目の前に果てもなく
広がる海と
ちっぽけな私の胸とは
どうやら深き底で 
繋がっているらしい

堪えきれぬ涙と
いっしょくたに力任せで投げ入れた
灰色の貝殻が波間に消えてゆく
そのか ...
明け方
碇は頼りなく
右奥の石臼が
歯軋りのように現実を粉砕する
わたしは急須の中で
丁寧に開かれているようにみえて
何層もただれていて
歯をくいしばって

  《七歳のF》
   ...
教室の
酸素を懸けて
行き交った手紙の山
捨てられない分量が
誇らしかった少女

ほしいものだけを凝視した
そこに
どれほどのわたしが在る
今も なけなしの孤独を懸けて
分離した言 ...
名前が流れる
片方の羽がない蜂や
スナック菓子の袋と一緒に
名前が流れる

あんたに呼んで欲しかった
あたしの名前
あんなに呼んで欲しかった
あたしの名前

藍色の夜に
ようやく ...
バス停は
しずかに濡れていて

時刻表には
ブレスの箇所が
しるされていて

そこにあるのは
文字ではなくて
数字でもなく


声は
とっくに
無力なのでした
...
どうも、ツユサキです。これまで「ショートレビュー・サンデー」と銘打ちいくつ
かレビューを書いてきましたが、個人的な事情もありこの文章をもっていったん終
了します。今までどうもありがとうございました ...
お前はまた魂を売りに行こうというのか・・・

校庭は雨に煙っている

人々は嵐のようだ・・・

お前はまた自らの魂を売りに行こうというのか・・・

この寒い夜に・・・

一体、どこ ...
 
 
深夜、小さな
発車ベルが鳴って
ジェット・コースターは
動き出す
大きな音をたてずに
ゆっくりと
星と星の間を落下する
乗っている人を
起こさないように
幸せな夢を
壊 ...
夜霧に紛れる夜行列車

月は重く垂れこめる雲に食われて

都会を離れた田舎道を

車輪の音が規則正しく

突き進んでそしてキキイと嗤う

ここは動く島

誰にも止められない今は ...
そこに行ったことないです
どこら辺かも知りません
だけど語呂が合うから
使ってみたの
それがチェンマイ

ばばばば、ば、ば、ば、ば、バンコクに次いで
タイで2番目に大きい都市
ちちちち ...
狭いとか小さいとか、心の話。
きっと誰かに向けての手紙のようにビンに入れて蓋をする。言葉が閉じ込められるように。
きっと雨が外では降っている。豪雨だ。音がだんだん大きくなっている。

元気かな ...
  世界にはたくさんの場所があり
  たくさんの営みがおこなわれている
  その日、僕が
  することを選んだのは
  床屋に行き
  髪を切ってもらうこと



  ひどく ...
世の中は常にもがもな渚漕ぐ一反木綿の綱手かなしも

御垣守衛士のたく火の夜は萌え昼は消えつつものをこそ萌え

憂かりけるひとを初瀬の山おろしよ禿げし彼とは思わぬものを

わたの原漕ぎ出 ...
いちにちが
てのひらからこぼれ落ちる

肌をさす
いたいものは
ここの
目に見えないところにかくじつにあって
それはいちにちと一緒に
こぼれ落ちてはくれない

赤い夕陽が木々の葉脈 ...
とりあえずeーお見合いサイトで婚活することを前提に

ひじょーに余計なお世話すぎるアドバイスを少し。

プロフィールはなるべく正直に細かく書くこと。

写真もたぶんつけられたらつけた方がい ...
腹が鳴っていた
腹が鳴っていた
私は舌舐めずりして
昔から知っていた通り
指先を剣にして
そうやって人を
刺していたのだ

腹が鳴っていた
腹が鳴っていた
死んだ人はちっとも
...
川で冷やしていた西瓜が
ぱっくりと割れて
下流は血まみれになる
子供らは群れ集って
それを飲む
風化させまいと頑張っている

女々しいもんだ

風化させようと頑張っている

勝手な気まぐれ

残骸なんてどうせこんなもん


食事くらいなら断るほうがしんどい

夜風くらいなら手を離すほうがめんどく ...
日暮れ後だから 考えられることが 沢山有る
例えば 酒を 酌み交わしながら

今日 アンケート用紙を 記入した
問診表と 必ずセットで 渡されて
否応無しに ダダ漏れになる プライバシーに
...
庭で武将が跳ねまわっている
敵が来るから加勢しろという
大慌てで縁から出て
どうすればいいのかと聞くと
とりあえず今日のところはこれで
火を消すのだ、とお玉を渡される
見れば裏の家が燃えて ...
田園は、黄金色
黄金色のさざ波のそよ風
さやかな実りがゆれている

