出る幕ではなかったのだ
悲しみも
砂粒のごとき憐憫も
わたしの心の切れ端ごと
烏に啄ばまれるがいいのだ
それは景色ではなかった
累々 ...
けだるい床に敷かれたままの寝具が
なだらかな山を見せ
私は脚を崩し
あなたはインドの仏さまのように
片腕で頭を支え横になっている
輪郭だけを知っているつもり
ぬくもりに残像を刷る朝
( ...
優等生はほめられるのが大好き
国で一番エラくなってしまったら
外国さんにほめてほしいのね
国際評価ね
外国さんは内容と結果に率直よ
ラベルだけ立派でも
内容も結果も気迫もなければ
適当に ...
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。
周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ...
雑誌で特集されていた 最先端の仮面を買った。
形はフルフェイス型ではなく 鼻から額までを包むハーフ型で
ベースとなる模様は 赤・緑・青の三色。
アイラインにも一工夫されていて パッチリ感が半端な ...
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう
目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね
ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ...
少年は淋しげな木に 小さな言の葉を飾り付けた
少女も 紳士も 婦人も 老人も 通りがかる人達も
小さな言の葉を飾り付けた
不揃いの言の葉が瞬く
誰もが足を停めて
それぞれの言の葉で暖めた ...
きみの若さは
何ものにもかえがたい
それだけで美しい
だから
そんな風に
人波の中に
埋もれてしまって
どこにいるのか
わからなくなって
しまうようなことはしないで
きみは
...
アンテナのとらえる
周波
そのとき
その場所
そのまま。
脳が
肌が
髪が
感じる
こっちだぞ
その道だ
迷路でも
悪路でも
突き進む
やが ...
君はまだ眠っているのか?
この寝惚けた現実の中で
誰もが守りに入っている
そんな中で君もゆっくりと沈もうというのか?
人々と一緒に手を繋いでいたら
沈んでいても恐くない
それが奴らの信仰だ ...
公園に行く午後
テレビは何も歌わない
単なる網戸越しの騒音で
ふっと
人の気配が途絶える
午後二時過ぎの無人地帯
{引用=公園でボール遊びをしないでください
公園で犬を散歩させないで ...
ねずみ色の空 多くをまとった雲
冷んやりした空気と暑苦しさ
ペットボトルは温度差に耐えきれず音を鳴らす
また鬱な気持ちを漂わせて
窓から外を眺める
真っ暗な視界 すべてを支配した黒
...
むれる
あめの
おとが
ことばに
ちかく
、 、 、
おぼれ
なき
ぬれ
それはお ...
鎮魂のうたなど
私たちはうたうな
やわらかな慰めなど
うたうな
白い光と焼き魚と
熱い味噌汁をならべながら
テレビを見て
悲しみを放るな
悲し ...
中は薄ら汚れて
臭いをどうにか抑えたいがために
花の香りのみずを吹き付け
染みをどうにか目立たなくするために
肌色の粉を塗り込め
手触りがどうにか伝わらないようにと
色とりどりの布で覆 ...
通り雨 空に広がる灰色雲がビルにのしかかる
退屈な数学の授業 教室の席 一人うずくまる
水溜まりが乾いた午後 校庭の隅 夏が鳴いてる
短距離走 地面を蹴る 焦燥や倦怠 振り払うように ...
湯船で脱力している
浮力を感じながら沈んでいる
湯をすくう
そばから両手から零れ
落ちる
形など止めずに
自由に流れるモノを
掴むことなど出来やしなくて
それでもすくいたい ...
今日という日に爪痕を刻め
...
スナップをきかせて飛ばした紙飛行機が
窓ガラスをするりすり抜ける事も
急に濃い霧に包まれた一軒家が
数千キロ移動してしまう事も
壊れてバラバラの懐中時計を箱に入れて
ガチャガチャ ...
外国に行けない僕は
英字新聞を持って
どこの駅前にでもある店で
値段の安いブレンドを啜っている
外国に行けない僕は
百貨店の一階をわざとゆっくり歩いて
強い香水の匂いを
...
知らないひとのしあわせを願えるほどやさしくない
自分の幸福を分け与えられるほど心広くもない
その膿んだ傷を譲り受けるほどの忍耐強さもない
ただ同じ雨が降り止むのを待つくらいならできる
あな ...
