青いカラスがスパンコールをふりまく正午
哲学的な墓標がひとつかき消される
なにものも振り向かない
なにものも帰らない
卵殻めいた夜の翼を遥か彼方に望み
ガラスの帆船は破壊される
量子論的な ...
馬鹿と呼ばれて
夫は酒瓶を叩きつけ
妻はヒステリックに叫んだ
馬鹿と呼ばれて
有名人は会見を開き
一般人は参考書を買いに走った
...
すぐに俺の性質によって打ち消されるそれを、ただひたすら肯定されてみたい。肯定されたい。ずっと肯定していてほしい。「肯定してほしい。」口に出した事はない。しかしずっとそう思っている。
肯定され ...
遠い昔の縄文の
汚物の塚を保存する
歴史保存の尊さか
ヒマラヤ杉に隠された
世界規模の気候変動
遮光土器は本当に
差し込む闇が横一線
土塊(つちくれ)の中から捻り(ひねり)出 ...
咲いてた 道のすみっこで
少しだけ みれた
ひまわり 笑っていた
わたしを わらっていた
夏がきてるよ 何してんのって
ひまわ ...
空白にかえっていた
天使のことばが
一文字が
けむりがしみる、瞼を
とじると、裏側に
引っついていた
教会にいく日曜日に
父さんからくすねて
おいた煙草に火をつけた
「ぼくはあな ...
いつかのビデオカセットテープを
君が夢で見ていた
くだらないたわいない歌を
酔っ払って陽気になった
調子っぱずれで
何これ?ww
何言ってんのかわかんねえww
おまえ、よだれwwww ...
空の横顔を
私たちはながめている
空はいそいでいるから
いつだって横顔
髪がさらさら雲になり
息がたなびく風になり
通りすぎたあとは
しっとりと夜になる
なにも言わぬ横顔の ...
133メートルの高さから毎秒1トンの水が落下する那智の滝。その天水が流れ込む海のあたりに温泉がある。
太平洋に向かって大きな口を開けた洞窟の風呂。忘帰洞という名前がついている。
目の前の岩礁で砕け ...
ホッチキスでそこかしこ、ぜんぶ
とめてしまって
空気穴だけ用意して
わたしの世界はありました
かまきりのたまごをみつけたんです
虫が嫌いなので水に沈めて
そうしてたまごは全滅してし ...
いつも生きていると
私は… 言葉もなく
ああ 良かった… 生まれてきて
そんなふうに… 私は 何故か
ぼんやりと そう思える
感謝や感動を感じる涙を、
僕は君にあげてるだろうか。
謝罪や恐怖を感じさせてる涙を、
僕は本当は見たくないんだ。
だけど、君はそっと涙を流すんだ。
僕に気付かれないように。
あ ...
ややもすれば返り血を浴びていた。返り血といったって、別段ぶっそうな話じゃなくて、たった今僕の目の前で弟が鼻血を出したのだ。鼻血にしてはなかなか見事なもので、僕の後ろの真っ白な壁が真っ赤に染まった。危う ...
減光の刹那から始まる気狂いをなだめる為の契約が必要、ショット・ガンが脳漿を撒き散らす幻想、不精の爪で肌を掻いて俺の身体は赤線だらけ、叫びを選択しない衝動は、そう、綿雪のように静 ...
ウォーターがスライドする
くねくねした勢いを拝借して
水が滴る只の男は
彼女のビキニごと
たわわな胸に飛び込めば、
たわわんとキャッチで
ヘルプしてもらう。
鯉に恋して滝を昇り
勢い竜 ...
教会にいく日曜日まで
まだ何日間かあった朝に
ぼくはゆびさきにひとつ
ひとつ、あなたに纏わる
ことばをつけて
黒目の上にのせていた
瞼の裏側に一文字だけ
引っついて、痛がゆく
なっ ...
七月
プルトニウムの夏
音の無い朝
人の無い街を
私が歩いているのだとすれば
青い大気の海底を
もはや足に濃い影伴れて
日輪は黄金の鏡を向けて
絶対無関心の触手をば ...
1.
己れ、にだけ
忠実であろうとした女の
左腕は今朝 彼等の海へと
絡みついたままもげ
その、断面からは黒く冷たい
叫びごえが鳴って
ロスタイムの合図とする
2.
...
考えすぎない
なんてできない
考えきる
こともできない
風みたいに
自由になりたい
なんて思ってるくせに
臆病者
風は
よく思われたい
なんて思ってない
見つめす ...
大きな石がゴロン
鹿威しの音
お茶でもどうですか?
カランと氷の音
学生が通る
8月までいるそうだ
やる気満々
若くていいね
隣の家の笑い声
風鈴の音
おじいちゃん家の
...
