むかし虫は友達だった
ダンゴムシ、トンボ、ミノムシ、カブトムシ
モンシロチョウにアゲハチョウ
トノサマバッタにショウリョウバッタ
アマガエルにアカガエル
ミンミンゼミにアブラゼミ
クマゼミ ...
ちゃぶ台の万年筆やソーダ水 いたずらな風にでも煽られたのか
薄桃色の世界が一瞬目の前にひろがった
 



男のひとは女性の下着に恋するものらしい

くしゃっとした
小さな布切れなのにね

でもそれは男の ...
雨にうたれて

悲しみがあふれそうだとしても

宇宙のからくりは

きっと

こんなふうに言っているのだろう


そっとそのまんま


そっとそのまんま


こわれそうな関係を

つなぎとめようと奔走 ...
洞窟は

たしかに永遠ではないけれど

洞窟で

たましいが汚れることなど

どうして出来ようか


そとは光に満ちていた

そこがどれだけ汚れていても

だれとあなたが幸せであろうと

ぼく以外のひ ...
雨の日に入る美術館

一回

ゴッホだった

晴れた日に入る美術館

二回

写真展とここだった

でもここはきょうは雨だった

おなじ雨の日ではあったけれど

フェルメールはまだやっていなかった

...
いのちにあらわれる

きけんなものはいろにあらわれる

おとに

かなしくなるとねむたくなるねん

すいがらすてるやつ

そうなりたいそうでありたいそうってなに

ねころんで扇 ...
伝えにゆくだけなのに

なんでこんなに悲しいんだろう

たとえば愛人の

ドアノブにぬいぐるみとゼリーをかけた

伝えにゆくだけなのに

なんでこんなに悲しいんだろう

ひとり ...
岩をめぐる路
月もまためぐる
ひとつめぐるたび
消えては現われる


つむぎ 投げ出し
雨が持ち去る
夜が来ても
暮れのままの息


雨の手足
屋根の ...
昼間の影絵を見つめていた

虫が永遠を啼いている

記憶が引きずりこまれてゆく

風が永遠を吹いている

ひかりに熱が溶けてゆく

あなたに会うまえの幸福だった
そう、
不確かなんだよ。
君はそう言って
だから何度だって重ねなきゃいけない。
とつよく呟いた
それが
あの日の夕焼けのように
焼き付いて離れない
きっと
もう
剥がせない

...
 ポストモダニズムの興隆以降の目的論の否定の論調の弊害は
実に大きなものである。宗教批判の歴史的な核心は、ここにこ
そ存するとさえいいうるかも知れない。感動、という精神的・
身体的現象は、瞬時的 ...
平気を装っているだけです
疲れにかまけて弱気を出すと
誰かが慰めてはくれますが
それはそれで尚更惨めです
大丈夫大丈夫まだ若いから
少しくらい眠くても昼休み寝れば
午後も気合いで乗り切れる ...
デブは真実
真実がデブ
デブは汗かくこと
汗かくことデブはきらい
デブは食うこと
肉だけを食い続けること

デブには触らないこと
触るとネチョッとするのがデブ
デブは手を伸ばすこと
...
おとなになればみんなケチになる

だからおれはケチではないおとなになった

だから

こころをゆるしあえるのはケチではないひとたちだ

ケチなおとなとはけっきょくわかれ

ケチでは ...
朝焼け
だったか
夕焼け
だったか
それは
忘れてしまい

だだ
君の
描く色が
鮮明に
焼き付いている。
  風が細り
  土が痩せる
  人の心は落ち葉のように
  秋には秋のかなしみ
  寄り添いあって焚き火をする



  闇が冷え
  光がけむる
  静かな予感で街は煌 ...
 
