なんて、
誰が上手いことつけたんだろう。

血も繋がってない他人に
こんなにも翻弄されて

苦しくて
悲しくて
寂しくて

呼吸すら、上手く出来ない。

ねぇ、貴方は。

毒にも薬にもなるのね。

わ ...
えい と割る割り箸は
ささくれだってはむかってくる
お前なんかに
の 小骨ささって

あいた

どうしてこんなに

太陽までも
小さな刺を残して私をすぎる
青い波間に漂う
コバルト・ブルーのきらめき
画用紙に彩られた海は今でも
烈日を待ち焦がれている

*

雨の日は部屋の中でひとりきり
孤独を思う存分楽しもう
外国の歌手が歌う
レコ ...
雑草が覆いかぶさる細い道をゆく。
小川のそばに、水引草が咲いていた。
山の麓のさびしい村。24歳で夭折した詩人の夢が、いつも帰っていった。
その夢のほとりを歩いた。

小さなあかい花。見過ご ...
夜/地球の裏側の太陽の動きを意識するように
気にかけたり抱えてたりする/日々のなだらかな稜線のつらなり
そのいくつかは自意識の成分でできていて
ムヨウの苦しみだったと気付くとき
素敵な夜だね ...
くちなしの花が咲く
つやつやとした葉の上に
やわらかい真っ白な花をつける
甘いにおいを漂わせながら
白は枯れていく気配をみせる

くちなしの私はもう
何も語ることができない
唇は血色を ...
 

レストランがあった
メニューのないレストランだった
テーブルクロスがなかった
テーブルも椅子もなかった
シェフがおらず
給仕もいなかった
屋根はなく、壁はなく
建物すらなかった ...
ドーナツの 真ん中の食べかたを
かれは知っていたよ

そんなところが
たまらなく 好きだった
あなたを手に入れようとおもったら
あなたの妻や
あなたの妻の膨れたおなかも手に入れようとしなきゃならない

それも、
手に入れられるかどうかはわからないままに

あなたが慈しむあなた ...
 
今宵、群青色の空を見上げれば
 
ひときわ煌めく光がふたつ
 
愛を星の河にして、夜空を彩る
 
 
 
明日はそんな愛を心に想う君に。
 
今年も夏が参りました

たっぷりの水、水、水

空からの。

海に還るのはサーファーか

わたくしはというとビールを飲んで

父と笑います

野心をもげとられ
...
燃え上がる雨が歩道橋の影で愛をささやく
そのとき私は溺死する
空の転轍使は静かな寝息をたて
鳥たちにあいさつをおくる
ガラスの森では巨大な蟹が雨乞いをし
それを見守っているのは私の愛する女だ ...
君が君でいられるように

見てみなよ あっちの人もこっちの人も
名前の無い病気を飼い馴らして そしらぬ顔
いつからだろう 感情に個性が無くなって
誰もが同じ物にすがって 笑ったり泣いたり
...
七夕は何をするのか分からない 短冊切りのとろろがするり 曇ってて星が見えない 織姫と彦星ふたりネオンに消える 場所決めて飛行機決めて宿決めて 4泊5日の旅行は長い 満ち潮が新しい雲を率いてやってくる
ねむの木の下にしゃがんでいたら
スイカと蚊取り線香の色がただよってきた

知らんぷりしているようで、世界はやさしい
ふとんを叩く音 野菜を煮る音
自販機 ...
私という人見知りは
背中にうっすらとした黄金の体毛と
頭部に後光が輝くよう
分け目の間に鏡を置いた
ギミックがすこぶる付きの生物なので
東京近郊の動物園から
引く手数多なのだけれども
...
もう待ってはいられなので
行動をおこす
ドツボにはまる
ぬけなくなる

