大きな石がゴロン
鹿威しの音
お茶でもどうですか?
カランと氷の音

学生が通る
8月までいるそうだ
やる気満々
若くていいね

隣の家の笑い声
風鈴の音
おじいちゃん家の
...
はらり ふらり と風の中をわいだめもなく歩きさまよいながら うんとこしょ とおもい腰を上げて 明日まで生き延びようと力をいれた
先はみえないほうがいい ましてや未来なんて
夢をみるのはいい
...
庭に咲く向日葵の陰で
雑種の犬が寝ている

鼻先に吹いた風は部屋に入り
指先や広げた時刻表の表面を涼しくして
再び外へと出ていく

真昼の駅、三等車に乗って
てんとうむしは出征 ...
よろこびもかなしみも風の中 五七五で開く小指は守れない約束に似て 一字字あまり

七七で括る言葉が見当たらず 無言のままで永久のさよなら
雨があがり
低くたれこめる雨雲のあいだの
ぽっかりと開いた空に 高い雲がみえた
高い雲は季節をさきどりし
未来を映すように 夕映えに染まる
雨雲はいまをあらわし どこまでも地平の果てにひろが ...
ただ話をきいてほしいという
おそろしいことを
いわざるをえないのなら
かおをかえりみたならば
はだが
としとともに
うつくしさを
うしなう

すくいようのないものを
なんでも持っているひとっていいよね。
と、友人が言うので、
たしかにそうかもしれないけど、なんでも持っているひとを見たことがない。
と、返した。そうしたら、
あなたは、なんでも持っているじゃな ...
カタカタと鳴る

眠れない夜の四脚の貧乏ゆすり
床に喧嘩売って

チクチクと唸る

眠れない夜の二針の歯痛
壁にドリル打ちこんで

ザワザワと嘆く

眠れない夜のこんにゃく ...
魚焼き網と食器桶をハイターに漬けて、便器とあらゆる排水溝にそれ用の洗剤を流し込む間に、うちじゅうの床を拭く。鏡とテレビとパソコンの埃を柔らかい乾いた布で磨いたあとで、便器とあらゆる排水溝とハイター ... 今朝がた夏を刻み終えた男の全身を漂白してベランダに干したところだと云う 
熟すことも腐ることもなく ただ 秋がくればカサカサと鳴るだろう 
できることなら、血の匂いのしない図鑑をくれ 魚鱗 ...
ひとりじめする贅沢と
分け合える幸福

ナナ、ぼくたちは、
ひとりでは幸福になりにくいみたいだから

壁の白さに飽きたら
青空のしたに降りといで

ナナ、
世界は用意されて ...
  身構えないで
  かなしみは空のように
  僕たちとともにある
  あるときは透明に
  あるときは責めるように



  手放さないで
  よろこびは風船のように
  ...
港町の浜辺に面した食堂
浜辺の見える出窓に置かれた
古ボケた大きなラジオから
流れる昔のエレジィは
淋しく悲しい旋律で
波止場につながる道沿いを
黒いショールに包まれた
港のおカマの頭上 ...
夜が来るほんの少し前
西向きの部屋には
橙がふんだんに降り注ぐ
紅く
熟れた
それから

耳に
届くは
貴方の声

今宵
貴方の
その腕に

強く
抱かれ
夢を見る

熱く
触れた
それらは

共に
激しく
溶け合い
...
余生を愉しむ老人を
嗤う蠅がぐるぐると
周りを旋回し始める
し!しっ!死ィ!

彼らはセイメイ意地装置なんかを使って
きっとしぶとく生き続けるのでしょう
代わりにワカモノを差しだした ...
空気に衝突して割れる声の破片が
あの同じ恐怖の温度をもって
心臓に突き刺さる

長い階段の一段一段を
少女の裸足が
危なっかしく下りてくる

何から逃れ来るのか、
わたしは知らない
...
ムカデさん 昨日お部屋に やってきた 箱で掬って 逃がしてやった
ムカデさん 今日もお部屋に やってきた そんなに俺の 部屋が好きかね
ムカデさん 明日は来なくて 良いからね 女房子供を 大事にし ...
最近あの娘が構ってくれないものだから
部屋には安いウイスキーの空瓶ばかりが転がってるよ
おかげでここ何日か体が重たくてしかたないんだ
電気ブランを飲む気にもなれないし
誰かジャックダニエルでも ...
あまり覚えていない友達のことなど、私はいつも忘れた。私は自由でいたかったし、時の流れをいつも感じていたかった。単純肉体労働など、嫌気が差してやる気などおこらなかった。それだけは私が私であることの選 ... みじめな虚しさがおりてきて

