会いたいなぁ、
空で繋がってる。なんて
くさい言葉思い出して
ふと見上げてみたら
湿った夏の匂いがした。
そっか、もうすぐ
君と夏が来るんだね
息を吐きながら
ようようと私を呼ぶ
大人の群れが
次々と
私の肩に触れる
大人たちの手は
水槽からはい出たのか
冷たく染み込み
オディロンの絵から
生え現れたのか
内奥のほうに ...
携帯電話を略して
ケータイと言う
それでは
携帯という形態だけが
うきぼりになり
電話としての
機能を失っている
たしかに
失っている
電車の中
学校の中
レストランの中
エト ...
蛇口をひねると
シャワーから
大切な恋人が出てきた
大切だから
名前をつけた
お互いの名を呼びながら
シャンプーとリンスの前で
永遠の愛を誓った
そして二人で
排水溝に流 ...
夕暮れの教室に
ぼくたちは産み落とされた
生きてゆくことは
いつ終わるとも知れぬ居残り
帰る家もなく
子どものころ
教科書をひらくと
とうめいな雲が立ちのぼり
そこだけに雨をふらせた
教科書はいつも
本のかたちをしていなかった
どこをひらけば ...
夏木立天まで延びて空をとる
サラサラと言葉の雨降り森光る
ひととして
いきるためにこいをしてきた
そうして
けっきょくいきられずに
こきゅうをして
えらでこきゅうをして
すいめんかをおよぐ
めぐりあうことをただおそれ
しずみこんでゆく ...
降り注ぐ彩度に飼い殺される
彼らは非道く鋭く
私の呼吸を奪っていく
刺さる、沸騰する空気の上に
墓標だけが白々しい
沈黙が朽ちる
本能だけが蹂躙し、何も残らない
疑う も
信じる も濃くなると
苦しさで動けなくなってくる
当たり前じゃん
そういってくれたあなたみたいに
大切な人のカテゴリを
笑って守っていきたい
青い目をしていた
背の低い女の子
水着は ビニールよりも薄かった
カニに 破られそうなほど
とても眠い
さっきの抱擁の続きを
潮の香りに 包まれながら
砂地に 埋もれ ...
高度一万メートルまで上がると
地球の丸みを
実感できるんだそうです
大洋の中心に小船を浮かべても
やはりそれを
実感できるんじゃないでしょうか
左右どっちでも
水平線 ...
「猫」
猫はきまぐれ
猫はきっと明日を知らない
猫はきっと自分を知らない
だからきっと
自分を知ってほしいと
そう思っている
猫 匂いもない
...
写真週刊誌のライヴァルは
他の写真週刊誌じゃなく
缶コーヒーだって
ドラマん中のそんなセリフに
熱くなった頃も
あったな
キヨスクで
あの頃
フランス ...
鏡
日替わりの絵画
ハガキ
ハガキなのだけれど
絵ハガキにはなれなかった
悲しい
ハガキなのだけれど
机の中でうずくまっている
寂しい
誰か ...
きらきらと光る波は
夜の一筋の影
風の音と共に
凍りつきました
子供たちがグラウンドで見つける
プラスチック瓶の破片でも
色つきガラスでもない
夜
サラ ...
初恋の人を
月にとられた。
にこにこわらって
「さようなら!」
だってさ。
ひとさし指が青く
午後に挿される
最初に想い出し
最初に忘れるもの
夜に響く手と
真夜中に響く手との差異
進み去る方へ縮む手の群れ
闇の近くに輪を描く
...
かたく包まれたものを見ている
濡らすたびにかたくなり
ほぐしたくてもほぐせないほど
ぴたりとはりつき 包んでいる
水の音がする
さかさまの
水の音がする
もと ...
夏至の夜は重く沈んで
雲も宇宙の蒼に融け入る
生ける雲よ
その蒼を映す海は灰色
雨と人と人のわだかまりを蓄え
遠い夜に
雲と雲の笑い声を聞く
...
失敗作だっただろ?
これは
今さら言ってももう遅いんだ
はじめまして
の笑顔の裏には
何重もの扉が隠れていて
あなたとの距離は
今何メートル離れているのだろうか
他人に興味 ...
