回線の影が鳴り始める
たくさんのおまじないを用意して
咲かせたい花があった
くるくるとダイヤルをまわす
つながらない番号はないはず
私だけ 年をとってしまったわ
陸橋を運転しな ...
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる
その響きに
意識を浸せば
やが ...
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ
...
天井をかき分け浮いてまた沈む浮遊した昼チャイムは重く
ざわつきも混乱も日々続いてく国道沿いを見ては陽炎
いつだって風を待ってる蜃気楼オアシスがすぐそこにある
さみしい季節だと思ってた ...
箪笥の整理をしていて見つけたTシャツ
ぎゅっと胸に抱くと
懐かしいあなたの香りがしました
それはずっと昔、あなたからもらったもの
少し色褪せた白い布地に大きく描かれたオレンジの花
「この ...
風が吹いていた
サッカーボールが
高い網を越えていった
哄笑と
悲しみと憤怒が
蝶とともに群がり
吸いこまれてゆく一本の樹
その陰にもたれて
...
青空に 隠るる命を 我として 離るる夜の 光となりたし
青く、白く沈む、夜
そしてそれに属するものたち
今日は鶴を折った
どうして妻に、そんな
嘘をついてしまったのだろう
薄紅色の風ふく
甘い花の香はらんで
空見上げればきこえる
小鳥たちのうた
紺碧の空に浮かぶ
はちみつ色の三日月
瞳閉じれば伝わる
やさし君の温度
夢を見ているときの
やわらか ...
しなやかな
金属みたいにまっすぐに
子どもは晴れを願います
てるてるぼうずは
それを
聞いたか
聞かぬか
わかりません
けれども確かにそこにいます
子どもが見上げるすぐそこに ...
ちーちゃん
そう呼ばれていた昔のわたし
まま、まま、楽しい夢をみたの。
やっと補助輪なしで乗れるようになったよ。
ねえ、花札かオセロしようよ。
お昼ごはんは、ラーメンがいい。
...
もう面倒臭いので
僕を刺して下さい
こんな何もかんも考えるのは面倒なので
いっそ僕をぶっ刺して下さい
そしたら安らかに眠れる気がします
自殺することは禁じられていて
...
あなたはただただ文章で、実体をもたぬからだを選り抜きの字面ばかりで装丁した、 みみざわりのよい、そうしてくちあたりのよい、あなたはそのような崇高なる文章で
あなたの形は女子だった
陰鬱とす ...
キミと出会えて本当によかった。
辛いこと、楽しいこと、悲しいこと、二人で分かち合えた。
今、何処で何をしているの。
僕は、今も頑張っているよ。
キミに出会えたから、頑張れる。
キミから貰 ...
とんでもないものを見たと思った
町の灯りなんてほとんどなくて
月だけが半弧を描く
ステージ奥では雲がバックダンスしてるしまるでいつもそうしてるかのように
時がこのまま止まればいいと
一夜 ...
いさかいの中ではあったが
向こうが透けるような男ではなかったか
理を曲げず、筋は通せたか
虚勢の向こうにある
哀しい心憐れむこと
できたか
微かに怯え
震える相手の声憐れむこと
...
「僕が働く意味と生きる価値の無さを気づかせてくれてありがとう\(^o^)/」
ゆれうごいては
もがいていた死人が
たしかにわたしだった
となりでふるえているだれかが
だれなのかさえしれない
くるしい、
くるしいとうなだれて
はげしくおうとした
なつのあつさがじり ...
雲の峰風の死に絶え俄雨
人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから
同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ...
ソファーの模様が動く
ぼくは向かいのソファに座って人を待っている
周囲を見ても
動かしているものはない
中に軟体動物でも潜んでいるのだろうか
いくら見つめなおしても
模様が左右に動く
ソ ...
とろとろの時間が
大気とうまく混ざり合って
月の周りのぬるい酸素を運んでくれた
動かないで
このままずっととろとろと
月の影となって泳いでいたい
けれど
月はもうわたしの右手 ...
ばっち
ばっちっち
ばちばちのぱんちっち
びっち
びっちっち
ぴっちぴちのびっちっち
ぶっち
ぶっちっち
ぷっちぷちのぶっちっち
べっち
べっちっち
ぺっちぺちのべん ...
