紫陽花を食べながら
あなたを待つ午後
雨はまだあがらない
太陽はもう沈まない
(月曜日)
七つの海は健在だった 。
(火曜日)
なにもない
(水曜日)
ちょっとだけ考えてみる
(木曜日)
なにもない
(金曜日)
なにもない
(土曜日) ...
涙なみだ花のつぼみを押し抱きながれるままの失語の春の
ほしいまま虚空をすべる鳥にこそつばさに適う言葉も持たず
指さきを染める苺のいじらしさキスするほどのかわいい夢を
見残 ...
情報のタネローン
part1はこちら
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=217908
このスレッドのテーマは詩と散文を作る手段全般につ ...
だれも愛さない
みんな愛してる
これって同じこと
選ばないから
選ばれない
大事に差をつけて
守られたがるけど
ずるいだけかもしれない
でもやっぱり
私だけって言葉にすが ...
あなたの知っているあなたと
わたしの知っているあなたは
ちがうかもしれない
わたしの知っているわたしと
あなたの知っているわたしは
ちがうかもしれない
あなたとわたしの体温の差
...
彼女の首にそえられた腕枕には、肘から向こう側が無かった
目隠しをしている
寝息を立てている
肘から向こうの虚空について夢を見る
僕はその虚空に取り残されて、シングルベッドを俯瞰する
とこ ...
新宿にはどんな文化があり、渋谷にどんな文化があるのかと考え出したらキリがない。私たちはこのミニチュアのような街の中でどんな人生を流れていくのだろうかと思う。多くの人に、それを選ぶ権利はないのだと思 ...
窓を開けてみると
音速に乗って
私の部屋に運ばれる
ソプラノリコーダーの{ルビ音=ね}
真っ直ぐでもなく
なだらかでもなく
S字やクランクを走行してる
教習車みたいな音色
先生 ...
以前僕はキスゲであり、すすきであり、また、砂粒であり、星粒であった。故に孤独であり、暗闇からも愛された。
病魔に襲われてからというもの、僕はすっかりその全てではなくなった。
孤独でないがために ...
{画像=110609020839.jpg}
誰もが想いを求めて立ち止る時
人は静かに息を継ぎ
少しく肩を落として振り返る
回りの木々は色彩を落とし
静かにあなたの瞳を見守るだろう
...
感じることができます。
夜汽車に揺られながらも、心の昂揚を抑えきれないあなたを。
心の師に会える喜びを。
あなたの純粋で綺麗な魂を。
感じることのできる僕は幸せです。
時に切なくやりきれ ...
目を瞑ってごらん。
そして両の瞼の上に静かに手を置いて。
そこに、あの時の青く澄んだ空や、鮮やかな森の緑、自分にとって感じの良い情景が浮かぶなら、あなたはまだ大丈夫。
焦らずに、そしてゆっくりと ...
*
彼女を携帯の電話帳から見つけて
通話ボタンをタッチする。
コール音が鳴り出す。
鳴り続ける。
と 機械的 ...
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
ミサイルほどのペンを片手に
と歌う
キーボードで打つ
明朝体より
紙の上で躍る文字
走り書きの痕跡を
つまづきながら
歩いて見る
言葉は ...
果てでは
混ざりあう灰色が
涎を垂らしている
むらがる夜の下では
性器をひるがえす少女
果てでは
結ばれたはずの日々も
きっときれいにほどけている
見なかった夢を見るこ ...
五センチの
距離は遠くに
ある想い
みえるひとって
苦しくはないのかな
あらゆる人の悲しみ
あらゆる人の痛み
すべて 引き受けてしまうのに
みえるひとの痛みは
どこへ行くのだろう
月のない夜に紛れて
そっ ...
しかくがあります。
しかくのなかに、ちいさなまる。
まるのうごきは、ふきそくです。
しかくはちっとも、うごきません。
まるはしかくにぶつかりますが
ただ、はじかれてしまうだけ。
...
ねえ そこから月がみえる?
どんな場所でだってみえる月は
汚れてなんかいないよね
あなたうなずいているよね
ねえ そこからあたしみえる?
うん って そう うん って言ってよ
それは嘘 ...
わたしの隣でいつも幸せそうに笑う彼は
きっと多幸症なのだ
{引用=
わたしはわたしに価値を見出だせないというのに
彼は、自分ではなかなか気がつけないものだよ、と笑う
君はチワワみたいだと ...