未来のような
だだっぴろい草原で
詩を読んでくれたのは誰だっただろう
幸福のような
雨が降っていたのはどこだっただろう
なにからなにまで
や ...
切れた糸が
繋がった。
ライフライン
切れたらなくなる。
プレシアス・シング
プレシアス・メロディー
without anger
without fear
without unco ...
わがままを
言えば言うほど
自分に疲れるだけなのに
一体なにがしたいんだろう
夜空に広げた反省会
だれもみないのをいいことに
センセイ質問いいですか
月は黙って首をふる
明日と ...
あかちゃんが
いい
においを
させている
おかあさんは
花柄のタイツを
はいている
細かいプリーツの
スカートを
はいて
花が大きい
花が大きかったね
ベッドにつっぷして
...
やるしかない
のほかに
やることない
のか
やると対峙する
のは
かんがえる
さて
かんがえるまえに
行動しよう
か
行動するまえに
かんがえよう
二択の選択にして
それで ...
出会い系サイトで、
女の人と、会う約束をして、
有楽町で、会った。
ぼくが、2番目に好きな本はなんですか、
とメールしたら、
愛読書が、
「火曜日のモリー」だということだった。
...
平らな川に
風が夢見る
どちらが上流で下流なので
しょうか
細かな波音が
聞こえるくらい傍にいても
それはわからぬのでした
玄関の前にブラジルが落ちていた
おそらくブラジルから
何かに運ばれてきたのだろう
ブラジルに住んでいる人や他の生き物も
ブラジルが見つからなくて大変だろう、と思い
お役所に電話し ...
ア
ワ
ブ
ク
ぷわりぽわり
ワキンの溜め息
見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私
本 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
もう一年が過ぎた
愛心
携帯写真+...
2
11/6/23 21:22
髪が抜け落ちる
長押 新
自由詩
2*
11/6/23 20:07
ケータイのけいたい
中川達矢
自由詩
6*
11/6/23 20:01
結婚式
たもつ
自由詩
5
11/6/23 19:42
居残り
草野春心
自由詩
3*
11/6/23 17:51
教科書
〃
自由詩
2
11/6/23 17:33
午前 午後
m.qyi
俳句
0
11/6/23 16:52
あなたのてがおおきかった
かんな
自由詩
5*
11/6/23 13:51
楽園の外
ゆえ
自由詩
2+*
11/6/23 13:40
大切な人
朧月
自由詩
2
11/6/23 8:30
レンタルボード
番田
自由詩
1
11/6/23 1:44
太平洋
藪木二郎
自由詩
1*
11/6/23 1:07
猫について。
吉澤 未来
自由詩
1
11/6/23 1:00
エロ本ライター
藪木二郎
自由詩
1*
11/6/23 0:52
物の印象。
吉澤 未来
自由詩
2
11/6/23 0:50
冬の諏訪湖畔・・・から遠くにあるイメージへ。
〃
自由詩
1
11/6/23 0:48
恋敵
國朗
自由詩
0
11/6/23 0:38
ひとつ うつろい Ⅸ
木立 悟
自由詩
2
11/6/23 0:37
ノート(濡らし 濡らしても)
〃
自由詩
4
11/6/23 0:35
生ける雲
アヤメ
自由詩
1
11/6/23 0:19
第1回ゆとり教育被害者の会
c
自由詩
1*
11/6/22 23:57
喪失
草野春心
自由詩
4
11/6/22 23:27
ライフライン
ペポパンプ
自由詩
1*
11/6/22 23:26
魂は夜に浄化する
朧月
自由詩
0
11/6/22 22:39
hitahita
イシダユーリ
自由詩
3
11/6/22 22:14
やるしかない
中川達矢
自由詩
1*
11/6/22 22:08
出会い系の女
はだいろ
自由詩
5
11/6/22 21:02
リバーという川
長押 新
自由詩
1*
11/6/22 20:03
ブラジル担ぎ
たもつ
自由詩
3
11/6/22 19:18
金魚鉢
nonya
自由詩
16*
11/6/22 17:47
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
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3458
4.48sec.