欠けたようなよろこびが
胸におちるたび
あなたのかたちになってへこみました
愛だと言い切ればよかったね
宙にうかべたまま
少しずつすりへって
もう見えないのにここにある気持でい ...
長い通院生活も今日で終わる
とある春だった
通い慣れた道、河川工事はまだまだ続くらしい
詳しくは知らないけれど新しい駅が出来るという
パン屋、スーパー、マンションや公園、行き交う人々
駅を支 ...
別の星から
花を摘んできた
それはそれは
大変な旅路だった
いろいろなものを失った
財産や名誉
同行していた友人たち
そしてこころ
すっかり空っぽになって
一輪の花を ...
鉛筆で書いている
五行歌は
私の
生(せい)で
宝だ
・
繰出し鉛筆の
クルトガアドバンスで
書いている
五行歌が
こころの海を行く
・
クルトガアドバンスシャ ...
かりそめの
恋なんだから忘れるわ
おぼろおぼろの夜雪の中
天国の
ほうに住んでるのか君は
なんだかしばらくみてないサザンカ
はじめての
のっぺらぼうに会っ ...
時間屋という屋台が最近この街にも見られるようになった
もう少し生きたいという人や
あの時間に戻してくれというような人
未来の時を希望する人
今をもっと濃い時間にして欲しい人
二十四時間を三十 ...
黒い背中を見ている つい
手は右に折れ
こ
れ
は ~
猫の毛 ...
働いた手のひらをそっと見る
森を彷徨いうずくまる
{ルビ闇路=やみじ}の{ルビ褥=しとね}{ルビ花埋=はなうず}み
丸い皿は丸く 四角い皿は四角く洗えと言われた
白い皿は白く
深緑の皿は深く深く果てしなく緑に洗えとも言われた
少しも汚れていない水盤のような皿たちに
水流をあてると
どの皿も垂直にしか洗 ...
世界一標高の高い駅に着いた
車掌以外は観光客で皆
酸素マスクをつけている
空気が薄いので皆
紙のようにペラペラになる
喜びも哀しみも薄くなるので晴れ晴れとする
風が吹けば
空高く ...
しじまという名の少女がいた
「しじまです」という自己紹介の後の沈黙に慣れている顔だった
この名は代々受け継がれていると言った
姓ではなく名の力を継ぐのだと
数年後
高名な画家が彼女をモ ...
生まれてしまった歓びと
生まれてしまった悲しみに
風に吹かれて
杖を探りながら
琵琶を抱え
漂泊の旅は果てしない
春には花を愛でて歌い
夏には蝉しぐれを歌い
秋には舞散る葉を歌 ...
夜また来たりて
凍結した湖、
曇天鉛の下 広がる
・
うねっている世界
、
海原の鉛の色に
オレは垂直に
肉身沈める、
底へ其処へ
...
○「野の花のように」
僕たちも
野の花のように
だれにも見られなくても
凛とした花を咲かそう
僕たちも
野の木のように
雨や風に打たれても
大地にしっかり根を張って生きていこう ...
夜は冷えます
太陽とおなじような
あたたかい光が
欲しくて
涙ながしただけで
瞳が綺麗になるだなんて
びっくりするほど
デタラメな綺麗事だね
でも夜は ...
悲しみがいつまでもまだ降り落ちて
優しいふりをできずに笑った
しあわせがあるから心がもういちど
立とうとすると云いたい週末
曲がらないこころに意味はないからと
云 ...
春が来た、カーテンを閉めよう
落ち着きのなさを気付かれぬように
行く人、とどまる人、帰る人
私の行く場所はどこかと、心が騒ぐ
花をつけ始めた桜は堪える
激しい雨風に打たれても
花の散っ ...
ブレイクの
天国と地獄の結婚
という詩を思い出して
・・・
なんだろね
友よ
地獄の季節にまた会おう
と書いたのはランボーだったけなー
とうろおぼえ ...
足す、春の二乗。四時に乗るバスだ。
たすはるのにじょう よじにのるばすだ
理科「あたし、数を透かした明かり」
りか あたし かずをすかしたあかり
筒、いくつも歪むおむすび持つ。 ...
ガーベラの花咲き誇る
沈黙の内に真紅の歓び
夜 明ける瞬間の如く、
澄み渡り漲る
チカラ 湧く沸くと
なんにも考えず
ただ噛み砕き呑み込む
意識の ...
海開きのその響きが風になる砂浜に住む安全の神
独りきり誰一人いない砂浜で悩みは何処か遠くて近い
空を見て雨の予感が強くなる昨日の雨は強く痛かった
海開き子は大急ぎで波に触れ潮騒を消す ...
だれのものでもない両手で
だれかを傷つける
呼び鈴がおれの耳に
爆発している
やり過ごすことのできない咎に身をふるわせて
やはりだれも
おれを諒解しないというところで
...
