夕暮れがばら撒く痛みも
些細な光がもたらす明日も
孤独の身では掬いきれない
一人ぼっちの私の上では
何もかもが多すぎる
抱えきれないそれらを
隣で分けて支えるために
人は生き ...
乾いた草が舌の上を這い
取り出せずに残ったものが
息を潜めてうずくまる
理解している
彼らはやがてそこで死ぬ
指先にこの身体を切り開くちからがあったなら
腐敗を免れたかもしれな ...
砂漠の真ん中で
公衆電話が鳴り続けている
そんな気がして目が覚める
妻の寝顔がぼんやりと見える
雨が窓を濡らす音が聞こえる
今夜はきっと砂漠でも
雨が降っていることだろう
...
灯ったら
と思ったら
なんでかな
すぐ消えた
ここでお別れ
夕方五時の鐘
最後にひとつ
一番星をプレゼント
たいしたことなくてごめんね
できることがすくなくても
いつも
...
あたらしくなったすべて
ここで
はじまっていく
いまは
いまだから
とりあえず
わすれよう
めのまえに
ひろがる
こうけいが
すべてなら
どうだい
むかっていくあした
...
Hanako
ゴム草履を履いて和菓子のおみやげ
Françoise
紙袋に悲しみをふくらませてぱん
胃袋にセメントを詰め貧富の差
赤い少女よ
君はいまでも
雲ひとつない
空を見ているの
赤い少女よ
いつになったら
君はそこから
駈け出して行くの
君の赤い靴は
雨も知らずに
綺麗な ...
同じ距離を相乗りするだけ
毎日ではなく週に二、三度
それでもあなたの隣に居たい気がして
何も言えず 何も出来ず
同じ車両の違うスペースの
あなたが見えない角度に
何気なく座ってみる
何度もおもいだす
何度も何度もくりかえし
手首のあたりにあるうすい火傷のあと
ささくれた働き者の指
左がわの耳たぶに指すピアス
くるぶしの刺青
うすい無精髭。
(わたしはむかしあなた ...
真昼間に
なんの不満もなく
とつ然死にたくなるんだ
晴れた日に
ささやかな痛みをいつも
道端に捨てているんだ
ごみ箱には
いつもそんな取るに足らない悪意が紛れているんだ
...
大事なものになると
わかっていればもっと
大切にしたのに
なくなってしまうまで
気づかない
みんなそうなの?
当たり前だとおもってしまった
呼吸さえも
だれの了承もえないでいい ...
私の恋人は
私の寝言を知っています。
その寝言の裏にある
私のこころを感じます。
「最近うなされているね」
恋人はいいました。
「私の名前を呼んでいた」
私の ...
何も心配しなくていい
何も考えなくていい
何も許さなくていい
君はただ
愛されていればいい
何も答えなんてない
何も正しくなんてない
何も美しくなんて ...
月の見える筈の窓で
曇り空を見ている
今にも雨が降りそうな
曇り空を見ている
かつては男だったし
かつては女だった
その人が見上げている
窓は 空は
月の見える筈 ...
たいらかな午後に
芽吹くひとつの種
照りつける日差しの中
渇いた土から首をもたげる
開きたての二葉は
まだしっとりと濡れている
いつぞやの種が
気がつけばすくすくと育ち
次の種を生 ...
君と二人
知らない街で 暮らしたい
何故か そんな気がする
意味も無く
言葉は 何も
君の心を 伝えない
あるのは 夢だ
それを見た
消えた 名前
ページに ...
化粧という文化をなかなか理解できなかったが
腹筋が六つに割れているように見えるクリームを想像したら
なんだか理解できるような気がした
イケメン死ねよなんていう言葉を常套句にしていたが
美女 ...
夕飯時の支度が始まる。
古新聞が敷かれる中で
温めた油に
手羽先を入れて揚げる。
バチバチいって油がはねるから
体を後ろに引き
顔だけを出して覗き込んだ。
きつね色になって揚がった手羽 ...
思考推考
考え抜いてる酩酊状態
それでもやはり
風は吹く
無為無意味
価値無き生の営み
それでもやはり
風は吹く
かわいた風吹け
心を濡らす
抒情はいらない
野わ ...
一番目の扉を
あけたときにすでに
決まっていたんだろうか
君のゆく道
どれだけ引きのばしても
君の瞳はもう
遠くを遠くを見つめてた
さようならって
たった五文字だね
こんにち ...
