今日は何度も芋虫をみた
全員私にむかって這ってきた
山になり谷になり
もくもく もくもく這ってきた
おおこわ
そう思ったのに見つめてしまう
もくもく もくもくと 背中が移動するから
...
現実的な疾患で
布団に ...
自動販売機があった
少年は喉が渇いていた
でたらめにボタンを押してみた
何も出てこなかった
今日は車に当たる日だった
先日はかすり傷で済んだ
父親はそのことが
気に入らないようだった
...
ビンビン立った
その姿
うれしと思う
せつなさよ
うなりを上げる
性欲に
応えてくれよ
我が妻よ
なめくり
こねくり
竿先から
ああ竿先から
種が出る
疲れて
妻は寝室 ...
恋をして
ハートが燃える
電力を ...
ある者は明日の天気ばかりを気に掛け
ある者は日常を吉凶で決め付け
ある者は社会の抑圧に負けて自らを失い
ある者は生を誤魔化すための金に執着し
ある者は惰性で一日一日を遣り過ごす
空っぽな ...
(立方体の個室に、インタビューをするものとされるものがいる)
「子供のころよく見た夢の話です。人をばかにするような引きつった笑い声が、空のほうから聞こえてきます。さっと上を見上げると、なん ...
君は
何を見てるの?
君は
何を感じてるの?
これは
勘違い
勘違い
なんだ
春のような朗らか笑顔
夏のような強気な口調
秋のような憂いだ視線
冬のような淋し ...
今日はずっと雨だった
鵲は傘のまま
駐輪場の紫陽花をみていた
「中に入ってればよかったのに」
「さっきまで遠野さんが」
手をつないで歩いていると
鵲は「ヒュン」と言って、タンポポを摘ん ...
諦めることをやめるな
(万力の)気魄をこめて
/諦めよ
わたしたちは一つ屋根の下にいた、熱心
な三角(元帥)のまえに集合し、気候 ...
枯れ蜻蛉の体は青かった
貝の内側ように鋭く光る腹
砂漠を行く風は 美しい彫刻をつくった後
その青みでひと休みした
もっと小さな虫たちは その鮮烈に心を手に入れた
今はもうどこにも
ひ ...
ずっと夕暮れの町で
よく
眠れないなら
おばけにあいにいこう。
廃工場に集まって
拾ってきた猫に
ミルクをあげたら
おばけにあいにいこうよ。
凶暴な僕らに
怖がらないで
...
素直になろうかな
そう思ったとたん
外はひんやり気味の太陽
やっぱり無理
咲いている紫の花を
ながめてそう思う
凛とたつ
それはむずかしいことでもあり
そっけなくゆらゆら
...
大人になる度に言葉を失っていく
使わなくて良い言葉を知る
使ってはいけない言葉の存在を知る
詩と言われるものが儚く脆いと感じる
見下した言葉
軽い文字で溢れて ...
薄明の時計の刻む音は、
いつまでも初まりを歩み
エボナイトの光沢がにおう黒光り
遠い山脈は墨色に燃えて春の
おとずれをいまかと願う白日の、
足もとにも咲く花の。。
残雪へ便 ...
小さな女の子が通りを歩いている
手荷物を持って 一人で行く
どこへいくの
頼まれたものを持って行くの
一人前なの
偉いね
路上で爆発した八歳の女の子
どこへいったの
書きたいと
ひたすらに願うゆうべに眠る
ことばは
季節を持っていて
と同時に時間も持っている
私はいつも
それらを扱いきれず手放してしまう
夏、は早朝に海に向かって走っている
そう ...
ある男が、隣人の倉庫から盗んだ壺を自分の庭に隠した。
そして数日が過ぎ、男は自分の悪行についてすっかり忘れてしまった。
ある日、壺が隠された土の周辺に若葉が芽生えた。
とても愛らしい葉だったので ...
幸いによって用意された
名前は
あらかじめ課せられた
役割を帯びて
分厚い殻を割れば
どうどうと押し寄せてくる
風とも波とも知らない力に
離ればなれにされぬよう近付く
術さえ知 ...
凪
水切り
波紋
跳ねて
ちゃぽん
水から砂に
立ち位置
やや沈む
足首まで砂
だから
靴に砂
後で掻きだす
手で砂
太陽に奉げてから
砂な地面に
奉げた砂
落とす
...