はらり ふらり と風の中をわいだめもなく歩きさまよいながら うんとこしょ とおもい腰を上げて 明日まで生き延びようと力をいれた
先はみえないほうがいい ましてや未来なんて
夢をみるのはいい
...
庭に咲く向日葵の陰で
雑種の犬が寝ている
鼻先に吹いた風は部屋に入り
指先や広げた時刻表の表面を涼しくして
再び外へと出ていく
真昼の駅、三等車に乗って
てんとうむしは出征 ...
よろこびもかなしみも風の中
五七五で開く小指は守れない約束に似て 一字字あまり
七七で括る言葉が見当たらず 無言のままで永久のさよなら
雨があがり
低くたれこめる雨雲のあいだの
ぽっかりと開いた空に 高い雲がみえた
高い雲は季節をさきどりし
未来を映すように 夕映えに染まる
雨雲はいまをあらわし どこまでも地平の果てにひろが ...
ただ話をきいてほしいという
おそろしいことを
いわざるをえないのなら
かおをかえりみたならば
はだが
としとともに
うつくしさを
うしなう
すくいようのないものを
なんでも持っているひとっていいよね。
と、友人が言うので、
たしかにそうかもしれないけど、なんでも持っているひとを見たことがない。
と、返した。そうしたら、
あなたは、なんでも持っているじゃな ...
カタカタと鳴る
眠れない夜の四脚の貧乏ゆすり
床に喧嘩売って
チクチクと唸る
眠れない夜の二針の歯痛
壁にドリル打ちこんで
ザワザワと嘆く
眠れない夜のこんにゃく ...
魚焼き網と食器桶をハイターに漬けて、便器とあらゆる排水溝にそれ用の洗剤を流し込む間に、うちじゅうの床を拭く。鏡とテレビとパソコンの埃を柔らかい乾いた布で磨いたあとで、便器とあらゆる排水溝とハイター ...
今朝がた夏を刻み終えた男の全身を漂白してベランダに干したところだと云う
熟すことも腐ることもなく ただ 秋がくればカサカサと鳴るだろう
できることなら、血の匂いのしない図鑑をくれ 魚鱗 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自動記述
ぎよ
自由詩
1
11/7/6 18:19
馬鹿と呼ばれて
草野春心
自由詩
1*
11/7/6 18:18
ある燃料
榊 慧
散文(批評...
4
11/7/6 15:38
土塊(つちくれ)ー縄文3ー
……とある蛙
自由詩
9
11/7/6 14:01
ひまわり
ポー
自由詩
3*
11/7/6 13:39
反転
ズー
自由詩
3*
11/7/6 13:20
波
真坂木
自由詩
3*
11/7/6 11:07
空の横顔
朧月
自由詩
1
11/7/6 9:50
帰るところを忘れて
yo-yo
自由詩
3*
11/7/6 5:50
たまご
c
自由詩
3
11/7/6 4:53
人間の一人
番田
自由詩
1
11/7/6 2:42
あたたかい涙。
狠志
自由詩
1
11/7/6 1:32
散文詩_110620.txt
もしゅ
自由詩
1
11/7/6 1:27
愚劣な牙のトランジスタ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/7/6 0:33
ナツ男
電灯虫
自由詩
3
11/7/6 0:23
空白にかえる
ズー
自由詩
3*
11/7/6 0:12
1敗1勝
salco
自由詩
5*
11/7/5 23:12
ロスタイム
DNA
自由詩
3
11/7/5 22:41
はにかんだ風
朧月
自由詩
2
11/7/5 22:37
のんびりまったり
ペポパンプ
自由詩
4*
11/7/5 21:06
風の中
たそがれ龍生
自由詩
0
11/7/5 20:33
冷麦
たもつ
自由詩
4
11/7/5 20:30
自由律俳句
たそがれ龍生
俳句
1*
11/7/5 20:24
矛盾なく日々に寄りそう ウソホント 哀れなだけの相思相愛
村上 和
短歌
3
11/7/5 20:09
帰り道
寅午
自由詩
1
11/7/5 19:41
3
6
自由詩
1
11/7/5 19:33
よく訓練されたウエイター
はるな
自由詩
6
11/7/5 18:44
眠れない夜に
乱太郎
自由詩
12*
11/7/5 18:32
捨てるのこと
はるな
散文(批評...
5
11/7/5 18:23
サマー・ヴァケイション
DNA
自由詩
4
11/7/5 17:29
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
3460
加筆訂正:
ナツ男
/
電灯虫
[11/7/6 0:41]
最後の一行を修正しました。
4.77sec.