イルクーツク
ボヘミアばっかん
ノボシビルスク
チチカカ湖
モンブラン
モナコ
モンゴル
モザンビーク
タスマニア
マダカらすかる
スワヒートウーマン
レソトへ帰れ
...
ドクロの刺青に
赤い蝶
高級車に乗り
連れて行かれる。
悪魔に魂を売ったのと
引き換えに
美しく豪華に着飾る
健康を犠牲にする
未来を犠牲にする
生命を犠牲にする。
愛を語 ...
朝8時
上りホームの
通勤客の群れの中に
白いポロシャツの男を見た
ねえ
あの年廻りには
毎晩の馬鹿騒ぎ
また
戻りたいとは
思わないけれど
朝8時
下りホームに
電車 ...
ホッと笑う 暇もなく
次の花がやってきて
ここはどうか? と問いかける
いいんじゃない? と応えながら
透明感を出すために花弁をすこし削りましょう
うさぎはさびしいとしぬというのは
うそで
実際にはおどろくとしぬ
あと
ぶたは群れる動物だから
さびしいとあばれる
カスタマイズされたバイクに乗り
テレビに出る人物は
軽躁的
...
あす君のそばへ行きたい
こまごまとした雑事をすべて
片付けることが出来たら
あす君のそばへ行きたい
ざわざわとしたこころがうまくまとまったら
雨上がりのバス停に腰をおろして ...
フリーターのころ
バイトの仲間達と皿を洗いながら
どんな有名人に会ったことがあるかで
自慢しあったことがある
岸本加世子が店に来たので、
お調子者のあんどう君が、
Tシャツの背中にサイ ...
雪の降らない夜はない夏たちが僕の指を愛撫する季節、赤熱する月を前にして震え慄く昆虫の複眼に映っているのはあの女の青い瞳、合わせ鏡、朝の脳髄と夜の脳髄これらが出会うとき海はひび割れる、真実はどこにもなく ...
慣れること
あさ
お昼ご飯の準備をして
洗濯物を外に干して
夕ごはんの下準備もして
少しのんびりして
いちにのさん
車に乗り込む
安全運転して25分
そこから
教えてもらいながら働 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ふたりで
ゆえ
自由詩
0*
11/6/24 18:22
残滓
〃
自由詩
3*
11/6/24 18:21
コール
たもつ
自由詩
3
11/6/24 18:09
エクリチュールの星
ゆうと
自由詩
3
11/6/24 17:32
シロツメクサ
〃
自由詩
3
11/6/24 17:08
deux filles
m.qyi
俳句
1
11/6/24 16:17
百子湾路で
〃
俳句
2
11/6/24 15:21
赤い少女
花形新次
自由詩
2*
11/6/24 14:39
電車
真坂木
自由詩
4*
11/6/24 12:15
肋骨
はるな
自由詩
1
11/6/24 11:24
真昼
〃
自由詩
2
11/6/24 10:54
なくならない空
朧月
自由詩
1
11/6/24 10:12
幸せな朝
M.N.
自由詩
1
11/6/24 10:05
天使
一酸化炭素
自由詩
1
11/6/24 9:27
月の見える窓
Seia
自由詩
3
11/6/24 3:30
和
木屋 亞万
自由詩
3*
11/6/24 1:52
ヤシの木の下で会いたい
番田
自由詩
1
11/6/24 1:26
化粧
只野亜峰
自由詩
1
11/6/24 0:56
味わう時間
電灯虫
自由詩
7*
11/6/24 0:39
風吹け
シホ.N
自由詩
3
11/6/24 0:36
右と左
朧月
自由詩
1
11/6/23 23:45
メフィスト
ペポパンプ
自由詩
3*
11/6/23 23:40
魂と引き換えに
〃
自由詩
1*
11/6/23 23:15
ただ、胸がきゅっとしただけ
御笠川マコト
自由詩
0
11/6/23 23:06
half time
mizuno...
自由詩
2
11/6/23 22:43
ユイートル
6
自由詩
2
11/6/23 22:25
あす君のそばへ行きたい
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
11/6/23 22:22
森高千里
はだいろ
自由詩
4
11/6/23 22:19
初夏(自動記述)
ぎよ
自由詩
1
11/6/23 22:06
日常生活力のための覚え書き
はなもとあお
自由詩
7*
11/6/23 21:58
3417
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
5.01sec.