散財で埋まらず/止められず

しょぼくれ/のんだくれ

霞んだ幻をつかもうと宙を掻く/爪を欠く

潮騒を遠くに/風を遠くに

人波を遠くに/ ...
小さな単位ではかる
それは大きなねがい
みんなねがってる
みんなのしあわせ

方法がちがうと
肌触りがかわって
認めたくないよな気がするね
それでも
同じ方向をむいていたいね

...
心休まらぬことばかりだろう。そんなことは分かっていただろう。「悩みも悲しみも無い人生を送れると思っていた」なんて何処かで聞いた事は覚えていただろう。僕は苦しいなんて言っても誰も知った事か。誰だって苦し ... 合体の掛け声で
私の身長分高くなった君は
初めて見るとばかりに
星がキラキラする部分だけ
繰り返し繰り返し歌って
顔を夜空に向けてるのが判る。
真っ直ぐか地面を見る私に声をかけて
星掴み ...
誰からも好かれないということが ひとつの畏怖がわたしから
離れては風のようにまた寄り添う
ひとつの過去がまた終わると
また新しい過去が
...
おとなが
こどもをもとめて
在りし日をおもう間が
すぎていく
ねんれいを知るには
かさなった時を精算するより
ひふとかほねとか
みのまわりのせいりをして
自称せいぶつがくしゃのつもりで ...
いつかあなたにただいまと



いえ

いつかあなたにごめんなさいと



いや

いつかあなたに土下座して懇願を・・・










...
ほんとは書くことなんてないんです
ってところから書き始めるのが定石でしょう
なんてナルシシズムなんて言外に心外で論外だから
僕のことなんて金輪際いっさい知らずにいて欲しいけど
宇宙の始 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
のんびりまったりペポパンプ自由詩4*11/7/5 21:06
風の中たそがれ龍生自由詩011/7/5 20:33
冷麦たもつ自由詩411/7/5 20:30
自由律俳句たそがれ龍生俳句1*11/7/5 20:24
矛盾なく日々に寄りそう ウソホント 哀れなだけの相思相愛村上 和短歌311/7/5 20:09
帰り道寅午自由詩111/7/5 19:41
36自由詩111/7/5 19:33
よく訓練されたウエイターはるな自由詩611/7/5 18:44
眠れない夜に乱太郎自由詩12*11/7/5 18:32
捨てるのことはるな散文(批評...511/7/5 18:23
サマー・ヴァケイションDNA自由詩411/7/5 17:29
分け合うはるな自由詩311/7/5 16:10
空と風船草野春心自由詩2*11/7/5 16:04
鴎ー野良猫その1の上空ー……とある蛙自由詩6*11/7/5 11:39
打ち捨てられた橙にれもん自由詩611/7/5 11:04
りり自由詩2*11/7/5 6:54
返り咲きの幻想c自由詩011/7/5 4:34
鋭い叫び声ではじまる夢K・フラグメ...自由詩211/7/5 4:28
ムカデさん只野亜峰短歌211/7/5 2:02
ブラックニッカ自由詩111/7/5 1:36
景色のどこかで思うこと番田 自由詩311/7/5 1:34
きみを遠くにフミタケ自由詩211/7/5 1:28
希望の空朧月自由詩111/7/4 23:42
(Metropolis)gy0.jp自由詩111/7/4 23:21
収穫日電灯虫自由詩4*11/7/4 22:43
26自由詩111/7/4 22:30
『生まれる過去』あおい満月自由詩211/7/4 22:09
かえるおとな中川達矢自由詩5*11/7/4 22:07
_自由詩5*11/7/4 22:05
心象風景からは程遠い場所にある無意識下での哀しみの不可算性、 ...凪名木なぎな自由詩4*11/7/4 22:04

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加筆訂正:
野良猫その1/……とある蛙[11/7/5 11:28]
少し加筆
4.52sec.