僕の喉を撫でながら
嬉しそうに君が云う
「私の好きな声を生むここが好き」
その時の君の声が
僕は何より好きなんだ
山道の途中
荒れた道の真ん中に
母が落ちていた
僕はそれをリュックに詰めた
川に至り
清水で口を漱いでいると
父が流れてきた
僕はそれ ...
しんとした耳に
スズメのさえずり
どこか遠い国の言葉で書かれたラベルの
パイナップルの缶詰を
慎重に開け
ガラスのお椀にヨーグルトと混ぜて
冷蔵庫にしまう
部屋を訪ねると
ベッ ...
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに
転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ...
港町を
女の子と歩いていた
正直、
まったく楽しくない
第一、話がまったく噛み合わない
彼女は体育大学出の
ばりばりの体育会系で
本などほとんど読んだことがないという
その点、俺ときた ...
左様なら・・・・・・
乞うご期待の時空間
眠る
ねむる さようなら
わた…し
※婿島のアホウドリ 小笠原
羽毛採取の乱獲100年
個体数2000ほど
鳥島から雛を避難
海面に浮き上がった獲物を
風を味方にして
長駆滑空して捕らえる
海の女王
羽ばた ...
わたしがこんなに苦しいのは
心のコップが、からっぽだから。
輝く人に囲まれて、「自分も」と思うたび
心のコップの水があふれて、
気づけばコップは、からっぽになる。
自己実 ...
僕らの日々は
いつも少し淋しいから
食べたり
話したり
触ったりする
電車が止まる
それがあなただったと
後日人から聞いて
初めて知った
行かないでほしい と
テレパシイなら何度でも送りましょう
言葉はあなたを遠ざけました
言葉はあなたと出会わせました
卑怯者!ペテン師!と罵声が飛び交う
美しい午後があいさつし ...
村上春樹のスピーチを聞いて、何かしら心動かされるものがあった。震災から3ヶ月、少しだけ立ち止まって考える時間ができたように思う。あの日から私は何も変わっていない。しかし、大きく変わっている。原発の問題 ...
遠くまで行こうと
行きたい場所まで行こうと
歩いている
ながいあいだ
誰かがきて
話しかけてくれる
嘘を交えて
ながいあいだ
声、オーロラも見つけてくれない場所
反射する ...
雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌
雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる
雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ...
詩を書こう
とびきりの詩を。
読んでくれ
生まれたばかりの子供のように
最期は『ハウルの動く城』でいけ好かねぇキザな魔法 ...
頭の中が少し
ぐしゃぐしゃになって
ユーチューブで
学生のころ
流行っていた
邦楽のPVをじっと聴いてみた
モーニング娘。
ゴスペラーズ
ラルク
ゆず
GLAY
ドラゴンアッシュ ...
綺麗に洗われた
牛乳瓶の中から
片目で空を見る。
歪んで見える景色は
太陽の眩しさに隠された
真の素顔かもしれない。
もう片方の目で見る
眩しすぎて直視できない
煌く姿も素敵だ ...
チッチッと時計の秒針が回ってる。
音が他にないから
チッチッは目立って聞こえる。
部屋の空気は密封されすぎて
部屋に詰められている。
部屋の中は複数の棚があり
各棚には無数の人形が置かれて ...
淋しくて名も知らぬ草生やしてみる
残り湯に藪蚊が浮かんでいる
いろんな果実がなる庭だ
階段で猫がとおせんぼしている
乾からびた刺身が跳ねる海は何処だ
ことばで繋ぎ止めることの軽薄と残酷を知っているつもりでいても、ことばに繋ぎ止められることは何だか快感であるような気持ちがする。ということをふっとおもった。ことばはとてもたやすい。信じやすい。信じや ...
道に迷っているときは
道しか目には入らない
そのうち心の中に
悪い気持ちがあふれる
あの時こう言ったのに
私はこうしてあげたのに
私はではじまる言葉が
ざわざわとわいてくる
救 ...
背中が痛いのは
ベッドがぼろだからね
じっとしてても
いつもどこかが痛いのに。
水のような顔をして
向き合いながらも
本当のキモチは
言葉にしないで
夜の黒い粉の間に
...