もう待ってはいられないので
あきらめる
そう簡単には
手放せない

もう限界も近くなって
かきむしる
切 ...
 鍋に水を張って、冷蔵庫で体育座りしたまま眠っていた彼女を沈めて、煙草に火をつけた。彼女の、絶対に笑うことのない冷徹な唇が好きだった。肌はミルクとピンクソーダがマーブルに渦巻いていて、まるで雨の日の窓 ... パン工場に出かける前に 
海辺で裸になる日課
務め後は陸上公園で裸足になる日課 
仕事中はいつも外ばかり見ている

砲丸投げのサークルには水がたまっている
べとべとする地面で走る馬鹿は他に ...
終わりを考えないでいようとするなら
始まりを考えないことになるね
いつまでなんて決めたくないから
いつからってことも忘れようとする

カレンダーにつけた丸印
全部に丸して隠してる
それで ...
... ... 女神様に会った
トイレ掃除をしなさい
人の足を洗うように
常に謙虚でいなさい。

次の日
トイレをピカピカにした
金隠しも床も
流しもブラシで磨いた

次の日の朝
弟がトイレに入 ...
商店街の提灯
もう七夕だ
熱いアスファルト
かき氷食べたい

打ち水をする
おばさん
自転車のお巡りさん
豆腐売りの兄さん

寿司を握るぞ
猫も喜び
ビール片手に
暑気払い
...
君は純粋に真直ぐ
成長したんだね
と言う。
私の文章を熟読してくれた。

皆に愛され
皆に大切にされ
皆に可愛がられる
特におばあさんに

秘密を話してくれる
信じてくれる
気 ...
{ルビ瞳=め}はそらし
存在確かめ合う
ふたり
 気配がわかるだけで
  高揚





退職で
きょうが最後の
チャンスだね
 追いかけたけど
   信号 赤で


...
山々の隙間に
山桜が咲いているよ
ドライブで見に行こうよ
まだ花見には間があるから
コンビニのおにぎり
シーチキンとか持って
ドライブで見に行こうよ
淡い桃色の花だけど
散りそうもなく ...
僕らの道を
導くのは遠い
羊の瞳
冷たく澄んだ
あおい水が
てんてんしたたる
僕らの道と
それから血管

僕らの道を
導く導火線
あかく燃え立つ
みずうみの重みも澄み
そ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
恋患い。愛心携帯写真+...311/7/8 11:13
太陽の刺朧月自由詩111/7/8 9:43
憧れ未有花自由詩17*11/7/8 8:32
水引草に風が立ちyo-yo自由詩5*11/7/8 6:49
月のうらにかいていくフミタケ自由詩511/7/8 1:38
くちなしの詩木屋 亞万自由詩1*11/7/8 1:27
レストランがあったたもつ自由詩611/7/8 0:22
真ん中はるな自由詩111/7/8 0:12
やりかた自由詩1+11/7/8 0:02
無題綾瀬たかし自由詩111/7/7 23:38
NATSU!田園自由詩1*11/7/7 23:34
ぎよ自由詩111/7/7 23:28
君が君でいられるようにitukam...自由詩111/7/7 23:19
晩酌kawaus...短歌311/7/7 23:18
曇りの七夕短歌111/7/7 23:16
北海道旅行短歌111/7/7 23:14
七月、土曜日の真昼あまね自由詩1211/7/7 23:09
自己紹介……とある蛙自由詩8+*11/7/7 22:42
七夕とろりす自由詩011/7/7 22:29
ピーアイエヌケー魚屋スイソ自由詩611/7/7 22:15
死んだ目をした警官に海 民次郎自由詩511/7/7 21:51
静かな更新の夜朧月自由詩111/7/7 21:42
平和の象徴の愚かな動物じみた鳴き声によせてTAT短歌011/7/7 21:20
かつて君を撃ったセンテンスのよーに自由詩211/7/7 21:17
ある朝ペポパンプ自由詩1*11/7/7 19:50
猫もゴロリ自由詩5*11/7/7 19:50
秘蔵子〜シオバーに捧ぐ〜自由詩1*11/7/7 19:50
夕立は降らない佐和短歌111/7/7 18:41
淡い、桃色、続く色田園自由詩4*11/7/7 18:01
導きシホ.N自由詩511/7/7 17:08

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