初夏、
一日が終わるころ
本を読む
人が死ぬ
ふとしたとき
自分以外の人が死ぬ
心は、
陳腐だ。
そう呟 ...
大気が
産卵している
(だれの子?)
繁殖する
七月
七月、
七月……
(幾つも、
尊い。)
夏の
膜
...
ありがとうございます
一日に何度もいう言葉
どれだけ想いを込めたかを
思い出す頃には
アイスクリームもとけているんだろうな
最新の冷蔵庫が
食う電気の量よりも
ひかえめに笑ってみ ...
産卵
この部屋には何も無いので困ります
埃をかぶったカンバスには
塗り潰せる面は無く
それだけの量の絵の具も
それを買える金も無く
絵筆もみな固まって使い物にならない
リンシードも筆 ...
アメリカ大陸を横断したいと言っていた
いまは富士の湖畔で眠っている 。
北西沿岸に辿りついたのは夢のなか
小さなトーテムポールを捧げよう 。
ピカピカに磨いたローズウッドのハンドルを握 ...
防犯カメラをもとに事情聴取を受けた
スーパーのレジ係の太った女は
仕事を早々と切り上げると
アスパラガスみたいな男に連れられて
団地のそばにある鳥かごみたいな
ゴルフ練習場へ向かった。
男 ...
一人でうつむくことはやめにした、
私は駅前で缶コーヒーを買った。
憂鬱は過ぎ去ったものだと信じている。
それは、遠い街角
一人で手に入れたもの、
知らない女の子の手の類、
知っている女 ...
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を抜け出して
僕の頭はもうとっくに壊れてしまったんだ
君はどうだい? 頭が良いんだろう?
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を蹴って出て
そして僕らは花になる
かぜをこじらせた
こけそうな道
鼻緒もきれそうな
しゃっくりの道
そして僕らは花になる
ぐるぐると
小さな羽虫が
無意志に飛んで
清楚な花びらも地に落ち ...
映画館の暗闇で
泣いているふりをした
指の先の白さとはうらはらに
スプーンの
曲がり角へ45度
ひしゃげたことばよ、
...
今日のすきまに
ぎりぎりにすべりこませる
あなたへの想い
ワスレタクナイ
それは自分のためかもしれない
六月梅雨空
まとわりつく 水の気配を
あなたにたとえて
一人じゃない夜と ...
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ...
順風満帆
上善如水
頭を下げ
責任重大
信用失墜は許されない
秘密厳守
皆に背中を押され
支えられる。
皆が笑顔で
理解をして
皆に幸せに
なって貰う
正直な話
黄緑のスーツは無いな、と
パンツ一枚で団扇を泳がせる
三日間カフェインを絶って
頭痛やだるさが私を捉えたら
カフェイン中毒のサインらしい
でも
コー ...
明日になれば できてる
明日になれば 上手くいく
明日になれば 解決してる
明日になれば 忘れてる
全て他人任せ
自分では 何も出来ない
...
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
...
チタンセラミックの滑車に任せて
苔むす老婆が
蜂の巣の火に舞い踊る
弾けるカロリーに注意せよ
痙攣は
靴の爪先から
凍結したシャッターへと伸びる
湿気ったパレードの凱旋歌
青磁色の ...
くみふせて あせばんだのち からからに かわいたのどに すべる液体
ささくれてささる六畳 古畳 色の移りは 抱き合うかたち
ため息はしめる身体を押し出して 指の先までしずかに浸して
...
根腐れの根だけ残して摘み取られ 花だけを見て「咲く」を愛でられ
はやぶさ
ひとりぼっちだった それでも泣かなかった僕のこと
誰か褒めてくれるかな 本当はすごく怖かった
失敗しないように 完璧さばかりを求められて
弱音すら吐けなかった 希望だの何だの呼ば ...
カーテンの隙間から
漏れる、鉄状のもの
汗や痛みなどの
混濁した
私たちの怒り、は
私たちの表情、は
私たちの時代、は
数回の瞬きのために
無意味なものに
分類され ...
タイヤのような女が魚を孕む季節、虫取り網の中の蛾は踏切の重みに耐え切れず溺死する、太陽の中には恐るべき水族館があり毎日午前零時になると気の狂った天使が紫外線のオブジェを展示する、私は入場料を支払わなけ ...
