一人立ちつくす
嘘みたいに静かな
夜明けの街
がれきの間から吹く風
右肩に背負った
黒くて冷たくて
重い鉄の塊
いつしか感情さえも
死にかけて
だけど
あまりに美し ...
夕陽のみえる小さな丘には草が生い茂り
一日の終わりは黙ったままで座ってた
さっちゃんはスカートを抱えて後ろ向き
太郎は三つ葉をひとつ、ふたつとちぎりながら
ぼくは寝そべったまま消えか ...
遠くへと雲が流れていく。暑さの真ん中が少し移動すると、残暑お見舞いが次から次へと届く。蝉が鳴き急いでいる。新盆まわりを忙しく済ませると朝夕の風が庭先で、涼しさを演出し始める。伸びた雑 ...
1
彼女が死んで数世紀。その影響は長く後世におよび、もはや彼女を知らない人は皆無といえる。しかし具体的に何をやったかは知られていない。忘れられた偉大なる事績を記念するために伝記を書きたいがどうか、と ...
僕は君に被爆した
哀しいアイソトープ
その威力はヒロシマ長崎なんてもんじゃないよ
ガイガーカウンターが振りきれて
粉々になっちまったみたい
君は僕の超新星
スーパーノバ
...
よるの一時にローソンで
たちつくしたのは
きみのせい
かどの雑誌のコーナーで
まちあわせては
タクシーへ
よるの一時にローソンで
あのローソンはここではなくて
このロー ...
ロザリンド、
ロザリンド、
上手くワルツを踊れるけれど、
時計の文字が逆さ文字に見えて時間が解らないから、時計も持たない。
けれど、どうやら夕暮れらしい、夕暮れの匂い。
遠浅の雲、ち ...
「美しい日本の私」
とでも空にコピーを一本書き込みたくなる
山村の清流でせせらぎに
耳を澄ませながら
いじったタバコを一服
僕はぼんやりと山並みを眺めながら
隣から立ち上る
まるい煙 ...
雨にぬられて
寒くて凍えて
目隠しをする
行く先は何処
お腹は減り
眠くなり
寂しくて
暗くなり
マッチをすり
暖を取る
身の破滅を感じる時
誰も味方してくれない。
...
母体のように
安心で安全で
快適な環境に
浸りたい。
余りにも苦しすぎて
耐えることはできない。
他人から見れば分らないが
自分の中では限界だ。
ドクドク血の流れる音
自分の ...
関係が壊れるのが嫌で
I love you が言えない。
答えはNoなのに
言えない。
会合を壊す事になり
会合が存続しなくなる。
楽しい会話も上の空
いつも心配している。
無 ...
こぼれおちる
目からじゃないし
鼻からでもない
胸の奥がじんわり温かくなって
こぼれおちる
声を聞いても
姿を見ても
...
どうせひとりじゃないから
ひとりぼっちだと楽しい
どうせひとりぼっちだから
大切なひとがいるだけで寂しい
さだめと打って宿命の変換を探していたらDgsが出てきた
存在 ...
無為な時間の使い方を
私は知っている
あなたに
メールを打つ
秒針を見る
秒針は回る
自分の意志で
私は見守る
返事は来ない
期待もしないし
落胆もしない
メ ...
バカは場数を踏まないと直らない
本当のバカはずっと踏み続ける
バカには二つあるんだと
バカなことをしていたオレに
父は言っていた
オレは仕事バカの父に
バカは三つある
三つ目はバカを ...
...
今年の夏はエアコンなしで乗り切った
絶対無理だと思って
扇風機を買いに走ったら
扇風機の棚は空で
熱中症になったらどうしよう
だとか
夏バテになってしまう
だとか
自分も周 ...
眠れない夜は羊人間の数を数えて眠るとよい
ゲバ棒を構えた少女一斉に海に向かって雪崩こむ夜
ひき割りの納豆の雨さめざめと夏の夜更けに卒塔婆を濡らす
子供たち川を流れてゆく途中賽の河原で ...
いいことをしたいと思った
いい人でありたいと思った
前のめりに歩いていた
雨がふった
冷たい雨だった
周りが綺麗にみえた
空気が変わったように思った
ただ
雨がふるのを見上 ...
硬質ガラスのような 壊れない心
ひびも入らない 透明な分厚いガラス
そんな心が欲しいですか?
粉々になりそうな気持ちをなんとか抱きしめているあなた
大丈夫
たくさんの心の ...