 さて。
夢じゃないか、とかかしは黙る
そんなことはない、と自動信号は点滅する
あぁ。(しびれを切らす ...
しずかな朝のようなひとから
手紙をもらうと
こころが朝つゆで
いっぱいになって
また
太陽の方を向いて
実をつけようと
たくさん思う

ひとの手先をよく見て
おぼえたい
ひとのし ...
傘も無く着る服もなく靴もなく さびしい右手と左手がであう

雨降りの日には出掛ける少しだけよそよそしい町で手を繋ぐ

あまりにも遠くて帰れない夢を手招きしているさびしい右手
明日は雨が降るかも知れないと傘を用意する。

きみが傘を忘れてはいけないと二つ用意する。

それから退屈させないようにと、ついでに釣竿をトランクに入れた 。

(明日は見事に晴れだろう ...
飲み込んで 貴方に伝わる事も無く 残るは沈黙       。 まちをあるいてた
青信号の鳴き声を
きいてるだけだった

つめあとは ない

釣りをもらった
なけなかった
つま先がぐるぐる

つめあとはない

なけなかったんだ
まぶた ...
失敗したとおもうと
腕から背にかけてジーンとしびれて
熱くなったり
かゆくなったりする

気持ちが暗くなり
からだに何かの物資がにじみでる気がする
それがアレルゲンのように蓄積して
許 ...
帽子の中で支離滅裂が泳ぐ
今日は誰を裏切るんだろうか
それをいつ気づくんだ
言葉はいくらでも湧いて出る

眼鏡の大部分はシースルー
気軽な発見でルールは厳密に
声は輪郭だけで来る
...
もうずいぶんあの頃から日が経って

今みたいな自分本来の姿で生活するのにも

慣れてきたというのに


このまま放っておいてくれれば

いつか自業自得でひどく終わらせれると

...
「一人でディズニーランドのフィナーレに上がる花火を見た。
水族館の多面体ガラスドームに、ダイアと花の観覧車が映る時
すごくきれいだと思ったけど、同時に私が人生に欲しいものって
何だろうって ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
貝殻佐倉 潮自由詩011/9/1 21:07
浮音伊月りさ自由詩711/9/1 21:05
deperson自由詩311/9/1 21:01
通行人 Ablue自由詩711/9/1 20:35
両生類千波 一也自由詩6*11/9/1 20:32
ショートレビュー・サンデー 終露崎散文(批評...10*11/9/1 19:14
東北の一室でyamada...自由詩011/9/1 19:10
夜行ジェットたもつ自由詩211/9/1 19:06
夜行列車田園自由詩111/9/1 18:59
なぜかチェンマイ花形新次自由詩3*11/9/1 18:54
昨日の明日は今日になるホットドッグを食べた。いとうゆうや自由詩011/9/1 18:32
稲妻草野春心自由詩15*11/9/1 17:40
うそ百人一首小池房枝短歌111/9/1 17:38
漏日岡部淳太郎自由詩511/9/1 17:35
手紙梅昆布茶自由詩111/9/1 15:14
空腹殺人長押 新自由詩1*11/9/1 15:06
地獄春日線香自由詩211/9/1 14:09
残骸吉岡ペペロ携帯写真+...111/9/1 12:37
日暮れ後藤鈴呼自由詩2*11/9/1 9:36
お玉春日線香自由詩411/9/1 9:20
稲穂とこしごえ自由詩3*11/9/1 9:18
朝つゆ昼寝ヒルズ自由詩111/9/1 9:12
さびしい右手はるな短歌111/9/1 8:16
モーメントアラガイs自由詩3*11/9/1 5:47
吾が君水瀬游短歌011/9/1 4:12
爪あとは、ない竜門勇気自由詩011/9/1 4:01
吐く息とともに殿岡秀秋自由詩111/9/1 3:57
羽根をつなげて夜を飛べ竜門勇気自由詩011/9/1 3:54
耳鳴りmac自由詩111/9/1 3:11
どしゃぶり長距離ランナー麦穂の海自由詩4*11/9/1 2:37

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