高熱で溶けたアスファルトをのた打って泳ぐ一匹の亡霊
髪はなく眼球は薄く霞みおそらくはなにも見えてはいない
肉はなく皮は骨格に張り付き伸ばす腕に力はなく
声もなく心もなくだけどそ ...
今年もストラップを贈る
君の名前は
とても良い名前だと思うんだ
・*・*・*・
大きな翼
広げた君の姿が見える
背負うことになる責任も義務も
君には
君がひとりの人間であるという証 ...
青空ほどの巨大なレモンの上で愛が偽装される
午前二時の女よ
君の美しく透きとおった心臓でカッコウが啼く
雨が降る
雨落ちる
暗い空から
水落ちる
見ず聞こえる
見ずに聞く
言葉の嵐
こころの声
越えてゆく
越える山
からだ使って
山のぼる
病んでいる
悩んでいる ...
年賀状だけのやり取りが十九年
余震が続く四月にイレギュラーで
安否を尋ねる手紙をもらってから
毎日メールで話すようになった
なんて
私もババアになったもんだよね
文脈には生活の蓄積を窺わせ ...
大きな古い蛇
屋根裏から
台所に落ちた
そのまま外に
スルリと這い出
道端の用水路へ
右へ左へ
身を捩りながら
流れて行った
蛇の消えた家は
長く持たない
赤い張り紙 ...
雨が滴り落ちる
ルシファーが叫んでいる
悶え苦しんで
タナトス
雨が滴り落ちる
神は見殺しにするだろう
無はない
ガブリエルは決して伝えないだろう
雨が滴り ...
言葉たち
罪ない言葉たちも
降る雨に似て
時に罪色になる
心模様
荒れて唇が
ふるえて打たれて
雨が薬になる
どんな音?
どんな夢?
雨がみせる景色も人それぞれ
悲し ...
足元がフラついた
自分の弱さに愕然としたのか
それとも何かに押されたのか
人か
風か
後悔か
フラついたら前に踏み出すしかない
振り返っても何もなかった
でも
...
こっちにおいで
ミッフィーになりたいという女の子
夜な夜なふざけた指づかいで梟と遊んでいる
マナーを気にすることも
なくなった食堂に
開けたシャツのボタンをにぎって広島から流れてきたコンクリ ...
人差し指だけそっと僕にくれる約束
どちらにも向かない視線
彼方から明後日を探す方法
夢のない本当、夢がある嘘
一度だけ電話をする六日後
誰にも言えないことを誰にも言わずにする ...
藍色の街を見下ろす丘で
声もなく涙する背中は壊れそう
届かない光へと
変わらぬ愛を歌う
あの時から目が離せなくなった
くだらない誓い
見え透いた嘘
荊で織られた鎖と檻と
...
俺の目は
本物の海を写し出すことを
待ち焦がれている
ここから一番近い海に行ったとしよう
自分はここに
自然は向こうに
生憎その間に色んな障害がある
向こうから敢えて
...
電話が鳴る
受話器を上げる
懐かしい声が
目に滲む
気づかれないように
笑ってみせる
知らないふりをして
安心したと言う
それを聞いて安堵する
何 ...
出る幕ではなかったのだ
悲しみも
砂粒のごとき憐憫も
わたしの心の切れ端ごと
烏に啄ばまれるがいいのだ
それは景色ではなかった
累々 ...
けだるい床に敷かれたままの寝具が
なだらかな山を見せ
私は脚を崩し
あなたはインドの仏さまのように
片腕で頭を支え横になっている
輪郭だけを知っているつもり
ぬくもりに残像を刷る朝
( ...
優等生はほめられるのが大好き
国で一番エラくなってしまったら
外国さんにほめてほしいのね
国際評価ね
外国さんは内容と結果に率直よ
ラベルだけ立派でも
内容も結果も気迫もなければ
適当に ...
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。
周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ...
雑誌で特集されていた 最先端の仮面を買った。
形はフルフェイス型ではなく 鼻から額までを包むハーフ型で
ベースとなる模様は 赤・緑・青の三色。
アイラインにも一工夫されていて パッチリ感が半端な ...
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう
目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね
ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ...
少年は淋しげな木に 小さな言の葉を飾り付けた
少女も 紳士も 婦人も 老人も 通りがかる人達も
小さな言の葉を飾り付けた
不揃いの言の葉が瞬く
誰もが足を停めて
それぞれの言の葉で暖めた ...