助けたい
気持ちはあっても
自分には
助けられない
ときもある
そんなとき
自分が可愛いから
何もしなかった
とは思わないで
救えなかった
ジブンを
責めないで
運 ...
詩の話しをしたことはない…
あまり 詩を読んだことはない…
私自身
あまり 詩は
人に読まれては来なかった気がする
Lettre à France
フランスから逃げるように渡米したポルナレフがその祖国を恋人に見立て綴ったエレジー。
?m7 ?m7 ♭?7 ♭?M7 ♭?M7 ?7 ? ...
「なぜ僕は生きている」?
体調と呼んだら固体過ぎる
何処かの風邪を抱えて
時には力すら弾きながらも
苦痛の朝を越えた
意識的な口角を上げて
苦痛の昼を越えた
時に流された者を見送 ...
たぶんあのとき
奪って逃げなかったのが
答えだった
ぼくのなかの
ぼくたちの
晴れた日で
季節が傾いて花は咲いていた
たぶんあのとき
立ちすくんだことが
答えだった
わ ...
絶望の寝台の彼方へ夜の水晶
を投げる不可視光線で縁取ら
れた魚の腹をそっと愛撫する
女を私は雪の熱をもってその
首筋を愛撫する鳥たちはやさ
しい磁場をその脳髄に封印し
て牡牛の巨大な乳房に ...
傍らを男の子が追い抜いて行った。
{引用=危ないじゃん。しつけの悪いガキ、転べばいいのに。}
黄色いショッピングかごを取って、赤いwelcomeマットレスの上に
立った時、気づいた。3秒く ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
半夏生
砂木
自由詩
9*
11/7/15 21:20
夏のアンセム
塔野夏子
自由詩
5*
11/7/15 20:54
いま まさに
るるりら
自由詩
13*
11/7/15 20:45
何回も夏
唐草フウ
短歌
8*
11/7/15 20:29
追憶の唄
洞野いちる
自由詩
6*
11/7/15 20:13
樹
草野春心
自由詩
1
11/7/15 19:37
真昼の星
アヤメ
短歌
0
11/7/15 19:11
沈む、夜
たもつ
自由詩
3
11/7/15 18:36
berceuse/愛のあいさつ
aria28...
自由詩
1*
11/7/15 16:54
てるてるぼうず
千波 一也
自由詩
1*
11/7/15 16:46
シャボン玉
nick
自由詩
2*
11/7/15 16:13
中二病の歌
yamada...
自由詩
2
11/7/15 15:40
傑作を手にする
itsuki
自由詩
3*
11/7/15 12:31
キミが居たから
ぺけぽん
自由詩
0
11/7/15 11:52
月
真坂木
自由詩
10*
11/7/15 10:44
強くあれ、ただ強くあれ
西天 龍
自由詩
2
11/7/15 10:31
謝辞
邦秋
自由詩
1*
11/7/15 10:00
十九歳の夏
長押 新
自由詩
3*
11/7/15 9:49
雲の峰
こしごえ
俳句
0
11/7/15 9:25
変動相場制
subaru...
自由詩
13*
11/7/15 6:38
手の届く所に星の光はある
殿岡秀秋
自由詩
2
11/7/15 6:20
とろとろ
c
自由詩
2
11/7/15 4:17
ばびぶべぼっち
木屋 亞万
自由詩
2*
11/7/15 3:31
生き残されて
佐和
自由詩
4
11/7/15 3:04
無意味の詩
番田
自由詩
0
11/7/15 2:44
La différence
A-29
散文(批評...
1*
11/7/15 2:14
No.613 遺書
邦秋
自由詩
0*
11/7/15 1:42
たぶんそれが
はるな
自由詩
2
11/7/15 1:19
夏
ぎよ
自由詩
1
11/7/15 1:11
ノイズ
salco
散文(批評...
10+*
11/7/15 0:43
3410
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3429
3430
3431
3432
3433
3434
3435
3436
3437
3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
加筆訂正:
強くあれ、ただ強くあれ
/
西天 龍
[11/7/15 12:56]
表題誤字修正
6.89sec.