神はにやっと笑って答える。「こうしてお前に殺されるのも十三度目だ。一度目を覚えているか?」俺は答えた。「ああ、覚えて入るさ・・・一度目は貴様が俺を殺した ... 年に一度の祭りの日。
祖母は
普段は無口な祖父の、上がり調子が
嬉しくてたまらない。

わけもわからず強張る気分を悟られて
現金な顔してるんじゃないよと言われた。

内実を差し引いた上 ...
六十六年まえの今日

セミが朝からの暑気を鳴いていた

あのひかりや

爆風や

炎熱の地獄のなかに

どうしておれはいないのだ


六十六年まえの今日

いまのおれのよ ...
いつも悪魔は優しげに

地下鉄の階段を上がってくる

いつも天使は無関心に

背中だけ見せて寝転んでいる


青い泥のような夕暮れだった

命の汚濁のからくりを

じっと息を殺して見つめていた


い ...
切腹をしたい
全てを終わりにしたい。
苦しみから解放されたい。

でも死ねない悲しさ
どうしてなのだろう
理由がわからない。

もがき苦しんだあの時
その時とは雲泥の差
幸せは、漬 ...
橘に
誓う

この
想い

橘に
祈る

この
想い

橘に
小人の国
軽快で軽い
繊細で小さい
スプーンも小さい

仲間でひっそりと
生きてゆく
喧嘩もせずに
仲良く過ごす

皆働き者
マリア様に
お祈りをする。
そんな生活もいいかも ...
悲しいワルツ
悲劇の出来事
愛するものを
失う絶望感だ

甘い愛の歌
手に手添え
正しく生き
憎悪持たず

お祭りの日
全てが変る
楽しく嬉し
生きる意味
奈々子さんが亡くなった。交通事故死らしい。

奈々子さんは、人懐っこく暖かい笑顔が印象的な清楚系の美人さんだった。
彼女は兄の友人で、私が最も好意を抱いていた女性であっただけに
彼女の死は ...
 
 
海の生き物と話す
ヘモグロビンの傘を差して
今日は関節の痛い日です
海底を転がるまあるい心電図と
ぜんまい仕掛けで動き出す言葉
僕は夏至行きのバスで吸った息を
今、吐き出してる ...
遠くを過ぎていく船
雲の波紋
今日も川岸で一人
友達のいない私は
一人なのだと思った


誰もいない
遠い街で
私は喫茶店でエッチな小説を読んでいた
誰かが 私のことを待ってい ...
あそこを
触れば
ビクッと
反応する
さすがディックの
素晴らしさ
「あそこ」
「なあんだい」
パンツ弾ける
あなたは若い

ペロッと
舐めれば
ムクッと
答える
テクニ ...
頬を殴ったのに
許された
私も母に似て
生きていくのか
殴られた男が
私の肩を抱く
力強く
殴った頬は赤く腫れ
力強く
私の体が腫れる
まだ生まれてもいない腹の中で
小さかっ ...
 生殖は売買される娼婦のように夏はけばけばしい取り繕った傷跡から蝉の死骸が漏れ出している水子の帰ってくるのに従って編み笠を被った女どもが太っちょの男どもと番っている祭囃子の中でぼくは水面を見つめて ... 及ばない隙間を埋めるように


光が注がれる


プラスマイナスゼロ


平等を示して そっと


測る 身の丈は 


心をカラにして







...
ひらひらと水にたゆたう金魚
その小さな赤が目に焼き付いて
あの日の浴衣、後ろ姿をリフレインさせる

僕はあの子の白い手を見て
隣にいる誰かを見て
佇んだ
友人とたこ焼き屋に並 ...
あぁ、ここにあったのか私の肩。

誰か抱いてください。
輪郭を感じたいのです。
暑さも寒さも痛みも、すべて感じないのです。

誰かに抱かれると
触られた場所だけ感覚が戻る。
太古から、 ...
白熱電球の下で
彼らは蛾の分類をする

人魂は寂しげに
天井の隅を漂っていた
馬面の犬が
馬なのか犬なのか
誰にもわからない

郊外をギャロップで
駆けていく
{引用=きみがそうしている間に、またたく間に、陽はおちて闇になる

傷んだ毛先だけをきるように
きみのことも切り落としてしまえたらどんなにいいだろうか
睫毛にかかる前髪がもうすこし伸びたら
...
死ににいく気は無いけれど
だんだんこの身は朽ちていく
日毎にガタつく体を持って
私は少し佇んだ

その折偶然あなたに会った
あなたは障害を持っているのに
生きている事を全身で ...
向こう岸に星が落ちた夜
胸の前で手を合わせて祈る僕に
悲しい報せが届く

さそりの赤い星は
あんなに美しく輝いているのに
ついに君の嘘が
真実になることは無かった


この悲しみを ...
声を荒げて

あなたに言葉を暴れさせた

声ががらがらになり

風邪をひいたようになった

それを想うとあなたには

無言の暴言を吐かれていたことに気づく

いちばんの意地悪は無視・無関心なのだ

お ...
目の前の人は
下ばかり向いている

私は
伸びすぎた爪をいじったり
髪を触ったり
挙句のはてに
することがなくなって
ほろっと涙をこぼしたり
していたけど

目の前の人は
下を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
寄り縋る片蔭(八)信天翁自由詩211/8/6 23:32
みんなの童話 『ぴりりとるるる』 だい1わTAT自由詩311/8/6 23:12
隣に立つ異世界の住人へ / 夏はやっぱり不思議話beebee自由詩20*11/8/6 23:09
猫の死骸吉岡ペペロ自由詩111/8/6 22:56
彗星三条麗菜自由詩3*11/8/6 22:49
紡錘自由詩011/8/6 22:29
来歴yamada...散文(批評...111/8/6 22:26
現金な笑顔yuugao自由詩2*11/8/6 22:25
六十六年まえの今日吉岡ペペロ自由詩311/8/6 22:13
いつも悪魔は優しげに携帯写真+...311/8/6 22:12
幸せと裏腹にペポパンプ自由詩3*11/8/6 20:34
りり自由詩1*11/8/6 20:34
ドワーフペポパンプ自由詩3*11/8/6 20:33
フェスティバル自由詩3*11/8/6 20:33
幽霊に花束を北大路京介自由詩18*11/8/6 19:48
夏至行きのバスたもつ自由詩211/8/6 18:37
淡い唇の幻番田 自由詩211/8/6 18:23
あそこはデカイ花形新次自由詩2*11/8/6 18:22
畏怖長押 新自由詩1*11/8/6 18:16
_散文(批評...211/8/6 17:24
測るsya自由詩011/8/6 16:25
金魚すくい田園自由詩2*11/8/6 15:41
ここにあったのか私の肩。そよ風自由詩311/8/6 13:58
浮遊春日線香自由詩111/8/6 13:03
冗談自由詩111/8/6 13:02
きみの夢をみた宮野自由詩111/8/6 12:49
ささやかな、田園自由詩211/8/6 12:22
黒い服ミツバチ自由詩511/8/6 12:07
邪悪吉岡ペペロ携帯写真+...111/8/6 11:53
いちごみるくblue自由詩3*11/8/6 11:25

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