仕事帰りに寄るレストランで 
よく頼むキャベツの千切り 
日によっていつも 
ドレッシングのかけ具合が違う 

毎日同じように見えるとしても  
目の前にあるのは 
一生に一 ...
在りし日の詩人が仲間等と 
文学の夢を語った赤煉瓦のCafeで 
独り一篇の詩を綴るひと時 

当時のマスターが 
詩人へ送った葉書のコピーと
花束を捧ぐ想いを込めた詩を
重ねて
鞄に ...
{画像=110524233901.jpg}

昔カナリアを飼っていたことがあります。それは入社して2年目くらいの時でした。私が入っていた独身寮はもちろん動物厳禁なわけですが、金魚や熱帯魚のようにこ ...
その日僕とミョギーは診察が終わると、駅前の定食屋で昼飯を一緒に食べることにした。鎌倉駅前は平日でも観光客で混雑していた。店にいく途中、ミョギーはいつもより静かだった。思いつめているようにも見えた。しか ... ... 溶けきれぬ不快たゆたう口腔の 言の葉砕く闇のオヴラート

一弦を弾いて吐き出す吐瀉物を掻き集めては咀嚼している

紡いでいる業のかたまり積年のコットンキャンディてらいて七色

空めがけ有刺 ...
光あれ暗闇もあれビッグバン

天津キツネ二尾を伸ばして駆け抜けた

二億年メリーゴーラウンド銀河系

「アミノ酸あれ」そう云って海に陽が射した

「午後の恐竜」地球カレンダー閏秒

...
深海で夢見て束ねてきらきらと 謡い続ける葦を失くして

轟音の密室トランス河川敷 花火をしようよ溶けて散るまで

透明に掬う足元頼りなく 別離の宴 月夜の階段

絶望に軋む肋骨抱き折れ ...
ガラス張りの夜にいれられて
星が隣を横切る
月だって薄い雲に隠れてるこんなに近い

願い事は禁止されて
夢だけが送られてくる空
泣いているのは人だけじゃない
命は揺れている

どうし ...
... ひとつながり

降り続く雨を見ていると 何処から何処までもが
やっぱり世界は ひとつながりなんだって感じるよ
一滴一滴の雨粒の中に 閉じ込められた風景
地面に次々と落っこちて 波紋が重なり合 ...
 扇風機の駆動音と、蝉の声に紛れて、水の音がしている。彼はブリキのコップの中で魚眼を飼っていた。寝返りをうって、バタイユの文庫を相手に呪詛のような言葉を呟いている。彼女は何もきこえないふりをしながら、 ...  
 
先生、バナナはおやつに入りますか
バナナはおやつに入れますか
入ってもいいですか
構いませんか、そう思っても
皮はついていていいですか
それとも皮はむきますか
皮はむけますか
...
  あかちゃん
  君の手が
  天にむかって
  さし出されている



  まだ
  何も知らぬ
  君の手が
  よごれていくのを



  諍いに
  愛 ...
あたまは水色
あたまは水色
あたまは水色
あたまは水色
でも何にもいらない
何にもいらない
何にもいらない
何にもいらない
やだ

もともと空っぽ
花壇はぼろぼろ
夕日がし ...
久しぶりに
酔っ払っている
宙に浮いている精神
河北の地では
いつも風が流れている
大地を流れる風
風の音に耳を澄ませて
煙草に火をつけて
ニコチンとアルコールが
身体を巡る感覚に
...
かなしみに
一番ちかい子はだれですか、

神様が聞いたら
だれも手をあげなかった

神様は
ため息をついて
ごほうびをあげるよ
と、
うしろを向いた

そのとたん、
...
雲のカーテンがめくれると
まぶしい青が隠れてた

みつけた
いたんだね
いっきにかけあがって抱きしめた

青空はひろい
わたしのすべては青にとける

生まれた生きた生きている
ぜ ...
らくにらくに、

流れ着けば、

海、

流れ着けば。

淵、

風の吹くまま、

眠り続けて、

空、

眠り続けて、

愛、

愛の水たまり ...
スカートを翻して
電車に乗る
制服はわたしを
嵌めこんではくれないし
だからってあなた
放してもくれない
目を伏せて箱の中
景色が流れていく