きみの若さは
何ものにもかえがたい
それだけで美しい
だから
そんな風に
人波の中に
埋もれてしまって
どこにいるのか
わからなくなって
しまうようなことはしないで
きみは
...
アンテナのとらえる
周波
そのとき
その場所
そのまま。
脳が
肌が
髪が
感じる
こっちだぞ
その道だ
迷路でも
悪路でも
突き進む
やが ...
君はまだ眠っているのか?
この寝惚けた現実の中で
誰もが守りに入っている
そんな中で君もゆっくりと沈もうというのか?
人々と一緒に手を繋いでいたら
沈んでいても恐くない
それが奴らの信仰だ ...
公園に行く午後
テレビは何も歌わない
単なる網戸越しの騒音で
ふっと
人の気配が途絶える
午後二時過ぎの無人地帯
{引用=公園でボール遊びをしないでください
公園で犬を散歩させないで ...
ねずみ色の空 多くをまとった雲
冷んやりした空気と暑苦しさ
ペットボトルは温度差に耐えきれず音を鳴らす
また鬱な気持ちを漂わせて
窓から外を眺める
真っ暗な視界 すべてを支配した黒
...
むれる
あめの
おとが
ことばに
ちかく
、 、 、
おぼれ
なき
ぬれ
それはお ...
鎮魂のうたなど
私たちはうたうな
やわらかな慰めなど
うたうな
白い光と焼き魚と
熱い味噌汁をならべながら
テレビを見て
悲しみを放るな
悲し ...
中は薄ら汚れて
臭いをどうにか抑えたいがために
花の香りのみずを吹き付け
染みをどうにか目立たなくするために
肌色の粉を塗り込め
手触りがどうにか伝わらないようにと
色とりどりの布で覆 ...
通り雨 空に広がる灰色雲がビルにのしかかる
退屈な数学の授業 教室の席 一人うずくまる
水溜まりが乾いた午後 校庭の隅 夏が鳴いてる
短距離走 地面を蹴る 焦燥や倦怠 振り払うように ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クロール
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/5/28 22:39
Birthday for
瑠音
携帯写真+...
0
11/5/28 21:22
無題
ぎよ
自由詩
4
11/5/28 20:40
雨あるがまま
シホ.N
自由詩
3
11/5/28 19:52
友人
salco
自由詩
4*
11/5/28 19:24
蛇の消えた家
和田カマリ
自由詩
3*
11/5/28 18:41
凝結
風音
自由詩
1
11/5/28 17:56
雨の頬
朧月
自由詩
1
11/5/28 17:45
グズグズに費やした時間
赤澤るろる
自由詩
0
11/5/28 17:42
行く末
ズー
自由詩
3*
11/5/28 17:12
いつもよりずっと一人ぼっち
中山 マキ
自由詩
2
11/5/28 16:44
夜想曲
涼深
自由詩
3
11/5/28 15:15
綺麗なプライベート・ビーチが欲しい
一 二
自由詩
4
11/5/28 14:47
静謐
未完
自由詩
2*
11/5/28 14:19
礫
草野春心
自由詩
4*
11/5/28 12:03
夜明けを占う
たちばなまこ...
自由詩
12
11/5/28 11:36
人間のやる気はバカにできない
眠り羊
自由詩
0
11/5/28 11:34
虎視眈々
電灯虫
自由詩
3*
11/5/28 11:04
粋なやつ
〃
自由詩
5*
11/5/28 11:03
今日を旅する
朧月
自由詩
4
11/5/28 9:23
言の葉 ヒラリ
subaru...
自由詩
7*
11/5/28 8:14
若いって素晴らしい
花形新次
自由詩
5*
11/5/28 7:36
魅かれるまま
森の猫
自由詩
9*
11/5/28 7:34
優しく・・・
yamada...
自由詩
0
11/5/28 2:53
こうえんこう
木屋 亞万
自由詩
3*
11/5/28 2:31
R.day
a.s mr...
自由詩
2
11/5/28 2:09
、(あめ)
乾 加津也
自由詩
9*
11/5/28 1:41
歌うな
清貴
自由詩
4
11/5/28 1:03
初夏の装い
sak
自由詩
0
11/5/28 0:54
ライン
1486 1...
自由詩
0
11/5/28 0:10
3446
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3486
4.49sec.