余計な話ばかり
聞いて
喋って、
つかれてしまったよ
関係ない
関係ない
椅子と
ブランケットをたのむよ
飲みものはいい
...
人は人を変えられない
私を変えようとして
あなたのとった行動は、私の変化にかかわらず
私だけのものになる
あなたの仕草が、あなたを離れて現象になり
誰かのなかで弾かれて溶けていくように
...
祖先の祟りが身体の中で眠っている。彼らを眠らせるために薬を飲み、その副作用で唾液を口に溜め込みながら、草原のなかに立たされている。草原はホテルの隙間に現れる、古い虚構の中に置かれた、アメリカの地雷 ...
はじめての火曜日は暖かかった
種火を大事に扱った
最後の水曜日は冬だった
空っぽの雪室に手紙を入れた
月曜日が好きだった
きみに会えるのが嬉しかった
木曜日は雨だった
傘をさして森を散歩 ...
どうして気がつかなかったんだろう
わたしたちはおなじものじゃなかったのに
溶けるほどちかくにいたのに
なんで気がつかなかったんだろう
それが恋なら
わたしがあなたじゃないことくらい
...
河原の
やさしい石
触ったら
さらさら
河原の
ちいさい石
拾ったら
すべすべ
河原の
しろい石
包んだら
すやすや
河原の
まんまるい石
ぶつけたら
からわ ...
―舗装されたばかりのアスファルトの上を(ぴょんぴょん)ぴょんぴょんと、いまは渡りたくないカエル。
どろどろの沼地を歩いてゆくそこは田んぼだと/知らなかった /
感触はずっぽり、あれ(〜ぬるぬる ...
ヒトラーと日本の首相を
入れ替えたって
気づかないぐらいの
危機感の僕らは
トータス松本が実験4号を歌ったって
いい歌だねって笑って済ませてる
代えのないものなんて無いよ、君だ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
本を読む
草野春心
自由詩
0
11/6/22 17:33
夏の卵
〃
自由詩
2
11/6/22 17:27
太陽の営業
朧月
自由詩
2
11/6/22 14:11
産卵
salco
自由詩
7*
11/6/22 6:58
メモリーズ
アラガイs
自由詩
6*
11/6/22 3:08
[:logo]
プテラノドン
自由詩
1
11/6/22 2:50
ブロンドの女の子と二人で
番田
自由詩
2
11/6/22 2:11
出掛けよう
yamada...
自由詩
1
11/6/22 1:41
僕らは花になる
シホ.N
自由詩
6
11/6/22 1:17
サブカル女
ask
自由詩
1
11/6/22 0:48
夜のすきま
朧月
自由詩
2
11/6/21 23:36
アダムスファミリーのハンドさん
電灯虫
自由詩
5*
11/6/21 23:27
金のなる木
ペポパンプ
自由詩
1*
11/6/21 23:20
熱中症
山中 烏流
自由詩
2*
11/6/21 23:09
明日まで
平沢ちはる
自由詩
1
11/6/21 23:04
どうしのつくりかた
中川達矢
自由詩
3*
11/6/21 22:52
Null-圧倒的祝福、そして喝采
山上鉄柵
自由詩
1
11/6/21 22:45
液体
はるな
短歌
2
11/6/21 22:14
根腐
〃
短歌
2
11/6/21 22:05
はやぶさ
itukam...
自由詩
2*
11/6/21 21:54
混濁した
たもつ
自由詩
1
11/6/21 19:42
自動記述
ぎよ
自由詩
0
11/6/21 19:16
銃声
草野春心
自由詩
5*
11/6/21 18:32
Plato
mizuno...
自由詩
1
11/6/21 18:32
失楽園
長押 新
自由詩
3*
11/6/21 18:29
8days
mizuno...
自由詩
1
11/6/21 17:45
32日
はるな
自由詩
2
11/6/21 16:32
石ころ
鮎
自由詩
3*
11/6/21 16:27
ぷる式
アラガイs
自由詩
1*
11/6/21 14:15
昼間っから
竜門勇気
自由詩
3
11/6/21 11:31
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
4.75sec.