 
今日、世界は晴れている
引用句を継ぎ足してつくられた飛行場から
貨物便が離陸した
生き物の涙や汚れたシーツ等を積載して

至るところに扉をノックする人がいて
人にノックされる扉 ...
目の前の

 シゴトをするしか

 ないんだよ


発見という

オマケ付きだよ
 ソーダ水

かきまわされると

ダメなんだ

気泡は呼吸

 死んでしまうよ






 ソーダ水

放置されても

 ダメなんだ

気泡はため息

...
名前がない

出かけなくちゃならないのに
服装バッチリ決まった筈なのに

名前がない

急いで引きだし全部開けたのに
押し入れの布団まで出したのに

名前がない

ポケ ...
小さな頃は
空は遠い存在で
夕焼けに真っ赤に染まるとき
なぜかさみしくなりました

いつから
こんなに近くなった
手を伸ばしてつかめそう
雲がもくもく語りかけ
すいこまれてゆきます
...
アナログテレビがもうすぐ見れなくなるってのに
私ときたら 35年も使い続けてきたこの感情とやらを
いまだ上手く操作することが出来ずにいます


物心付く前から 人の嫌な部分をまざまざと見 ...
ガルシン 
わたしの
針葉樹と広葉樹の原生林
広いみずうみに向かって吠えていた
あの人
暗い空から
いく筋もの垂れる塩 そのまま
丸太小屋に隠れる尻を出した男
その狭義の意味での家畜を ...
かろやかに
まどろみながら
さやさやと
淡々と

すぎてゆくときのしらべ

やさしさと
けだかさと

輝く背中
そして明日へ

ほほえみながらはかなげに散りゆくのは

か ...
黒くてまあるいテーブルに
まあるい背もたれの黒い椅子
空は何処までも黒くて
此処は光の帝国だ

暗闇に生えるシャボン玉の七色の渦巻きを見ている
僕が毎日学校に行って普通に暮らして ...
まどろみの中
うつろな表情を隠さず
診察台の上で
恥ずかしげもなく
両足を広げるおまえの
肉襞をかき分けようと
クスコを無造作に突っ込んで
中を見るとそこには
無数に散らばる
光り輝 ...
毎日20万人。毎年7,000万人。暴走する人口爆発。来年の春には世界人口は70億人を突破する。

私が小学校に入学した頃、30億人足らずだった世界人口が60億人に達したのは、主に中国とインドでの ...
雪よりも白い糸が
どこまでも続く

途絶えぬ筆記体の線が
サインは何処までも

{ルビ終焉=おわり}を知らない
時々刻々のように流れていく

どんなに流れても
忘れない

君の ...
ベージュの口紅を塗って
いつもより控え目なメイクで
つば広帽子を片手で押さえる

伸びた背筋にきっぱりした足取り
威圧感はないけれど有無を言わせぬ機敏さ


淑女として扱われたいなら
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
蝉のいない夏木屋 亞万自由詩1*11/7/18 20:02
ソーダ水こしごえ俳句1*11/7/18 19:28
確信のひと恋月 ぴの自由詩26*11/7/18 18:59
そっとそのまんま吉岡ペペロ携帯写真+...211/7/18 18:52
洞窟携帯写真+...011/7/18 18:51
雨の美術館携帯写真+...011/7/18 18:50
春ノ近イ夏ニ通ウ(断片)自由詩211/7/18 18:47
伝えにゆく自由詩111/7/18 18:44
いない かたち木立 悟自由詩311/7/18 18:44
夏の木漏れ日吉岡ペペロ自由詩111/7/18 18:43
りょう /ふかくかんな自由詩5*11/7/18 18:36
 雑感的に 2るか散文(批評...4*11/7/18 18:35
赤い靴メチターチェ...自由詩2*11/7/17 19:18
Debu花形新次自由詩011/7/17 19:16
道徳吉岡ペペロ自由詩111/7/17 18:39
転写かんな携帯写真+...2*11/7/17 18:23
かなしみの四季草野春心自由詩4*11/7/17 17:45
news paperたもつ自由詩311/7/17 17:33
最短ルート佐和短歌111/7/17 16:48
取扱注意短歌211/7/17 16:43
名前がない!Seia自由詩211/7/17 16:28
空が私に近づいた朧月自由詩211/7/17 16:23
リサイクルできますか、このどうしようもない感情を涙(ルイ)自由詩111/7/17 14:19
ガルシン わたしの非在の虹自由詩011/7/17 13:14
ドライたそがれ龍生自由詩011/7/17 12:28
星に願いを透明な魚自由詩311/7/17 11:59
生誕するもの寒雪自由詩0+11/7/17 11:51
毎分137人A-29散文(批評...011/7/17 11:46
小石丸subaru...自由詩11*11/7/17 11:11
ladyと呼ばれたいのなられもん自由詩311/7/17 11:09

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