粉塵と血と寄せた眉紙面越し見ている我は屋根ある下で
少女期という期間とは恥ずかしきものであるなとこのいもうとに
窓ガラス叩く雨音憂い帯び明日は自転車乗れるだろうか
なにという鳥か知ら ...
車で4時間 炎天の墓苑 「おかあさん来たよ」
祝す事なき 日々なれど 景色移り 木々の色 鮮やか
雨音の 皮膚に落ち ただひとりの人 想われる
すっかり消えて
しまった
あとに、
思い知らされる
こころ細さがある
あれは
たいせつな
灯りであった、と
ちいさく震える
夜がある
通りには ...
柔らかい視線、あたたかい差別、私は戸惑った。
あたいの心は茜色
つっかけ蹴り上げたら
明日は、きっと晴れ
手をつなぎたい
こころを伝えたい
昔ながらの珈琲店には
湿っぽい珈琲の匂いとピザの匂いがする
ペットショップで動物を見つめる
ひとはみな
愛情を注げる器を探して ...
悲しい目に会ったひとを
電子機器とこころで切り取り
見つめる
笑顔がほめられている
忘れてはならないのだという
天災や先天的なハンディキャップ
予期せぬ病やトラ ...
キャッチャーがサインを出す
マウンドでは扇風機が首を振っている
サインを変える
それでも扇風機は首を振る
そうしているうちに
野手も打者も応援団も実況席も
夏の暑さに溶けていく ...
コンビニで二つあるレジの一つで順番を待っていた
丁度私が並んでいた方じゃない方が空いた時
オヤジが割り込んできた
「先並んでたんで」
そう言って私はレジに商品を置いた
そしたら
「ちっ ...
麦わらを被りて座る母の背に今日は夏日であったとおもう。
敗戦と聞き自害した青年の血のなき跡に自転車とめて
よろめいて叫ぶ彼らの声などが含まれたる潮戦後にならず
日本戦没学生の手記など ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
重いもの
ヒロシ
自由詩
0
11/8/22 7:42
とれもろ
アラガイs
自由詩
5*
11/8/22 6:44
秋の始まり
花キリン
自由詩
2*
11/8/22 6:37
薔薇の男
春日線香
散文(批評...
3*
11/8/22 5:20
ラジオアイソトープ
梅昆布茶
自由詩
1
11/8/22 5:16
よるの一時にローソンで
はるな
自由詩
4*
11/8/22 1:48
ヴェネツィア・スカイ・ダウン。
菊池ナントカ
自由詩
4*
11/8/22 1:17
○△□×○
水町綜助
自由詩
4
11/8/22 0:40
アイソレーション(孤独)
ペポパンプ
自由詩
7*
11/8/21 23:30
平安の地を求めて
〃
自由詩
5*
11/8/21 23:30
...I love you が言えない
〃
自由詩
2*
11/8/21 23:30
こぼれおちる
暗闇れもん
自由詩
1
11/8/21 23:01
Dgs
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/8/21 22:46
8月のむい
uminek...
自由詩
5*
11/8/21 22:46
バカずを踏む
イオン
自由詩
3*
11/8/21 22:33
夏休みの宿題
TAT
自由詩
2
11/8/21 22:26
ワンルームエアコンなし。
るい
自由詩
2
11/8/21 22:15
羊人間の夜
春日線香
短歌
3
11/8/21 22:12
いいひと
朧月
自由詩
1
11/8/21 22:02
ひび割れない心
いねむり猫
自由詩
1
11/8/21 21:34
「十六歳・最後の優等生」二(2010〜2010)
榊 慧
短歌
1*
11/8/21 20:54
景色
佑木
短歌
3*
11/8/21 20:34
ともしび
千波 一也
自由詩
5*
11/8/21 20:23
大人
山岸美香
短歌
1
11/8/21 20:08
明日は
殿上 童
自由詩
19*
11/8/21 19:40
宇宙のものまね
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/8/21 19:35
文学の役目
〃
自由詩
1
11/8/21 19:32
真夏の戦い
たもつ
自由詩
3
11/8/21 17:32
割り込んできたオヤジ
れもん
自由詩
6*
11/8/21 17:27
「十六歳・最後の優等生」一(2010〜2010)
榊 慧
短歌
4*
11/8/21 17:08
3414
3415
3416
3417
3418
3419
3420
3421
3422
3423
3424
3425
3426
3427
3428
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3430
3431
3432
3433
3434
3435
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3438
3439
3440
3441
3442
3443
3444
3445
3446
3447
3448
3449
3450
3451
3452
3453
3454
5.03sec.