つらなって
いる
今
全ての
私
失った
ことにより
得た
楽しみを
楽しめ
・
何もかも
楽しむ気で
生きたい
時には人生はゲームだ
とね
・
ああ古の
遠いところから
降って来る
小雪 ...
ぼくの瞳が濡れているのは
遠い空を眺めていたから
涙なんか流しはしない
大丈夫と言い聞かせ
春の{ルビ詩=うた}を歌おう
所詮物語は自分の中にしかない
物語をどう書き換え
幸せな終わりにするかは
自分次第
所詮物語は自分の中にしかない
一日一度静かに燃える家があり
今まさに燃えさかっている
そしてその近くの電線に
数羽の小鳥が舞い降りた
いつぞやのにぎやかさはどこへやら
今日の電線の音符は歯が抜けた様相
それでも音符たち ...
車を買うことになってディーラーに行った
担当者は車じゃなくて部屋の間取りを説明し始めた。
3LDKで賃料は15万
我が家は荷物が多いので3LDKでは狭いので
4LDKは無いかと聞いた
担当者 ...
晩夏の高い蒼穹の下、私はまだ、夏の暑気がたっぷりと残った陽射しを浴び、碧い碧い蒼穹を見上げる。そこには白い月がまだ昇ってゐて、白い月は晩夏の遠い地平線に鬱勃と湧き立つ入道雲を見下ろしてゐた。地は陽射 ...
対の果ては見えない それでも立ち尽くしているのは
相を浮かべては思い焦がれて 待ちわびていて
飛び去る轍は偏東風(やませ) もう寒さがそこにいるから
だから
「ほら稲穂がこんなにも靡い ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
よろこび
はるな
自由詩
5
24/3/19 13:47
紅白もくれん
そらの珊瑚
自由詩
11*
24/3/19 12:24
うつくしさ
やまうちあつ...
自由詩
2
24/3/19 10:22
※五行歌 四首「クルトガアドバンスで」
こしごえ
自由詩
4*
24/3/19 9:05
春よ恋
秋葉竹
短歌
1
24/3/19 7:48
屋台
山人
自由詩
5*
24/3/19 4:30
TEXTURA
アラガイs
自由詩
4*
24/3/19 1:26
破調
レタス
俳句
3*
24/3/19 1:03
丸い皿は丸く
ふるる
自由詩
6*
24/3/19 0:58
標高の高い駅
〃
自由詩
5*
24/3/19 0:54
しじま
〃
自由詩
3*
24/3/19 0:44
何処へ
レタス
自由詩
4*
24/3/18 22:50
夜想、魂の
ひだかたけし
自由詩
2
24/3/18 22:23
独り言3.19
zenyam...
自由詩
0
24/3/18 21:55
あたりまえ
秋葉竹
自由詩
1
24/3/18 21:23
なにひとつ簡単なことはない
〃
短歌
2
24/3/18 20:41
急ぎ足
ヒロセマコト
自由詩
8*
24/3/18 20:15
めも
うし
自由詩
0
24/3/18 20:01
意思またぐ魂(回文)
水宮うみ
自由詩
1*
24/3/18 19:25
歓びと諦念と、意識の光景ー五行歌借り
ひだかたけし
自由詩
3
24/3/18 17:22
空
夏川ゆう
短歌
1
24/3/18 14:18
surely
中田満帆
自由詩
4*
24/3/18 13:33
※五行歌「全ての 私」
こしごえ
自由詩
3*
24/3/18 13:22
※五行歌 四首「楽しめ」
〃
自由詩
4*
24/3/18 13:21
五行歌 春の歌
レタス
自由詩
4*
24/3/18 13:11
所詮
渡辺亘
自由詩
1
24/3/18 13:09
閑古鳥の楽譜
そらの珊瑚
自由詩
10*
24/3/18 8:58
夢十夜 ⑩
レタス
自由詩
4*
24/3/18 7:54
『夢幻空花』 一、 此の世界の中で
積 緋露雪0...
散文(批評...
0
24/3/18 6:53
その優しさの名前は夜
黒ヱ
自由詩
2
24/3/18 4:20
319
320
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
加筆訂正:
紅白もくれん
/
そらの珊瑚
[24/3/19 12:53]
加筆修正しました
何処へ
/
レタス
[24/3/19 0:23]
田中宏輔さん、少々手を入れました。申し訳ありません。
ワラジムシ
/
本田憲嵩
[24/3/18 21:07]
それは、を、おまえは、に修正。
閑古鳥の楽譜
/
そらの珊瑚
[24/3/18 9:51]
題を修正しました
閑古鳥の楽譜
/
そらの珊瑚
[24/3/18 9:08]
加筆しました
8.71sec.