いつも友達は
いなかった 回りに
いつもそばにいたのかもしれない
流れる 川の 畔で
気がつけば 草木も恥らう 子の二つ そろそろ寝ないと あの娘が怒る
110701
ありふれた放射性同位元素を探し
地球を三周くらいした後に
原始人の顔をした博士が暖簾を潜って入ってきたときに
味噌ラーメンを啜ってい ...
あなたが母の胎に宿った頃
天の息吹に託された
一つの名前が
いのちの水晶に刻まれています
彼女にエッチなゲームをやっているのをばれるのと
現代詩なんてものに現を抜かしているのをばれるのと
どっちがマシだろうかと30秒ぐらい考えて
どちらも嫌だなぁという結論に至った
彼女にエ ...
君の出棺に間に合わなかった僕が
斎場に辿り着き、参列者がまばらに帰り出した頃
最近遠ざかりかけていた2人の友が残っていて
互いの潤んだ瞳を見たら
互いの鎖が何故か、{ルビ解=ほど}けた ...
世間の冷たい風に押されて君は、目の前
の扉を開いた銀河の世界へ、逝ってしま
った。地上に遺された僕等は、舞台で{ルビ詩=うた}
う君の輝きを心象のネガに灼きつけて、
冷たい風に抗いな ...
影を隠すために暗闇に身を隠すのは正しい。
では気持ちを落ち着かせたところで
上を見上げてみてはどうだろうか
ピンポン球のような穴から空が見えるだろう。
昼間、行き来する飛行機の数は数十機にも及 ...
箸持ちながら思う
俺と君
たまに背を向けて泣いているのか
手を繋いで笑っているのか
わからなくなる
ごめん
でもずっと笑顔でいて欲しい
口元にご飯粒つけたままでもいいから
いつものように
祝辞が始まる
この宴に集う者たちが
退屈を共有する合図となる
今日の見せ物たる事を
志願した新郎新婦は
体の向きすら
自分達では決められない
結婚すれば ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
蝶を夢みて
朧月
自由詩
2
11/7/1 22:56
たったいっぺんだけ
TAT
自由詩
3
11/7/1 22:32
笑うために
たもつ
自由詩
5
11/7/1 22:19
竿先の種
花形新次
自由詩
0*
11/7/1 22:13
節電
TAT
短歌
1
11/7/1 21:54
真面目(しんめんもく)
蒲生万寿
自由詩
1*
11/7/1 21:18
夢の見える部屋
リンネ
自由詩
3
11/7/1 21:12
君
りり
自由詩
0*
11/7/1 19:33
まばたきはシャッターで
mizuno...
自由詩
2
11/7/1 19:29
未来文献 (生体反応の設計)
乾 加津也
自由詩
2*
11/7/1 14:45
枯れ蜻蛉のはなし
とろりす
自由詩
3
11/7/1 14:00
おばけ
昏(ヤッカ)
自由詩
5+*
11/7/1 10:24
縦に咲く花
朧月
自由詩
3
11/7/1 9:05
詩情
大祐
自由詩
2
11/7/1 9:01
刻印
こしごえ
自由詩
4*
11/7/1 8:51
神様へ
砂木
自由詩
8+*
11/7/1 7:16
この夏、このゆうべ
かんな
自由詩
6*
11/7/1 6:18
ある農民のたとえ話
命
自由詩
0+
11/7/1 5:29
かしおぺあ
高梁サトル
自由詩
9
11/7/1 4:29
目の前から足元そして中
秋也
自由詩
2
11/7/1 3:32
模様の色
番田
自由詩
0
11/7/1 2:25
ちゅうちゅう
只野亜峰
短歌
0
11/7/1 1:37
誰も貴方を呼ばない
あおば
自由詩
10*
11/7/1 0:51
名前
服部 剛
自由詩
1
11/7/1 0:42
ランスクエストが出るらしい
只野亜峰
自由詩
0
11/7/1 0:38
はからい
服部 剛
自由詩
2
11/7/1 0:37
wonder words
〃
自由詩
3
11/7/1 0:24
簡単な話
プテラノドン
自由詩
0
11/7/1 0:04
飯喰いながら
秋也
自由詩
0
11/6/30 23:41
宴に座る、シニカルに
御笠川マコト
自由詩
1
11/6/30 23:29
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
3460
3461
3462
3463
3464
3465
加筆訂正:
煤トレナイノ (ご利用は計画的に)
/
乾 加津也
[11/7/1 10:25]
二十二行目を修正
5.18sec.