しょうがをすりおろす
わざわざ金のものを用意して
細く飛び出た繊維に
寄り添いたくなりながら
ぴりっと辛いわけじゃない
ぼやけているわけでもない
ちゃんと無言の私の
代わりに橋になっ ...
公園のブランコ脇で
おさなごが泣いている
おとなとちがって
大声で泣いている
わがままだろうと けんかだろうと
そこに罪はない
公園は森影のベンチで
若者同志が ...
宇宙に開かれた水の滴の
泥の堆積
火の木っ端に
夢が沈む
雲の破片の沈殿物 また水の滴
屋敷の塀の高さに隠されていた
思い出のくす玉が
ロートルな部屋に輝く
ミラーボールの乱反射 ...
まいにちカレーがたべたいです
皆が笑って暮らせますように
マックシェイクがのめますように
雨のち晴れ
ゴーカイジャーになれますように
仕事ができますように
ゴーカイ ...
皿は 大理石
アスファルト色に咲いた
滑らかな アイスクリーム
とろり
掬い上げる 瞬間に
ぽたり
エキスが 流れ出して
勿体ない…
小さく 呟く
ソースは どうしよう ...
生温かいザリガニが
真夏の都会を歩く
いたるところから車や人や
ラッパの音が聞こえてくる
そんな暮れ方である
炭酸水を買ってくるように言われ
下働きが走る
近道のフェンスを越 ...
はたらく人の手
大きな手
油まみれの
重みのある手
その大きな
たなごころで
わたしは撫でられ
育まれ
はたらく人の手
素敵な手
物をうみだす
魔法の手
岩のよ ...
好みの映画と心から感動する映画とは違う。
見たい映画といつ見たくなってもいいように、いつまでもそばに置いておきたい映画とは違う。
けれど、ボクにとってそれらをすべて凌駕するのが「メリー・ポピンズ」 ...
窓からの容赦ない日差しを受けて
何年か前を思い出したよ
あの頃はとにかく走っていた
長い廊下を全速力で
階段をひとつ飛ばしふたつ飛ばしで駆け上がって
いつも難しいことを考えて
...
私に友達はいなかった
だけど この思いが出ていく場所を探した
ああ それは なぜなのだろう
私は いつも 流れる街並みをさ迷った
*
意図された言葉ほど
その思いは誰かに伝わるものなのだろうか
...
最近、おなじ夢をよくみる。
岩場に立っている。そこからどこへも行けない。見下ろすと深い淵がある。とても飛び降りられる高さではない。踏みだせば死ぬ。死の淵だ。そのような岩の上に立っている。
以前にも ...
神の手が、空の光りをも覆い隠す神の手が、日本の空を隠した時には誰も気がつかず、あるいは日本人特有の気質のためか、誰も神の手を口にしないうちに、その手は日本を越え、ひとつの海に浸し、海面を撫でるよう ...
友達が風を捕まえた。
見せて貰うと
風は虫かごに入れられて
崩れないように
消えないように
中へ中へと
その身を渦巻いた。
見続けて感じた時間は
ほんの数十秒、
虫かごの隙間から
...
110702
能天気ノー電気だとビラ配る
天気雨電力不足は管轄外
平日は電気が不足足擦る
子育ても介護も知らぬ放射能
危険だと ...
受精で
創造されたもの
壁のない部屋が荒れ狂う大宇宙のはるか彼方を漂っていた
巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨 巨巨 あ 巨巨巨
巨大なたたずまいが四億の夜を硬化 ...
貴方のいない右側に
少しは慣れたはずなのに
携帯を見るように
気になる。
僕の心は空白だ
これから絵を描くように
絵の具を出して
色を混ぜている。
手持ちの札はそろった
後は ...
大陸に境があるように
海に海域があるように
わたしにもわたしの
ボーダーがある
あなたというボーダー
超えてはならない
神の領域
超え ...
気付かないうちに朝になって
気付かないうちに夜が過ぎてた
昨日の貴方はもういなくて
今日の貴方が動き始める
貴方をもっと感じたくて
夜の境目を探しました
...
永遠の新兵の手話だけが
僕らの塹壕に響いていた。
時計以外はある世界で
タバコは内臓をさらけ出してる。
クスクスと笑いあって、弾を分けあった。
訓練でしか言えない言葉。
嘘つきだか ...
力を信じる人
仲間を信じる人
明日を信じる人
僕達は
大きな葉っぱの上に
偶然落ちてきた
震える水玉
金を信じる人
言葉を信じる人
目に見えないものを信じる人
風が ...
坂の上で微笑んでいる雲に
吸いこまれそうになる
たどりつくには早すぎる気もするが
そこが頂上だろうか
登りきると
目の前に下り坂
正面にさらに険しいのぼり坂
その上にある四国の形をし ...
