ひとりじめする贅沢と
分け合える幸福
ナナ、ぼくたちは、
ひとりでは幸福になりにくいみたいだから
壁の白さに飽きたら
青空のしたに降りといで
ナナ、
世界は用意されて ...
身構えないで
かなしみは空のように
僕たちとともにある
あるときは透明に
あるときは責めるように
手放さないで
よろこびは風船のように
...
港町の浜辺に面した食堂
浜辺の見える出窓に置かれた
古ボケた大きなラジオから
流れる昔のエレジィは
淋しく悲しい旋律で
波止場につながる道沿いを
黒いショールに包まれた
港のおカマの頭上 ...
夜が来るほんの少し前
西向きの部屋には
橙がふんだんに降り注ぐ
紅く
熟れた
それから
耳に
届くは
貴方の声
今宵
貴方の
その腕に
強く
抱かれ
夢を見る
熱く
触れた
それらは
共に
激しく
溶け合い
...
余生を愉しむ老人を
嗤う蠅がぐるぐると
周りを旋回し始める
し!しっ!死ィ!
彼らはセイメイ意地装置なんかを使って
きっとしぶとく生き続けるのでしょう
代わりにワカモノを差しだした ...
空気に衝突して割れる声の破片が
あの同じ恐怖の温度をもって
心臓に突き刺さる
長い階段の一段一段を
少女の裸足が
危なっかしく下りてくる
何から逃れ来るのか、
わたしは知らない
...
ムカデさん 昨日お部屋に やってきた 箱で掬って 逃がしてやった
ムカデさん 今日もお部屋に やってきた そんなに俺の 部屋が好きかね
ムカデさん 明日は来なくて 良いからね 女房子供を 大事にし ...
最近あの娘が構ってくれないものだから
部屋には安いウイスキーの空瓶ばかりが転がってるよ
おかげでここ何日か体が重たくてしかたないんだ
電気ブランを飲む気にもなれないし
誰かジャックダニエルでも ...
あまり覚えていない友達のことなど、私はいつも忘れた。私は自由でいたかったし、時の流れをいつも感じていたかった。単純肉体労働など、嫌気が差してやる気などおこらなかった。それだけは私が私であることの選 ...
みじめな虚しさがおりてきて
散財で埋まらず/止められず
しょぼくれ/のんだくれ
霞んだ幻をつかもうと宙を掻く/爪を欠く
潮騒を遠くに/風を遠くに
人波を遠くに/ ...
小さな単位ではかる
それは大きなねがい
みんなねがってる
みんなのしあわせ
方法がちがうと
肌触りがかわって
認めたくないよな気がするね
それでも
同じ方向をむいていたいね
...
心休まらぬことばかりだろう。そんなことは分かっていただろう。「悩みも悲しみも無い人生を送れると思っていた」なんて何処かで聞いた事は覚えていただろう。僕は苦しいなんて言っても誰も知った事か。誰だって苦し ...
合体の掛け声で
私の身長分高くなった君は
初めて見るとばかりに
星がキラキラする部分だけ
繰り返し繰り返し歌って
顔を夜空に向けてるのが判る。
真っ直ぐか地面を見る私に声をかけて
星掴み ...
誰からも好かれないということが
ひとつの畏怖がわたしから
離れては風のようにまた寄り添う
ひとつの過去がまた終わると
また新しい過去が
...
おとなが
こどもをもとめて
在りし日をおもう間が
すぎていく
ねんれいを知るには
かさなった時を精算するより
ひふとかほねとか
みのまわりのせいりをして
自称せいぶつがくしゃのつもりで ...
いつかあなたにただいまと
いえ
いつかあなたにごめんなさいと
いや
いつかあなたに土下座して懇願を・・・
...
ほんとは書くことなんてないんです
ってところから書き始めるのが定石でしょう
なんてナルシシズムなんて言外に心外で論外だから
僕のことなんて金輪際いっさい知らずにいて欲しいけど
宇宙の始 ...
わたしの帰る家は
スピルバーグのいない街角
宇宙人も出なけりゃ
悪いドイツ人も出ないのよ
わたしの帰る家は
コッポラの声のする街角
とりあえずマーロン・ブランドが
ちょっと怖いメイク ...
悩んでいる時
成長している時
飛躍的な成長を遂げる
使わないと脳味噌が腐る
TVを見るのを
禁止すべきだ
何も考えない
人間ばかりだ
世の中が堕落し
人々が不幸になる。
上 ...
『女は、
頭なんかどうでもいい。
おっぱいと声だぜ。』
という、C級洋画の脇役の台詞に、
ふむ、なるほど、とは思ってはみても、
それは、
若い子に限るだろ、という気もする。
彼女と、 ...