投げられたくしゃくしゃの
ルーズリ ...
裁判所の待合室から
開港記念館の塔の屋根
クイーンの塔と
港に入った船から愛された目印も
今ではたくさんの灰色のビルディングに埋もれ
往時を偲ぶには上陸して裁判所の前に立つしかない。
...
義父は戦場へ行った。

避難所で生活する人々が
早くいつも通りの生活に戻ることができればと
戦場へ行った。

義母や主人は「もう若くないんだし、何かあったら」と反対したが

「私は、こ ...
私に花の名前を
教えてくれた人はもういない

つんと上を向いて
咲く紫の花の
名前は
似た者同士のどちらか

なぞなぞみたいにして
笑った昨日が
思い出される
まぶしいカキツバタ ...
ことごとく
打ち砕かれて
献身は

土をうるおし
土をながれる

わたしの頬に
砕けた
数粒の雨
 
 ピンクの薔薇が
 いっぱい咲く
 街角にある
 知り人の家
 雨上がりの板塀に
 枝垂れて

 うす桃色にそろった
 花が笑っているように
 川端の知り人の家
 今日は留守 ...
あなたのこと
愛したからって
何にもならないけど
愛してしまったから
愛している
息をしたり
水を飲むように
当たり前のことだから
夕暮れの街角
のぞいた民家の浴室
シャワーを浴びている
見覚えある彼女
あなたが急になぜか
色っぽくなったのは
その胸の膨らみと
関係あるようね
「ぐふふふっ」だったのよ
あなた
...
僕の魂まで土下座させることはできない
まるで人が謝っているかのように見えても
その裏で舌を出して全てをあざ笑っているように

僕の魂まで土下座させることはできない
例え君が僕の首根っこを掴ん ...
23時の目覚め
「気が付きましたか?手術は終わりましたよ!」
オペ室のナースが俺の体を揺すった
体中に宇宙遊泳のようなチューブが施され
夢をショートカットして
俺は昼から夜へ一気に移動した
...
まよなかの
べんじょにいくと

ひとりのおとこが
たっている

べんきになってしまった
ひとりのおとこ

そのおとこに
しょんべんをする

いつからそこに
たって ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
明日の音楽 服部 剛自由詩511/5/24 23:59
詩人の夢 ー神保町・ラドリオにてー  自由詩411/5/24 23:59
カナリアのフランケンbeebee散文(批評...911/5/24 23:35
長いおかわり花形新次散文(批評...2*11/5/24 23:15
TAT自由詩211/5/24 23:00
オルタナティヴ第二次性徴否々短歌211/5/24 22:39
ゴースト、たぶん五月の幽霊小池房枝俳句3*11/5/24 22:36
μ-zic否々短歌111/5/24 21:56
明日の太陽を創ろう朧月自由詩111/5/24 21:45
ロード・アイランドTAT短歌111/5/24 21:31
ひとつながりitukam...自由詩011/5/24 19:55
魚眼プール魚屋スイソ自由詩711/5/24 19:36
バナナはおやつに入りますかたもつ自由詩3*11/5/24 19:21
あかちゃん草野春心自由詩1*11/5/24 18:39
あたまは水色はるな自由詩311/5/24 17:23
放射線を排出する国ジム・プリマ...自由詩7*11/5/24 17:03
大きなお皿はるな自由詩411/5/24 15:54
空のカーテン朧月自由詩311/5/24 15:01
古淵di.di.自由詩011/5/24 14:21
河口yuko自由詩211/5/24 12:54
横浜の風景に思う……とある蛙自由詩7*11/5/24 12:38
義父は戦場へ行った壺内モモ子自由詩211/5/24 11:43
紫の花朧月自由詩111/5/24 10:31
献身日紫由自由詩011/5/24 10:26
薔薇の咲く家生田 稔自由詩611/5/24 10:02
水を飲むはるな自由詩411/5/24 8:52
のぞき花形新次自由詩1*11/5/24 7:29
「魂」の土下座yamada...自由詩211/5/24 5:06
23時のトラック競技subaru...自由詩7*11/5/24 4:36
便所小川 葉自由詩411/5/24 3:35

Home 戻る 最新へ 次へ
3466 3467 3468 3469 3470 3471 3472 3473 3474 3475 3476 3477 3478 3479 3480 3481 3482 3483 3484 3485 3486 3487 3488 3489 3490 3491 3492 3493 3494 3495 3496 3497 3498 3499 3500 3501 3502 3503 3504 3505 3506 
6sec.