夏至の夜は重く沈んで

雲も宇宙の蒼に融け入る


生ける雲よ

その蒼を映す海は灰色

雨と人と人のわだかまりを蓄え


遠い夜に

雲と雲の笑い声を聞く


...
失敗作だっただろ?
これは
今さら言ってももう遅いんだ

はじめまして
の笑顔の裏には
何重もの扉が隠れていて
あなたとの距離は
今何メートル離れているのだろうか

他人に興味 ...
  未来のような
  だだっぴろい草原で
  詩を読んでくれたのは誰だっただろう



  幸福のような
  雨が降っていたのはどこだっただろう
  なにからなにまで
  や ...
切れた糸が
繋がった。
ライフライン
切れたらなくなる。

プレシアス・シング
プレシアス・メロディー
without anger
without fear
without unco ...
わがままを
言えば言うほど
自分に疲れるだけなのに
一体なにがしたいんだろう

夜空に広げた反省会
だれもみないのをいいことに
センセイ質問いいですか
月は黙って首をふる

明日と ...
あかちゃんが
いい
においを
させている
おかあさんは
花柄のタイツを
はいている
細かいプリーツの
スカートを
はいて
花が大きい
花が大きかったね
ベッドにつっぷして
...
やるしかない
のほかに
やることない
のか
やると対峙する
のは
かんがえる
さて
かんがえるまえに
行動しよう

行動するまえに
かんがえよう
二択の選択にして
それで ...
出会い系サイトで、
女の人と、会う約束をして、
有楽町で、会った。


ぼくが、2番目に好きな本はなんですか、
とメールしたら、
愛読書が、
「火曜日のモリー」だということだった。
...
平らな川に
風が夢見る
どちらが上流で下流なので
しょうか

細かな波音が
聞こえるくらい傍にいても
それはわからぬのでした
玄関の前にブラジルが落ちていた
おそらくブラジルから
何かに運ばれてきたのだろう
ブラジルに住んでいる人や他の生き物も
ブラジルが見つからなくて大変だろう、と思い
お役所に電話し ...
 ア

ワ 
 
 ブ




ぷわりぽわり


ワキンの溜め息


見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私

本 ...
  初夏、
  一日が終わるころ
  本を読む



  人が死ぬ
  ふとしたとき
  自分以外の人が死ぬ



  心は、
  陳腐だ。



  そう呟 ...
  大気が
  産卵している
  (だれの子?)



  繁殖する
  七月
  七月、
  七月……
  (幾つも、
   尊い。)



  夏の
  膜
   ...
ありがとうございます

一日に何度もいう言葉
どれだけ想いを込めたかを
思い出す頃には
アイスクリームもとけているんだろうな

最新の冷蔵庫が
食う電気の量よりも
ひかえめに笑ってみ ...
産卵

この部屋には何も無いので困ります
埃をかぶったカンバスには
塗り潰せる面は無く
それだけの量の絵の具も
それを買える金も無く
絵筆もみな固まって使い物にならない
リンシードも筆 ...
アメリカ大陸を横断したいと言っていた
いまは富士の湖畔で眠っている 。
北西沿岸に辿りついたのは夢のなか
小さなトーテムポールを捧げよう 。
ピカピカに磨いたローズウッドのハンドルを握 ...
防犯カメラをもとに事情聴取を受けた
スーパーのレジ係の太った女は
仕事を早々と切り上げると
アスパラガスみたいな男に連れられて
団地のそばにある鳥かごみたいな
ゴルフ練習場へ向かった。
男 ...
一人でうつむくことはやめにした、
私は駅前で缶コーヒーを買った。
憂鬱は過ぎ去ったものだと信じている。
それは、遠い街角
一人で手に入れたもの、
知らない女の子の手の類、
知っている女 ...
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を抜け出して
僕の頭はもうとっくに壊れてしまったんだ
君はどうだい? 頭が良いんだろう?
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を蹴って出て
そして僕らは花になる
かぜをこじらせた
こけそうな道
鼻緒もきれそうな
しゃっくりの道