起きると二時
ああ、夜中に目が覚めてしもうた
と、思いきや、昼の二時である
よく寝たな
と、テレビをつけるとサスペンスドラマの再放送
うむ。
面白いではないか
と、それから寝転がってテレ ...
深夜0時を過ぎ
書き物をする。
書類のチェック
メールの山
コーヒー片手に
雅楽を聞く
時間がゆっくり
流れてゆく
風呂に入り
一日の疲れを
流して
夜空を夢見る
「普通」や「常識」という単語を好き好んで使う人ほど
それらの言葉の示す意味がどれほど流動的で且つ恣意的であるか理解していないものである
そもそもスーパーの駐車場にカートを置き去りにする人間の語 ...
私には神様がいた
美しく
正しく
何者にも代えがたいものだった
それは正しかった
それは美しかった
それは強かった
それは清らかで
何者も及ばなかった
それだけが ...
あと
いくつ夏があるだろう
母のいる夏
母に
もしものことがあったら
私は
どんな風に送るだろう
出来れば
いくつかの詩と
数え切れない花束で
彼女を 包んで
黄泉の ...
副木が緩んだように感じるのは
早くも筋肉が落ちたからなのか
単に着けそこなっているだけなのか
左肘を傷めてから一週間が経ち
分かっていたつもりでも
それ以上に日常の所作に支障をきたして
...
絡み合った方程式
かけてたして、導き出すの
“しあわせ”という名の回答を
笑っていたい
笑ってほしい
わたしの“しあわせ”は
わたし一人ではつくれない
空いた隙間を埋める ...
ひとがそうぞうした
ロボットは
出入りぐちに立って
かんしをしている
ぷろぐらむどおりに
しはいした気になって
飼い犬には手をかまれるから
とおせんぼされて右往左往
そのようすは
か ...
地球儀をまわしながら見てみて
よりによって
かげの短小な日本列島のプレートが
ヒステリーをひきおこしたんだょ
ウラノスに見放されたんか
ポセイドンのご加護はなかったんか
哀れだね かな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
素麺の友
朧月
自由詩
1
11/7/2 20:58
涸れた羽根炭(十)
信天翁
自由詩
1
11/7/2 20:03
帰郷
……とある蛙
自由詩
5*
11/7/2 19:40
願い2011
トキハ スス...
携帯写真+...
4*
11/7/2 19:08
ベジタブル・ソース
藤鈴呼
自由詩
1*
11/7/2 18:01
都会の暮れ方
たもつ
自由詩
9
11/7/2 17:45
大きな手
シホ.N
自由詩
4
11/7/2 17:07
メリー・ポピンズ
乾 加津也
散文(批評...
5+*
11/7/2 17:00
廊下は走らない
るい
自由詩
2
11/7/2 16:20
セラミックブルーの葉
番田
携帯写真+...
1
11/7/2 16:00
夢の淵
yo-yo
自由詩
5*
11/7/2 14:10
シー
長押 新
自由詩
1*
11/7/2 13:48
風追っかけ
電灯虫
自由詩
6*
11/7/2 13:47
雷雲
あおば
川柳
2*
11/7/2 12:08
創世記 (生体反応の設計)
乾 加津也
自由詩
7*
11/7/2 11:16
右腕
ペポパンプ
自由詩
1*
11/7/2 11:03
『ボーダー』
あおい満月
自由詩
4*
11/7/2 10:24
朝に
一酸化炭素
自由詩
1
11/7/2 9:34
僕らが戦争をするなら
昏(ヤッカ)
自由詩
7*
11/7/2 9:12
よろめく水玉
nonya
自由詩
12*
11/7/2 8:58
コトバの山
殿岡秀秋
自由詩
5
11/7/2 6:47
安宿ごろごろ
真山義一郎
自由詩
21
11/7/2 3:27
雅楽
ペポパンプ
自由詩
3*
11/7/2 2:30
常識について常識的に考えてみた
只野亜峰
自由詩
1
11/7/2 2:23
一神教
三上あず
自由詩
2*
11/7/2 2:19
朝の蛍
uminek...
自由詩
12*
11/7/2 0:31
左手の存在感
kauzak
自由詩
8*
11/7/1 23:58
ふたり
三奈
自由詩
8
11/7/1 23:40
しはいしゃ
中川達矢
自由詩
4*
11/7/1 23:20
死断層(八)
信天翁
自由詩
0
11/7/1 23:02
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
3460
3461
3462
3463
3464
加筆訂正:
風追っかけ
/
電灯虫
[11/7/2 13:53]
タイトル変えました。
4.57sec.