もうすぐ帰るのだ
少し前は他人事であったが
今は自分ごとになっている
人の一生は短いものだね
30年経つともう次の世代になる
理屈では前から分かっていたが
いざ死んでみると実感する
「逝 ...
煙の皮を被った太陽が吐いてるよ
表の表はオモテでウラじゃないよ
CMまたいで裏ワザ続きはwebよ
ダイヤとクローバー蛸壺カードを切るよ
トリケラトプスの話術kira☆k ...
こじきが
わたしにたかる
おかねもちの
こじきだ
あたえても
まだたりない
おかねだけが
いつまでも
だれが落としたんだろう
道のまん中に ど〜んと立って
いきかう車を
にらみつけている。
すり傷の鼻が
もち主を捜索しているのだ。
朝陽がさすころ その生首は
テーブルのうえで ごろん ...
白熱灯から
あなたの温度が
海辺沿いに
電線を辿る
白い烏が
両手を広げて
私の足下を
途端に断ち切る
昨日の夢で
その人に何かをしてしまって
ベッドサイドに立ち ...
部屋の外で泣いてはいけない
部屋の内で泣くべきだ
部屋の外で泣いたら奴らが
誰かのために泣いていると高を括るだろう
部屋の外で泣いてはいけない
部屋の内で泣くべきだ
君は自分自身を想っ ...
三時草の おばちゃん とは
三時草を 私にくれた人のことだ
三時草は おひさまが三時の高さにあるときだけ咲く
だから さんじそう
三時草の花が
三時草に咲くためには
三時草 ...
夕暮れに咲く花は
さみしさに強い花
人が通っても
車が通っても
知らん顔
なのにこどもがぐちゃっとにぎったら
思い出になっちゃった
大きな欅の木のしたで
乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる
無から生まれた宇宙の話しを聴きながら
きみはもう死んでしまったから
こんな話しはおもしろくないかもしれないけど
きみに残さ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
礫
草野春心
自由詩
4*
11/5/28 12:03
夜明けを占う
たちばなまこ...
自由詩
12
11/5/28 11:36
人間のやる気はバカにできない
眠り羊
自由詩
0
11/5/28 11:34
虎視眈々
電灯虫
自由詩
3*
11/5/28 11:04
粋なやつ
〃
自由詩
5*
11/5/28 11:03
今日を旅する
朧月
自由詩
4
11/5/28 9:23
言の葉 ヒラリ
subaru...
自由詩
7*
11/5/28 8:14
若いって素晴らしい
花形新次
自由詩
5*
11/5/28 7:36
魅かれるまま
森の猫
自由詩
9*
11/5/28 7:34
優しく・・・
yamada...
自由詩
0
11/5/28 2:53
こうえんこう
木屋 亞万
自由詩
3*
11/5/28 2:31
R.day
a.s mr...
自由詩
2
11/5/28 2:09
、(あめ)
乾 加津也
自由詩
9*
11/5/28 1:41
歌うな
清貴
自由詩
4
11/5/28 1:03
初夏の装い
sak
自由詩
0
11/5/28 0:54
ライン
1486 1...
自由詩
0
11/5/28 0:10
湯船と湯気
kauzak
自由詩
4*
11/5/28 0:00
アイコンとしてのバンタムウェイト
TAT
自由詩
1*
11/5/27 23:56
世界は不思議で出来ている
Seia
自由詩
0
11/5/27 23:37
外国に行けない僕
御笠川マコト
自由詩
2
11/5/27 22:50
雨宿り
はるな
自由詩
2
11/5/27 22:50
30年
あおば
自由詩
1*
11/5/27 22:28
楽で強引なソング
北大路京介
自由詩
8*
11/5/27 22:24
乞食
小川 葉
自由詩
1
11/5/27 22:14
メロン
草野大悟
自由詩
2*
11/5/27 21:56
雨/夢
黒乃 桜
自由詩
1
11/5/27 21:28
泣く
yamada...
自由詩
0
11/5/27 19:19
昼夜を問わず
るるりら
自由詩
13*
11/5/27 18:56
夕暮れの花
朧月
自由詩
1
11/5/27 18:27
十一次元の詩人たちへ
たま
自由詩
17*
11/5/27 18:21
3462
3463
3464
3465
3466
3467
3468
3469
3470
3471
3472
3473
3474
3475
3476
3477
3478
3479
3480
3481
3482
3483
3484
3485
3486
3487
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
5.82sec.