梅雨の只中だ。来る日も雨。こちらは雨も強い。どこにいても空気が重ったるく水分を含んでいる。
昨日、婚姻届を提出してきた。受理日は今日になると言われた。警備室での提出。警備員のおじさんが二 ...
会えないことが
くるしみになるが
あったところで
同棲しているのに
という
同棲
たぶん
なんらかの
粘膜的な
あれが
あったり
したりしている
ばあいに
あったとこ ...
初めに言があったとは
聖書のお小言として
身にしみてくるのは
お塩の塩味
また聖書が問いかけてくるのは
塩に塩味がなくなれば
どのように塩味をつけようか
塩味と命名したのは
神様の勝手 ...
鉄塔が背伸びして笑っている
猫がみんなおりてきた
似たような家が並んでいる子どもの笑い声
時間通りに来ない電車を待っている蝶々
生ぬるい電車の中で夢を見た
...
落ち込んでいる日のことをフルーチェの何味なのかで例えてほしい
活動家未遂の人が集まって世界平和も風任せです
この空はドラえもんでも作れない そんな五月の昼下がりです
リボンから風 ...
苦楽に昏く
光にひかれる
浅い朝
毒づく独創
はかない破壊も
夜に寄る
懐かしい夏
日々響く声
皆向く南の空
消えゆく気へ
波立つ涙
割られる笑い
散文さん ...
月だ、光だ。
ここには、
二人だ。
何故だ?
ありもしない壁があった。
ふぞろいに静止した。
ここには二人だ。
腕だ、乳房だ、
引力 ...
雨が止んだ
着慣れないスーツは塩っぱい匂いがする
雨どいは未だ雨を集めている
雨が止んだ
着慣れないスーツは塩っぱい匂いがする
雨どいから雨は排水溝に消えて行く
雨が止んだ駅のホー ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
発生
徘徊メガネ
自由詩
1
11/6/17 17:54
山道
草野春心
自由詩
3
11/6/17 17:33
美味しいもの
ガマパックン
自由詩
1
11/6/17 16:40
午後の雨脚
たま
自由詩
20*
11/6/17 16:01
女の子と歩く
真山義一郎
自由詩
22
11/6/17 14:42
オ ・ ヤ ・ ス ・ ミ
日紫由
自由詩
0
11/6/17 12:44
詩 あほうどり
……とある蛙
自由詩
11
11/6/17 11:32
今しかないから
M.N.
自由詩
1
11/6/17 9:58
日々の
たもつ
自由詩
2
11/6/17 8:37
海へもどる
c
自由詩
1*
11/6/17 6:11
私たちを支配するもの
遠藤杏
散文(批評...
3*
11/6/17 3:44
ながいあいだ
竜門勇気
自由詩
2
11/6/17 3:17
梅雨空の調べ
subaru...
自由詩
10*
11/6/17 2:15
緑色の看板と私
番田
自由詩
1+
11/6/17 1:38
最後の晩餐
TAT
自由詩
2*
11/6/17 1:33
再会まで
秋也
自由詩
0
11/6/17 1:16
牛乳瓶
電灯虫
自由詩
8*
11/6/16 23:51
待つということ
〃
自由詩
4*
11/6/16 23:49
エデンの園
冬野 凪
俳句
0
11/6/16 23:43
2007-2008.4 うつつ探し、あるいは刺青
はるな
自由詩
1
11/6/16 23:10
迷い道
朧月
自由詩
2
11/6/16 23:02
肩甲骨の夜
御笠川マコト
自由詩
0
11/6/16 22:59
靴のこと
はるな
散文(批評...
4
11/6/16 22:40
角行ひよどり越え
6
自由詩
0
11/6/16 21:30
はじまりの詩
中川達矢
自由詩
2*
11/6/16 20:34
「花をもっていかないでください」
冬野 凪
俳句
0
11/6/16 19:13
落ちこぼれロケット
きらく
短歌
6
11/6/16 17:18
息切れ生きて
シホ.N
自由詩
2
11/6/16 17:16
放置自転車
草野春心
自由詩
4*
11/6/16 16:42
雨が止んだ。
プル式
自由詩
6
11/6/16 15:34
3424
3425
3426
3427
3428
3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
3455
3456
3457
3458
3459
3460
3461
3462
3463
3464
5.04sec.