良質の音楽の
流れるラジオ
ありがちな詩集片手に
窓際座る
シュンタロウ氏は
宇宙人のようだ
リュウイチ氏は
格好いい酒呑み
マーシー氏は
詩をよむに違いない
ヒロト氏 ...
夕暮れのとあるひとときに
猥雑な風ふと浄化され
街ゆけば影は晴朗に澄みわたり
君の頬に紅の西陽染まりゆく
かつて君は語った
玲瓏な風佇む宵のこと
清澄な空薄く張りつめて
...
プロ意識は 大切
物事に 明るい人が
近くに 居てこそ
安心 出来る
キッカケが 有って
通常が 通じなくて
有ったモノが
無くなった
今
遠くで
難しいことを
議論 ...
我命は
カゲロウの如き
いと儚きもの
すぐに壊れる
大切にしたい
繊細で
脆い
風の前の塵に等しい。
しかし命は
繋がっている。
だれにも
絶つことはできない。
べつだん躊躇ったりすることもなく
無造作に引きちぎった胸元のボタンを手渡してくれた
「ありがとう」
「礼なんていらないよ
こうするものらしいしさ」
恥じらいをみせれくれれば可愛い ...
しとしとと草木育む今朝の雨土のにおいや薫る緑や
雨粒の一つ一つが命かな青葉繁らす欅に寄りて
鉢植えの撫子が咲く曇り空誰かの思い知るも知らぬも
曇天の空より明(さや)か薔薇の花
五月雨や雫一つも世界かな
梅雨寒や長袖一枚はおる朝
五月雨や踏み石黒く閑(しずか)なり
外は雨燕の雛は餌を待ち
稲またぐ鷺の白さや五月晴 ...
状況は四年前とは変わってる
私はさだめの中に在り続けていて
星の位置は変わらずに
私は奥歯の隙間にはまっていたのか
始めた場所にはまた彼らがいて
終わりの場所はまだ見つけられない
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
分け合う
はるな
自由詩
3
11/7/5 16:10
空と風船
草野春心
自由詩
2*
11/7/5 16:04
鴎ー野良猫その1の上空ー
……とある蛙
自由詩
6*
11/7/5 11:39
打ち捨てられた橙に
れもん
自由詩
6
11/7/5 11:04
唇
りり
自由詩
2*
11/7/5 6:54
返り咲きの幻想
c
自由詩
0
11/7/5 4:34
鋭い叫び声ではじまる夢
K・フラグメ...
自由詩
2
11/7/5 4:28
ムカデさん
只野亜峰
短歌
2
11/7/5 2:02
ブラックニッカ
〃
自由詩
1
11/7/5 1:36
景色のどこかで思うこと
番田
自由詩
3
11/7/5 1:34
きみを遠くに
フミタケ
自由詩
2
11/7/5 1:28
希望の空
朧月
自由詩
1
11/7/4 23:42
(Metropolis)
gy0.jp
自由詩
1
11/7/4 23:21
収穫日
電灯虫
自由詩
4*
11/7/4 22:43
2
6
自由詩
1
11/7/4 22:30
『生まれる過去』
あおい満月
自由詩
2
11/7/4 22:09
かえるおとな
中川達矢
自由詩
5*
11/7/4 22:07
_
牛
自由詩
5*
11/7/4 22:05
心象風景からは程遠い場所にある無意識下での哀しみの不可算性、 ...
凪名木なぎな
自由詩
4*
11/7/4 22:04
ひとりジョーズ
花形新次
自由詩
4
11/7/4 21:47
堕落した地球
ペポパンプ
自由詩
2*
11/7/4 21:31
女は頭かおっぱいか
はだいろ
自由詩
5
11/7/4 21:27
ラジオと詩集と窓際と
シホ.N
自由詩
7*
11/7/4 21:06
夕暮れに
夜雨
自由詩
2
11/7/4 20:25
遠くで
藤鈴呼
自由詩
2*
11/7/4 19:35
カゲロウ
ペポパンプ
自由詩
2*
11/7/4 19:35
第二ボタンのひと
恋月 ぴの
自由詩
20
11/7/4 19:12
梅雨の街
蒲生万寿
短歌
0
11/7/4 18:56
梅雨
〃
俳句
1*
11/7/4 18:50
_
真坂木
自由詩
2
11/7/4 18:13
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
3460
3461
加筆訂正:
野良猫その1
/
……とある蛙
[11/7/5 11:28]
少し加筆
4.9sec.