そして僕らは花になる
ぐるぐると
小さな羽虫が
無意志に飛んで
清楚な花びらも地に落ち ...
映画館の暗闇で
泣いているふりをした
指の先の白さとはうらはらに






スプーンの
曲がり角へ45度
ひしゃげたことばよ、







...
今日のすきまに
ぎりぎりにすべりこませる
あなたへの想い

ワスレタクナイ
それは自分のためかもしれない

六月梅雨空
まとわりつく 水の気配を
あなたにたとえて
一人じゃない夜と ...
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ...
順風満帆
上善如水
頭を下げ
責任重大

信用失墜は許されない
秘密厳守
皆に背中を押され
支えられる。

皆が笑顔で
理解をして
皆に幸せに
なって貰う
正直な話
黄緑のスーツは無いな、と
パンツ一枚で団扇を泳がせる


三日間カフェインを絶って
頭痛やだるさが私を捉えたら
カフェイン中毒のサインらしい
でも
コー ...
明日になれば できてる

明日になれば 上手くいく

明日になれば 解決してる

明日になれば 忘れてる



全て他人任せ



自分では 何も出来ない
...
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
...
チタンセラミックの滑車に任せて
苔むす老婆が
蜂の巣の火に舞い踊る
弾けるカロリーに注意せよ
痙攣は
靴の爪先から
凍結したシャッターへと伸びる

湿気ったパレードの凱旋歌
青磁色の ...
くみふせて あせばんだのち からからに かわいたのどに すべる液体

ささくれてささる六畳 古畳 色の移りは 抱き合うかたち

ため息はしめる身体を押し出して 指の先までしずかに浸して
...
根腐れの根だけ残して摘み取られ 花だけを見て「咲く」を愛でられ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生ける雲アヤメ自由詩111/6/23 0:19
第1回ゆとり教育被害者の会c自由詩1*11/6/22 23:57
喪失草野春心自由詩411/6/22 23:27
ライフラインペポパンプ自由詩1*11/6/22 23:26
魂は夜に浄化する朧月自由詩011/6/22 22:39
hitahitaイシダユーリ自由詩311/6/22 22:14
やるしかない中川達矢自由詩1*11/6/22 22:08
出会い系の女はだいろ自由詩511/6/22 21:02
リバーという川長押 新自由詩1*11/6/22 20:03
ブラジル担ぎたもつ自由詩311/6/22 19:18
金魚鉢nonya自由詩16*11/6/22 17:47
本を読む草野春心自由詩011/6/22 17:33
夏の卵自由詩211/6/22 17:27
太陽の営業朧月自由詩211/6/22 14:11
産卵salco自由詩7*11/6/22 6:58
メモリーズアラガイs自由詩6*11/6/22 3:08
[:logo]プテラノドン自由詩111/6/22 2:50
ブロンドの女の子と二人で番田 自由詩211/6/22 2:11
出掛けようyamada...自由詩111/6/22 1:41
僕らは花になるシホ.N自由詩611/6/22 1:17
サブカル女ask自由詩111/6/22 0:48
夜のすきま朧月自由詩211/6/21 23:36
アダムスファミリーのハンドさん電灯虫自由詩5*11/6/21 23:27
金のなる木ペポパンプ自由詩1*11/6/21 23:20
熱中症山中 烏流自由詩2*11/6/21 23:09
明日まで平沢ちはる自由詩111/6/21 23:04
どうしのつくりかた中川達矢自由詩3*11/6/21 22:52
Null-圧倒的祝福、そして喝采山上鉄柵自由詩111/6/21 22:45
液体はるな短歌211/6/21 22:14
根腐短歌211/6/21 22:05

Home 戻る 最新へ 次へ
3434 3435 3436 3437 3438 3439 3440 3441 3442 3443 3444 3445 3446 3447 3448 3449 3450 3451 3452 3453 3454 3455 3456 3457 3458 3459 3460 3461 3462 3463 3464 3465 3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 
5.91sec.