粘っこい足跡なんて
振り返りたくはないし
遠くへ行くつもりもないから
マイペースの匍匐前進
アンテナは柔らかいけれど
難しい言葉は受信できないし
とてつもなく臆病だから
ツノもヤ ...
花のごとく咲き誇れ
人々という風の中で
樹のごとく立ち続けよ
人々という雨の中で
蝶のごとく逆らい続けよ
人々という逆風の中で
鮭のごとく辿り着け
人々という流れの中で
...
カバンを抱えて人を待っている
いつしかカバンから手足が生えてくる
カバンに抱えられる
私の手足は引っ込む
カバンが私のファスナーを開ける
あんなにあった体の中身がなくなっている
...
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている
Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
...
砕けたグラスの欠片で
その透明で鋭利な先端で
きみの白い薬指の内側に
すうっと線を引く
朱色の糸が一本
爪の先から降りてきて
僕はそれを
舌ですくってみる
Feよりも軽やか ...
食べ残したチーズのかけら
わかる?
そこには
失われたもののかたちが見える
(あなたがチーズというものをもともと知っていればの話だけど)
生きながらにして
忘れられてしまうぐらいなら
忘れられる前に
どこかに消えてしまいたい
こうして愛を囁いているのに
耳を傾けてもらえないのなら
いっそこの喉を潰してしまいたい
き ...
F# B F#
作家志望を続けて十二年
F# B F#
未だ芽は出ないまま
C# F# G7# C7#
こうして年齢を取っていくのか
F ...
満たされない
満たされない
満たされない
その隙間を感じることで
満たされる
満ち足りた瞬間
何故か
満たされなくなる
渇いた口に水が注ぎ込まれる
その刹那に最上の歓びを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
fiction
投稿者
自由詩
3
11/6/9 15:47
趣歴表
アラガイs
自由詩
10*
11/6/9 15:28
失語の春
石瀬琳々
短歌
8*
11/6/9 13:44
詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換 part2
過去ログ倉庫
11/6/9 12:00
特別になりたい
朧月
自由詩
1
11/6/9 8:54
恋
日紫由
自由詩
1
11/6/9 7:57
洗練された人間関係について
しゅう
自由詩
0
11/6/9 3:07
マクドナルドの壁際で
番田
自由詩
1
11/6/9 2:35
私の部屋に運ばれる音色
subaru...
自由詩
6*
11/6/9 2:27
煩悶
ヒヤシンス
自由詩
2*
11/6/9 2:21
立ち止る影 / 人生の痛みこそ
beebee
自由詩
11*
11/6/9 2:07
清らかなる魂
ヒヤシンス
自由詩
2*
11/6/9 1:41
心が乱れるときに。
〃
自由詩
1*
11/6/9 1:19
場面場面
電灯虫
自由詩
7*
11/6/9 0:54
白紙をステージに
シホ.N
自由詩
4*
11/6/9 0:20
果てでは
はるな
自由詩
6
11/6/8 23:59
センチメートル
鳴海
俳句
1*
11/6/8 23:43
みえるひと
伊織
自由詩
8*
11/6/8 23:04
単純構造
M.N.
自由詩
2
11/6/8 22:56
月の下であいたい
朧月
自由詩
2
11/6/8 22:15
多幸症様症状を呈する彼について
士狼(銀)
自由詩
2*
11/6/8 21:17
カタツムリ
nonya
自由詩
18*
11/6/8 20:31
花のごとく
yamada...
自由詩
0
11/6/8 20:09
中身
たもつ
自由詩
6+
11/6/8 19:01
午後の果実
たま
自由詩
23*
11/6/8 18:11
頼むからスケベ話はしないでくれ
花形新次
自由詩
2*
11/6/8 18:07
チーズ、たとえば
はるな
自由詩
1
11/6/8 15:58
甘えて生きるぐらいなら
花形新次
自由詩
0*
11/6/8 15:27
プロ作家になりてえな 作詞:れつだん 作曲:日雇いくん
SEKAI ...
自由詩
1*
11/6/8 14:38
満たされない初夏
れもん
自由詩
2
11/6/8 13:48
3433
3434
3435
3436
3437
3438
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3460
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3464
3465
3466
3467
3468
3469
3470
3471
3472
3473
加筆訂正:
私の部屋に運ばれる音色
/
subaru★
[11/6/9 2:33]
アルトリコーダー⇒ソプラノリコーダーに修正しました。スミマセンでした。
4.86sec.